※この作品はR-18です。

ISの世界に舞い降りた一人の男   作:メシキ

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あ゛ぁ~忙しぃ~~!!

え?何が忙しいって?そりゃ勿論新しく買ったエロゲーですよ!!

…はい、すみません。小説書かずにエロゲーを嗜んでおりました。

でも恋愛0キロメートルは良ゲーだと思います。ハマってしまうのは仕方ない!!

PSアンケートに答えて頂いた方、本当にありがとうございます。もしかすると納得いかないようなストーリーになるかもしれませんがそこは寛大な心で受け止めて頂けると幸いです。


11話 俊葵VS一夏 からの兄貴

 

「お前との出撃はあのフランスでのミッション以来だな。あの後は色々と忙しくて構ってやれなくてごめん。だからこの勝負、本気でやろう。新装備もあるんだ、きっとお前も気にいるよ」

 

俺は今、宇宙と喋っている。喋っていると言っても宇宙は何も返してはくれない、ただのISの様だ、なので俺が一方的に話しているだけなのだが、なんとなく宇宙が何を思っているのかわかる。

 

「じゃあ新装備を拡張領域に入れるな。大丈夫、グラインド・ブレ―ドの時みたいな無茶はさせないよ。それにあれも改良されてお前への負担が格段に無くなったんだぞ?」

 

今回俺が束に頼んでいた新装備はパッと見ただの刀、よく見ても刀、使ってみても刀、そう!!刀なのだ!!…いや、だってね、一夏くんは雪片一本じゃないですか。だから師匠としては同じ土俵で戦いたいわけですよ。手加減なんてするつもりはない。本気で一夏とぶつかり、そして勝利する。一夏にはまだまだ上を目指してほしいしな。

 

「それじゃあ行こうか、宇宙」

 

宇宙に乗り込み一夏のいる空へ向かった。

 

 

 

「よぉ、遅かったじゃねぇか。トイレでも行ってたのか?」

 

「お前こそ一次移行済ませたばっかりで機体に慣れていないんじゃないか?」

 

お互いに軽口をかますが目は本気だ。この勝負、強化人間である俺が有利なのは明らかだが、一夏の爆発力は侮れない。勝つ、絶対に。

 

試合開始の合図が鳴る

 

「一気に決めるぜ!!」

 

一夏は瞬時加速で距離を詰めながら雪片を中段に構えて突撃してくる。俺は今、獲物を持っていないから一撃必殺を叩き込むのが常套手段。それに加えて一夏のISの武装は雪片のみ、短期決戦に持ち込むのは当たり前。ふっ、そのくらい予想しているさ!!

 

俺には瞬時加速中でも一夏の動きははっきりと見える。だからこそこんな芸当ができる。高速戦闘を行うISではナンセンスな代物だが…一夏の手首を掴み一夏自身の力も利用して関節をキメ、拘束する。

 

 

「イデデデデ!!お、おい!!関節技なんて卑怯だろ!!」

 

「うるせぇ!!油断したお前が悪い!!」

 

このまま肩を外して剣を握れなくする!!

 

ガキョ!!

 

嫌な音とともに一夏の右腕がだらんと力なく垂れる。手から滑り落ちた雪片は粒子に変わり拡張領域へ戻る。

 

「師匠としてお前に言わせてもらう。お前は近距離戦しか出来ない、故にそこを磨くしかない。だから俺は近接でお前を倒した。こっちこい、関節入れてやる。」

 

 

 

両選手ともに獲物は剣一本。自分の経験上だが勝負は一瞬…千冬はそう思っていた。その予想通り試合自体はすぐに終わった。しかしまさかIS戦闘において関節技を見ることになるなんて思ってもいなかった。

 

「まさかあんな技が見られるとはな」

 

「俊くんも本気だよ…手加減はしないって言ってたけどなかなかどうして斬新な技を使うねぇ~」

 

俊葵の本気、予想外の戦術はブリュンヒルデと天災を驚かせていた。そして一番驚いていたのは戦いの場にいた一夏自身だった。

 

 

 

「関節技をキメられるなんてな…だけどエネルギーはまだ残ってる。俺はまだまだイケるぜ、俊葵」

 

「俺だってまだ使ってない新兵器があるんだ。イクぜ?」

 

そう言って俺は新兵器である刀を取り出す

 

「なぁ、もしかして新兵器ってその刀か?」

 

不思議そうに一夏が訪ねてくる。ま、そうだろうな。新兵器がこんな人間用(・・・)の刀なんだから。

 

「ただの刀でも肌が露出している部分に当てればシールドエネルギーだって削れる。問題はない、あるとすれば折れやすいってことくらいだ。早くやろうぜ?楽しみすぎてニヤつきが止まらねぇ!!」

 

ここから先は小細工はいらない。思考もいらない、直感だけを信じて本能で戦う!!

