※この作品はR-18です。

遊戯王ARC−V 幻影の魔術師   作:しょごりゅう

34 / 35
4年振りの更新で忘れてる人が殆どだとは思いますが、皆さんお久しぶりです。
更新止まってた理由としてはリアルの方で第二子妊娠出産いたしまして、最近やっと落ち着いて来たのでまた少しずつ書いて行きたいと思います。


第33話 決行!セレナ保護計画という名の汚名返上

 

ーSide/零児

 

『突然ですが予定の変更です。この後、予定されていた第3試合ですが、ナイト・オブ・デュエルズのオリバー選手の欠場により、遊勝塾、九十九遊馬選手の不戦勝が決定しました!』

 

「欠場…?」

 

「社長、今から3時間ほど前に、舞網市内で高レベルの召喚反応を検知されました」

 

「召喚法は?」

 

「融合です。発生地の監視カメラ映像が見つかりました。ご覧下さい」

 

映像にはオリバー選手がフードを被った人物にカード化される映像が映る

 

「巻き戻せ…止めろ」

 

フードで覆われた顔を拡大解析処理を施すと、柊柚子にそっくりな少女が映し出される

 

「これは…!?」

 

「…柊柚子と瑠璃にそっくりだな」

 

遂に来たか…。

 

 

───────────────────────

 

翌日、柊柚子の試合が始まる第1会場に昨日の少女と思われる人物が現れる

 

「彼女の狙いは桜木ユウか…」

 

椅子から立ち上がると部屋を後にしようとする。

 

「どちらへ?」

 

「舞網スタジアムに行く」

 

「俺も!」

 

「黒咲はここで待機してくれ。仮にも君の妹に似た融合使いだやりにくいだろう」

 

「く…分かった」

 

───────────────────────

 

 

桜木は駐車場に呼び出され為そこに向かうと前方からフードを被った2人組が現れる

 

「俺を呼び出したのはあんた?」

 

目の前の小柄な人物がコートを脱ぐと少女がデュエルディスクを構えてくる。

 

「君を呼んだのは私だ」

 

車の影から出ると桜木の前に立つ

 

「社長…さん」

 

「済まなかったな、君はもう行きたまえ」

 

「うぇ!?」

 

「今日のデュエルは見事だった今後も期待している」

 

「はあ…ありがとうございます」

 

「待て!」

 

少女が桜木を追いかけようとするのを手を掴む。彼女の手には柊のようなブレスレットが着いていた。

 

「離せ!」

 

「早く行くんだ!」

 

「!」

 

桜木がその場を離れると少女に腕を払われる

 

「邪魔立てするならお前から始末する!」

 

「それは私が」

 

男の方もコートを脱ぎ捨てる

 

「控えろバレット」

 

「貴女は先に行ってあの男を」

 

「…分かった」

 

少女を止めようとするがバレットと呼ばれた男が邪魔をしてきた為抜け出されてしまう

 

「しまっ…」

 

「この先には行かせない」

 

そんな少女を止めたのは仲間の試合を見ていたはずの遊奈ではなくファントムマント姿の遊斗だった

 

 

───────────────────────

 

ーSide/遊奈

 

「なっ!?遊里!?」

 

「姉のことを知っているようだな。だったら尚更ここは通せない」

 

少女に詰寄るようにして遊斗は零児の隣に立つ。少女はバレットの傍まで後退する

 

「遊斗…何故ここに…」

 

《ごめん零児!遊斗にこの前の話聞かれてたっぽい!》

 

「なるほどな…それで兄の押しに負けて交代したと…」

 

一応、精霊が見えてる人達にはこの状態の私でも見る事が出来るらしく、零児に必死に謝る。零児はため息を吐くと諦めたように前へ向く。

 

「やはり、アカデミアでも柚子や瑠璃に似た奴がいたか」

 

《しかも遊里の事も知ってるみたいだね。これは詳しくお話しないとかな?》

 

「待てお前、遊里の事を姉と呼んだか?あいつはずっと融合次元にいた!スタンダードに弟がいたなんて聞いてないぞ」

 

「知らないだと?お前らが遊里の記憶を消して洗脳しているくせに!」

 

「!?」

 

