▼清光への愛はあります。清光は捨て猫出身の飼い猫だと思ってます。あとメインクーンぐらい大きい猫だとごんごん脚にぶつかられるとマジで転びます。重心取るな! すねこすりの由来は真面目に家猫だと思ってます。
罵声。それが、暫く続く。やや高低の差はあれど、どちらも男だ。尤も、ここには男しかいないのだけれど。自身も男性に分類される審神者は、執務室の卓袱台。ホログラムのモニターとキーボードを叩きながらその罵り合いを訊く。細かい内容は聞き取れない。けれど、大体の内容、及び喧嘩をしている2人が誰かは推察できる。いつもの事だ。飽きる程にいつもの事だ。
不意に、声が途絶える。恐らく「もういい」とどちらかが口論をぶっちぎったのだろう。なので、審神者は傍らの座布団を膝に乗せた。これから必ず生じるであろう事態への、文字通りの「クッション」である。
刹那、足音が響く。それなりに荒々しい足音は、さすがに「壬生狼」の刀だ。戦闘ともなれば激しい気性を見せる彼の本質をよく現している。そんな事を思いながら惰性でキーボードを打ち続けていると、刹那。障子が開け放たれた。
視線をやらずともわかる。最初の近侍、加州だ。そいつが息を切らせて涙目、顔を赤らめながら渋面を作っているのは、既に何度も何十回も見てきた姿だ。障子も閉めずに卓袱台を回り込むと、勢いよく膝に飛び込んでくる。
「主っ! 安定の馬鹿がーっ!! ってこの座布団なに?!」
「お前が毎度勢いよく飛び込んでくるからだよ」
付喪神といえど、その体はそれなりに逞しい青年の体だ。腰にしがみつかれれば中身が飛び出そうになる。審神者の膝に乗った座布団に阻まれた加州は、それでも構わず審神者の腰にしがみついた。遠慮なしに腕を回してきてしがみついてくる様は、まるで風呂上がりの飼い主にすり寄るメインクーンのよう。大きいもので10kgは越えるメインクーンは、さながら力士だ。重心を奪って転ばそうとしてくる。頭を押しつけてくる加州の勢いに畳の上に倒れそうになるが、全身の筋肉で堪えた。この報告書は今日中に仕上げねばならないのだ。茶を淹れてきてくれると行っていた鶯丸が一刻も早く戻ってきてくれる事を願いながら、右肘で加州の脳天を小突く。小さいうなり声ののち、審神者は構わず片手でキーボードを叩き続けた。慣れてしまったものである。
「で、何。どうせまた安定と喧嘩したんでしょ、くっだらない理由で」
「下らなくなんかないって! 俺がマニキュアを新色に変えたっていうのに全然気付かないし!」
「御免予想以上に女子だわお前。あ、香水も変えたんだね」
「主は気付いてくれるけどー!! 安定のあほー!!」
腹で喚く、加州の声は審神者の体に響いた。「煩い」と肘で脳天を穿つように捻る。抗議の声が上がったので、更に力を入れる。声もなく悶えているので、どうやら陸奥守につけて貰っている剣の稽古の成果は出ているらしい。健康の為に体力をつけなければ、とはじめたのは、そういえばこの最初の近侍である加州があまりに過保護に回るからだったと思い出す。その後、やって来た大和守も、病床の自身が抜け出さないようにぴたりと張り付いていた事もあった。
(でも、あの来たばかりだった頃の安定に、俺に前の主の影を重ねる暇なんてあっただろうか。寧ろ、清光に……)
「あ、あるじ、マジ痛い……」
力なく腰を叩いてくる。ギブアップ、といいたいらしい。審神者は何も答えず、肘の力だけ僅かに緩めた。しかし、肘はそのまま外さない。モニターに目を向けたまま、「そういえば、俺が23世紀にいた頃さ」と話をはじめる。
