まずはR‐18を期待していた読者の皆様に謝罪します。
本当にすみませんでしたm(__)m
いやぁ~束×クロエを書こうと思っていたのですが良い作品が生まれませんでした。(本編も良い作品とは…ボソッ)
しかもR‐18を書くために時間を割いていたので本編の内容が少なくなってしまいました。
ですが楽しんで読んでいただけたら幸いです。
では本編をどうぞ
俺がドイツ軍の捕虜になってから四日が経過していた。最初の扱いとは打って変わって軍事顧問のような扱いを受けているので捕虜と言うにはいささか語弊があるし、俺に軍事の専門知識に富んでいるとも言えないので教えれる事といったら格闘訓練位なものだ…はぁクラス代表戦まで約一週間…一夏達はちゃんと訓練をしているだろうか?クロエは俺無しでもやっていけているだろうか?不安の種はたくさんあれど一番心配だったのは束についてだった。発狂して暴れていないといいなぁ…まぁ新聞やニュースにそんな記事は無いから問題はないようだけど。迎えに来ないのも宇宙の通信装置が壊れているからだろう。ドイツ軍に修理を任せようかと思ったのだが俺の物を知らない人に預けるのはなんだか気が引けたから自動修復機能だけで我慢している。それでも7割5分は修理できているので逃げ出すには十分…なのだが
「お兄様!!もう一本お願いします!!」
ど う し て こ う な っ た
俺の目の前ではラウラが白のタンクトップに軍服のズボンを着て構えを取っている。まぁどうしてこうなったかは簡単な話なんだけどね。あの時はこんな事になるなんて思ってもなかった…俺があんな事をしさえしなければ…ぐぬぬ
尋問と言う名の食事会が終わってから俺はクラリッサと共に基地内を見物して回っていた。
「まさかあの織斑教官の知り合いだったとはな…先程は私や部下が失礼した」
「いやいや、身元が分からないISのパイロットなんて警戒して当たり前だし、気にしてないよ。ところでどこへ向かってるんです?」
「我々の黒ウサギ部隊の訓練場だ。君に私たちの訓練の風景を見てほしくてな」
それってつまり薄着で汗をかいていてスケスケの健康美女たちがいるところへ行くという事ですね、分かります。ぬふふ…軍人だし束や箒よりも腹筋や二の腕が良い感じに鍛えられているだろう。いやぁ!!どきがムネムネですなぁ!!
「ニヤニヤしているがどうかしたのか」
「俺よりも強い奴がいるかもしれないかと思ってな…なぁ、その部隊の連中と試合してもいいか?」
「勿論構わない…しかし隻腕隻眼で戦えるのか?」
「舐めるなよ?俺はこう見えても五体満足の時に千冬さんに4回勝ってるんだぜ?10回は負けてるけど…」
どうして強化人間の俺とタイマンで互角以上に戦えるんだよ…おかしいやろ千冬さん。しかも段々と強くなってきているし、そのうち勝てなくなるんじゃね、俺
「なんだと!?」
信じられないものを見るような目で俺を見る
「ホントの事だから仕方ないだろ。それよりもここじゃないのか?」
「そ、そうだな…さぁ、入ろう」
俺たちは基地内某所の体育館のような場所に着いた。中では想像通りタンクトップ姿の美女たちが格闘訓練に勤しんでいた。俺たちが入ってきたことに気付いたのか年長者らしき班長が整列させる。
「諸君はもう彼について知っていると思うが改めて紹介しよう。彼はトシキ・マツサキ、ISのパイロットであの織斑教官に格闘訓練で勝利した強者だ。今日はトシキさんに君たちの相手を頼んだ。みっちり扱いてもらえ」
「織斑教官に勝っただと!?」
「副隊長、それは嘘八百です。織斑教官に勝てる人などいるはずがありません」
「そもそも男が女に勝るなど…」
「そんな固定概念を捨てなくてはトシキさんには勝てないぞ」
何やら外野がごちゃごちゃ言っているようだが関係ない。うひょお~、良い具合に汗をかいているから透けブラしているではありませんか!!むふふ…ちょいと拝ませてもらおう。
手を合わせる形をとるが右腕がないので変な感じだ。それを見たクラリッサは柔道や剣道の礼か何かと勘違いしたらしく
「トシキさんは既にやる気満々の様だ。最初は誰から相手をする?」
「はい!!私から参ります!!」
威勢よく手を上げたのは年長者の班長だった。きっと班員たちにいいところを見せたいのかな。悪いが俺にはハンデがあるからちょっと本気で行かせてもらう。
「では両者は白線の前へ。………始め!!」
彼女はまず俺の左側、つまり死角に入り込んだ。
ふむ…良い手だ。相手の死角に入り込み見えないところから奇襲をする…だがそれはどうかな!!
