※この作品はR-18です。

遊戯王ARC−V 幻影の魔術師   作:しょごりゅう

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アンケートまだまだ募集してますので御協力よろしくお願いします。
タイトルはそのまんま


第28話 熱戦!エンタメデュエルショー!

 

『榊選手のフィールドはガラ空き!手札も1枚と、まさに絶体絶命だぁー!!』

 

「次の俺のターンでお前は終わりだ!さあ!最後にあがいて見せな!」

 

「…私のターン」

 

「お前との因縁…決着をつけるぜ!」

 

「決着?馬鹿言わないでよ!デュエルは始まったばかりさ!」

 

「何だと!?」

 

「ドロー!私はカードを2枚伏せてターンエンドだ!」

 

『え!?それだけ!?』

 

「おいおい!せっかく盛り上がってきたっていうのに、随分と地味じゃねぇか!まあ、ペンデュラム召喚を封じ込められ、手札もないんじゃあ仕方ねぇか!」

 

「カードが無いなら探してゲットするまでだよ!」

 

城に向かって走り抜ける

 

Shingo

LP 100

手札 5枚(鎌鼬三兄弟、大幽谷響、大刃禍是)

モンスター

 

魔法・罠カード

修験の妖社、妖仙大旋風、妖仙鄉の目眩風

 

RPゾーン: 妖仙獣 左鎌神柱 PS[3]

LPゾーン: 妖仙獣 右鎌神柱 PS[5]

 

 

Yuna

LP 2500

手札 0枚

モンスター 

魔法・罠カード

伏せ2枚

 

RPゾーン:

LPゾーン:

 

 

『まさに驚天動地!怒涛の展開とはこの事でしょう!榊選手だけが使えると噂されていたペンデュラム召喚、見事に成功させた沢渡選手!更に榊選手のペンデュラムカードを全てデッキへ封じ込めてしまったコンボ、妖仙ロスト・トルネードに手札0の榊選手はどう立ち向かうのか!?』

 

「フン…Aカードに希望を繋ぐその執念は褒めてやるぜ。だが、貴様にあるのは絶望だけだ。俺のターン!俺は手札から鎌壱太刀を召喚!鎌壱太刀の効果で鎌弐太刀を召喚!更に鎌弐太刀の効果で鎌参太刀を続けて召喚!同時に永続魔法、修験の妖社の効果発動!妖仙カウンターを3つ点灯する」

 

鎌壱太刀 ATK1600

鎌弐太刀 ATK1800

鎌参太刀 ATK1500

 

修験の妖社 妖仙カウンター 2→5

 

「お前がAカードを探している間に俺の準備は整ったぜ!さあ!決着の時だ」

 

一方、遊奈は城の中へ入ると上に続く階段を見つけ駆け上がる。もちろんAカードを探しながらだ

 

「(お前の魂胆は分かっている。フィールドに伏せたあの2枚のカードから俺の目を逸らそうとしているんだろうが、そうはいかねぇ。鎌壱太刀の効果では伏せカードを戻す事は出来ないが…) 右鎌神柱のペンデュラム効果を発動!ターン終了時までPSを11に上げる!これでレベル4から10のモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!烈風纏いし妖の長よ、荒ぶるその衣を解き放ち、大河を巻き上げ大地を抉れ!いでよ!『魔妖仙獣 大刃禍是』!」

 

魔妖仙獣 大刃禍是 ATK3000

 

「妖仙カウンターは1つ点灯!」

 

妖仙カウンター5→6

 

「この大刃禍是の効果は伏せカードにも有効だぜ!」

 

『遊奈のカードを根こそぎ無くすつもりか!?』

 

「大刃禍是の効果発動!フィールドのカード2枚を手札に戻す!同時に妖仙郷の目眩風の効果を発動させ、その2枚をお前のデッキへ戻し、ジ・エンドだ!残念だったな!せっかく伏せたカードも無駄に終わったようだ!」

 

「…いえ!これで良かったのです!」

 

屋根の穴から飛び出すと城の屋根に着地しながら遊奈は現れる。

 

「伏せられたこのカードがフィールドから離れた時、このターン相手フィールドのモンスター全ての名前を「ななし」にする!」

 

「なに!?」

 

