※この作品はR-18です。

遊戯王ARC−V 幻影の魔術師   作:しょごりゅう

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※今話は、あるキャラへの重大なアンチ、そして汚い表現が入っています。
そのキャラのファンの方、ご容赦ください。


第3話 沢渡登場!

「で?奪い取ればいいの?そのペンデュラムカードって奴を…」

 

「そうだ…手段は問わない。手に入れて我々に渡してくれれば、君が望むレアカードと交換しよう」

 

「了解」

 

───────────────────────

 

翌日___学校。

 

「え?用事?」

 

「ああ。だから今日は塾を休むから修造おじさんに言っておいてくれないか?」

 

「うん。それは構わないけど…珍しいね?遊矢が休むの」

 

「うーん。まあ、ちょっと…」

 

《流石に言えないよねぇ。遊奈のペンデュラムカードを狙う奴が一緒にいる柚子達を人質に取るかもしれないなんてさ》

 

ファントムが溜息を吐きながらそうボヤく。

ファントムの言う通り、原作ではペンデュラムカードを狙う奴(沢渡って名前だったかな?確かネタキャラで騒がれていた気がするけど…)が時読みと星読みのカードを奪い、さらに柚子やアユ達を人質にデュエルを挑まれてしまうはずだ。

 

正直、柚子達を巻き込みたくはない。だからこそ、今日は塾には行かずに向こうから接触するのを待つことにした。

 

《これで回避出来ればいいのですが…》

 

ちょっ!?フラグ立てないでローザ!

そんな事になったら、(相手が)どうなるか分からないから

 

「じゃあ、そういう事だから俺は行くな。また明日!」

 

「うん。また明日!」

 

───────────────────────

 

「 !! 」

 

柚子と別れて校門に来た時、何かが顔に向かってくるのを感じた私は素早く手で、その飛行物体を掴み、止める。

 

「…ダーツの矢?」

 

手を開くと吸盤がついたダーツの矢だった。

 

《しかもこれ、吸盤取ったら本物の針が出てきたよ!?》

 

《誰ですか?こんな物騒な物を人の顔に投げるなんて…》

 

私もびっくりだよ!?素直に当たらなくてよかった…。

 

ホッとしてると、同じ学校の制服を来た、優等生っぽい男子生徒が近づいてくる。

 

「ブルズ・アイにトリプルで150点!のつもりだったんだけど…ああ、すまない。ほんの挨拶のつもりだったんだ。榊遊矢君で合ってるよね?」

「あ、ああ…」

 

《挨拶のつもりならオモチャのダーツの矢でやれよ》

 

《……》

 

まあまあ、落ち着けファントム。ローザも無言で炎を吐こうとしない。

 

「俺は1組の沢渡シンゴっていうんだ!よろしく!」

 

そう言いながら沢渡に手を握られる。

 

「!?よ、よろしく…」

 

《な!?遊奈の手を離せ!》

 

《…燃やしていいかしら?》

 

頼むからこれ以上、うちの子を煽らないでくれ…沢渡さん…

手を解放されながらそう願う。

 

「テレビで観たよ。あのストロング石島とのデュエル。特にペンデュラム召喚最高だった!」

 

「あ、ありがとう」

 

「あ、ねえ!お願いがあるんだ!出会ったばかりでおこがましいとは思うけど、ペンデュラム召喚を俺や俺の親友にみせて欲しいんだ!」

 

「いいけど、その友人は?」

 

「よかった!18時にLDSのセンターコートを抑えてるんだ。そこにいるから案内するよ。しかも貸切だぜ☆」

 

流石、市会議員の息子。スゴイスゴイ

 

《 《………》 》

 

ファントムまで無言になるとかヤバイよ!

頼むからこれ以上は命の保証出来ないよ…

 

「じゃあ、早速行こうぜ!」

 

「ちょっ!?(なんで手を握るの!?)」

 

そのまま沢渡に手を引かれるままLDSへ向かった。

 

───────────────────────

 

ーSide/柚子

 

(ん?あれは遊奈?)

