▼花火が打ち上がる景趣は艦/こ/れのやつが元ネタです たしかこんなだったはず
お題は「わるものマニア」(http://www.w-mania.com/)より。
pixivより転載
ここの本丸は、比較的火を怖がる者が少ないと聴いてはいた。その上、無類の祭り好きとして政府にも知られていた愛染国俊の以前からの再三の要望。それを受けての、「花火の景趣」が実装された。この景趣が設置されている間は、決まって夜8時から9時まで間断なく打ち上げ花火が上がる。季節は主に夏だ。どこの愛染も暦の上でも夏にこの景趣を設置することを要望した。祭りの季節に合わせたいらしい。そういうわけで、昼は空調の効いた部屋で、夜は蒸し暑くとも花火が打ち上がるのを縁側から眺めているのが、ここ最近の本丸の刀剣男士や審神者の習慣だった。
尤も、それに熱を入れない刀剣男士もいる。縁側からでなくとも、窓から見ることもできる。
水心子と清麿も、部屋で花火を見る派だった。尤も、それは最初だけのことだ。
「清麿」
「なんだい、水心子」
風呂上がり。互いは既に寝間着だ。まだ風呂上がりの汗がお互いの首にしっとりと浮かんでいる。その中で、蒲団の上。水心子は清麿の手首を掴み――じっと、見つめた。その瞳の奥には隠しきれない熱が籠もっていた。
それを見て、清麿は微笑んだ。掴まれていない方の手を、水心子に差し出す。
「おいで、水心子」
その言葉で、水心子は清麿の口を口で塞いだ。甘い味がした。
清麿の寝間着の上衣をはだける。つつ、とその腰のラインをなぞった。
「ふ……」
清麿の声が漏れる。それは気持ちいいという証なのだろうか。わからないのでそのまま清麿の背中をなぞり続けた。ん、ん、と小さく声が上がる。それを良いことに、水心子は清麿の寝間着の下をはだけた。下履きを脱がす。さらけ出されたのは清麿自身だ。それを喉を鳴らして見つめながら、清麿の乳首に吸い付く。
「あっ」
清麿の声が上がった。それにやや気をよくした水心子は、露出している清麿自身を手で扱きはじめた。最初は歯を食いしばっていた清麿だったが、先走りが漏れ出すにつれ小さく間断なく声を上げていく。「あ、もっと」
そういわれた途端、堪らなくなる。手の動きを速くすると、あ、あ、と清麿は体を震わせていく。
「清麿」
手で扱いたまま、耳元で囁く。その瞬間、清麿は果てた。
息切れをする清麿。下腹は白濁に塗れている。
「清麿……」
水心子は自身の行き場のない昂ぶりをぶつけたい。淫らな清麿の姿を見せつけられて、自身は既に限界だ。自身の下履きを脱ぐ水心子が避妊具をつけようとする手を、清麿がそっと手を添えて止めてくる。顔を上げると、彼は寝間着の前を完全に寛げ、裸体の前を晒した。そして手を後ろに回し、何かをしているようだった。それが後孔を寛げる様だと、すぐに了解できた。清麿は上気した顔で、水心子を見下ろした。
「水心子。もう、後ろの準備は済ませてきたから……ね。水心子の、すぐに入れて欲しいな」
「――」
「あっ、水心子」
途端、水心子は清麿の体を押し倒した。止まらない。清麿の両脚を抱えると、怒張した水心子自身が、すぐに清麿の後孔を探し当て――挿入した。
「あっ――あっ、あっ!」
清麿が声を上げる。艶めいた声に、水心子の怒張は止まらない。ぐいぐいと何度も押しつけては、限界まで引き抜き、何度もピストンする。余裕などない。毎回こうだ。情けなくって涙が出そうになるが、次に出て来る清麿の言葉と仕種で、全てがどうでもよくなる。
水心子に突き上げられる清麿。そんな彼は、胸元にまで来た水心子の頭を、そっと優しく撫でた。慈愛に満ちた声で囁く。
「よしよし、良い子良い子」
「~~~~っ!」
「あっ、駄目だよ水心子、あっ、あっあっ」
子ども扱いされたことが悔しくて、それ以上に優しくされたのが嬉しくて、ごちゃ混ぜになる。だからいつも、こんなことをされると、ピストンを激しく突く。何度か突くと、清麿の甲高い声が上がり――かくりと腰が落ちた。慌てて自身を引き抜くと、水心子は「大丈夫か」と声を掛ける。それに対し、清麿は顔を上げると――水心子の頭を撫でた。
「気持ちよかったよ。よしよし、良い子良い子」
「~~それはやめろと言っているだろう!」
「あ、ほら花火がまた上がった」
「話を聞け清麿!」
白濁を纏ったまま、寝間着は乱れたまま。それでも構わず、清麿は窓から花火を眺める。そして水心子は密かに決意した。
この余裕綽々といった様子の親友兼恋人に、いつか「良い子良い子」なんて言う余裕のないセックスをする。しかし専らの練習相手はこの年少の姐さん女房だったので、その道は遠かった。
了