▼ウチの五虎退極がぼちぼちカンストすんなぁって思いながら書いた話です 3振り目の極カンスト……感慨深いです なお1振り目は博多(大阪城で連れ回した結果)、2振り目は乱(初鍛刀)でした
pixivより転載
その日、五虎退は休日だった。待ちに待った非番の日。彼は以前から審神者に休暇申請をしていた。即ち、現世へのお出かけである。それもひとりでだ。
これには一期一振筆頭粟田口の面子が心配したが、「ひとりで出掛けられるようになりたいんです」という五虎退自身の強い要望があったから仕方ない。結果として、五虎退は非番の日、現世にひとりで出掛けていった。
この後、彼が決してひとりでは出歩かなくなった原因となる事件へと向かって。
乱や加州、次郎太刀などに影響されて、ウィンドウショッピングなるものに興味を示した五虎退は、有名な街へと赴く電車に乗っていた。そこで五虎退は面食らうことになる。
五虎退の乗った車両は非常に混んでいた。実のところこの電車が混んでいるのはいつものことだったのだが、現世慣れしていない五虎退には途惑うしかなく、気付いたら扉の前でぎゅうぎゅうと潰されそうになっていた。息が詰まりそうだ。そう思っていると、電車が動いて体が傾いだ。そしてようやくまともに立てた。
そのとき、気付いた。
(……?)
五虎退の腰のラインを、なぞる感触。最初は何かの間違いかと思ったが、その感触が――手が、臀部。即ち尻に触れた瞬間、悪寒が走った。その手が明らかな意志を持っていると感じたからだ。
その手は、短パンを穿いていた五虎退の太股を撫でさする。しつこいほど、ねっとりとした動きで、滑らかな五虎退の太股を手で舐った。悪寒が止まない。鞄をしっかりと掴んだまま、黙って耐えていると、その五虎退の様子に図に乗ったらしい。五虎退の背中に誰かがくっついてきた。
そして、五虎退のサスペンダーを素早く外すと、緩んだ短パンから下着の中へ手を突っ込んできた。片手は前へ、片手は後ろへ――前は五虎退自身を扱き、後ろは五虎退の尻を揉んだ。そのあまりに無遠慮な動きに抗議の声を出したかったが、今の自分は、この男――手の感触からして男だろうと判断した――が体をずらせば、自分は公衆の面前でパンツはおろか、パンツを下ろした姿を晒してしまうかも知れない。その躊躇が、男を更に図に乗らせた。
その間にも男の片手は五虎退自身を扱くし、その動きは緩急をつけていて不覚にも立ち上がらざるを得ない。そして後ろの手は、一旦手を引っこ抜かれた――かと思うと、再び尻に戻ってきた。
ただし、湿った感触がした。湿った手が、五虎退の尻の割れ目、後孔の周辺をなぞり――それが唾液だと気付いたとき、おぞましさが最高潮に達した。そこで耐えきれなくなった。
「やっ……!」
小さいながらも声を出すと、男はあっさり退いた。五虎退はそれに安堵し、サスペンダーを戻すと、次の駅で駆け下りた。
そんな不快極まる出来事も、買い物を済ませた頃には忘れ去っていた。うっかりショッピングを楽しみすぎて夜になってしまった。特に短刀の面子にウサギのぬいぐるみを買ったのが嬉しかった。喜んでくれるといいなと思う。この季節の日暮れはまだ早い。だから五虎退は、政府最寄りのゲートがある施設をひとりで歩いていた。すっかり浮かれていたので、五虎退は忘れていた。今の彼は本体の短刀を持たぬ――審神者同伴ならば許可される帯刀も刀剣男士のみだと許されないことがある――、少しばかり膂力の強い幼子に過ぎないことを。
だから、背後から――そう、駅からずっとついてきていた陰に気付かなかった。それが、彼を先回りした路地裏にいたことに。
五虎退は紙袋を片手に歩きながら、「もしもし」と声をかけられて完全に気を抜いて答えた。
「はい、なんでしょ、――」
