pixivより転載
紆余曲折を経て、俺と水心子は両思いとわかり今夜、初夜を迎えることになった。
布団の上に寝間着姿で、水心子は顔を赤らめて俺を見詰めていた。置き行灯の仄かな明かりの中、その姿はとてもかわいらしい。俺はそっと手を取る。
「優しくするから」
「……うん。我が主」
そして唇を重ねた。
たどたどしく舌を出してくる水心子のそれを軽く食み、吸い付き、舐る。水心子の口腔を舌で蹂躙しながら、ゆっくりと布団の上に押し倒した。寝間着の胸元をはだけさせると、乳首が見える。それを指で摘んだ。びくんと水心子の体が跳ねるが、俺が今水心子の口を口で塞いでいるため喘ぎ声はしない。それでも目をぎゅっと瞑って何かに耐えているようだった。それが面白くて、指先でコロコロと乳首を摘んだり抓ったり。体をびくびくとさせる水心子は、俺がようやく口を離すと、糸の垂れた顔で眉間を顰めていた。
「主、あんまりそこを弄らないでほしい……」
「ん? どこかな?」
「ひゃうっ! ……んんっ」
指先でピン! と弾くとひときわ高く声が上がった。それから恥ずかしそうに咳払いをする。それが大層愛しくて、俺は彼の俺から見て右側の乳首に吸い付いた。
「ひゃぁ、や、やめ……んぁっ」
舌先で勢いよく吸い付く。恐らく母の乳房に吸い付く赤子よりも勢いが良かっただろう。舌先で転がす度に「あんっ、あっ」と声が上がる。乳首が弱かったとは。今後参考にしておこうと脳内のメモ帳に書き留めつつ、左手で彼の空いている乳首を弄った。爪先でかりかりと引っ掻くと、やはりその度に体が跳ねた。
「あ、あ……」
「いやらしくていいね、水心子」
「いやらしくなんか、なっ……あっあっ、あっ!」
びくん、と一際大きく体が跳ねたかと思うと、水心子はやや呆けた。
それを見て、俺は水心子の寝間着の帯を解き下履きの中に手を突っ込む。そこは粘ついていた。俺はにやりと笑う。
「乳首だけでイッちゃった? 気持ちよかったんだね、かわいいね水心子」
「か、かわいくなど……――ひぅっ!」
「そんなかわいい水心子にもっと気持ち良くなってもらおうね」
言いながら下履きを脱がせた俺は、水心子の股座に顔を埋め、水心子自身の亀頭に舌を這わせた。
それから竿を舌で舐りはじめた俺に、水心子は焦ったように言う。
「だ、だめだあるじ、そこはおしっこするところ」
「人間はこういうことをして気持ちよくなるんだよ。今度水心子も俺のをなめて欲しいな」
「が、がんばる……――あっ」
次のセックスを確約してから、俺は口の中に水心子自身を咥えこんだ。少し苦しいが、水心子のそれは平均よりやや小さいのでそこまでではない。何度も口で扱くと、水心子は喘いだ。
「あ、だめだ、だめだ、あるじっ、そこっ」
先走りが口の中を満たす。それを吐き出して水心子自身を滑らかにしながらさらに舐った。
水心子が背を撓める。俺の頭を脚が挟んだ。
「出る、でちゃう」
「いいよ、口の中に出して」
「あ――っ!!」
次の瞬間、新鮮な精液が俺の口に流れ出て来た。
「……出しちゃった……」
「美味しい精液を有難う。それじゃ……次はこっち行こうか」
「え? あっ」
言いながら水心子をうつぶせにさせる。尻を突き出させたところで、寝間着を取り払った。
水心子のかわいらしい尻が薄暗がりの中で白かった。
それに舌なめずりをしながら、俺は水心子の臀部を掴む。くぱくぱと、入れられることを知らない後孔が無垢にあどけなかった。
――これから、自分が汚すのだ。
堪らない背徳感を覚えながら、戸惑っている様子の水心子の横から潤滑油のボトルを手に取る。そして手の中で温めたのち、水心子の後孔にそれをまぶした。水心子は驚いたようだった。
「あっ!? なんか……ぬるぬるしたものが……」
「ローションだよ。これで今から水心子のお尻の穴を解すからね」
「え、あ、――あっ」
そして指を突き入れた。
潤滑油でぐちゅぐちゅと音を立てて指を掻き回すと、そこは酷く狭い。めりめりと音を立てるように突き進むと、水心子がシーツを掴んで声を上げる。
「あっ……な、んか変」
「どう変なのかな」
「圧迫感が……」
「ふぅん。――指、増やすよ」
「あっ!」
2本目の指を突き入れる。後孔の中でピースするように押し開くと、「あ、そこっ」と声が上がる。それで俺はにやりと笑った。
ここか。
「ここが気持ちいいの?」
「なんかっ……ぞくぞくするっ……」
「そっかそっか。じゃあもっと指を増やそうね」
「えっ、あ――……っ!」
3本目の指を滑り込ませた。水心子が反応した部分を指で容赦なく押し上げる。そして同時に水心子自身に触れると、それは既に形作りはじめていた。順調に感じているらしい。そこで一層強く押し上げたのち、指を引き抜き――俺は自分の前を寛げた。水心子の痴態ですっかり臨戦態勢だ。指が抜けたことで気が抜けたのか、ゆるゆるとこちらを振り向く水心子。それに、ぎょっとした顔をした。
「あ、あるじ、それは」
「俺の自慢の巨砲だよ。今から水心子の中に入れるから」
「むり、そんなのはいらない」
「大丈夫、そのために今慣らしたからね。それじゃ、入れるよ」
「まって、まっ、――っ!!」
俺は水心子の躊躇の声に構わず、ずん、と自身を突き入れた。指で馴らしきれていなかった部分がめりめりと音を立てるように開く。同時に水心子の「イイトコロ」も刺激したらしく、水心子は大きく喘いだ。
「あっ! あっ!! わがあるじ、それは」
「水心子のナカ気持ちいいよ、やっぱナマはいいね」
「あ、あるじ、こういうときはこんどーむなるものをつけるものだと」
「大丈夫だよ水心子」
俺は最奥を突くと、彼が見えないことをいいことににやりと笑った。自分でもあくどい笑みだったと思う。
「好きな人同士のえっちならゴムをつけなくてもいいんだ」
「そ、いういうものなのか」
「そういうものだよ、――さぁ、ラストスパートだ」
「あっ!」
俺は一旦ギリギリまで引き抜き――ずどんと再び最奥を突いた。
「あっ! あっ! あるじ、あるじっ」
「水心子、ぎゅうぎゅう締め付けてくれるね。気持ちいいよ」
「ほんとう……? よかった……――あっああっ、あっ! またおっきく、!」
けなげな返答に、思わず俺の息子が大きくなる。お前の中で立派に育ったよ、と思いながら、俺は水心子が精を吐き出すと同時に俺自身も種を水心子のナカに噴き出した。
……それから何度もセックスしたのち。びしょ濡れの布団の上でくったりと横たわった水心子の口を引き寄せる。唇を重ねると、水心子はゆるゆると微笑んだ。
「わがあるじ」
「なにかな」
「……ぼくのおしり、あるじのせーえきでいっぱいだから……かきだしてほしい……」
――見ると、確かに俺が散々吐き出した精液でいっぱいではみ出していた。俺はにっこりと微笑み、水心子を抱き上げた。
「わかったよ、掻き出してあげるね」
そして私室の浴室に入ったのち、水心子の尻から掻き出しているうちに再びムラムラとして来た俺たちは何ラウンド目かも憶えていないセックスを再開したのだった。
了