※この作品はR-18です。

ISの世界に舞い降りた一人の男   作:メシキ

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俊葵「作者がまだ寝込んでいるから今回は俺たちが前書きを担当する事になった」

束「どうして束さんがこんな事をしなきゃいけないんだよぅ~」

俊葵「しかたないだろ、あいつにゴマ擂りしとかないと出番やイチャラブが減らされる」

束「んぅ…なら仕方ないかな。でも前書きなんて何をすればいいの?」

俊葵「なんでもいいさ。例えば最近あった事なんかを書いたりする作者の自由コーナーみたいなもんだよ」

束「ふ~ん。じゃあ束さんは最近、新しいISの作成に手を付けました~。いぇ~い♪」

俊葵「俺はこの世界に来てから体重が5キロ増えた…」

束「確かにお腹周りにお肉が付いて来てるよね」

俊葵「超能力をたくさん使ってカロリーを消費しないとな…」

束「頑張ってね」

俊葵「うん…あ、今回は日常回です…どうぞ」





23話 日常回

 

一夏サイド

 

 

クラス代表戦襲撃が起きてから最初の土曜日、つまり次の日。俺は鈴との約束で買い物に行くためにレゾナンス行きの電車に揺られていた。IS学園の付近に買い物できるようなところがないのでわざわざ電車で街の方へ皆は行く。俺もその一人で、ジーパンと軽く英語をあしらった空色のTシャツに白い長そでのシャツを合わせて着ている。元々、お洒落にはあまり関心がなかったのでこんな風な服しか持ってない。女子との買い物は過去に何回かあったけどこんなにドキドキするのは初めてだ…あぁ…やっぱり俺は鈴のこと好きなんだなぁ。

 

平静を装ってはいるものの一夏の内心は波乱に満ちていた。それもそのはず、鈴は箒やセシリアの援護を得て素直になる練習をしている。そのおかげで昔の約束を無事に思い出させることに成功したのだ。一夏は酢豚を毎日作ってあげるという約束を味噌汁のアレと分かった瞬間に鈴の事を意識し始めた。ずっと自分の事を思ってくれていた鈴に対して好意を抱くまで時間はかからない。しかし今までに好意を抱いた女性とのお付き合い経験が全くない一夏にはどうしていいのか分からない…『こんな事になるなら俊葵にアドバイスを貰えば良かったなぁ…』なんて思っていたりする。

 

考える時間が欲しいと思っている一夏とは裏腹に電車は時間通りに走行を続けた。

 

 

 

俊葵サイド

 

 

「折角の休みなのに何で俺がこんなところに…」

 

「黙ってついて来い。一夏と凰が学生らしい清く正しい交際をするか監視せねばならん!!」

 

「そんなもん一人で勝手にやってくださいよ…(ボソッ)」

 

俺は千冬さんに連れられて一夏と鈴の監視に赴いている…はぁ…今日はアリーナで宇宙と嵐の射撃訓練と言う名目で射的をする予定だったのに…。ぶっちゃけそこら辺のクソゲーよりもISを使って実弾演習をした方が楽しい。それなのに…どうして俺なんだよ…山田先生や束でもいいじゃないか。しかも俺には傷跡があるんですよ?まぁ…流石に一般人にこんなグロテスクな傷跡を晒すわけにはいかないので俺は顔の左半分を覆う仮面を着けている。オペラ座の怪人のようなシンプルな仮面だが目立ってしょうがない。黒い麦藁帽を被ってある程度は誤魔化してはいるが人目を引くことに変わりはないので効果は薄いと思われる…身体の傷はともかく顔の傷は早く治ってほしいな。ほら、子連れの親子が俺の方をチラチラ見てるもん…。ちなみに俺の格好はジーパンに黒のTシャツで上からクジラの模様が沢山あしらわれた水色の長袖シャツを着ている。千冬さんは七分丈のジーパンに白のタンクトップ、上からこれまた白い長袖のシャツを着ている。長く綺麗な黒髪は俺が三つ編みにしてあげた。パッと見は何処かの令嬢の様だ…中身は令嬢っていうか冷嬢だけど…我ながら上手いな。

 

「一夏が電車を降りるぞ!!ついて来い!!」

 

千冬さんは俺の手を取って速足で歩きだす。はぁ…波乱に満ちた休日になりそうだぜ…。

 

 

 

一夏サイド

 

「鈴のヤツ遅いな…待ち合わせまで時間はあるけど人を待つのって時間が過ぎるのを遅く感じるな…。丁度いいし俊葵にアドバイスでも貰うか」

 

携帯を取り出し俊葵にコールする。するとすぐに出てくれた

 

『う~す、どした?』

 