「それだけじゃない!お前達アカデミアは俺の第2の故郷ともいえるエクシーズ次元のハートランドでも人々の命を弄び、破壊した!」

 

そう遊斗が睨みつけるとセレナは顔を真っ青にする

 

《そこまでだよ遊斗兄》

 

「!」

 

見かねて遊斗と交代すると、遊斗の周りに風が吹き、マントを翻すと遊奈に変わる。

 

「「!?」」

 

「うちの兄がごめんね。君を怖がらせるつもりはなかったんだ」

 

「(姿だけじゃなく人格が変わったのか?)セレナ様下がって下さい。貴女に降り注ぐ火の粉を振り払うのがプロフェッサーに与えられた私の指名」

 

「…ああ…」

 

「遊奈、下がっていろ」

 

「了解」

 

ふらふらと立ち上がるセレナにバレットが前へ出る。私は零児に言われるまま後ろに下がる事にした。

 

落ち着いて遊斗兄。彼女は本当に知らないんだと思うよ

 

《ああ、すまない…だが…》

 

遊斗の気持ちも分かるよ。でも彼女を責めるのは筋違いだ。

 

《……》

 

思ったより、アカデミアについて知らなすぎるセレナの言動に遊斗が感情を制御出来ていない。

マジでアカデミア地雷過ぎる…

 

とりあえず、零児達がどう出るか見よう。

 

「プロフェッサーとは赤馬霊王の事か…」

 

零児が聞くと二人は無言で返し、バレットはディスクを構える

 

零児もディスクを構えるとこの場を封鎖する様に指示を出しとあるカードを取り出すと真ん中に投げる

 

「アクション・フィールド展開!」

 

「!?」

 

「うぁぁぁ!?」

 

「セレナ様!?」

 

カードを中心に空間が広がっていき、地面から木が生えてきて控えていたセレナが巻き添えになってそのまま上にいってしまう。それを見てやれやれと私も成長中の木に飛び移る。

 

「私が行くから二人はデュエルに集中しなよ!」

 

そして大きな木を覆う鳥籠のアクション・フィールドに変わった。

 

 

───────────────────────

 

ーSide/零児

 

「アクション・フィールド、天空樹の鳥籠。このデュエルで私に勝たない限りこのアクション・フィールドからは出られない。そして、従来のアクションデュエルとは違い、このフィールドではAカードは全部で4枚。拾えるAカードはお互い合わせて1ターンに1枚。その代わり手札に複数枚加える事が出来る」

 

「くっ…Aカードは空中や浮かぶ小島にあるという事は…空中戦という訳か…」

 

「「デュエル!!」」

 

先攻 Barrett LP 4000 VS 後攻 Reigi LP 4000

 

「最初のAカードはあそこか…!」

 

「させん!」

 

デュエルが始まるとバレットはその圧倒的な身体能力で巨木を登りAカードを取ろうとするが、零児は首に巻いていたマフラーをワイヤーアクションの要領で木の枝に巻き付け飛び上がりながらAカードを取ると近くの小島に着地する。

 

 

バレットはAカードを諦め近くの木の幹が道になっている場所に登るとデュエルを進める。

 

「Aカードは取られてしまったが、先んずれば人を制す。私が先行だ。永続魔法『獣闘機融合装置(ビーストボーグ・フュージョナー)』を発動!1ターンに1度、獣闘機モンスターを融合召喚出来る!」

 

「やはりな」

 

「私は手札の『漆黒の豹戦士パンサーウォリアー』と『ダーク・センチネル』を融合!獰猛なる黒豹よ聖なる闇の番人と交わりて新たな雄叫びを上げよ!融合召喚!表れいでよ『獣闘機パンサー・プレデター』!」

 

獣闘機パンサー・プレデター ATK1600

 

「パンサー・プレデターの効果発動。1ターンに1度、攻撃力の半分のダメージを相手プレイヤーに与える!」

 

「っ!」

 

Reigi LP4000→3200

 

「私はカードを2枚伏せターンエンド」

 

 

Barrett

LP 4000

手札 0

モンスター 

パンサー ・プレデター(攻撃表示)

魔法・罠カード

獣闘機融合装置

伏せ2枚

 