「お前らの時代以降だと、教育制度が整ってさ。学校っていうのが出来たんだよ」
「それは知ってるけど……」
「昔は男女別だったらしいけど、戦後以降になると共学が普通になってね。そうなると、年頃の男女が同じ環境にいれば色恋沙汰も発生する訳よ。年代によって淡泊さの差はあれど、惚れた腫れたは日常茶飯事。俺の同級生にも、派手に着飾った女の子達を侍らせてるよーなのがいてねえ」
しみじみと、述懐するのは23世紀。本来なら、まだ中学に通っている年頃だ。物心ついた頃から病弱さゆえ、まともな進級は諦めていた。それでも年齢と学年が釣り合った進級が出来ていたのは、偏に親や周りのお陰だろう。学校に復帰する日の為にも書架に教科書は揃えている。これが終わったら今日の分の参考書を解こう、そんな事を頭の隅で考える。加州は、暴れるのをやめていた。
「そいつとは幼稚園……まあ俺はこの体だから、年中……途中から入る事になったんだけど。5才の頃からの付き合いでね。友達って訳じゃなかったけど、ずっと同じクラスだったから登校すれば互いに目の端にいるっていうのが当たり前だった。その頃はスカートめくりの常習犯、小学校……7才から12才までは女子とソリが合わない。ところがこの中で特にソリが合ってなかったのは、ひいき目に見ても可愛い女の子だった。小さくてねえ、多分今は俺と頭1個分近くは違いそうだ」
「……」
「あとおっぱいが何気に大きかっ」
「ちょっと主、どこ見てんの」
「あっはっはっはっは」
肘を押し退け顔を上げる、非難の目つきはさすがに明治以前の刀だけはある。貞操観念の違いを感じながら、審神者は話を続ける事にする。
「それはともかく。まあ、子供の頃には男女で争うのはよくある話だね。そいつは段々と女子に優しくなっていったけど、その子にだけは当たりが厳しかった。その子のお母さんとウチの母は比較的仲が良かったから、『うちの子にちょっかい出しやがって、あの悪ガキ』みたいな事はウチの母も訊いてたらしい。実際、その子自身もその男子を嫌ってた。どっちとも一応の付き合いはあったからね」
「……」
「でも、不思議だよねえ。その子からその男子の『あいつ何なの?!』っていう悪口は聞いても、その男子からその子の悪口は聞いた事ないの」
「――」
「今にしちゃ、単純明快な事なんだけど。俺も今よりも幼かったからねえ」
喉の奥で笑う、審神者の横顔は十分に幼い。しかし、精神年齢が見てくれより10才は年嵩である事は、短い付き合いで加州も悟っていた。そして同時に何かを察する。この審神者は――
「あれは中学に上がった頃だったな。授業中……自習中だったかな。その男子がぼそぼそ女友達と話してたのが聞こえたんだよね」
「……遊ぶ予定でも」
「それだったらいつも通りだったよ。そいつは中学に上がって女遊びが激しくなって、どんな女子相手でも跪いて親切にするぐらいには女慣れしていってた。……正直、俺の時代でもちょっと早熟だったね。でも、そんな奴が女友達と話してた内容が傑作だったよ」
「聞き耳立ててたの、趣味悪い」
珍しく主に咎め立てる、加州に審神者は肩を竦める。
「あんな近くの席だと聞こえちゃうよ。ほとんど隣だよ、隣。幸い、その子は相変わらず小柄だったから前の席。俺とそいつらは後ろの席だったけどね。
――それで、そいつが女の子達に相談してたのが、『あいつに今更、どうやって、なんて告白すればいいかなんてわかんない』、だよ」
「――」
「噴き出さなかった俺を誰かに褒めて欲しかったね。今更あそこまで嫌われてちゃあ挽回は無理だろってのが、俺の内心と女の子達の一致した意見だったよ。しょぼくれてたあいつの顔は面白かったなあ」