 

 

 

「あんなに楽しそうな俊くんはなかなか見れないよ。多分ベッドの上でも見れない。ちょっといっくんに嫉妬しちゃうなぁ」

 

「お前らの事情はどうでも良い…という分けではないがそんな報告はいらない」

 

「えへへ~。ちーちゃんが妬いてるぅ~」

 

「う、うるさい///!!私はただお前と俊葵の事情など聞きたくないだけだ!!」

 

この間から俊葵の事が気になりだしている千冬…否定はしているが顔を真っ赤にしているので説得力はない。

 

「む、なんだその顔は?」

 

「もしも、もしもだよ?ちーちゃんが俊くんの事を好きになったら俊くんハーレムの王様になるなぁって思って」

 

「んな!?ばばば馬鹿なことを言うな!!私が生徒を好きになることが」

 

「あるわけない?私にはそうは見えないけど…まぁ、ちーちゃんがそういうならそういう事にしといてあげる」

 

千冬は不満そうな顔、束はニヤついた顔でまるで長年連れ添った熟年の夫婦のような痴話げんかを繰り広げていた。

 

 

 

試合を見ながら痴話げんかを繰り広げる余裕のある二人とは違って一夏は焦っていた。いくら切り付けても上手くいなされる、躱される、カウンターを当てられる。決して鍔迫り合いにはならない。それは一夏も理解していた。

 

刀が折れるから鍔迫り合いは避けているな…しかも俺より格段に強い。でも、俊葵に追いつかないといけないんだ!!もっと強くなるためには!!シールドエネルギーはあと少し…だから仕掛けるなら…今だ!!

 

俺は俊葵に向かって瞬時加速をかける。俺が千冬姉から教わった唯一の技、居合で勝負に出る!!雪片を軽く握り全身の力を抜き集中する。勝負は一瞬…絶対に勝つ!!

 

 

 

一夏のやつ勝負に出たな…居合か。下段からの打ち上げの一撃…零落白夜まで使ってきやがる…だが負けないな。

 

俺も居合の構えで左手に刀を持ち、下からくる斬撃を防ぐ、一撃くらいなら折れないはずだ。そして右手に持った鞘で一夏の顔面を思い切り叩く。そして怯んだ隙に左手の刀を返して斬撃を加える。

 

試合終了のブザーが鳴り一夏と俊葵が同じピットに戻る。結果は俺の勝利。

 

「くっそぉ~、負けちまったぁ。マジで悔しいぜ」

 

一夏が真っ先に俺の方へやってくる。超悔しそうだなぁ。

 

「その悔しさをバネに頑張れ。それができなければお前は…いや、お前はこんな負けで諦める奴じゃねぇ。剣道の試合でも何度も諦めずに挑んでくるもんな、一夏」

 

そう言って俺が差し出した右手を一夏は掴む。

 

「あぁ、諦めない。いつかお前にも勝ってやるからな」

 

「いつでもどこでも挑んでこい。真っ向から叩き潰してやるよ」

 

「油断して負けたりすんなよ?あ、そういやあの技凄いな。まさか鞘で殴られるなんて思ってなかったよ」

 

「まぁ剣道の試合では鞘は無いから驚いただろ?かなり実戦向けの技だから強いし、居合技の後に隙を作りにくい…だが剣道でも勝てないお前には早いよ」

 

俺もあの技を使うなんてなぁ…ちょっと大人げなかった。本気とは言ったけど卑怯だったかもしれない、不意打ちみたいなもんだし…

 

「俺の雪片には鞘がないからできない技だよ、それに俺は居合を極める事にする。手数が多いことはいいことだけど俺はそんなに器用じゃないから一つの事に集中するよ」

 

「お前のしたいようにすると良い、戦闘スタイルは人それぞれだ。一夏に合ったスタイルがあるはずだ、それを見つければいい。それよりも千冬さんのところに行った方が良いぜ?向こうでイライラしてるぞ、試合前にどうせ余計なことでも言ったんだろ?じゃあな」

 

 

そして俺は部屋を出て束のいる整備室へ向かう。今日の戦いで宇宙にはちょっと無茶させたし労ってやらないと。

 

「た~ばねさ~ん、い~ま~す~か~?」

 

「はいは~い。こっちこっち、一番奥のハンガーにいるから来て」

 