Reigi

LP 3200

手札 6

 

魔法・罠カード

 

RPゾーン:

LPゾーン:

 

 

「1ターン目から地道にライフを削っていく…堅物らしいやり方ね…」

 

セレナは何とか木から落ちる事は無かったが少し太いだけの枝にしがみついてる状態で、バレットの戦術をそう評価する。しかし少しでも動いたら枝が折れそうな感じになっている。

 

『社長!間違いありません。相手は融合次元のデュエリストです!』

 

「分かっている。私のターン、ドロー!」

 

「このターンのAカードは私がいただく」

 

Barrett 手札0→1

 

「私は永続魔法『地獄門の契約書』を発動!自分のスタンバイフェイズ事に、自分自身が1000ポイントのダメージを受ける」

 

「ほお…自らダメージをな…」

 

「だが、それと引き換えに1ターンに1度、デッキからDDモンスター1体を手札に加える。私が加えるのは『DDスワラム・スライム』。そしてスワラム・スライムの効果、DDD融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを手札から墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。私はスワラム・スライムと『DDネクロ・スライム』を墓地に送り融合!自在に形を変える神秘の渦よ、王の遺物を包み込み、今ひとつとなりて新たな王を生み出さん!融合召喚!生誕せよ『DDD烈火王テムジン』!」

 

DDD烈火王テムジンATK2000

 

「わあ…スライム2体からのテムジンって、零児やる気満々じゃん」

 

「墓地のスワラム・スライムの効果、このカードを除外し手札の『DDラミア』を特殊召喚する」

 

DDラミア DEF1900

 

「テムジンの効果、DDモンスターが特殊召喚された時、墓地のDDモンスターを特殊召喚。甦れネクロ・スライム」

 

DDネクロ・スライム DEF300

 

「更にレベル6テムジンにレベル1ラミアをチューニング!烈火を纏いし王よ!疾風の速さを得て新たな王の産声となれ!シンクロ召喚! 生誕せよ、レベル7!『DDD疾風王アレクサンダー』!」

 

☆6+☆1=☆7

 

DDD疾風王アレクサンダーATK2800

 

「墓地のラミアの効果発動、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中からこのカード以外のDDカードまたは契約書カード1枚を墓地へ送りこのカードを特殊召喚する。私は手札の『DDリリス』を墓地に送りラミアを特殊召喚」

 

ラミア DEF1900

 

「アレクサンダーの効果、DDモンスターを特殊召喚した時、墓地のレベル4以下のDDモンスターを特殊召喚する。甦れ、リリス」

 

DDリリス DEF2100

 

「レベル1ネクロ・スライムとレベル4リリスにレベル1ラミアをチューニング!シンクロ召喚!レベル6『瑚之龍(コーラル・ドラゴン)』!」

 

☆1+☆4+☆1=☆6

 

瑚之竜 ATK2400

 

「自信の効果により特殊召喚されたラミアはフィールドを離れた時、除外される」

 

「ほお…」

 

「…バトルだ!アレクサンダーでパンサー・プレデターを攻撃!」

 

「Aカード『スカイ・メテオ』発動!攻撃力2500以上のモンスター1体を除外する!アレクサンダーには消えてもらう」

 

「ならば、瑚之龍でパンサー・プレデターを攻撃!」

 

Barrett LP4000→3200

 

「…っだが、私はバトル前に永続罠『鉄盾(てつたて)の獣闘機勲章(じゅうとうきくんしょう)』を発動させてもらった。このカードは、自分が受けた戦闘ダメージ100ポイントに付き1つ、勲章カウンターを追加する」

 

鉄盾の獣闘機勲章 勲章カウンター0→8

 

「そして、パンサー・プレデターは破壊された時、融合召喚に使用されたモンスターを墓地から特殊召喚出来る。私はパンサー・ウォリアーとセンチネルを特殊召喚」

 

パンサー・ウォリアー ATK2000

センチネル ATK1500

 

「破壊される事も織り込み済みだったか…私はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

Barrett

LP 3200

手札 0

モンスター 

パンサー ・ウォリアー(攻撃表示)

センチネル(攻撃表示)

魔法・罠カード 

獣闘機融合装置

鉄盾の獣闘機勲章(8)

伏せ1枚

 

 

Reigi

LP 3200

手札 2

瑚之龍(攻撃表示)

魔法・罠カード

地獄門の契約書

伏せ1枚

 

RPゾーン:

LPゾーン:

 

───────────────────────

 

ーSide/遊奈

 

「あ、私があげた、瑚之龍早速使ってくれたんだ」

 

そういえば、この世界だとアクセル・シンクロとかどうなるんだろう?