俺は姿勢を低くし、左足を軸に右足で相手の足を払い転ばせようとする。しかしジャンプで躱され距離を取られる。
むむむ…流石は特殊部隊だな、一筋縄ではいかないようだ。
「よく躱した…ではもっと攻めさせてもらおうか…」
彼女との距離を詰めながら鳩尾、頸動脈、喉、鼻といった人体の急所ばかり手刀で狙う。それらの連撃は躱されるが一撃必殺が放たれるのはプレッシャーがかかるはずだ。カウンターを放ってくるが焦って撃ったカウンターなど強化人間の俺にとって避けるのなんて訳ない。こんな事を繰り返しているうちに勝負はついた。彼女のカウンターを躱した後に首筋に優しく掌を当てニッコリとほほ笑む。
「くっ…まいった」
首に当てている手を下に持っていきタンクトップの中に滑り込ませ胸を揉む。
あぁ~久しぶりだなぁ~この感触。柔らけぇ
「き、貴様ぁ///!!」
回し蹴りをされるが俺はそれをヒョイと避ける。
「がっはっは、良いものを触らせてもらった。お前たちは負けを許され無い部隊だろう?だったら負けた時に罰ゲームがないとつまらないじゃないか。それともなんだ?軍属でありながらも女を捨てきれないか?」
「調子に乗るな!!次は私だ!!」
うおっ!!危ね!!いきなり殴りかかるなよ…まったくじゃじゃ馬なんだから。ほらよっと
突き出された腕を掴み、腕の力だけで持ち上げて投げ飛ばす。投げ飛ばされた彼女は背中を床に強く打ち付け痛そうに呻いている
「ぐぅ…」
「一応、手加減はしている。俺の本気を見たければ千冬さんでも連れてくるんだな。次は誰だ!!」
トキか!?ラオウか!?なんつってな、あんな人外の相手は御免被るぜ。あ、俺も十二分に人外だったでござる。
「部下が世話になったな…私が相手をしよう。織斑教官に勝ったなどと嘘をつく下郎は私が倒してやる。覚悟しろよ?お前に対して手加減できるほど優しくはないぞ」
後ろから声がしたので振り返ると眼帯を外して戦闘準備を終えたラウラが立っていた。
「ならさっさと掛かってこい。俺も本気を出してやる」
「行くぞ!!」
ラウラは床を蹴り俺に接近する。ボクシングスタイルで腋を絞めながらジャブで俺を追い立てる。
「避けるだけか!?所詮、お前程度の奴は何処にでもいるものだ。二度とデカい口を訊けなくしてやる!!」
ジャブから蹴りにスタイルを変えて脹脛や腿を狙ってくる。痛いんだから止めろよそれ…って言ったところで止めてくれるラウラじゃねぇよな…反撃開始かな
「これで決まりだ!!」
勢いをつけた回し蹴りを俺は鳩尾にキツイ一撃を加えられる…しかし当たったところで痛くも痒くも無い。俺はそのままラウラの髪の毛を掴み寄せて顔面に蹴りをぶち込み吹っ飛ばす。
「んぐぅ!!」
ガシャン!!
奥までふっ飛ばされたラウラは筋トレ器具を巻き込んで転がった。しかしまだ意識はあるようだ。
「ま、まだ…だ。まだ…終わって…ない」
「知ってるよ」
ヒュッ
「んな!?」
「Sie sind schwach. Kaninchen(まだまだだね…う・さ・ぎ・ちゃん♪)」
左目を開放しているラウラもさすがにこの距離を某十人衆のスピードで近付かれ、ほんの一瞬だけ驚き身体が硬直する。俺はその一瞬の見逃すはずもなく鳩尾につま先での蹴りを入れラウラを気絶させる。ふぅ…結局一人しかセクハラ出来なかったぜ。
ラウラは薄れゆく意識の中、俊葵の放った言葉を噛み締めていた。
「Sie sind schwach. Kaninchen(まだまだだね…う・さ・ぎ・ちゃん♪)」
クソッ…私は黒ウサギ部隊の隊長だぞ。織斑教官に教えを乞うた最強の戦士だぞ。どうしてこんなところで負けたりするんだ!!こんな男なんかに…男なんかに!!私はまた出来損ないに戻るのか…嫌だ!!私は出来損ないなんかじゃない!!私を認めてくれ!!私を捨てないでくれ!!まだ私は負けていない!!私は!!私…は…。
私の意識はここで途切れた。そして目覚めた時には医務室のベッドの上に寝かされていた。
「私は弱くない…」
「いいや、弱いさ。凄く弱い、弱すぎて笑えるぜ」
!?
