※この作品はR-18です。

ISの世界に舞い降りた一人の男   作:メシキ

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久しぶりの本編投稿です。

R-18の方のアクセス数がもう2000を超えました(*´ω`*)

いやぁ~この調子で本編も伸びてくれたらなぁ~なんて思いながらの投稿です。




10話 俊葵VSセシリア

 

 

一週間という時間はあっと言う間に過ぎていった。そして今日は俺と一夏とセシリアが試合をする日だ。試合の順番は

 

俊葵VSセシリア

 

俊葵VS一夏

 

一夏VSセシリア

 

という感じになっている。

 

俺はセシリアとの勝負開始をピットで待っている。なんでも束が俺の為に新しいISを持って来てくれるそうなのだがまだ来ていなかった。

 

「束、遅いですね」

 

「あいつは必ず来る、あいつの恋人なら信じて待て」

 

んな!?なんでバレてんだ!?俺は一夏と箒にしか言ってないし…あいつらが誰かに話すなんてことはない…まさか

 

「束本人から惚気話を聞かされたよ。お前はフェチが色々とあるそうだな(ニヤニヤ)」

 

「試合前から精神攻撃はやめてくださいよ…マジ恥ずかしいです」

 

束のやつ…あとでお仕置きしないといけないな。

 

俺は今、千冬さんと二人で束を待っていた。一夏は試合内容を見ないためにアリーナの更衣室で待機、山田先生はセシリアのいるピットでセシリアの機体の整備をしている。なのでここにいるのは俺と千冬さんの二人だけ。

 

こうして二人で語り合うことがなかったから新鮮だ。もっと厳格な人だと思っていたけど意外とフランクで会話が弾む。内容は俺の暴露話だけど…

 

ピットの扉が開き束(変装済み)が入ってくる。

ビン底メガネにぼさぼさの髪の毛、所々に焦げ跡のある白衣。初めて見た時は不覚にも萌えてしまって押し倒したのはいい思い出だ。

 

「完成したよ!!俊くん専用の新しいISが」

 

「ありがとう、束。いったいどんなISなんだ?」

 

「あの金髪のISが射撃型だったから同じように射撃に重きを置いた機体にしておいたよ。名前は嵐。俊くんなら使い方わかるでしょう?」

 

「勿の論だ。任せろ」

 

目の前にある深緑色のISを見る。ふっ…おっと、嬉しすぎてニヤニヤしてしまった。よし、俺はその全身装甲を身にまとい空へ行く。

束は笑ってた。安心して待ってろ。絶対に勝ってくる!!

 

 

 

アリーナ内

 

 

 

「待たせてしまったかな?」

 

俺よりも上空に陣取るセシリアに軽い挨拶をする。

 

「いえ、そんなに待っていませんわ。それに余計な挨拶は必要ありません。さぁ始めましょう、覚悟はいいですか?」

 

覚悟だと?それこそ無粋な挨拶だな

 

「当方に迎撃の用意あり!!覚悟、完了!!」

 

俺の叫びと共に試合開始のブザーが鳴った

 

セシリアはすぐに射撃をしてきた。予想通りだな、強化人間の俺からしたらセシリアがどう動くかなんて手に取るようにわかる。体を少しだけ反らして最小限の動きで避ける。

 

「流石ですわね。ではこれはどうでしょう?」

 

ビットを最初から4基使ってきた。これは俺も少しは本気で戦った方がよさそうだな。両手にGNライフルビットⅡを構えセシリアに向け速射する。

 

「悪いがお前の間合いで勝負する気はない。」

 

瞬時加速で一気に距離を詰めながら近づくがセシリアはライフルで威嚇しながら後ろに下がる。流石は代表候補生だな遠距離での戦いはお手の物か…だがそれで諦める俺ではない。ハイパーセンサーで360度の視界だからこそできる芸当なのだがライフルの片方をビット、もう片方をセシリアに向けながら発射する。セシリアは自分が回避するのに精いっぱいなのでビット操作が追い付かない。ふっ、一基とったぞ。残り3基か…まだまだエネルギーはあるんだ…気長にやるさ。

 

 

 

そのころ、千冬はこの試合を見ながら不思議に思っていた。

 

「なぁ束。俊葵は本気を出していないだろ?」

 

「うん、本気のほの字どころか弱気のよの字も出していないよ。だってあの機体、初期化も最適化もしてないんだ。もう少ししたら俊くんもそれに気づくはずだよ」

 

なん…だと?初期化も最適化もせずにあの性能か。束のやつ惚れた男に渡すISだからってこんな高性能な奴をプレゼントしたのか!?