「……主ぃ……」
「他人の色恋沙汰は眺めるだけに限るよ。首を突っ込んじゃこっちが火傷する。ま、自分の『身内』なら、話は別だけどね」
声を低めて名を呼んでくる、加州の頭から肘を外した。咎めるように睨むような、縋るような。様々な感情が綯い交ぜになったような表情だ。今だけはキーボードを打つ手を止めて、その頭を軽く叩く。いい加減、先程から肘で小突き回っていたので、常は整えられている髪が乱れていた。それを気にする余裕もないらしい。にんまり、チェシャ猫のように口の端を釣り上げる。
「素直になりなよ。安定だって、何だかんだでお前の事を気にしてるよ」
「どこが」
「来たばかりの頃、病床の俺に張り付いてたじゃない。ぶっちゃけ、俺よりも、清光。あの時の安定は不安がって俺の世話を焼きまくってたお前を見て同じような行動を取ってた……つまり、最初から嘗ての相棒だったお前を気にしてたって事でしょ」
「……」
「っていうかぶっちゃけ、興味のない奴には一辺倒の対応をするタイプだと思うよ。関心があるからこそ喧嘩が発生するんだよ。安定は。違うかな」
「………………」
心当たりは大いにあるらしい。腰にしがみつく力を強めるが、顔はそらした。それに嘆息しながら、首根っこを掴んだ。持ち上げる。そこに、開きっぱなしだった障子から鶯丸が盆を持ってやって来た。盆には2つの湯飲みと茶菓子が載っている。
「主、お茶が入ったよ。……おや、加州。君もいたのか」
「鶯丸、丁度良かった。安定を見なかったかな。大和守安定」
「ちょっ」
無理矢理上半身を起こされた加州が、審神者の質問に肯く。執務室に足を踏み入れながら、「厨で堀川と話していたよ」と肯く。そしてふと、加州の方を見た。加州の服装は私服の赤い着物だ。
「そういえば、加州。君は確か、今日は大和守と内番じゃ」
「い、嫌な事を思い出させるなよ」
「そういう訳だ。仕事に戻れ。俺も報告書を仕上げないといけないんだ」
「あ、主ー……」
自身も立ち上がり、加州を立ち上がらせる。並び立つと身長の大差ない青年は、情けなく表情を崩す。日頃の手入れの良い美貌が台無しである。「ほれ、しゃんと立ちなさい」と母親の気持ちで身形を軽く整えてやりながら、ふと、卓袱台に茶菓子と湯飲みを乗せる鶯丸を振り向く。茶菓子は豆大福だ。遠征土産である。溜息混じりに、審神者は告げた。
「厨にある豆大福、1個余計に持っていっていいから。それを安定と分けなさい。主命だよ」
「……俺、長谷部じゃないんだけど」
「しゅーめーい」
「…………はぁい」
重ねていえば、肯く。しかし、どこかはにかんだ様子だ。そして、執務室を立ち去った。歩いていくのは、厨への方角だ。
……残された2人。しっかりと自分も飲むつもりだったらしい。「お茶とお菓子、ありがとね」と礼を述べながら審神者はモニターへと向かう。鶯丸が肯いた。黒文字で豆大福を切り分ける彼は、ちらりと後ろを見た。今度は閉められた障子の向こう、姿を消していった若い刀剣男士の影を追ったのだろう。黒文字を突き刺して豆大福を頬張る審神者に、鶯丸は微笑む。
「それで、その同級生の男子とやらはどうしたんだい」
「聞こえてたの」
「障子が開けっ放しだったからね。それで、その女の子に何とか出来たのかな」
「無理だろうなあ、諦めたのかも知れん。俺が最後に学校に行った時に彼女作ってたし。それもその子に似た清楚系で気が強くて小柄な女の子。卒業したら高校は全寮制の男子校に入るとか行ってたから、それまでの付き合いとも噂で聞いたけどね」