そして、五虎退はあっという間に路地裏に引っ張り込まれた。
「いやっ……やめて、やめてくださぁいっ……!」
「へへへ、こんな夜道にふらふらしてるってことは襲ってくださいって意味だろ? 今までの奴らもそうだったぜ」
帽子が吹っ飛んだ。ジャケットを脱がされ、サスペンダーを引き千切られ。シャツのボタンは弾け飛んだ。色白の肌に相応しい桃色の乳首が晒される。外気に晒されて乳首が硬く尖った。その間にも男は手早く五虎退の短パンを下穿きごと脱がす――幼子に相応しい大きさの彼自身。その体が俯せに引っ繰り返される。五虎退が途惑う。意図がわからない。しかしそれは直ぐにわかった――五虎退の臀部に挟まれた後孔。そこを、舐る何か。たっぷりの粘ついた唾液が、五虎退の後孔を舐った。
「あっ、やっ、いやぁっ……!」
肘を突いて喘ぐが、男は動きを止めない。寧ろ加速させて――後孔の中に舌先まで突っ込んだ。そこで「ひぅ」と声を上げてしまう。
そこで五虎退は失策に気付いた。「感じてしまった」。そう取られてもおかしくない反応をしてしまったし、事実感じてしまった。男の舌の動きは一瞬止まったが、ニチャァ、という口が開く音と共に声がした。
「そっかぁ、君は後ろで感じちゃうんだねぇ。これはおじさんが満足させてあげないとね」
「ち、ちがっ……!」
「はい、おじさんのおちんぽ、君のちっちゃくてかわいいお尻に突っ込んじゃおうねぇ。よいしょっと」
言いながら、男は五虎退の細腰を掴んだ。彼の手で指先がくっつきそうなほどの細さだ。それに男は情欲を更に強く抱きながら、くつろげた自身を五虎退の後孔に宛がい――強く押し込んだ。
「あっ!」
「おっ、よく締まるねぇ。はじめてかな?」
「あっ、あっ、あっ!」
男の舌先と唾液で充分解されていたが、それでもなお男の凶悪な逸物は五虎退を突き上げる。突き上げる度、五虎退の中の「何か」に触れ、それが五虎退自身を屹立させていった。男は五虎退の体に覆い被さると、腰から手を離し、剥き出しになっていた五虎退の乳首を弄り出す。五虎退は堪らず嬌声を上げた。
「あっ♡駄目です、駄目ですぅっ……!」
「へぇ、乳首で感じる子なんだね君。おじさんそういう子も大好きだよ。ほら、締まりがよくなった。こうしたら、もっとよくなるかな?」
「――あっ……!」
強く乳首を抓られ、その瞬間後孔を強く締めてしまう。屹立した五虎退自身はそれでがくがくと腰を震わせた。それに男は舌なめずりしながら、ピストン運動を繰り返した。五虎退が声を上げる度に、その男の逸物は太く硬くなっていく。五虎退は意識が朦朧としはじめた。早く、早く終わって。そう涙ながらに願っていると、男は逸物を出口付近まで引き抜いた。このまま終わってくれるか、そう思っていた矢先、男は耳元で囁いてきた。
「今からまた1番奥を突いて上げるね。気持ちいいよ、良い声をあげて欲しいな」
「――やめてください、やめて、いや」
五虎退は懇願の声を上げた。しかし彼からは見えなかったが、男はにっこりと微笑んだ。
「嫌だね」
絶望の宣言と共に、男は五虎退の最奥を突き上げた。途端に五虎退自身も白濁を吐き出した。
服を着直す気にもなれない。五虎退が無様に路地裏に転がったまま男を見ていると、男は散らばった五虎退の荷物を見た。その中から転がり出たぬいぐるみに目を付けた。ウサギのぬいぐるみだ。
それを無造作に掴むと、男はぬいぐるみを引き裂いた。
身二つに別れたそれで、男は自分の魔羅を拭うと、適当に放り出してその場を立ち去った。 あとに残されたのは、精液と唾液に塗れ、恥辱と陵辱を受けた幼い少年。
この後、五虎退の体から検出された体液により男は捕まったが、五虎退は面合わせを拒否。彼は出陣以外は拒むようになったし、単騎出陣も単騎遠征も拒むようになった。
了