pixivからの転載
▼清麿 は のろいをうけた!
▼おんなのこになって ぼにゅうが とまらなくなった!
「どういう呪いだよ!!!!!」
「主、主、落ち着いて」
本丸の玄関前、事の次第を聴いた審神者はそう叫び、当の被害者である清麿に宥められた。他の刀剣男士のほとんどは彼ら――彼女たちを見つめている。
歴史修正主義者の呪い。時に相手を直接破壊や死に至らしめたり、時に真綿で首を絞めるような呪いをかけたり。様々だ。主流なところでは、敵の刀装を破壊したときに、破裂したそれから呪いが流れ出てくるというものだ。今回清麿が呪いにかかった経緯もそれらしいと、部隊長の加州が囁く。審神者が頭を抱える前で、清麿は困ったようにケープの下に手を入れていた。恐らく突然膨らんだ胸と、それから流れ出てくる母乳に困っているのだろう。ケープのために見えないが、母乳が溢れて止まらなくなったと報告してきたということは服も湿っているに違いない。それを思うと、審神者は更に頭が痛くなる。自身が子どもを産んだのはもう500年以上前で、そのときも子どもに乳をやったのは乳母だ。自分が乳をどうしていたかなど、もう記憶の彼方だ。悩む審神者の横で、加州が冷静に分析する。
「たぶん、女の子にして腕力をダウンさせて、さらに母乳を止まらなくさせることで集中力を欠かせて最終的に討ち取りやすくするための呪いじゃないかな」
「誰だよそんな回りくどい呪いを考えた奴は……責任者を出せ……」
「敵だね」
「敵か……ならしょうが……なくはない! あーもう! どうしろってんだ!」
「ごめんね主」
「あんたは悪くないからいいの! あーもう、とりあえずブラジャーかな……」
顎に手を添える審神者は、じっとケープ越しの清麿の胸を透視しようとする。できなかった。しかし恐らく、自身の下着はサイズが合わない気がした。刀剣男士だから(今は女士だが)形が崩れる心配はないだろうが、要は母乳で湿る胸をどうにかしたいのだからサイズが合わないと意味がない。審神者は貧乳の自覚があったので恐らく少なくとも清麿の方が大きいだろうと洞察していた。そうなると乳首が溢れてしまう。つまり母乳が溢れる。審神者は困ってしまった。思考が迷走しはじめる。
「うーん……いっそ搾乳機を注文した方が早いか……?」
「主、その前に怪奇対策部に通報して呪いを解いてもらわないと」
「あぁお願い。でもたぶん直ぐ死ぬ訳じゃないから緊急性が低いと判断されそうだな……あそこの解呪のプロいつも忙しいし……それまでどうしようか……やっぱ搾乳機……。……」
はたと、審神者は周囲を見渡す。怖々とした様子でこちらを遠巻きに見つめる刀剣男士たち。彼らの中にいないかと捜して――足音が聞こえた。慌ただしい音だった。
「我が主! 清麿が呪いを受けたというのは本当か!」
水心子だ。確か今日は手合わせの内番を組ませていたので、そのためか木刀を片手に走ってきていた。向こうから対戦相手の桑名が追いかけてくる。人垣を越えて駆けつけてきた水心子は、審神者との間に割って入って、木刀を取り落として清麿の肩を掴んだ。
「清麿! 体は大丈夫か! どこか欠けたのか!? 腕も……脚も無事だな、どこを悪くしたんだ!?」
「えーとね、水心子」
「水心子、丁度良いところに来た」
後ろから、水心子の肩を叩く審神者。彼が振り返ると、彼女はごく真面目な顔で告げた。
「あんたに任せた」
「えっ?」
「よかったね、乳搾り体験ができるよ」
「えっちちしぼ……なんだって?」
「とにかく今日は今から清麿と2人きりで部屋に籠もるように。あと他の奴らは今日いっぱいは彼らの部屋に近付かないように。あ、あと清麿は今日は私の部屋の風呂を使ってね。何時になってもいいから。以上、解散」
「えっ? えっ?」
号令と共に、他の刀剣男士らと共に審神者は解散する。取り残された水心子と清麿――その中で、清麿は水心子に言った。