 

「ちーちゃんの考えは少し違うなぁ。確かに私の恋人が乗るISだから最高のISに仕上げた。でもあのISは俊くん以外には絶対に乗れない。だって私が俊くんにプレゼントしたISは高性能すぎて搭乗者の生命を度外視したISだもん。強化人間の俊くんだからこそ乗れるんだよ。必然的に俊くんの専用機、色んな組織から同じもの作れって言われても搭乗者が死ぬんじゃ意味がないしね」

 

「お前は本当に身内には甘いな」

 

私は少しずつでもお前が世間に対して前向きになってくれてうれしいよ。きっと俊葵のおかげなのだろうな。だがどうしてだろう…束が俊葵を見るたびに私は何とも言えない感情になる。くっ…余計なことを考えるな。私は教師で束の友人だ、ただそれだけだ。

 

千冬は束を取られた自分への悔しさと俊葵への嫉妬、自分よりも強いのではないかという俊葵へのあこがれで心中穏やかではなかった、しかし今はこの感情に気付いてはいなかったのだ。

 

 

 

にしてもこの初期化と最適化って結構時間かかるんだな。一夏のやつよく原作で戦いながらできたよな。セシリアの弾幕もビットを3基を破壊したこともあってある程度は薄くなってきている。残るビットはミサイルも含めると3基か…ミサイルは懐に入られたとき用だろうからまだ使わないはずだ。あとはライフルとビットの連携に気を付けていれば何とかなる。

 

「さっきから逃げ回ってばっかりで…おちょくっていますの!?」

 

セシリアもしびれを切らしているようだ。ビットを3基破壊してからはずっと逃げながら初期化と最適化をしてるしな。怒って当然か…だがそのおかげで射線が荒くなってきていて避けやすい。

 

「安心しろ。今からが本気だ。覚悟しておけよ?」

 

俺はそう言うと初期化と最適化を終わらせ一次移行すると嵐の装甲(GNミサイルポッド)が追加されてよりごつくなる。そして腰回りにはGNホルスタービットが追加された。

 

「GNビット、前面に展開!!」

 

俺はセシリアの周りに合計14基のビットを展開した。

 

「今までは初期設定もしていない機体で戦っていたといいますの!?それにこれだけの数のビットを!?」

 

セシリアも驚きを隠せていないようだ。

 

「ファイヤ!!」

 

そしてセシリアは光に包まれ試合終了のブザーが鳴った。

 

 

 

「ね、俊くんは序盤、本気を出していなかったでしょ?」

 

「ふん、どうせ一次移行しても本気じゃないんだろ?」

 

冗談っぽく束に返す。しかし束からの返答に私は驚いた。

 

「よく分かったね、あれでも本気じゃない、少なくともあの状態での稼働限界の3倍の性能を出せるモードがあるよ。1分間だけどね。疑似GN粒子の開発ができたからトランザムも可能になったんだよ。それにほかにも色々あってねry」

 

何を言ってるの私にはさっぱりだがとりあえず束は今の研究が楽しいらしい。束のこんな笑顔を見るのは本当に久しぶりだ。なのにやっぱり胸の奥がチクチクするな…はぁ。

 

ため息を吐く千冬は色っぽかったのだが束以外に誰も見ている人はいなかった。

 

 

 

アリーナ内シャワー室

 

わたくし、セシリア・オルコットは泣いていた。とても悔しかった、今まで下に見ていた男に負けたのだ。決して油断していたわけでも、手を抜いて戦っていたわけでもない。それなのに負けたのだ。

 