鎌壱太刀→ななし

鎌弐太刀→ななし

鎌参太刀→ななし

大刃禍是→ななし

 

『なんと!沢渡選手のモンスター全ての名前が失われた!?』

 

「貴様…元々これを狙って!」

 

「YES!目眩風の効果を妖仙獣は受けない。なら名前を変えてしまえば良いのさ!」

 

「ぐ…フ…やるじゃねぇか」

 

「君のカードの効果を逆手に取らせてもらったよ」

 

「だが、ターンの終わりまでお前が無事に済むと思ったか?その前にこのデュエルを終わらせてやる!バトルだ!大刃禍是でダイレクトアタック!者共続けぇ!」

 

そういうと沢渡は大刃禍是の背に乗り、一気に城を攻めてくる。

 

『沢渡選手総攻撃!その姿はまさに城を落とすべく攻め入る荒武者の如し!』

 

「絶対に終わらせるもんか!」

 

「ジ・エンドだ!」

 

大刃禍是の嵐が遊奈のいた城を破壊し尽くし崩壊した、

 

『『『遊奈!?』』』

 

「フハハハハ!お前の負けだ!榊遊奈!」

 

《クルッポ!!》

 

『え!?』

 

『おおっと!空を飛んでいるのは榊選手のポッポちゃんだ!おや?ポッポちゃんの向かう方に誰かいるようだ!?』

 

全員がポッポちゃんを目で追う中、少し離れた場所にあった高い建物の上にいる人影の手に止まるとスポットライトが当たる。

 

そこにいた人物は先程、城ごと倒れていたかに思えた遊奈だった。

 

『あれは榊選手だー!!』

 

「馬鹿な!?確かにダイレクトアタックは決まったはず!」

 

「この私が何の考えもなしに走り回っていたと思いますか!?」

 

手に止まったポッポちゃんを放ってPOONと紙吹雪に変えながら答える

 

『ギリギリでAカードをゲットしてやがったか」

 

『どうやら、Aカードの場所を把握した上で大刃禍是の攻撃を誘っていたようだな』

 

「A魔法(マジック)『大脱出』!バトルを強制終了する!」

 

「ぐぅぅ!」

 

『凄い!まるで脱出ショーだわ!』

 

『いいぞー!!ファントム!!』

 

沸く観衆にBow(ボウ) and(アンド) scrape(スクレープ)という名のお辞儀を返す。

 

「ふざけんなー!お前が客席沸かせてんじゃねぇよ!!」

 

「なら、君も同じようにお客様を楽しませて見せなよ!」

 

「くっ!だが、最後に歓声を受けるのは俺だ…!修験の妖社の効果発動!妖仙カウンターを3つ使い、デッキから妖仙獣を1体手札に加える。俺は鎌参太刀を手札に加えターンエンド」

 

妖仙カウンター6→3

 

「さて、貴方のモンスター達にはご退場願いましょうか!?」

 

「俺のターンの終わりに妖仙獣が手札に戻らなかった時、妖仙大旋風は破壊される。そしてPゾーンの右鎌神柱のスケールは元に戻る」

 

『沢渡選手のモンスター達!妖仙郷の目眩風の効果により手札ではなくデッキへ戻ります!』

 

Shingo

LP 100

手札 3枚(鎌参太刀、大幽谷響)

モンスター

 

魔法・罠カード

修験の妖社、妖仙鄉の目眩風

 

RPゾーン: 妖仙獣 左鎌神柱 PS[3]

LPゾーン: 妖仙獣 右鎌神柱 PS[5]

 

 

Yuna

LP 2500

手札 0枚

モンスター 

魔法・罠カード

伏せ0枚

 

RPゾーン:

LPゾーン:

 

 

「お互いフィールドが寂しくなっちゃったね」

 

「ハッ!次の俺のターンで直ぐに賑やかにしてやるさ。お前の敗北になるメインイベントでな!」

 

「生憎、私も負けるつもりは無い!私のターン!『EMシルバー・クロウ』を召喚!」

 

EMシルバー・クロウ ATK1800

 

「バトル!シルバー・クロウでダイレクトアタック!」

 

「きやがったな!ここは引けねぇ!ダイレクトアタック宣言時、手札から妖仙獣1体を墓地に送り、大幽谷響を特殊召喚出来る!妖仙カウンター点灯!」

 

大幽谷響 ATK?