 

《アクセル・シンクロ?》

 

「あ、遊斗落ち着いた?」

 

《ああ、すまない》

 

アクセル・シンクロって言うのはシンクロチューナーを使った更なるシンクロ召喚の事だよ。

私が前にいた世界だとDホイールのスピードを上げないと出来なかったんだよね。

 

《遊吾にその辺は聞いてみたらどうだ?それよりもあの勲章カウンターってのも気になるな》

 

そうだね。

 

まあ…OCGやってた身としては罠の時点でだいぶ遅くて使うのが…ゲフンゲフン

 

───────────────────────

 

ーSide/零児

 

「勝利の為にはリスクを恐れない…どうやら、かなりの実戦経験があるようだ」

 

「(リスクは元より承知、再び戦場に戻る為には相応の戦果を上げなければならない!)私のターン!私は再び永続魔法、獣闘機融合装置の効果を発動!パンサー・ウォリアーとダーク・センチネルで融合召喚!再び表れいでよパンサー・プレデター!」

 

パンサー・プレデターATK1600

 

「更に私は永続罠、鉄盾の獣闘機勲章の効果発動!このカードを墓地に送る事で、乗っていた勲章カウンター1つに付き、100ポイント自分フィールドの獣闘機1体の攻撃力をアップする!」

 

パンサー・プレデター ATK1600→2400

 

『攻撃力が瑚之龍に並んだ!』

 

「永続罠『白刃の獣闘機勲章』を発動!相手に与えたダメージ100ポイントに付き1つ、勲章カウンターを追加する」

 

「フ…余程、勲章が好きと見える」

 

「私は戦士だ。勲章の数は戦士の栄誉の証!」

 

《何が栄誉だ!ふざけた事を!》

 

「ゆ、遊斗兄!落ち着いて!」

 

《はぁ…遊斗の事はしばらく僕に任せて》

 

《!》

 

ファントムがそういうと遊斗を連れて消える。

 

大丈夫なのだろうか…

 

上の方で何やら揉めてる声が聞こえてそちらに気を向けてしまうが相手に視線を戻す。

 

まあ、いい。彼女の言葉を信じデュエルに集中しよう。

 

「もう1度パンサー・プレデターの効果でこのカードの攻撃力の半分のダメージを受けるがいい!」

 

「っ…」

 

Reigi LP3200→2000

 

白刃の獣闘機勲章 勲章カウンター0→12

 

「永続罠、白刃の獣闘機勲章の効果発動!このカードを墓地に送り、乗っていた勲章カウンター1つに付き100ポイント自分フィールドの獣闘機1体の攻撃力をアップする!」

 

パンサー・プレデター ATK2400→3600

 

『攻撃力が一気に1200ポイントも上回るとは!』

 

「バトルだ、パンサー・プレデターで瑚之龍を攻撃!インダストリアル・サベージ!」

 

「罠発動『ガード・ブロック』。この戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。更に瑚之龍の効果発動、シンクロ召喚されたこのカードが墓地に送られた時、カードを1枚ドローする」

 

Reigi 手札2→4

 

やはり実戦経験も豊富らしい…

 

「私はカードを1枚伏せターンエンド」

 

Barrett

LP 3200

手札 0

モンスター 

パンサー・プレデター(攻撃表示)

魔法・罠カード 

獣闘機融合装置

伏せ1枚

 

 

Reigi

LP 2000

手札 4

 

魔法・罠カード

地獄門の契約書

 

 

RPゾーン:

LPゾーン:

 

 

「私の攻撃を防ぎ手札を増やすとはな…だが次のターン、お前の永続魔法、地獄門の契約書によって自分のスタンバイフェイズ事に自分自信が1000ポイントダメージを負うのだったな」

 

「その通りだ」

 