俺は手招きされハンガーに入る。ふむ…見た感じの損傷は見られないが束の持っているタブレットを見ると関節部が酷い有り様になっていた。さっきの試合はIS用の武装を使っていなかったし仕方ないよな。

 

「計算上ではあの程度の戦闘では破損は無いはずなんだけど、俊くんには机上の空論だったみたいだね。早く別の型のISも作ってあげないといけない、じゃないと俊くんのIS戦闘のパターンが限られるし」

 

「そうだな、急いでくれ。あとどのくらいでできる?」

 

「う~ん、そうだねぇ…夏の臨海学校には間に合わせるよ」

 

「それは助かるな、キャノンボールファストには最強最速のISで参加してみんなの度肝を抜きたい」

 

臨海学校では銀の福音も暴走するだろうし、ある程度の戦力と戦術が欲しい。いや、待てよ…あの事件は確か束さんが黒幕じゃなかったか?だとしたら銀の福音は暴走しないはず…ま、今考えてもしょうがないことだしこの事はしばらくは忘れよう。だって心配事しながら女を抱くなんてできないだろ。

 

「もう…ここでするの?」

 

「こんな時間じゃ生徒も先生も来やしないy「誰かそこにいるの?」」

 

来たよ…ちぇ、良いとこだったのに

 

「すまない、ここは君の特等席だったかな?それなら出ていくよ、一番端っこってのは居心地が良いもんでな」

 

「ううん、別に構わない。それよりもそのISは?」

 

「俺のISだよ、ちと特別製なんだが今回の戦闘ではIS用の武装を使わなくってな。武器を壊さないように戦ってたら関節部がボロボロになってしまって直してたんだよ。お前は?」

 

「私はISを作りに来た。私のIS…未完成だから」

 

お?よくみたら簪じゃないか。原作の絵だけでは分からなかったよ。セシリアみたいに目立ってなかったし…いや、簪が地味ってわけじゃない。ただ前髪を伸ばして目元が見えないし、頭にヘッドパーツを付けてないから気付かなかったよ。

 

「一人でISを造ろうとするなんてすごいじゃないか。でも無理はいけないぞ。おい、お前も一緒にって…束のやつどこ行きやがった(ボソ)」

 

面倒くさそうだからって逃げたなぁ

 

「あの人なら今さっき出て行った。あなたも帰るといい、もう遅いから」

 

「それは俺のセリフだ。お前は帰らないのか?根を詰めすぎても良いものは生まれないぞ」

 

簪に必要なのは十分な休養と手助けだろう。でも原作でも一人で作ろうとしていたし…どうにかして手伝いたいなぁ。

 

「だから今日は帰れ、明日になったら俺も手伝うから」

 

「あなたには手伝って貰わなくても平気…一人でできる、お姉ちゃんがそうしたように」

 

強情だなぁ…。

 

「ならISだけでも見せてくれないか?意外なアイディアが浮かぶかもしれないぞ。それにお前はお前だろ、お姉ちゃんがすごいからと言ってそれに準ずる必要はない。お前なりに強くなりゃいいんだよ。俺からしたらお前は凄いよ、だって俺はISを作るなんてことできないもん」

 

「あなたには私のことは分からない…でもそこまで言うなら見せてあげる…どうせすぐに諦めると思うけど。だって私のISは普通じゃないから」

 

そう言って簪は立体映像に打鉄弐式を出す。原作通りのコンセプトだな。

 

「ミサイルによる飽和攻撃か…いい案だと思うが制御が難しすぎる上に隙がデカいな、ミサイルの展開中に狙撃されたらどうする?それに俺ならミサイルの雨を撃っている間にショットガンで迎撃、爆発を煙幕代わりに利用して瞬時加速で近付き重い一撃を加える。例え逃げようとミサイルのない高速機なんてその辺の戦闘機と一緒さ。近接用の薙刀を持っているな、獲物のリーチはそのまま戦いにおいて優位に立てると思ったんだろう?しかし防御面が心許なさすぎるし、鍔迫り合いになればスラスターで対応できないこともないが相手が捨て身になってお前の攻撃を防がずに攻撃して来たら無意味だ。お前が近接戦闘に相当の自信があるなら別だけどね。まだあるが言った方が良いかな?」

 

「うぅん…もういい」

 

ありゃ?言いすぎちまったかな?見るからに落ち込んでるし

 

「もう言わなくていい…」

 

「そうか、すまなかったな。言い過ぎたよ」

 

「謝らなくてもいい…だって本当の事だから。私も色々と反省しないといけないみたい…もしよかったら昔話をしてもいいかな?」

 

「門限までは時間がある。構わないよ」

 

