※この作品はR-18です。

運命のシナリオ   作:薔薇大書館の管理人

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誠斗が知恵熱出して、のほほんだったけど、一気に現実へと引き戻される~…。

だから、その前に甘~~~いものを・・・♡


押し倒されたいのか…?

 

 

 

 熱い日差しが降り注ぐ中、屋敷でアツアツのドーナツを口にして、休憩していた椿と誠斗は久々の日常に心を和ませていた。

 

 椿もちらっと横を見れば、誠斗がいる事を再確認し、いつもの光景と安心で、より一層ドーナツを味わう。

 

 誠斗もあれから、椿に怒っていたわけではないと照れながら、あの時の椿の気持ちを本人から聞かされ、口元が緩みっぱなしで、自分がまだ椿の傍に入れる事に安堵し、約束のために待っていてくれた事が嬉しく、大いに喜んでいた。朝から絶好調の誠斗の表情は絶対何かいい事があったと言わんばかりの喜びようだったからだ。

 

 

 というのも…

 

 

 誠斗が復活し、その知らせも兼ねて、椿を窓から入って起こした時、椿はほっとした微笑みを誠斗に向け、朝から誠斗のハートを撃ち抜いた。

 

 

 「お、おはようございます、お嬢。今日も清々しい朝っすよ…。さぁ、その寝ぼけた寝顔を朝日でも浴びて元に戻してくださ………い?」

 

 

久しぶりの椿の可愛い笑顔に照れる誠斗だが、気持ちを一身に切り替え、いつものように憎まれ口をたたいて、椿をからかう。

 しかし、椿は怒るどころか、寧ろ嬉しそうに笑ったかと思えば、いきなり誠斗に抱きついてきたのだ。首に腕を回し、しっかりと抱きついてくすくすと笑う椿に戸惑う誠斗。

 しかも、一層強く抱きついてきたため、椿の綺麗に整った豊胸が誠斗の厚く引き締まった胸に当たり、椿が動くたびに擦れていい感触を示す。

 

 こんな事されて、健全な男子の誠斗が平常心なんか保っていられるはずもなく、抱き着かれて椿に顔を見られない事が幸いと顔だけでなく、耳まで真っ赤にし、鼻血がダラ~…と流れる。目を大きく見開き、今だけだ!と至福の時を味わうが、そろそろ朝食の時間だと使用人の心得を引っ張り出し、己の欲望と戦う誠斗をよそに、椿は満面の笑みで誠斗の復帰を嬉しく思い、抱きしめ続ける。

 

 

 その笑みを不意に向けられ、欲望が有利にたった誠斗は、椿の綺麗な曲線を描いたくびれに手を伸ばす。

 

 

 「きゃっ!?」

 

 

 いきなり、誠斗にくびれを触られたため、驚いた椿は、誠斗の首に回していた腕の力を緩める。そして、誠斗は緩んだ隙に、椿の尻にもう片方の手を下に敷いて持ち上げ、片方だけで椿を抱きかかえる。

 突然、抱きかかえられて、視界が高くなった椿は動揺する。

 

 

 「ちょ…っ、誠斗…! 降ろして! 」

 

 

 「暴れないでください。 ほ~~ら、高い高い~!!」

 

 

 椿が暴れて、落ちないようにくびれと腰の中間あたりに手を添えて、上下に椿を動かす。

 この状況に目をぐるぐるさせ、なぜこうなったかと考える椿だが、なぜか悪い感じがしない。下を見下ろせば、誠斗が面白そうで、優しい笑みを浮かべて、椿を見ていた。

 

 その笑みに今度は椿が照れて、頬を染める。

 

 

 

 すると、いつの間に移動していたのか、窓枠からベッドまで移動していた事に気づいた椿はベッドに下ろされ、椿に覆い被る感じで誠斗が椿を見下ろす。

 

 逆転した立場に頬を染め、戸惑い、身体を縮ませる椿を誠斗は微笑を浮かべる。その椿を見る視線には、固い意志が宿っていて、視線と笑みで、大人な雰囲気が醸し出される。

 

 

 「お嬢…。これからは、むやみに男に抱きついたりしない事ですよ。」

 

 

 「………何で?」

 

 

 「お嬢にいきなり抱きつかれたら、驚くでしょう? 」

 

 

 「確かに…、ちょっと感情的になってしまったわ。でも、それだけで抱きついたらいけない理由にはならないと思うけど?」

 

 

 「………では、お嬢のその寝間着のワンピースのまま、肌が露出された状態で、男に抱きつけば、その男はどうなりますかね~? 考えてみてください。」

 

 

 誠斗のこの言葉で、ようやく自分が寝間着のままだったことに気づく椿は、裾が廻れた状態になっているのにも気づき、慌てて、整える。

 

 

 「え、え~~と…。乱れている事を親切に教えてくれる…?」

 

 

 「………どこの愚か者ですか。

  ハア~…、お嬢みたいな天然の奴なんてそうそうにいないですよ。

  この状況なら、たいていの男は…、そうですね…、例えば…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     押し倒すとか…?」

 

 

 

 少し考える仕草をした誠斗はベッドに座る椿を押し倒し、ベッドに横たわった椿の上に被さった状態で、椿を見下ろす。腕は椿の顔の横に置かれ、足は椿の身体を跨いで、椿を逃がさないようにする。

 

 

 「こんなふうに、押し倒されたいのか…?お嬢は…。

  まったく……、俺だから良かったものを…。他の男ならそのまま…、ですよ。」

 

 

 「わ、わ、私は…。」

 

 

 心臓の鼓動が激しく波打つ音が椿から響き、不安になる。

 

 しかし、まじめだった誠斗がいつもの笑みを浮かべ、椿を解放する。

 

 

 

 「また、こんなふうにされたくなければ、気安く抱きつかない事ですよ~。

  では、すぐに着替えてください、廊下で待ってますんで!」

 

 

 

 そう言って、誠斗は椿を残し、外に出た。

 

 

 

 椿は未だ、激しく動悸がする胸に手を置き、ドアを見つめる。

 

 

 その表情には、不安よりも新たな発見をしたというような顔をしていて、口元が緩んでいた。

 

 

 

 

 

 そして、急いで服を着替え、廊下で壁に背を預けて待っていた誠斗を連れ、朝食を食べるため、食事の間へと向かい、今日も稽古に励む椿だった。

 

 

 

 

 

 その一方、廊下で待っている間、椿を押し倒してしまった罪悪感があるものの、まだ身体に残る椿の肌や胸、くびれの感触に心が躍る誠斗は、

 

 

 (ふふふふふふふふふふふ………。

  これなら、何があっても、一週間くらいは頑張れるぜ!!)

 

 

 と最高の効き薬を得て、燃え上がっていた。

 

 

 

 

 そして、この椿の感触を知るのは、今は俺だけで十分と、若干悪い事も考えて、含み笑いをするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




このまま、椿を押し倒してしまって、そのまま…

何てことになるのかと思ったよ!誠斗!!


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