「今日さ、鈴と買い物に行くんだけどどうしたらいいかなぁって思って。俺、今までに女子と買い物に行ったことはあったけどこんなにドキドキしたのは初めてでさ、どうしたらいいか分からないんだよ」

 

『鈴のこと好きなのか?』

 

「………あぁ。俺は鈴の事が好きだ。鈴と話しているとすごく楽しくてドキドキする…鈴の笑顔を見てもドキドキする。でも鈴と離れると寂しい、もっと一緒に居たい、抱きしめたいって思うんだ。心なしかいつも鈴の事を考えている気がする。なぁ、これって恋なのかな?」

 

『さぁな、俺には分からねぇよ。でも俺は≪その人の為に何かしたいって思うことを愛、何かして欲しいって思うことを恋≫だと思ってる。お前の中で答えは出たんじゃないか?』

 

「ありがとう。持つべきものは師匠だな」

 

『かっかっか、褒めても何も出ねぇぞ。だが今日の俺は機嫌が良いから二つだけお前にアドバイスをしてやるよ。一つ、手を繋いでやれ。二つ、何でもいいから鈴の服装を褒めろ。以上だ、それじゃあ頑張れよ、Heil 2 You!!君に幸あれ!!』

 

そう言って俊葵は電話を切った。デートか…鈴も俺の事を思ってくれている…でもどうして俺なんかを?う~ん、分かんねぇな。鈴に直接聞きたいけど話してくれないだろうしなぁ…俺も恥ずかしいから訊けないし。

 

 

そんなこんな考え事をしていたら待ち合わせの時間になり、鈴がやってきた。

 

 

鈴サイド

 

 

う~~~///どんな格好で買い物に行くか迷ってたら遅くなっちゃった。一夏に時間にルーズな女だなんて思われたらどうしよう…そんな事は考えちゃダメよ、あたし!!

 

鈴の服装は黄色のワンピースにホットパンツという活発な鈴らしい動きやすい服装だった。見た目はシンプルだがこの服に決めるのに小一時間かかっていたのは内緒だ。

 

「ごめん一夏、待ったでしょ?」

 

「いや、そんなに待ってないよ。俺もさっき来たばっかりだし」

 

「そっか、じゃあ行きましょ」

 

「あ、ちょっと待ってくれ。逸れるといけないからな…手を繋ごうぜ。それとその服…すげぇ似合ってる///」

 

照れているのか一夏は顔を真っ赤にしてあたしの手を握る。あたしもきっと顔を真っ赤にしてると思う。

 

「あ、ありがと…///」

 

短くお礼を言って少しうつむきながら歩き出すあたしと一夏…恥ずかしくて一夏の顔見れないじゃない…。

 

 

 

俊葵サイド

 

「おい!!手を繋いだぞ!!これは一体どういうことだ!!」

 

俺の襟首を掴んでグワングワンと頭を揺らす。

 

「い、いいじゃないですか!!手を繋ぐくらい!!」

 

「まったく…何のためにお前を連れてきたと思ってる。もぉいい、ここからは私一人で尾行する。お前はそこらへんでお茶でもしていろ」

 

そう言って一夏と鈴を追っかける千冬さん。なら最初から一人でやってくれ…ま、来ちまったもんは仕様がない…この辺りには小説を読んだ時から来てみたかったんだ。散策開始と行きますか…束から貰ったお小遣いも少しは消費させないといけないし。億単位のお小遣いは小遣いじゃなくて大遣いだと思うんだけどね…ないな。

 

つまらないギャグは置いてどこ行くかなぁ?この辺りにどんな店があるか知らないし適当に散策でもするか…。

 

 

こうして一夏と鈴のデート、それを尾行する千冬、適当にその辺を散策する俊葵による三者三様の休日が始まった。

 

 

一夏サイド

 

 

今、俺は窮地に立たされている…買い物に付き合うだけだと思っていたが下着を一緒に買うなんて予想外だ…なんてこったい。鈴…お前は頭がイカレちまったのか?男の俺にランジェリーショップは居心地が悪すぎる…言うなれば禁煙席で喫煙するようなものだ。無言の圧力ってすげぇよ…。そんな俺を他所眼に下着を物色する鈴…頼むから俺に感想を求めるな。俺が選んだ下着を着ていると思っただけで俺の雪片弐型が…ぐぬぬ

 

「これなんてどうかしら?」

 

そう言って鈴が差し出したのはシンプルなライトグリーンのブラとショーツのセット。悪くない…と言うか良い。

 

「良いと思うぜ。でも無地だとシンプル過ぎないか?もっと柄物とかも…( ゚д゚)ハッ!?いや、これは違うぞ!!俺は決して下着に興味があるとかそういうのじゃ」

 

「へぇ~~~。じゃああんたはあたしみたいな貧相な体系の女には興味ないんだ」

 

「そんな事ない!!俺は鈴の事が大好きだ!!」

 