 

妖仙カウンター3→4

 

「大幽谷響の攻撃力はバトルする相手モンスターの元々の攻撃力と同じになる」

 

大幽谷響ATK?→1800

 

「シルバー・クロウの効果!攻撃宣言時、自分フィールドのEMモンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで300アップする!行け!シルバー・クロウ!」

 

シルバー・クロウATK1800→2100

 

「Aカード!『バリアー』!このターン、戦闘・効果ダメージを全て無効にする!更に破壊された大幽谷響の効果で鎌壱太刀を手札に加える」

 

「バトル終了と共にシルバー・クロウの攻撃力は元に戻る!」

 

シルバー・クロウ ATK2100→1800

 

『よし!ファントムも勢い出てきた!』

 

『このままペンデュラム召喚か!?』

 

 

「私はこれでターンエンド!」

 

 

Shingo

LP 100

手札 2枚(鎌参太刀、鎌壱太刀)

モンスター

 

魔法・罠カード

修験の妖社、妖仙鄉の目眩風

 

RPゾーン: 妖仙獣 左鎌神柱 PS[3]

LPゾーン: 妖仙獣 右鎌神柱 PS[5]

 

 

Yuna

LP 2500

手札 0枚

モンスター 

シルバー・クロウ(攻撃表示)

 

魔法・罠カード

伏せ0枚

 

RPゾーン:

LPゾーン:

 

 

 

『え?ペンデュラム無いの?』

 

『まあ、手札0だしね』

 

 

「OK!OK!安心しなー!ペンデュラムはこの俺が見事にかつ華麗に決めてやるぜ!俺のターン!」

 

『『『ペンデュラム!ペンデュラム!』』』

 

「行くぜ!俺がセッティングしているPSは3と5!よってレベル4のモンスターが召喚可能!ペンデュラム召喚!いでよ!風来る刃、鎌壱太刀、鎌参太刀。これは1回の召喚なので修験の妖社の妖仙カウンターの点灯は1つ」

 

妖仙カウンター4→5

 

「先ずは目障りなEMから消えてもらおうぜ!鎌壱太刀の効果!自分フィールドに鎌壱太刀以外の妖仙モンスターがいる時に1度、相手モンスター1体を、持ち主の手札に戻す!消えろ!シルバークロウ!」

 

《クルッポー!!》

 

こっそり飛ばしていたポッポちゃんがタイミング良くAカードをこちらにくれたのでそのまま発動する

 

「ナイスタイミング!ポッポちゃんありがとう!A魔法『透明』このターン、自分モンスター1体は相手の効果を受けない!」

 

シルバー・クロウが文字通り透明になりカマイタチを躱す。

しかしその後ろで道が崩されてしまった。

 

「またあの鳥か!?消えんじゃねぇ!!」

 

『榊選手、何とか堪えたが退路を断たれた!?』

 

「まだ手はあるんだよ!俺は鎌壱太刀と鎌参太刀をリリースし、大刃禍是をアドバンス召喚!妖仙カウンターは1つ点灯する」

 

大刃禍是 ATK3000

 

妖仙カウンター5→6

 

『来ましたー!大刃禍是です!』

 

「フフ…そうだよね。そう来るよね…!」

 

「何笑ってんだ。状況分かってんのか?」

 

「もちろん。だけど、観客が沸いてる」

 

「ああん?」

 

「私だけじゃない、君と私のやり取りが…先の読めないショーに、観客が沸いてるんだ。私は楽しくて仕方無い。このデュエルが!」

 

「俺も楽しくて仕方ねぇよ!これだけ大観衆の前でお前をぶっ潰せるんだからな!」

 

「沢渡…そう簡単には終わらせない!まだまだショーは盛り上がる!」

 

「いーや、今がクライマックスだ!行くぞ!バトルだ!大刃禍是でシルバー・クロウを攻撃!」

 

Yuna LP2500→1300

 

「破壊されたシルバー・クロウはエクストラに行く!」

 

『ほんといい勝負!』

 

「俺は修験の妖社の効果発動。妖仙カウンターを3つ使い、妖仙獣1枚を手札に加える。鎌弐太刀を加えてターンエンドだ。アドバンス召喚した大刃禍是はフィールドに残る」

 