「きゃああああ!!」

 

「「!」」

 

フィールド内に悲鳴が響く。

零児達が上を見上げるとセレナがいる枝が折れそうになっていた。

 

「セレナ様!?」

 

バレットがセレナの元に行こうとするが、それよりも先に枝が折れてセレナが落下する。

 

「うわあああ!」

 

「よっと!大丈夫ですか?お嬢さん?」

 

間一髪落ちてきたセレナに虹の橋がかかる。よく見るとファントムによく似た虹色の翼を持つ竜に乗った遊奈がセレナをキャッチしていた。

 

───────────────────────

 

ーSide/遊奈

 

「セレナ様!」

 

「バレット君だっけ?君の仲間なら無事だから安心してよ!」

 

横抱きにキャッチしていたセレナをファントム(オッドアイズ・ファンタズマ・ドラゴン)の背に座らせながらバレットに言う。

 

「何故助けた…」

 

「私としても君に手荒な事はしたくないからね。それにさっきのお詫びもあるしさ、君も零児達のデュエルが終わるまでしばらく空からの光景を楽しむといいよ」

 

「…礼は言わんぞ」

 

そうぷいっと前を向いてしまったセレナに苦笑いをしながら私も零児達のデュエルを眺める

 

 

───────────────────────

 

ーSide/零児

 

「安心したまえ、彼女の無事は保証しよう。…デュエル再開といこう。私のターン!ドロー!私は永続魔法、地獄門の契約書により私自身が1000ポイントのダメージを受ける!ぐぅっ…!」

 

Reigi LP2000→1000

 

「見上げたものだな。お前も勲章モノだ。だが、このターンのAカードは私が頂く」

 

「好きにしろ…勲章など要らない…。だが、融合次元の戦士よ。このダメージで勝負は決まった」

 

「何?」

 

「私はスケール1の『DD魔導賢者ガリレイ』とスケール10の『DD魔導賢者ケプラー』でPSをセッティング!」

 

RPゾーン:DD魔導賢者ガリレイ[1]

LPゾーン:DD魔導賢者ケプラー[10]

 

「これでレベル2から9のモンスターが同時に召喚可能。我が魂を揺らす大いなる力よ、この身に宿りて闇を切り裂く新たな光となれ!ペンデュラム召喚!出現せよ!私のモンスター達よ!地獄の番犬『DDケロベロス』、異形の神『DDバフォメット』!」

 

DDケロベロス ATK1800

DDバフォメット ATK1400

 

「ペンデュラム召喚だと!?」

 

「まだ続く!私はレベル4のケロベロスとバフォメット2体でオーバーレイ!この世の全てを統べるため、今、世界の頂に降臨せよ!エクシーズ召喚!生誕せよ、ランク4!『DDD怒濤王シーザー』!」

 

DDD怒濤王シーザー ATK2400

 

「ペンデュラムから更にエクシーズだと!?」

 

「更にシーザーでオーバーレイ!英雄の名賜りし者、深遠なる大義もて、この世の全てをいざ射抜かん!ランクアップエクシーズチェンジ!降臨せよ、ランク5!『DDD狙撃王テル』!」

 

DDD狙撃王テル ATK2300

 

「な!?ランクアップエクシーズチェンジだと!?」

 

「狙撃王テルはランク4のDDDモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚出来る。狙撃王テルの効果!自分が効果ダメージを受けたターン、ORU1つを使い、フィールドの表側表示モンスター1体の攻撃力・守備力を1000下げ、更に相手に1000ダメージを与える。この効果は相手ターンでも発動できる」

 

狙撃王テル ORU3→2

 

「自らダメージを受けたのはこの為だったか…」

 

「ヒヤシング・アロー!」

 

パンサー・プレデター ATK3600→2600

 

Barrett LP3200→2200

 

「無論、残り2つのORUも使う。ヒヤシング・アロー!」

 

狙撃王テル ORU2→0

 

パンサー・プレデター ATK2600→1600→600

 

Barrett LP2200→1200→200

 

「まだ終わりではない。墓地のネクロ・スライムの効果発動!DDD融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分の墓地から除外し、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する!」

 

「何だと!?」

 