「そんな嫌味を言う為にここまで来たのか?」
ベッドの腋に奴はパイプ椅子を開き座っていた
「さぁな、ただお前は自分の事を分かってない。お前…一夏の事を恨んでいるだろう?」
「な、何故それを…」
「クラリッサから聞いたよ…ラウラ、お前さんは千冬さんを盲信するあまり織斑一夏を恨んでいるとな。何故そんなに恨む?一夏は何も悪いことはしていないぞ?」
知ったふうな口をきくな…
「織斑一夏が攫われなければ織斑教官はモンドグロッソで二回ともブリュンヒルデに輝けたのだ。それをあいつは…織斑一夏は邪魔したのだ」
「まるで子供だな、自分の気に入らないことがあると誰彼構わずに吠える」
「違う!!」
「いいや違わないね。じゃあなんでそんなに強さにこだわる?それは千冬さんに近づきたいからじゃないのか?」
図星だ…私は一夏に嫉妬している。織斑教官は出来損ないだった私を部隊一の戦士にまで育て上げてくれた。力こそすべてだと教えてくれた。しかしそんな教官が弟の事を語るときだけ笑顔になっていた…私はそれが許せなかったんだ。誰にも笑顔を見せる事のなかった教官を笑顔にした織斑一夏に嫉妬していたんだ…。
「許せなかったんだ…織斑教官の優勝を妨げたのに教官には全く恨まれていなかった織斑一夏が…私の憧れを穢した男を。だから私は一夏を打倒するために鍛えてきた。お前は教官の弟に相応しくない、私の方が教官の隣にいるのは相応しいとな」
「そうか…なら隣に居ればいいだろう」
「それができるなら苦労はしない!!」
「はぁ…お前は馬鹿か?よく考えてみろ、どうして好きな人の隣にいるのに許可が必要なんだ?所詮は自己満足なんだ好き勝手やればいいさ」
んな!?そんなこと考えもしなかった。私は織斑教官に見ていてほしい、私はこんなにも強くなったんですと見せたい!!
「俺について来い。今すぐに千冬さんに会わせてやる」
そう言ってトシキは私の手を取って起き上がらせ抱きかかえると何処かへ行こうとする。
「俺が日本まで送ってやろう。ISで一気に日本までワープするから建物の裏に行くぞ」
「お、おい!!待て、ワープだと!?」
私は抵抗するが抱きかかえられて身動きが取れない
「離せ!!こんなところ部下に見られたら面目が!!」
「ま、離してやってもいいか」
パッといきなり手を離されたので地面とキスをしてしまう。
「いきなり離すな!!」
「まぁまぁ、俺のISにしがみ付け、勝手にISを使ってるのがバレたら大変だろ?さぁ発進…だ?ありゃ?ワンオフを発現したはずなのにな…縮退炉にロックが掛かってる。仕方ない…ラウラ、俺のISにしがみ付け。PICでお前には風が当たらないようにしてやるから」
勝手に基地を出るなんて大問題だ。でも教官には会いたい…どうしたものか。
私が無言で考えているとトシキは何かを察したのか話しかけてきた
「基地を勝手に出るのはマズイって思ってるんだろ?だったら帰るときにお土産を用意してやるよ。それを持っていけばお偉いさんも納得するさ」
「分かった…付いて行こう。ただしおかしな真似をしたら私のシュバルツェア・レーゲンが火を噴くぞ」
「お前に負ける程俺は弱くねぇよ。松崎俊葵!!宇宙!!発進!!」
そう言うとトシキは教官のいる日本の空へと私を抱えながら飛び立った
今回も最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m
お気に入り件数の増加が牛歩の歩みですがとても嬉しいです。
俊葵がいない今しか束×クロエを書くチャンスが無いと思ってます。
ですので次こそは…いやいや、参考文献と称してエッチな本を読みたいという訳ではありませんよ(目を逸らしながら)
では次回も読んでいただけると幸いです…ではまた