修験の妖社 妖仙カウンター 6→3

 

Shingo

LP 100

手札 1枚(鎌弐太刀)

モンスター

大刃禍是(攻撃表示)

 

魔法・罠カード

修験の妖社、妖仙鄉の目眩風

 

RPゾーン: 妖仙獣 左鎌神柱 PS[3]

LPゾーン: 妖仙獣 右鎌神柱 PS[5]

 

Yuna

LP 1300

手札 0枚

モンスター 

 

魔法・罠カード

伏せ0枚

 

RPゾーン:

LPゾーン:

 

『今度は出るか!?ファントムのペンデュラム!』

 

観衆のペンデュラムコールが鳴り響く

 

「来いよ、エンタメデュエリスト」

 

「?」

 

「沸いてるんだよ。今こそ俺達のデュエルに会場が!期待してんだよ!観客が!」

 

「沢渡…」

 

「お前のターンだ!見事答えて見せろ!」

 

「ええ…答えて見せましょう。Ladies(レディース) and(アンド) Gentleman(ジェントルメン)!? Boys(ボーイズ) and(アンド) Girls(ガールズ)!ご覧の通り、私のフィールドにはモンスターは疎か、伏せカードもありません!次のドローがこのステージの全てをかけたディスティニードローとなります!見事引き込めましたら御喝采!!」

 

会場が固唾を呑みながら私はカードを引く

 

「ドロー!…来た。只今より世にも不思議なマジックをお目にかけましょう!」

 

「!」

 

「このカードは自分フィールドにカードがなく、手札がこれ1枚の時、発動出来る!魔法カード『マジシャンズ・カード』!相手フィールドのカードと同じ枚数のカードをドローし、そのカードを公開します!現在、Mr.沢渡のフィールドにあるカードは5枚!よって私は5枚をドロー!」

 

Yuna 手札0→5

 

「私がドローしたのは『EMドラミング・コング』、『EMトランプ・ウィッチ』、『EMコール』、『オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン』、そして『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』!」

 

『ファントムをドローしたわ!』

 

『『『行っけー!遊奈姉ちゃん!』』』

 

「Here(ヒア) we(ウィー) go(ゴー)!! It's(イッツ) a(ア) show(ショウ) time(タイム)!!俺はペンデュラムスケールをセッティング!俺はレフトペンデュラム・ゾーンに『EMトランプ・ウィッチ』をセット!そしてライトペンデュラム・ゾーンに『オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴン』をセッティング!」

 

RPゾーン:EMトランプ・ウィッチ PS[4]

LPゾーン:オッドアイズ・ミラージュ ・ドラゴン PS [8]

 

『来るぞー!榊選手の元祖ペンデュラム召喚!いったいどんなショーを見せてくれるのかー!!』

 

「これでレベル5から7のモンスターを同時に召喚可能!揺れろ、運命の振り子!!永久に続く時を刻み未来と過去を行き交え!!先ずは『EMドラミング・コング』!そして時空を司る幻影の竜よ!今時空の狭間より現れよ!!『オッドアイズ・ファントム・ドラゴン』!」

 

ドラミング・コング ATK1600

ファントム・ドラゴン ATK2500

 

『両選手共にエースモンスターを従えて今!対峙する!』

 

「さあ!決着の時だ!」

 

「ええ!バトルだ!ファントムで大刃禍是を攻撃!」

 

「は!攻撃力が足りてねぇぞ!」

 

「ドラミング・コングの効果発動!モンスター1体がバトルする時、攻撃力をバトル終了時まで600ポイントアップする!」

 

ファントム ATK2500→3100

 

「させねぇ!A魔法『籠城』!バトルダメージを0にする!更に左鎌神柱の効果!妖仙獣が破壊される時、代わりにこのカードを破壊する!」

 

『おおっと!沢渡選手!エースモンスターの破壊を防ぐだけでなくダメージも回避した!』

 

『なんかすげー興奮してきた!』

『もう俺、どっちが勝ってもいい!』

『2人共勝たせたい!』

『そうだ!2人共頑張れー!』

 

「楽しもうじゃねえか!」

 

「ええ!お楽しみはこれからだ!EMトランプ・ウィッチのP効果発動!1ターンに1度、バトル中に自分フィールドのモンスターで、融合召喚出来る!」

 