「私は墓地のネクロ・スライムとリリスを除外し融合!自在に形を変える神秘の渦よ、闇夜にいざなう妖婦を包み込み、真の王と生まれ変わらん!融合召喚!出でよ、神の威光伝えし王!『DDD神託王ダルク』!」

 

DDD神託王ダルクATK2800

 

「ならば俺はAカード『フリー・フォール』発動!相手フィールドのモンスター全て破壊する!」

 

「ならば私もAカード『スカイ・フォール』発動!Aカードの効果を無効にし破壊する!」

 

「くっ!そいつは最初に取ったAカードか…!」

 

「バトルだ!私は神託王ダルクでパンサー・プレデターを攻撃!」

 

「タダでは転ばん!罠カード『名誉の獣闘機勲章』を発動!獣闘機融合モンスターを破壊し、その融合素材モンスターを墓地から特殊召喚する!私はパンサー・プレデターを破壊!そして、パンサー・ウォリアーとダーク・センチネルを特殊召喚」

 

パンサー・ウォリアー ATK2000

センチネル ATK1500

 

「更に罠カード、名誉の獣闘機勲章の効果発動!このカードで特殊召喚したモンスターの攻撃力を合計したダメージを互いのプレイヤーは受ける!3500のダメージでお前も道ずれだ!!」

 

「そうはさせない。私は神託王ダルクの効果発動。このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分にダメージを与える効果は、自分のLPを回復する効果になる!ライフ・イレイション!!」

 

「な、なにぃ!?ぐあああ!」

 

Reigi LP1000→4000

 

Barrett LP200→-2800 LOSE

 

WINNER Reigi

 

 

───────────────────────

 

ーSide/遊奈

 

「零児!」

 

気を失ったバレットが爆風に飛ばされ木から落ちるのをファントムが腕でキャッチすると零児に手を伸ばす。

零児がファントムの背に飛び乗ると安全な地面に着地してファントムから全員降りるとアクションフィールドが消えて元に戻る

 

《はあー!重かった!》

 

「おつかれファントム。ありがとね」

 

ファントムを労うように頭を撫でるとファントムは精霊に戻っていつもの定位置に戻る

 

「……」

 

「待つんだセレナ」

 

バレットを置いて去ろうとするセレナを零児が止める。

 

あれ?知り合い?

 

「そう、君はセレナ。柊柚子では無い」

 

「柊柚子?」

 

「君によく似たこの世界の子だよ。因みに私達兄妹の幼なじみでもあるかな」

 

「…が、君と彼女達が何故そっくりなのかは、この際置いておこう。その前に…」「お前達は?」

 

「赤馬零児」

 

「榊遊奈。さっき私の前に出てたのが兄の遊斗だよ。訳あってバラバラだったのが一緒になっちゃったんだよね」

 

「はあ…?」

 

私の説明にはてなマークを浮かべてるセレナに苦笑いを返す。

いや…私自身も説明できんよ

 

「私は赤馬霊王の息子だ。覚えてないか?私は以前君と会っている。…融合次元のアカデミアで…そこで君は赤馬霊王に最も目をかけられているデュエリストだった。その君が我々の世界に現れた。何を目的に?赤馬霊王にその腕を見込まれ侵略の先兵として送り込まれたか?」

 

「くっ!赤馬霊王など関係ない!私は自分の意思でこの世界に来た。誰の命令も受けずに…。お前の事は覚えている。3年前、次元を超え、お前は我々の世界にやって来た。私は多くの仲間が次々と前線に赴き活躍する中、あの窮屈な館の中で息が詰まるような生活を強いられて来た。お前が現れた3年前からずっとだ!」

 

3年前、融合次元で何があったのか零児から語られる

 

「……それじゃあ君はその時に父親の企みやこの世界の事を知ったんだね」

 

「ああ…私はこの3年間、赤馬霊王の野望を打ち砕くための準備を整えてきた。彼に変わり、LEOコーポレーションの社長に就任したのもその為。有力なデュエリストの発掘、育成にも力を注いできた。全てはこの街を、私達が住むこの地を守る為。私と組む気はないか?」

 

「組む?」

 