 

教室の窓から校門を見ると遊奈が男子生徒と話していた。

あれは1組の沢渡?確か…市会議員の息子で、LDSに通ってる生徒だったはずだ。

 

(大事な用って男だったの?でも遊奈に限ってありえないよね…)

 

改めて遊奈を見るとどこかよそよそしく感じる。少し話していると急に沢渡が遊奈の手を引いてどこかへ行ってしまった。

 

(あの方向はLDS?それに遊奈の顔あまり見えなかったけど、嫌そうに見えた…)

 

───────────────────────

 

ーSide/遊奈

 

 

沢渡の案内でLDS内を歩く。

周囲を見渡してみると、様々なコースの、様々なクラス分けがされた教室がある。ふと、壁に貼られてる紙が眼に入る。LDSで受けられるコースについて書かれてるようだった。

総合コースに、融合コース、シンクロコースに、エクシーズコース…

なぜに儀式やアドバンスはないんだ?ネクロスとか帝とか強いじゃないか。

 

「にしてもシンクロに融合かぁ…(融合はやっぱり母が愛した召喚方だから好きだし、シンクロは前世でちょうど全盛期だったから思い入れがあるな…)」

 

《でも、どの召喚方法にも良さがあるよね》

 

そうだね。だからこのEMオッドアイズ魔術師デッキが好きなんだ。まだエクストラのオッドアイズや時読み、星読み以外の魔術師はいないけど、このデッキには全ての召喚方法が出来る可能性のデッキでもある。

奪われるわけにはいかない

 

《分かってるよ。任せて》

 

《ええ。少し躾が必要でしょうから…》

 

そんな頼もしい二体の龍と話していると、どうやらフィールドに着いたようだ。

其処には沢渡の親友(という名の取り巻き)が2人スタンバイしていた。

 

「彼らが君の親友?」

 

「ああ。さて…ペンデュラムモンスターをこっちに渡し「「ぎゃああああ!?」」な、どうしたお前達!?な、なんだ!このドラゴン達は!?」

 

「どうやら、うちの子達もそろそろ我慢の限界が来ていたみたいだ」

 

ディスクにセットしたファントムとローザを見せながら言う。

 

ちなみに取り巻きAはファントムのドラゴンテールを喰らい吹っ飛び、取り巻きBは『憎悪の棘』を装備したローザにつるのムチを喰らって吹っ飛んだ。

あ、死んでないからそこはうちの子偉いよね。

 

因みに『憎悪の棘』は効果が少し変わってローザでも装備可能になってる。少しスッキリしたのか、ファントムとローザは精霊に戻り、私の所に戻ってきた。まあ、それは置いておいて

 

「やっと本性を現したね。LDSの刺客め」

 

「くっ、気づいていたのか!」

 

「最初っからね。ペンデュラム召喚を見たいだけなら昨日やっていた遊勝塾のデモンストレーションを観に行ったはずだ。自分の関係先であるLDSで見たいとか、いくらなんでも怪しすぎるよ」

 

「くっ…。…ハハハ!おや?客人のようだね?」

 

「遊矢!」

 

聞き慣れた声がした方を見ると柚子が取り巻きの1人に捕まっていた。

 

「(しまった!そういえば取り巻きは3人いた!)柚子!?なんでここに!」

 

「遊矢が沢渡に連れて行かれるのを見たの!でも途中で、捕まってしまって…」

 

「柚子のせいじゃないよ」

 

申し訳なさそうに言う柚子に首を横に振って違うと伝える。

 

「さあ、形勢逆転だなぁ!渡してもらおうか?お前のペンデュラムカード。それとさっきのドラゴン達もな!」

 

ペンデュラムカードだけじゃなく、ファントム達もだって!?