「水心子、お願いがあるんだ」
「えっ、なんだ?」
「……とりあえず、僕らの部屋に行こう」
水心子の手を肩から外させると、清麿は彼の手を握って引っ張る。水心子はその手がいつもより柔らかいことに気付いて、途惑った。何が起きたのだろうと。
何が生じたのかを知ったのは、部屋に戻ってからだ。ケープを捲り上げる清麿の、胸部の2つの膨らみにぎょっとする。
「お前っ、女性にっ……!?」
「うん。なっちゃった。それによく見て、湿ってるだろ」
まだ明るい、外からの障子越しの光。その中で、清麿が言うように胸部は濡れそぼっていた。それに目を瞠る水心子。彼に、清麿は恥ずかしそうに言う。
「そのね。母乳が止まらないんだ」
「ぼにゅう」
「だから、その……困ってるんだ。だから……水心子が吸ってくれないかな」
「僕がっ!?」
動揺して素の一人称が出てしまう。そんな彼の前で、清麿はケープを脱いだ。ぱさり、畳に置かれるケープ。上衣も、前を開く。その下に、形の良い乳房が並んでいた。その小振りな乳首から流れた、てらてらとした母乳の跡が障子越しの薄明かりに照らされていた。前を開く清麿は、固まる水心子の前で恥ずかしそうに言う。
「その……恋刃の君にしか頼めないんだ。お願い……」
「恋刃」。そのひと言で、水心子は動き出した。
「ちょっと待っていろ」
「えっ」
そういって、水心子は自分のケープを脱ぐ。それを畳に置くと、手袋を脱いだ。それも放る。そしてずい、と清麿の前に迫った。清麿は見た。水心子の目が据わっているのを。それを見て背筋を震わせた。水心子の、欲望のスイッチが入った目だった。
「んっ……」
水心子の手が、右の乳房に触れる。それだけでピュッと母乳が出た。水心子が生唾を飲む。左の乳房に手を触れ――それに吸い付いた。
「んんっ」
小振りで丸い乳首に、水心子の舌が絡む。じゅっ、と強く吸った。水心子の口の中に甘酸っぱいミルクの味が広がる。それに目を瞠った水心子は、夢中になって吸い付いた。じゅっ、じゅっと音を立てる。左手は清麿の右乳房を握っており、ミルクが手から溢れている。それに気付いた水心子は、手を放して自らのそれを舐める。清麿はその姿を見てぞくりと身を震わせ、顔を赤らめた。それに構わず、水心子は今度は右の乳房に吸い付いた。じゅくじゅくと音を立てて吸う。時折乳首を舐られたり軽く歯を立てられたりして、その度に清麿は体を跳ねさせた。そして片方の乳房からミルクが溢れる度にそちらを吸うのを繰り返す。あまりに強く吸われるので、次第に太股の間を熱くさせた清麿は堪りかねて言う。
「水心子、そんなに強く吸っちゃやだぁ」
「お前が止まらなくて困ると言ったんだろう」
「あ、やだ、あぁっ、あっ、ああっ」
水心子は構わず、清麿のミルクを吸い出した。
――10分と経った頃か。ようやく清麿の乳の出が収まってきた。その頃にはすっかり蕩けきった顔と目をしていた清麿は、その事実に歓喜を覚える。水心子の手から溢れるほどではなくなったことに気付いたのだ。それでもまだ乳首を吸う水心子を押し退けようとした。
「すいしんし、もうだいじょうぶだよ、きみのおかげで母乳の出も……――ひゃうっ!?」
水心子の左手が、清麿のスラックス越しの秘部に触れた。ただでさえ熱くなっていたそこに、僅かながら刺激を与えられて、未知の感覚に声を上げてしまった。思わず口を押さえる清麿に、乳首から顔を上げた水心子は言った。その緑の目は、欲望に燃えていた。
「……こちらも女性になっているのだろう、清麿」
「あ、うん……」
「……入れさせてくれないか」
そう言って水心子は再び秘部に触れる。その度に清麿の体は揺れた。どうしよう、という不安はあった。しかし――自分の欲望も抑えられない。それに、相手が水心子なら、とも思った。だから、清麿は微笑んだ。
「水心子が望むなら」
「……有難う」