「何!?」

 

『融合召喚!?融合カードも無いのに!?』

『しかもバトルフェイズに!?』

『そんなの有り!?』

 

脳裏に過ぎる新たな竜の姿。

 

「二色の眼の竜よ!今獣の力を瞳に宿し、新たな力を生み出さん!融合召喚!いでよ!野獣の眼光りし獰猛なる竜!『ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!」

 

ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK3000

 

『同じ3000の攻撃力を持つモンスターが激突!』

 

「バトルだ!ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで、大刃禍是を、攻撃!」

 

沢渡も走り出し、私もビーストアイズから飛び上がる。

沢渡の目的は私と同じだろう。

 

瓦が崩れてAカードが2枚現れる

 

『2人の狙いはAカードだ!』

 

陣風と、光線がお互いのモンスターを破壊する煙の中、Aカードを互いに1枚ずつ取る。

 

「A魔法『大火筒』発動!このカードはバトルで破壊されたモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与える!」

 

発射された火の玉が私の所まで来るが、その前に弾かれて空へ舞い上がる。それは綺麗な打ち上げ花火となって夜空に咲き誇る

 

『榊選手、ダメージとなる炎を花火へと変えてしまいました!これぞ、まさにエンターテインメント!』

 

「A魔法『奇跡』でビーストアイズの破壊を無効にしたから、君の効果は無効になったのさ!」

 

「貴様ー!派手すぎだ!」

 

「ここで、ビーストアイズの効果発動!バトルでモンスターを破壊した時、融合素材にした獣族モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!ドラミング・コングの攻撃力は1600!さあ!フィナーレです!」

 

「ぐわあああ!!」

 

Shingo LP100→-1500 LOSE

 

WINNER Yuna

 

 

『決まりましたー!第2試合勝者は榊遊奈選手!!』

 

『『『『いーやった!』』』』

 

「ガッチャ!楽しいデュエルだったよ!沢渡」

 

「フン…」

 

尻もちを着いていた沢渡に声をかけると少し悔しそうな顔をしながら立ち上がる

 

周りからは盛大な拍手とお疲れ様のコールが響き渡る。

 

「盛り上がったね」

 

「フ…そうだな」

 

沢渡と目を合わせると一緒におじきをする。

 

「またいつでも相手になってやる」

 

「うん!楽しみにしてるね!」

 

不敵に笑う沢渡に負けじとニッと笑いながら返すと、まだ沸いている観客に向かって手を振った。

 

 

──────────────────────

 

-Side零羅

 

「沢渡のペンデュラムカードは回収しろ。分析し量産化を急げ」

 

「分かりました」

 

「……」

 

「行ってきたらどうかな…?」

 

何処か考え事をしてる兄さんに勇気を出して話を切り出す。兄さんがそういう顔する時はだいたい遊奈姉さんの事だって最近気づくようになったからだ。

 

「零羅?」

 

「遊奈姉さんの所。…直接言葉にしないと伝わらない事もあると思うから…」

 

「…そうだな。中島、少し抜ける。しばらく任せた」

 

「分かりました。休憩だと思ってゆっくりして行ってください」

 

「中島…何かあれば連絡頼む」

 

「あ、兄さん!僕からも遊奈姉さん、2回戦進出おめでとうって」

 

「分かった。伝えよう」

 

そのまま解析室から出ていく兄さんを見送る

 

「フフ…社長も零羅様も変わられましたね。榊様には感謝しているんです」

 

「うん…。遊奈姉さんと兄さんがいなければ僕はずっと怯えて流されるだけになっていたと思うんだ…でも…」

 

「…理事長ですか…。きっとあの方もいつか、分かって下さると思います」

 

「うん…」

 

兄さんと遊奈姉さんがお付き合いを始めてるのを知ってるのは僕と中島しかいないけど、いつかお母様にも認められて欲しい。

 

その為なら僕は…まだまだ怖いけど…お母様に…きっと…

 

両手に抱えたぬいぐるみをギュッとしながらそう考える。

今、小さな殻にヒビが入った瞬間だった。

 

第24話の話

  • そのまま、前みたいにR15一般公開
  • 冒頭部分をカット編集してR15一般公開
  • このままR18作品として続ける
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