「そうだ。共に赤馬霊王から…アカデミアからこの世界を…」「零児、そんなんじゃあ彼女を口説けないよ?」「くどっ…!?…どういう意味だ?」

 

「彼女からしてみたらくだらない事って意味だよ。ね?」

 

「ああ、まだお前の方が話が分かるな」

 

「ねぇ、セレナって呼んでもいいかな?私のことも遊奈って呼んでいいから」

 

「…私は別にお前達と馴れ合う気など…」

 

「まあ、まあ、聞きたいことあるんだよ。色々とね?」

 

「…言っとくが私はずっとアカデミアから出る事を許されてなかった。エクシーズ次元の事や戦場の事など一切知らないぞ」

 

「いや、アカデミアにいた君だからこそ知りたいんだ。…遊城十代って知ってる?」

 

「何故その名前を!?」

 

「やっぱりか…。あの人は今どうしてる?」

 

「……十代さんは私よりも厳重に部屋から出る事が出来なくなっている。彼女はプロフェッサーから覇王と呼ばれていた。なんでも、この戦のキー戦略になると…」

 

お母さんの覇王の力を狙ったのか…

 

「…記憶はいじられたりしてない?」

 

「先程も言っていたな。記憶をいじるなんて聞いた事ない!デタラメを言うな!」

 

「本当にデタラメかな?君の知り合いで、急に変わった人とかいなかったの?例えば…戦うのが怖いとかなんか違う気がするって言ってた子が、次の日急にプロフェッサーのため、世界の為に戦えるのが嬉しいとかってさ」

 

「!?いや…まさかそんな…」

 

思い当たる節があるのか明らかに動揺が見える。

私は更にセレナに追い打ちをかける。

 

「君はプロフェッサーからなんて聞かされてた?エクシーズ次元やシンクロ次元の侵略が世界の為とでも?」

 

「…何が言いたい。離せ!」

 

セレナに近づくと彼女を抱きしめて拘束する

 

「なら、君にある記憶を見せてあげる。君たちアカデミアがエクシーズ次元で何をしてきたのか…。君は知らないと行けない」

 

「な!ぐぅ!?」

 

気を失ったセレナを抱きとめると横抱きにする

 

「彼女に何をした?」

 

「…遊斗の記憶を見せただけだよ。彼女は何も知らなすぎる」

 

「…させない…なに!?」

 

気を失っていたバレットが意識を取り戻しそう言うとディスクを操作し始めるが反応しない。

 

「無駄だ、先程のアクションフィールドはデュエルディスクの機能を一部封じる。お前に救難信号は送らせない」

 

「くっそ…」

 

零児は携帯していたスタンガンを取り出すとバレットを再び眠らせ、後片付けと2人を監視するように命じる

 

しばらくして零児の部下が数名来るとバレットとセレナを回収していった。

 

試合の方を見ても柚子は無事に三回戦進出を決めたみたいだ。

 

「…すまないな、助かった」

 

「ううん。零児こそお疲れ様。さて、これから忙しくなるよ!私も手伝うから行こっか?」

 

「…ああ、そうだな。まだ油断出来ない」

 

先程の連絡で中島さんが車で迎えに来てくれていた為、一緒に向かう。

向かってる途中、車から少し距離があったので、その間に零児の腕に抱きつく。

 

「!遊奈…」

 

「ん?スキャンダルになったらどうするって?」

 

少し咎めるように零児に名前を呼ばれるが、それをモノともせず見上げて笑いながら零児が言いたいことを先に言う。

 

「いや…会社に戻るまでだからな」

 

「やった!こういうのちょっと憧れてたんだよね♪」

 

「……」

 

零児の許可をもらって、嬉しくなった私は更に零児の腕に抱きつき、顔を肩に擦りつける。

 

《(やれやれ…顔真っ赤だよ。遊奈は気づいてなさそうだけどね)》

 

二人の様子を見ていた、ファントムは内心ため息を吐くと邪魔にならないように遊奈の中へ戻っていった。




という事で無事に社長無能回避(?)出来ました。
え?セレナ説得っていうかしたのは遊奈だって?
まあ、気にしない気にしない。
セレナのアレって完全に子どもが親に認められたいのと同じだよなぁってなってました。
アカデミアは精神患者がヤバそう…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。