さらりと宣う言葉は、加州には告げなかった事だ。もし話を聞かないようだったらこれもいうつもりだったが、加州の聞き分けが良くて助かった。そんな事を思いながら、審神者は豆大福を頬張る。ホログラムのモニター越しに、呆れた様子の鶯丸の顔が見えた。彼は審神者に問うた。
「……それは本当に噂だったのかい」
「昔から耳が良いもんでね。だから審神者になれたんだよ。いっとくけど、嘘はいってないよ。聞こえちゃったんだから」
ほうじ茶をすする、審神者は思い出す。これは、彼らにはいうつもりのない事だ。
彼が彼女に惹かれた理由を、薄々と察している。耳が良かった。だから、「家庭の事情」はどちらの事も察していた。とても似た環境にありながら、明るく、そして健全に振る舞える彼女を。自身は素行不良になる事でしか、親の気を引けなかったのに――同じ主の元にいたのに、自身は先に壊れた。彼は最期まで添い遂げたものの、それは自分達の望み通りではなかった。
(あいつらは一方通行だったけど、清光と安定はお互いに羨ましいんだろうな。壊れるまで戦えた清光と、最期まで主と一緒にいられた安定と)
「お茶、美味しいね」
「茶葉が良いんだ」
鶯丸が笑い返す。糖分補給と旨い茶で、仕事は進みそうだった。仕上がる頃には、仲直りは済んでいるだろう。彼らの仲の修繕の為に犠牲になった豆大福の代わりとして、菓子も用意しておかないと。面倒だから、このまま付き合ってしまってくれた方が話が早いのだけれど。惚れた腫れたはこの男所帯でも珍しくない。審神者はキーボードを叩きながら、鶯丸が茶をすする音を耳にした。
「ん」
一頻り、堀川に愚痴を聞いて貰ってからの事だった。畑内番、喧嘩ついでに入れた休憩。差し出されたそれを、目を瞬いて見る。
豆大福だ。ひとり1個まで、といわれていたものだ。既に自身はひとつ食べている。しかし、目の前の箒片手の嘗ての相棒は、そっぽを向いたままそれを半分にして差し出していた。
「主が、1個余計に食べていいって」
「……主が」
また審神者に泣きつきにいったのか。それに自身でもわからぬ感情をちらつかせたが、加州は構わずそれを差し出し続ける。腕が痛みそうだ。
「主命で、半分にして食べてこいっていわれて」
「いつから長谷部になったんだよ」
「煩いな。……いいから」
「……貰っておく」
いって、受け取る。少しぬるくなっていた。だが、ここでまた余計な口をきけばまた喧嘩になるだろう。口を開く代わりに、貰った豆大福を口に含んだ。既に自分の分を咀嚼しているらしい加州は、箒で辺りを掃いている。畑内番のひとつに庭掃除も含まれている。無言で箒を動かす作業を倣った。そうはいっても、大して散らかっている庭でもない。ただの慣習のような作業だ。何もない土や芝生の上を、ひたすら竹箒で掻く。話題が見つからなかった。
――ヒトの形を得てから、余計にこいつの怒りのツボはわからない。
池田屋事変で別れてから、数百年。思わぬ形で再会した加州は、以前よりも遙かに面倒な刀となっていた。呼ばれて初っ端から「主が! 主が!」と叫んでいる様に驚き、あまりに必死だったのでひとまず彼の行動についていった。どうやらここの審神者はとても病弱らしい。だが、ともすれば目を離した隙にいなくなる。なので、不安がる加州の為にもひとまずは自分は見張りにでもついていようか。そう考えていた当初の頃はまだよかった。
しかし、事情を知るにつれ、今の加州を知るにつれ、喧嘩の回数は増えていく。自身でも何に腹を立てているかわからない。ただ、審神者に――今の主にばかり構って貰いたがるその姿勢が気に障る。訳知り顔で、加州と衝突する度に「まあ、頑張れ」と肩を叩いてくる審神者にも、時に腹が立った。客観的に見て、良い主だ。自身の、嘗ての主の話も、嫌な顔をせず訊いてくれる。それが嬉しい程度には、自身も懐いている。