 

《ふざけるなよ?誰がお前の元に行くかよ》

 

《同感です。茨で串刺しにしますよ?》

 

ローザ、怖い事言ってるけど、有言実行はしちゃダメだよ?

下手すると死んじゃうからね。

 

「渡しちゃダメよ!遊「うるせえよ」きゃっ」

 

「柚子!!…ペンデュラムカードが狙いなんだろ!?柚子や他のカードは関係ないはずだ!」

 

「そんな凄いカードは俺みたいな選ばれた奴が使うべきなんだ!お前みたいな奴なんてそんな屑カードで充分なんだよ!」

 

そう言って投げられたのは『モリンフェン』、『ハングリーバーガー』、『六武衆―ヤリザ』、『ブロックスパイダー』といった、カードの束。それを見た瞬間、何かが切れた。

 

「おい、デュエルしろよ」

 

カードを拾い集めて労わりながらケースの中に入れると沢渡に言った。

 

「はあ?お前、立場分かってる?『デュエルしろ』はぁ?誰だよあんた」

 

 

沢渡デュエルディスクから男の声が聞こえてきた。

この声は社長(赤)さんかな?

 

「はあ?手段は問わないという話だった『私はデュエルしろと言っている』 !!…チッ。分かったよ!!」

 

「…話はついたみたいだな。お前が勝てたら、望み通りペンデュラムモンスターとローザ達をやる。お前が負けたら、柚子を解放し、罰ゲームを受けてもらう」

 

「良いだろう、その話、のってやるよ!」

 

「そうそう。今回俺が使うデッキは攻撃力1000以下だ」

 

「なんだと!?舐めやがって、絶対に後悔させてやる!」

 

舐めているかどうか、それは直ぐに思い知る事になるさ。

 

───────────────────────

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスターと共に地を蹴り宙を舞い!」

 

「フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ、これぞデュエルの最強進化系、アクショーン!」

 

「「デュエル!」」

 

先攻 Yuna LP 4000 VS 後攻 Shingo LP 4000

 

フィールドは、確か『ダークタウンの幽閉塔』、スラム街の様な雰囲気のフィールドで、此処はゲットした瞬間に効果を発揮し、その殆どがデメリット効果のアクショントラップカードしか配置されていないんだっけ?

初見だと絶対に引っ掛かりそうなフィールドを選ぶとか、本当に最低な奴。

まあ…私には関係ないけどね。

 

「柚子!そこで待っていてくれ!!」

 

「分かった。気をつけて!!」

 

アニメと同じく塔の上にいる柚子にそう言うと沢渡に向き合う。

 

「俺のターン。カードをセット。そして『カードカー・D(ディー)』を召喚」

 

カードカー・D ATK 800

 

「『カードカー・D』の効果発動!このカードをリリースしてデッキからカードを2枚ドローする。そしてエンドフェイズになる」

 

Yuna 手札3→5

 

ターンを終わらせると、あるアクションカードを探すために走り出す。

 

【カードカー・D】

効果モンスター

星2 地属性 機械族 攻800 守400

このカードは特殊召喚できない。このカードが召喚に成功した自分のメインフェイズ1にこのカードをリリースして発動できる。デッキからカードを2枚ドローし、このターンのエンドフェイズになる。この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。

 

 

Yuna

LP 4000

手札 5

モンスター 0

魔法・罠カード 1

 

 

「俺のターン!ドロー!やっぱ俺ってカードに選ばれてるぅ!手札を『2番目と4番目のカードを伏せろ』…カードを2枚伏せる!」

 

さすがだね、社長さん。お見通しって訳だ。

 

「そして手札を1枚墓地に送り『クイック・ダーツ・シューター』を特殊召喚!」

 

クイック・ダーツ・シューターATK 1600

 

「更に、墓地に送った『リカバリー・ダーツ・シューター』の効果発動!このカードが手札から墓地に行った時、墓地から特殊召喚する!」

 

リカバリー・ダーツ・シューター ATK 1400

 

「更に『クイック・ダーツ・シューター』をリリースする事で効果発動!このターン、ダーツモンスターを召喚する時に必要なリリースが無くなる!この効果で、出て来い!『アルティメット・ダーツ・シューター』!!」

 

アルティメット・ダーツ・シューターATK 2400

 

「『アルティメット・ダーツ・シューター』で、ダイレクトアタックだ!」

 

リンゴーン!リンゴーン!