興奮して大きな声で鈴に告白してしまった…ランジェリーショップで大きな声で告白…もしかして俺の人生はここが終着点?おぅ…

 

「叫ばなくてもいいじゃない…まぁありがとう。あたしも好きよ、あんたの事…///」

 

「おう…は、早く買い物を終わらせてカフェにでも食いに行こうぜ」

 

一夏の照れ隠しを鈴は察したのか早く買い物を切り上げて近くのカフェへ入っていった。

 

その様子を看板の陰から見守る女性が一人

 

「ふっ…大きくなったな一夏…嬉しいような寂しいような不思議な気持ちだ」

 

口はそう言っているが二人が甘すぎる展開を繰り広げるので買ったブラックコーヒーのスチール缶が手の中でくしゃりとひしゃげていた。その様子を見た通行人たちは一様にそそくさと千冬の傍から遠のいた。

 

 

俊葵サイド

 

 

アニメグッズのショップもあるし色んな店があるんだなぁ。俺の好きなブランドの店もあるしちょっと入ってみるか。

 

「いらっしゃいませ。今日はどのようなものをお探しですか?」

 

俺の仮面に臆することなく営業スマイルでスーツを着こなした良い感じのお兄さんが近づいてきた。

 

「新しい財布を探してるんですけど良い感じのありますか?」

 

「どのような財布が良いですか?折り畳み、長財布と二種類ありますのでお好きな方からお選びください」

 

そう言って店員は俺を財布コーナーへ案内した。元々この店は本革を利用したバッグなどを販売しているようだ。そこらかしこに高そうなのが陳列してある。適当に手に取って広げてみたり、一つ一つ吟味する。そんな姿をチラチラと店内にいた客や店員が見てくる。IS学園で珍しい物を見るような目で見られていたので慣れているから気にはしてないけど…

 

う~ん…折り畳みはお札が曲がっちゃうしやっぱり長財布の方が良いな。長財布はこっちか…なかなか良い色のあるじゃん。大きさも丁度良いしカードも結構入りそうだ。ワニ革だけど値段は…ふむ…まぁまぁだな。でもチャックだから止めとくか…こっちの財布は馬皮か…馬は嫌いだからこれもいいや。こっちのは鹿だな…おぉ!!手触りが最高だな!!チャックじゃないしこれにするか。

 

「こちら38000円になります。」

 

意外と安かったな。値段を見ずに持ってきたから不安だったけど問題はない様だ。俺は今まで使っていた財布から料金を払いお金とカードをそっちへ移して店を出た。

 

「良い買い物ができたな。次は何処へ行こうかなぁ~」

 

今のところ財布くらいしか小物は興味ないし適当にアニメショップや本屋に行ってみるか。時計や靴にお金を使うのも悪くはないけど結局、使わずに箱の底に眠ることになりそうだし、集め出したら限がない…だから今回は止めておこう。

 

そう思い俺はアニメのグッズや同人誌を売っている店へ足を運んだ

 

 

一夏サイド

 

喫茶店に入った俺たちは奥の席へ案内されて注文をしている。

 

「俺は抹茶オレとミルクレープのキャラメルソース掛けにしようかな」

 

「あたしはアイスココアとほかほかリンゴパイのアイス添え」

 

「ご注文を繰り返させていただきます。そちらのお客様が抹茶オレとミルクレープのキャラメルソース掛け、こちらのお客様がアイスココアとほかほか焼きリンゴパイのアイス添えですね。少々お待ちください」

 

ぺこりと一礼すると店員は店の奥の方へ消えていった。

 

「なぁ鈴、さっきの告白の事だけどさ…俺…本気だぞ」

 

「あんたが嘘であんなことを言う男じゃないって事くらい知ってるわよ。すごく嬉しかったわ…だって一夏の事ずっと好きだったから」

 

顔を真っ赤にしてまっすぐにこちらを見てくる鈴に俯き気味になる。恥ずかしくて顔が見れねぇ…。

 

「いつから俺の事が好きだったんだ?」

 

「中学校に入ってあんたに助けられた時に一目惚れしたわ。いっつも一人でうつむいていた私の味方をしてくれたのはあんたと弾だけだったから…最初は小さい子が憧れる白馬の王子様のような存在だと思って忘れようとしたわ。でも忘れられなかった…いつも仲良く遊んでいたけど家に帰るときには寂しくなった。両親が離婚して中国に帰国した時はもう二度とあんたに会えないと思うと胸が苦しかったわ。だから学園であんたに会えてすごくうれしかったの。約束を覚えてくれていたことも嬉しかったしね…まぁちょっと勘違いはしてたみたいだけど。これで分かったでしょ?あたしはあんたの事が…織斑一夏の事が大好きなの」

 

