※この作品はR-18です。

運命のシナリオ   作:薔薇大書館の管理人

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完全に貴族になった(成り済ました)誠斗が、ついに食べて見せます!!
大丈夫かな!?


料理の秘密査定!?

 

 

 

 

 

 

 誠斗が気の重い思いを調査と椿の事で持ちこたえていた(9割は椿の事で頭がいっぱいだった)時、ついに注文していた料理が運ばれてきた。

 

 

 (そんなに時間は経っていないとは思うが、既に疲れを感じているからか、かなり待った感があるな~…。

  もう早く済ませたいところだが、この料理を見ると、そう簡単にはいかないだろうな…。

  …なんて俺はこれを注文したんだろうか?)

 

 

 

 運ばれてきた料理が目の前に並べられるのを見つめながら、心の中では今にも席を立って帰りたい気分を駆り立たせる誠斗。

 

 運ばれた料理は、一言で言えば、”オムライス”だった。

 

 

 だが、高級料理店で出されるのだから、見た目は実に豪華だ。

 

 

 最高級の牛肉を炒め、味付けされ丸い山状に盛りつけられたご飯の上に牛肉を被せる。そしてさらに上に、半熟にした卵が包み込むように覆う。

 皿の真ん中に小さなオムライスがあり、その下にはレタスが敷かれており、油でうっすらと炒められたニンジンとポテトが飾られており、最後にオムライスの要であるトマトソースをオムライスの周りに模様を描き、華麗で上品な仕上がりを見せていた。

 

 

 オムライスは司の計らいで、使用人である誠斗も食べた事はある。

 

 しかし、気分の沈み具合がかなりきている誠斗は、できればあっさりしたものがよかったと今さらだが、注文取消ししたくなっていた。

 

 

 まだ何もしていない段階でこんなに疲れるとは思っていなかった誠斗は、きっちりと着ていた貴族の服を脱ぎたくなった。

 

 

 だが、司と椿、オッサンの顔を思い浮かぶと心の中で自身に喝を入れ、出された料理を口に運び、食べた。

 

 自分がここで投げてしまれば、事件は未解決になり、それこそ大事な司や椿が危険に遭遇してしまうかもしれない。そしてこの港町を守るためにも、たかが嫌気が差してきたくらいで任務を放棄する『心の狭い人間』にはなってはいけないと約束を思い出したからだ。

 

 

 

 

 オムライスを口の中で何度も噛み締めて味わい、用意されたワインも味わう。

 

 

 何も口せず、マナーを守って背筋を伸ばしたまま、完食した誠斗。

 

 口元を優しく拭き取りながら、料理を判定していく。もちろん口には出さずに。

 

 

 

 

 (………オッサンの味覚センスは本当だったぜ。

 

  やはり何か仕込まれているな。しかもこのオムライスだけでなく、ワインにまで…。

 

  だが俺が見ている前で、ワインのコルクを開けて、グラスに注いだのをしっかりと見た…。何か小細工した様子もなかった…。

  …そもそもあの女性従業員が何かすれば、簡単に分かるな。その点だけを見るなら、彼女でも役に立ったな。

 

 

  しかし、本格的に料理されているのに、この味…。

 

  一生忘れられない様な感覚を脳に直接ぶつけてきているかのような美味さを出しているが、オッサンの言うとおり、みんな同じ味だ…。

  オムライスも、トマトソースも、盛り付けの野菜も、そしてワインも…!!

 

 

  これはやはり詳しく調べてみる必要があるな…!!)

 

 

 

 

 オッサンの話が真実だったと確信し、更なる疑いを持ったため、誠斗は作戦を実行に移す。

 

 

 そこには、誠斗の演技力が試される…、いや託されていた…!

 

 

 

 

 




表面上は人と話す事は出来るけど、完全には人を信じないんだよね~、誠斗は。

完全に信じているのは椿と貴臣と司。後は~、いい関係を保持したいと思っているのは、若葉さん、世良さん、昴かな?オッサンはいい関係に入る候補と言ったところです。

まぁ、誠斗の辿ってきたものを考えれば仕方ないかもね。


…おやおや話が逸れましたが、次は店の奥にまで誠斗が突っ込んでいきますよ~~!!
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