 

「なんだ!?」

 

「手札から『バトル・フェーダー』の効果発動!このカードを特殊召喚し、バトルフェイズを終了する!」

 

バトル・フェーダー ATK 0

 

「チッ…。エンドフェイズに、『アルティメット・ダーツ・シューター』の効果発動!このターンに効果でリリースしたダーツモンスターを蘇生する!」

 

「それにチェーンして手札から『D.D.クロウ』の効果発動!このカードを墓地に捨て、『クイック・ダーツ・シューター』を除外する」

 

「くそ!なぜ計算通りに行かない!!」

 

《悔しいでしょうねぇ》

 

《ざまぁ》

 

ファントムはいつも通りとはいえ、ローザまで性格変わってるよ。相当キレてるね…

 

 

Shingo

LP 4000

手札 1

モンスター アルティメット・ダーツ・シューター(攻撃表示)

リカバリー・ダーツ・シューター(攻撃表示)

 

魔法・罠カード 2

 

Yuna

LP 4000

手札 3

モンスター バトル・フェーダー(攻撃表示)

魔法・罠カード 1

 

 

「俺のターン!ドロー!『金華猫(きんかびょう)』を召喚!」

 

金華猫ATK 400

 

 

【金華猫】

スピリット/効果モンスター

星1 闇属性 獣族 攻400 守200

このカードは特殊召喚できない。

(1):このカードが召喚・リバースした時、自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは除外される。

(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。

 

 

「スピリットモンスターだと!?しかもレベル1!あはは!使ってる奴なんて、初めて見たぜ!もしかしてお前のデッキはレベル1の屑モンスターばかりなのか?」

 

「さっきから屑屑って他に言葉を知らないのか?」

 

「何だと!」

 

「…金華猫の効果発動!このカードが召喚、反転召喚した時、墓地からレベル1モンスターを蘇生できる。『D.D.クロウ』を蘇生させる!」

 

D.D.クロウ ATK100

 

「『D.D.クロウ』と『金華猫』と『バトル・フェーダー』でオーバーレイ!三体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」

 

ブラックホールに飲み込まれる三体のモンスター達

 

「エクシーズ召喚!現れろ、No.(ナンバーズ)54!熱き闘志の雄叫びが眠れる魂すらも震わせる!『反骨の闘士ライオンハート』!!」

 

54の数字が浮かび上がると、上部に血管が付いた心臓のような物体がブラックホールから現れ、そこから展開するとライオンの姿をした戦士が現れた。

 

ライオンハートATK 100

 

「な、No.?何なんだ!?この禍々しいモンスターは!?(しかし、攻撃力は100…見掛け倒しか!?)」

 

『No.』っと言ってもほとんど(・・・・)がOCG効果になってしまっているが、それでもこの気配は異常だといえる。

でも私にとっては頼もしい仲間だよ♪

 

「後はその邪魔な伏せカードも破壊しようか?手札から『ハーピィの羽根箒』発動!」

 

「な!?なぜお前がそんなレアカードを!」

 

大嵐が禁止になって、代わりに制限復帰した羽根箒が、沢渡の伏せカード2枚を破壊した。

この世界では沢渡が言うように需要が高い割に供給があまりないため、かなりの値がついている。

私?もちろん前世の時のカードと言いたいが、これはあの孔雀舞さんから譲り受けたカードだ。

 

《遊奈!あのアクションカードを!!》

 