ちったぁ俺に心を開いてくれたかな?簪が自分の事を自主的に話すなんてな…嬉しいぜ。

 

 

 

私の名前は更織簪、日本…いや世界の暗部で動く更織家の跡取り娘。でも私は跡取りじゃない、正式に更織の名前を継いだのは私のお姉ちゃん、更織楯無。とても尊敬していた、敬愛していた、憧れていた、いつまでも私の前に立って明るい世界を見せてくれると信じていた。でもそれは中学生になるまでだった…私はお姉ちゃんみたいに社交的でも明るくもなかった。だから正式な跡取りにはなれなかったの…でも別に良かった、お姉ちゃんが輝かしい世界に羽ばたいて行けるなら私はいくらでも応援する。

 

そのつもりだったのに…あの日は今日みたいな快晴じゃなくてすごく雨の降っている日だった。「簪ちゃん、貴女はずっと無能のままでいなさい。貴女はなにもしなくていいの」更織の名を継いだお姉ちゃんの最初の言葉。絶望した…お姉ちゃんにとって私の応援が邪魔なのだったら私が離れればいいだけの話だった。でも違ったの、お姉ちゃんにとって私は邪魔にすらならないどうでもいい存在だった…いなくて当然の存在だった。明るい世界から一気に暗闇に落とされた…でもお姉ちゃんはロシアの代表になり、一人でISを組み上げて、IS学園の生徒会長にまでなった。以前の私ならお姉ちゃんの成長を手放しに喜んでいた…でも今は憎いの…凄く憎い。なんで!!なんで私じゃいけなかったの!?ピットクルーやお付きのメイドはよくてなんで私は!!いつもお姉ちゃんの周りには誰かがいる…そして私の周りには誰もいない…小さいころは友達もいたけどお姉ちゃんのほうが面白い話をできるし、スポーツもできる。だからみんなお姉ちゃんの周りに行った…私の明るい世界だけじゃなくて友達まで奪ったの、「あの人」は。

 

今よりはお姉ちゃんに対して追い付こうと思っていた時期に薙刀を始めた…全国区で戦えるくらいの実力になった。でもいくら頑張っても追い付けなかった。メカに関しては人一倍知識があったからISだけでも一人で組み上げようと思ったけどダメだった…分かっているの、一人では限界がある。馬鹿みたいだよね…人一倍の知識程度じゃ人の二倍も三倍もすごいお姉ちゃんには敵わないって事くらい分かっていたはずなのに…。

 

「なんだよそれ…無能でいろ、だと。ふざけるのも大概にしろよ…それが実の妹に掛ける言葉かよ!!何もしなくていいだと!?自分の妹がお前の事を一番に考えていたのに!!一番そばで応援してくれていたのに!!」

 

簪の話を聞いて無性に腹が立った。原作での関係は知っていたけどこんな話を直に聞かされて怒らないという選択は不可能だった。

 

「怒ってるの?」

 

おずおずと言った感じに簪が訊いてくる

 

「当たりまえだ!!よし、決めた!!簪のIS作りを手伝って最高のISに仕上げる。そして簪、お前がお姉ちゃんを打ち負かすんだ!!」

 

そうすれば簪も自信がつくだろうし楯無さんも簪との関係を回復させる切っ掛けが作れるはずだ。

 

「私がお姉ちゃんを倒す…できるかな?」

 

「できる、絶対にできる。俺を信じろ、お前が信じるお前でもない、俺が信じるお前でもない、お前が信じる俺を信じろ」

 

ふっ…ついカッコつけちまったぜ

 

「それってグレンラガンの…」

 

お、気付いたか分かってくれなきゃただの痛い人で終わるところだったぜ。

 

「分かるか?」

 

「分かる!!だって…アニメ大好きだから///」

 

「そうかい、仲良くやっていけそうだ。俺は松崎俊葵、よろしくな簪」

 

「よろしく、俊葵」

 

 

握手を交わしチームを組んだ俺たち。…あれ?なんか一夏と箒の師匠になったり簪のサポートしたりとやることが増えている希ガス。おれはもっと楽してたいんだけどなぁ。でもまぁ…漢松崎、一度決めたことだし頑張るか!!

 

 

努力と頑張るが嫌いな男が珍しく頑張ろうとする姿がそこにはあった…かもしれない

 

 

 

 




ど う し て こ う な っ た

俺の知る限りでは千冬さんはこんなキャラじゃないはずだ!!

それがどうして主人公と良い感じになりそうなのだ!?

ふぅ…千冬さんのアナザーストーリー…いや、ヒロインたちのアナザーストーリーをどうしよう( ゚Д゚;)
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