わたくしの父はISの登場以前から母の顔色を窺っていた。そんな父をうっとおしいとすら思っていた。男なんて情けない生き物…そう思っていたのにあの人は…俊葵さんは違った。代表候補生であるわたくしにも臆せずに立ち向かってきた。まっすぐな目でわたくしを見ていた。よくよく思い返せばあの目は父の目と同じだ。なにかを覚悟した目、誰かを愛している眼、誰かを守ろうとする眼。しかし父はそんな目をほとんどわたくしには見せてくれなかった。いや、きっと見てくれていたのでしょう。でもわたくしは固定概念にとらわれて父の優しさに…父の愛情に気付けていなかったのです。

そう思うとさらに涙があふれた…わたくしを鍛えてくれた母、わたくしに愛を与えてくれた父、でも両親はもういない。わたくしは一人で貴族社会を生きなくてはいけないのだ。きっとわたくしが男性に求めていたのは単純な強さではなく慈愛に満ちた強さだったのですね…。どうやらわたくしは慈愛に満ちている俊葵さんに惹かれたようですね。

 

「松崎…俊葵…」

 

あの人の名前を口にするだけで胸の奥が締め付けられるような感覚に陥る。頬が赤くなり心拍数が上がる。やはりわたくしは俊葵さんの事が好きになったのですね。自然と口角が上がっていくのが分かりますわ。

 

「俊葵さん…愛していますわ」

 

そのシャワーの音にかき消されそうな言葉はセシリアの心にしっかりと届いたのであった。

 

 

 

「あぁ~、疲れたぁ。やっぱ代表候補生相手だと疲れるわ」

 

セシリアとの一戦を終えて千冬さんに挨拶をしてからシャワーを浴びていた。ふぅ…疲れた体に熱いシャワーが気持ちいいぜ。一夏との対戦まであと25分、クーラーの効いた待機室でゲームでもして時間をつぶすか。

 

ガララ

 

む?誰か入ってきたな。まぁどうせ束だろう。

 

「と~しくん、全身を洗いに来たよ~」

 

知ってた、予定調和、いつもの、またお前か

 

俺の脳内で赤の大文字でコメントが流れる。

 

「終わってからにしろ」

 

裸で抱き着いてくる束を引きはがす。

 

「それにいいのか?もう汗を流しちまったぜ?」

 

「それってどういう…はっ!?」

 

どうやら理解してくれたようだな、話が早くて助かる。

 

「束さ、俺の汗の匂い好きだろ?だったら我慢の一つくらいしてくれ。どうせ一夏戦の後は暇なんだから」

 

そう言って俺はシャワー室を出てISスーツに着替えた。

 

ふぅ、やっぱクーラーの効いた部屋でのゲームは最高だぜ。束と楽しんでおけば…なんて後悔は少ししかしていない、だって程よく疲れているときに裸の束だぞ。興奮しないわけがないじゃん。これ以上に疲れてしまったら抑え効くかなぁ…。

 

「むぎゅ~~~」

 

束が後ろから抱き着いてくる。お、おっぱいががが。

 

「いっくんには宇宙と嵐のどっちを使うの?束さん的には宇宙を使ってほしいかなぁ。いっくんがボロボロになるのを見たくないし。ねぇ、ちょっとくらい弱気で戦ってよ」

 

「俺は宇宙を使うよ。でも弱気でやらない、じゃないと一夏の覚悟に無礼だ。束には悪いけど一夏の今後の為に本気で戦う」

 

束は少し残念そうな顔をするが納得してくれたようだ

 

「いっくんの為なら仕方ないなぁ…我慢する。でも我慢するのは俊くんの為なんだからね」

 

「分かってる。じゃあ俺は機体の整備でもしてくるよ。新装備も使ってみたいしな。んじゃ、行ってくる」

 

待機室を出てピットへ向かう。ふふふ…新装備を使うのが楽しみだぜ(ニヤリ)

 

 

 





セシリアはチョロイン(確定)※異論は認める

嵐の見た目と武装はサバーニャとほとんど同じです。

違う点はミサイルによる飽和攻撃が対多数から対単体になったので、チート臭い性能になっていることくらいですかね。

一機のISに対して14基のビットと76発のミサイルによるフルバーストは圧巻になりそうです。

PS投稿主は圧倒的な火力で情け容赦なく燃やし尽くすのが大好きなトリガーハッピーです
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