柚子がいる塔を結ぶ橋の上でファントムが指を指す。

その方向を、見ると空中にAカードが浮いているのが見えた。

 

「頼みのアクションカードもあれじゃあ届かないなぁ!(取れるもんなら取ってみろ!取った途端、アクショントラップで終わりさ!)」

 

「空にアクションカードがあるなら……頼んだよ、ポッポちゃん!」

 

『クック!』

 

「なっ!?鳩!?」

 

取り出した巨大なクラッカーをPONと鳴らすと、その中から1羽の鳩が飛び立ち、空中にあるアクションカードへと向かって飛び立つ。

パタパタパタパタと強く翼を羽撃かせるその様子は可愛らしさを感じさせられる。

リアル・ソリッド・ヴィジョンのちょっとした応用で出していて、普通の鳩と比べて能力も高ければ知能も高いんだよね♪

これを考えた漫画版遊矢は本当すごいと思うよ。

 

そもそも、私のディスクがリアル・ソリット・ビジョンを搭載したり、ポッポちゃんを出したり出来るのは、私が遊星兄にこういう技術を叩き込まれたからだ。さすがメ蟹ックって言われるほどはあるよね。本当にすごかったんだ!

まあ、おかげで色々出来るから習っておいてよかったなあと今は本気で思うよ。

 

そう言っている間にポッポちゃんがアクションカードを持ってきてくれた。

 

「ポッポちゃんありがとう♪ アクショントラップ発動!『バッド・パワーショット』!このターン相手の攻撃表示のモンスターは全て攻撃力が2倍になる!!」

 

アルティメット・ダーツ・シューターATK2400→4800

リカバリー・ダーツ・シューター ATK1400→2800

 

「あははは!残念だったねぇ!とんだアクショントラップだ!ナマーズなのか何なのか知らないが、次のターンで終わりにしてあげるよ!」

 

確かに、このアクションフィールドにある、アクションカードはほとんどがアクショントラップ…つまりデメリットしかない。だけど…

 

「ライオンハートで『アルティメット・ダーツ・シューター』に攻撃!」

 

「はあ!?攻撃力が100しかないそのモンスターで攻撃するとか自滅するつもりか!?」

 

驚いてる沢渡に、ニッと笑ってやる。

 

「それはどうかな?」

 

この子に取っては逆に好都合なのさ!!

 

「ライオンハートの効果発動!ORU(オーバーレイ・ユニット)を1つ取り除き、この戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける」

 

ライオンハート ORU3→2

 

ライオンハートの周りを回っていた3つのユニットのうち、一つが弾けた。

 

「な、何だと!?それじゃあアルティメットの攻撃力にライオンハートの攻撃力100を引いた数字___つまり4700が俺のダメージになるだと!?」

 

「そういう事だ!喰らえ!バーニング・クロスカウンター!!」

 

「ぐぁぁぁぁぁ!!!」

 

Shingo LP 4000→-700 LOSE

 

WINNER Yuna

 

 

「ありがとう、レオン」

 

そう声をかけるとライオンハートことレオンは軽く頷いてカードに戻っていった。

 

「さて、俺が勝ったんだから柚子を解放「ふ、ふざけるなよ!あんな聞いたこともないカードを使って!卑怯だ!」…卑怯だって?君には言われたくない」

 

「うるせえ!こうなったら…「ぐほっ!」どうした!?」

 

柚子を人質に取っていた、取り除きが倒れると、後ろから水色の髪の少年…紫雲院(しうんいん)素良(そら)が現れる。

 

「ごめんね?あまりにも見苦しかったからさ。つい手が出ちゃった。君大丈夫?」

 

「う、うん。ありがとう」

 

「そ、そんなぁ」

 

「さて、形勢逆転だね」

 

そう沢渡に言うと先ほど沢渡に投げられたカードの束が入ったデッキケースを取り出し、カードを取り出した。

 

