▼病弱審神者の先祖はFGO夢で書いてるオリ鯖男主(弱小戦国大名)の子孫であり魂が同一、平たく言うと生まれ変わりみたいなものなので無意識にマシュとマスターだったぐだのことを憶えてるみたいな 一方ぐだ男もマシュも憶えてません 憶えてませんが、無意識の発露が出たりします
▼ぐだの決戦礼装の手袋の下、あれ皮膚が黒く変色してない? 度重なる無理で壊死してんじゃね? 説を聞いて、さらに後期OPを確かめに行って「あーーーー確かにこの時点で若干色が差してるーーー」と頭を抱えた結果できた話がこちらです やめて令呪が透けるぐらい薄い肌着を下に身に着けてるんだって言って私を安心させてぐだ幸せになってお願い 後期OPで異聞帯パに抱えられていたのはあれは伏線だった……? 黒髪化……黒くなる……アッ
▼すっげぇ私事ですが、健康に気を使わざるを得なくなったのでリ●グフィット始めました 自力でジョギングやウォーキングとか目安がわからないし自力で筋トレも私には難しいので……わかりやすいテーマがないと勉強もできなかった奴なので…… リン●フィット楽しい プロテインも買いました 減量さえできればいいんだけどできれば筋肉もつけたい あとは専用マットが届くのを待つだけ(実際プレイし始めてから足踏みなどをすることを知った)
pixivより転載
それは、悪夢だった。
「――っ……!」
がばりと跳ね起きる。――数秒経って、自分が息を止めているのに気付いた。吐き出して、吸う。その呼吸もしばらくの間酷く浅かった。
それからゆっくりと時計を見る。午前2時。部屋は暗い。ベッドの中からドレープカーテンの下の端、窓を見やる。遠くに街灯と思しき光が見えた。目を見開いていると暗順応してきて、机や本棚の輪郭が浮かんでくる。小学校に上がった頃に学習机と共に与えられたひとり部屋。病の床に臥せる度に閉じこもる部屋。天井を見上げていることの多い自室。もっともこの部屋より病院で寝起きしていることの方が多かったけれども。
そんな中でも、こんな夢は見なかった。
――ふと、目が惹かれる。
(誰か、起きてる?)
扉の下から光が漏れていた。
俺はわずかな期待を込めて、ベッドから降りた。スリッパを履いて、扉へと向かう。
……そして父の書斎に辿り着いた。
扉を叩くと、最初に母の名。次に俺の名前が呼ばれる。ここで返事をしなかったら弟の名前が呼ばれたことだろう。俺は素直に返事をして、そっと扉を開いた。
煌々と光る室内灯の下、父はホロモニターに向かっていた。視線はこちらに向けられている。PC眼鏡をかけていた、父は柔らかく笑んで立ち上がった。机をぐるりと回って、俺に目線を合わせてしゃがんでくれる。
「どうした、●●●。怖い夢でも見たか」
「……うん。母さんは?」
「お母さんなら今夜は急な出張で帰らないよ。俺で良ければ話を聞くよ」
「うん……」
「何があったのかな」
そう言って、俺の手を握り見つめて来た。グラス越しの青い目――俺とは対照的な。
しかし何よりも、今、気にしたのは。
「……父さん」
「何かな」
「おてて、見せて」
「うん?」
首を傾げながらも、父は素直に手を広げてくれた。それを見て、改めて握って、また見つめて。そして――安堵の息を吐く。
「よかった」
「どうかしたのか」
「父さんの手、壊死してない」
「――そういう夢でも見たのか?」
問いかけに、頷く。
夢を見た。それは世界の終末。自分たちの運命の存亡を賭けた戦いにて、父によく似た若い人は、盾を持った母によく似た若い人と共に駆け抜けていった。それは、世界を滅ぼしていく「鏖殺」の作業。
心身共に損耗する戦い――体が先に「ガタ」が来た。それが、手足の末端からの壊死。特別な戦闘方法による弊害。末端は黒ずんでしまった。手の甲が開いた手袋。そこに赫々と光る「マスター」の証は、黒化した肌の上に刻まれていた……。
そういう夢を見た、という話をたどたどしく話した。話し終えたとき、我知らず溜息を吐いた。ただ、父の手を握り続けた。黄色人種特有のバター色の肌をした手を。
父は黙っていた。黙って聞いてくれていた。そして俺が話し終えると――俺の手を解き、俺の頭に手を置いた。俺の頭と比べて大きな手だった。あの赤い文様が刻まれていない、手。
「それは夢なんだよ、●●●」
「……」
「世界は続いている。恙なく。ずっと昔から、人同士の争いはあっても、そういうことはなかった。たとえあったとしても、なかったことにした。なかったことにできたんだ」
「父さん……?」
顔を上げると、父がそこにいた。けれど室内灯の逆光で、顔が、よく見えない。
ただ、穏やかに――かなしげに、微笑んでいる気がした。
「それは、だから、悪夢じゃないんだ。良い夢なんだよ。『そして人類は救われた』んだから」
「でも」
――そこに、犠牲があった。
それは、口にできず。ただ俺は、気のすむまで父の手を握り続けた。
あの青い空は、あのときの父の目を思い出す。
「大将、メディカルチェックの時間だぜ」
「あー……そんな時間かあ」
あれから数年。審神者になった俺は歴史改変を阻止する戦争の最前線で戦っている。正確には俺は指揮を飛ばすので実際に戦っているのは刀剣男士なのだけど。謂わば頭脳なので、俺は定期的にメディカルチェックを受ける。週に1回程度のものだけど。
仕事を小休止し縁側に転がっていた俺を引き起こした薬研は、とことこと彼の仕事部屋――簡単な応急処置や薬などを施したりする場所――に俺を引き込んだ。
そして問診ののちに脈や血圧の測定。そんなことをして「今は健康だな」というお墨付きをもらう。狩衣を着直していると、薬研が言う。
「大将は今のところ大丈夫そうだな」
「何が?」
「霊力の使い過ぎで、体の末端から壊死して黒化する現象が最近審神者に見られているらしい。その点大将はバランス型の霊力だから爆発的に霊力を使うことはないだろうが――大将?」
「ああ、うん。そっか」
俺は薬研の言葉を聞きながら、閉ざされた障子の向こうの青空に思いをはせた。
図らずも、父と同じ運命をたどることになるのだろうか。俺はそう思ってしまった。あの父が、「いつの」父かは知らないけれども――。
了