そう答えるや否や、水心子は行動に出た。清麿の体を畳の上に押し倒す。そして清麿のスラックスの前を寛げると、下着ごと脱がせにかかる。清麿は下着が離れるとき糸を引く感覚がして顔を更に赤らめたが、水心子に構った様子はない。濡れきった清麿のそこを見ると、彼は自身の前を寛げた。すっかり屹立したそれは比較的見慣れたもののはずだが、今自身の体が女性になっている以上、受け止め方が違うように思われた。水心子は清麿の太股を抱えた。そして囁く。
「入れるぞ」
「あっ、――っ!!」
めりめりと、音を立てるようだった。女性としては真っ新な体だった清麿のそこが、今、水心子自身を受け入れていく。男性の体のときに後孔で受け入れたときとは違う感覚だった。正直に言えば、痛い。十分に濡れていたはずだが、それでも水心子を受け入れるには辛かった。それでも――清麿は嬉しかった。水心子を自分の中に受け入れられたことが。
「っ、水心子」
水心子は答えない。彼自身を最奥まで突くと、限界まで引き抜く。そして再び突き入れた。気のせいか、息が荒い。限りなく近い位置にある水心子の顔は真っ赤だった。水心子は自身を何度も突き入れる。浅く、深く。何度も、何度も。
「あ、水心子、すいしんしっ」
「清麿っ……」
絞り出すような声だった。それがかわいらしくて、つい彼の頭に手が伸びる。何度か撫でていると、水心子は唸るような声で言った。
「もう……イくぞ……」
「うん、来て、水心子。――あっ!」
ゆっくり、速く、速く、ゆっくり。そんな動きを繰り返し、悦楽の波が清麿に激しく押し寄せてくる。がくがくと揺さぶられ、乳が踊った。またミルクが溢れる。それを見た水心子は、また乳にむしゃぶりついた。強く吸われ、清麿は一際声を高く上げる。
「やっ……すいしんし、どっちかにして、やぁっ、あっあっ」
子宮を貫かれ、乳を吸われ、清麿の頭は混乱する。真っ新だった清麿の子宮はぐずぐずに解け、同時に中で水心子自身を締めつけた。性感が極限まで高まる。水心子が乳から口を離して言った。
「中に出すぞっ……」
「あ、あ、あーっ!!」
水心子が清麿の中を深く抉った。同時に、2人は果てた。
2人は息を荒げる。部屋の中に、2人の呼吸の音が響いていた。少し落ち着いた頃、清麿はふと気付く。
水心子が、清麿の中に入れっぱなしだ。
「あの、水心子……抜かないのかい」
「……」
清麿は起き上がろうとして、乳が揺れた。ミルクが畳に溢れた。
それを見た水心子自身が、清麿の中で再び形を持ちはじめる。
「えっ」
「清麿」
「なに――んぅっ」
清麿の乳房に水心子は吸い付いた。一頻りミルクを吸い終えた頃には水心子自身はすっかり硬くなっていた。驚いている清麿に、水心子は据わった目で言った。
「すまない。もうしばらく付き合ってくれ」
「えっ――あっ、やっ!」
再び引き抜かれた水心子自身が、清麿の中を突いた。
「申し訳ない」
――数時間後、すっかり草臥れきった清麿の前で水心子は土下座していた。畳の上で転がる清麿に、水心子は額を畳に擦り付けながら言う。
「未知の感覚に夢中になってしまった。本当に申し訳ない」
「……いいよ、水心子。僕が母乳を吸って欲しいって言い出したことが切欠だしね……それよりお布団を出して欲しいかな……あと主の私室に連れて行って欲しい、お風呂入りたい……」
応える声も掠れている。水心子はすっかり恐縮しきり、とりあえずといわんばかりに押し入れを開けているのを、清麿はぼんやりと眺めた。母乳はすっかり出尽くし、しばらくは大丈夫そうだ。水心子は反省しているようだったが、乳首を吸われる感覚は当分忘れられそうにないな、と思った。
後日無事元の体に戻った清麿が、乳首を吸われる感覚に病み付きになり、水心子との閨事の度に「乳首を吸って欲しい」と強請り、膨らみはなくなったものの形の変わらない清麿の乳首に水心子が夢中で吸い付くようになったが、これは余談である。
了