「な、何をするつもりだ!?」

 

「言っただろ?罰ゲームを受けてもらうのさ」

 

「な、何なんだよ!その眼!」

 

ああ、これから力を使うから眼の色がファントムと同じオッドアイになっているんだね。

 

まあ、沢渡にしか見えないから大丈夫かな。

さて…

 

「な、何なんだよ!?このモンスター達は!?」

 

沢渡の周りには『モリンフェン』、『ハングリーバーガー』、『六武衆―ヤリザ』、『ブロックスパイダー』などのモンスター達___今私が持っているカードのモンスター達が取り囲んでいた。

 

「…その子達は君がさっき屑といって投げ捨てたカードのモンスター達だ」

 

「こ、こっち来るな!!」

 

「柚子やその子達の痛みとデュエリストとしての恥を思い知れ!」

 

「うわあああああ!!止めてくれえええ…!!」

 

悲鳴を上げる沢渡に襲いかかるモンスター達___と言っても他の人から見たら何もないところでいきなり発狂したようにしか見えないけどね。

 

《あ〜あ。失禁しちゃったよ》

 

《本当に心も身体も汚い人ですね》

 

ファントムは呆れたように、ローザは汚い塵を見るような眼でそう言う。

保険のためその姿を持っていたスマホで撮影する。

 

《鬼だね〜》

 

酷いな。

別に何もしない限りネットに晒したりしないよ。

 

「遊矢!…きゃっ!?「見ないほうがいい」…な、何があったの?」

 

柚子を抱きしめて沢渡を見せないようにした。

観客席の方にいた柚子達は何があったのか分からないようだった。

まあ、わざと柚子達が観客席からこっちに向かってる時にやったからなんだけどね。

 

「さあ?自分が散々馬鹿にしたレベル1モンスターに負けたからじゃないかな?全く豆腐メンタルにもほどがあるね」

 

そう溜息を交えながら言う。

 

「そ、そうなの…。遊矢に何もないならいいんだけど」

 

「俺は大丈夫。それよりも柚子は大丈夫だった?」

 

「うん。彼が助けてくれたから」

 

そう言って柚子は私から離れると後ろにいた素良に視線を向ける。

 

「なんだか妬けちゃうねぇ。ごちそうさま」

 

「あはは…ごめんね。柚子を助けてくれてありがとう。俺は榊遊矢。君は?」

 

「ううん。気にしないでよ。僕は紫雲院素良。それよりも場所移動しない?ここはうるさいし、臭うから」

 

「そうだな。お礼も兼ねて何か甘い物でもご馳走するよ」

 

「わああ!ありがとう♪」

 

嬉しそうな素良と柚子を連れてフィールドを後にした。

 

 

───────────────────────

 

「至急、ペンデュラムカードを奪いに行きます」

 

「かまわない」

 

「はっ!」

 

「(なかなか面白いものを見せてもらった。No.と呼ばれる聞いたことのないエクシーズモンスターに昨日のシンクロモンスター、そして、何よりあのリアル・ソリット・ビジョンの技術力…ますます興味深い)」




若干沢渡さんのキャラが違う気がする…←殴


オリカ紹介

【クイック・ダーツ・シューター】
効果モンスター
星5 地属性 機械族 攻1600 守1600
(1)手札を1枚捨てることで、このカードは手札から特殊召喚出来る。
(2)メインフェイズに発動出来る。自分フィールド上のこのカードをリリースする。このターン、自分は『ダーツ』モンスターをリリース無しで通常召喚出来る。


【リカバリー・ダーツ・シューター】
効果モンスター
星4 地属性 機械族 攻1400 守1000
(1)このカードが手札から墓地へ行った時、墓地から特殊召喚出来る。
(2)このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから、「ダーツ」モンスター1体を自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。


【バッド・パワーショット】
アクショントラップ
このターン、相手の攻撃表示のモンスターは全て攻撃力が2倍になる。
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