だが、こと、加州が彼を気に掛ければ、無性に腹が立った。逆ならば、まだいい。
『は? 新しいまにきゅあ? 知らないよそんなの。精々爪の保護ぐらいしか役に立たないじゃん。身形にばっか気ィ使ってさ、実戦に役に立たないんじゃ今の主に愛想尽かされるよ』
主の気を惹こうとしているのだろう。身形に気を遣う様は、大和守のかんに障るばかりだ。
「……ちょっと、訊いてる」
「へっ。御免、訊いてなかった」
思わず素で謝る。振り返った。その先で、加州が目を瞬いている。今の、咄嗟の素直な言葉が意外だったらしい。そこで大和守が自身が「謝った」事に気付いたが、しかし、それを後悔するより先に、目線を逸らした加州が、背中越しにいう。
「だから、その。最近、お前も強くなったよなって」
「……まぁ、今の主も練度を上げさせてくれるし」
頷きながら、加州の言葉の真意を探る。急になんだろう。話題の切欠を掴もうとしたのだろうか。箒の手を止めずにいると、加州は言葉を続ける。
「その、沖田君の剣捌きとか、そういうのが見えるし。それを元にして強くなってってるっていうか。……俺が最初の近侍だから打刀じゃ俺が1番強いのは今でもだけど、お前も腕、上げてきてるよな」
「そりゃ、どーも」
何がいいたいのだろう。首を傾げる。括った髪が揺れた。それを視界の端に入れていた加州――彼は焦れたように、振り返った。箒を握りしめながら。
「だから、強くなったな! っていいたいの、俺は!」
「……ちょっと上から目線っぽい」
「あーもう、ああいえばこういう! 主! 俺には限界!」
今はここにはいない審神者の名を呼ぶ。その手入れの良い髪が揺れた。赤い背中を眺めて、ふと、思う。
はて、そういえば自身の外見について褒める事はしない男だ。自身も喜ばない。自身が褒められて嬉しい事といえば、戦果を挙げた時ぐらいだ。戦果を挙げれば、刀を振るって戦えれば、そうすれば「刀」として愛して貰える。
強くなれば。
「…………あ」
「あ?!」
振り返る、その声はドスが利いていた。ほとんど接点のなかった和泉守のそれにもよく似ている。赤い眼光で睨まれながらも、口元に手を添えながら、大和守は首を傾げた。
もしかして。
「もしかして……今の、僕に歩み寄ろうとしてた?」
「っ」
「っていうか、僕が喜ぶように褒めようとしてた? ひょっとして」
「ああああもう! 鈍い! おらもう内番終わらせよう!!」
爪や目どころか、顔まで真っ赤だ。怒鳴った加州は、いいながら箒片手にどこかへ行こうとする。恐らく本丸の裏手に行こうとしているのだろう。だから咄嗟に、袴の裾を掴んだ。
振り向く切れ長の目。それを、青い眼が見上げる。それは、この部隊に着任してから、恐らくはずっと心底にあった疑問だった。
「……お前、僕に関心があったんだ?」
「…………なきゃ喧嘩にならないっての!」
真っ赤なまま、怒鳴る。しかし、自身の袴の裾を掴む、その手を振り払えないのが、彼の弱味だった。なぜ振り払わないのか、大和守は今ひとつ理解していなかったが。
庭に怒鳴り声が木霊する。「今日も加州と大和守は元気だな」と、馬屋で三日月と小狐丸が笑っていた。
(「あれ、ひとり1個だよな? 俺の分の豆大福は?」)
(「御免、厚に当たったか……代わりにこれ食べて」)
(「へ? なんかあったのか? 大将」)
(「……馬に蹴られたくなければ詮索はしない方がいいよ」)
End.