「お、おう…凄く嬉しい。俺も凰鈴音の事が大好きだ。俺と付き合ってください///」

 

顔を真っ赤にしながら鈴に頭を下げる。

 

「いまさらそんな…OK以外の答えなんて出せないわよ///」

 

二人とも顔を真っ赤にしながら俺たちは晴れてカップルになれた。何とも珍妙な告白だったが俺たち二人にはちょうどいい告白だったのかもしれない。この後は出てきた料理を食べてすぐに二人で買い物に繰り出した…今度は手を繋ぐのではなく腕を組みながら…。

 

 

「一夏…漢になったな…私は嬉しいぞ」

 

そう言いながらパンケーキ用のナイフとフォークを強く握って形を変える千冬の姿がカフェの中にはあった。

 

 

俊葵サイド

 

良い買い物ができた(ホッコリ)

 

片や同人誌がたっぷり詰まった袋を、片やアニメのブルーレイボックスが入った袋を両手に持っている。元居た世界とアニメに誤差があまりないので欲しかった同人誌やブルーレイが沢山手に入った。いやぁ金があるって素晴らしい。次の休みもこの調子で今日は買えなかったのを買いに来るか。

 

一夏と鈴と千冬さんのことはまぁあの人たちだし大丈夫だろう。さて、帰るか…ん?路地裏に人?

 

 

「ちょ、やめて…行くところあるから…」

 

「そんなこと言わずにさ。俺たちも一緒に連れてってよ」

 

「ちょっとくらい良いだろ?」

 

 

どうやらナンパの様だ。こんなご時世でもこんなクソみたいなナンパする奴がいたんだな。一体どんな子をナンパしてるのか…なぁあ゛!!おいおい…簪じゃあねぇか…あんなに困っている簪に迫るなんて…ゆ゛る゛さ゛ん゛

 

俺の身体は自然と簪の方へ動いた。

 

「おい…一度しか言わないからよく聞いてくれ…彼女をこれ以上困らせないでくれるか?知り合いなんだ」

 

「あぁ?おめぇには関係ないだろ?きもい仮面なんかしやがってヒーロー気取りかよ」

 

「おい、こいつこんなキモイもんもってるぜwww」

 

一人のヤンキーが俺が手から下げているアニメキャラの絵が描かれた紙袋を指さして笑う。………ブチッ!!俺の事を馬鹿にするならまだ分かる(キレるけど)だが此奴らは俺の嫁を…俺の好きなアニメを愚弄した…ちょっとくらいはお仕置きしても罰は当たらないだろう。

 

「口だけか?馬鹿にしてそれで終わりか?ハハ…どうせ俺みたいなオタクが怖くて手も出せないか?人を見かけで判断している証拠だな…雑魚め」

 

「っ!?てめぇ…黙って帰れば無視してやっても良かったけどよぉ…俺たちが誰を怖がってるってぇ!?」

 

「このナイフが見えねぇのか?刺さると痛いぞぉ?」

 

ポケットから刃渡り10センチくらいのバタフライナイフを取り出し威嚇をする。ぷくく…そんなしょっぱいナイフで俺が痛がるかよ…いや、やっぱ痛がる。でも怖がりはしない。でもどうやってこいつらを引き下がらせようか…。チラッっと簪の方を見るとほんのちょっぴり涙目になっていた…よし、簪を泣かせた罰だ。暴力的に解決しよう。

 

 

 

裾からナイフを4本取り出して、指に挟んでナイフを持った不良に投げつけた。ワザと外したので全て壁に突き刺さるが脅すだけなら十分だった。

 

「ヒッ!?」

 

怯えた不良は腰を抜かして失禁している。もう一人は逃げ出そうとしていたので太ももを掠らせる程度にナイフを投げて転ばせる。

 

「イッテェェエエ!!」

 

足を抑えて倒れ込んでいるのでそのまま腹を踏みつける

 

「ぐちゃぐちゃ喚くな…次は喋れなくするぞ…」

 

「ひっぐ…ひっぐ…うぅ…」

 

べそかいてるヤンキーを尻目に失禁している方を見る。

 

「おい…詫びの一つもねぇのか?えぇ!?」

 

「す、すまなかった!!ゆ、許してくれぇ!!」

 

簪は…

 

「むぅ…不本意、でも誰にだって間違いはある…だから今回は許してあげる。その代わりに次は…ね?」

 

コクンコクンと首を力なく縦に振るもう一人、俺と簪は動けないそいつらを見下して路地裏から抜け出して大通りに出て駅の方へ向かう。

 

「さっきは助けてくれてありがとう…それに俺の女だって///」

 

「ん?あぁ、アレは…まぁ口からつい出ちまった気にしないでくれ。俺は当たり前のことをしただけだから。そういや買い物はよかったのか?勢いでこっちに来ちゃったけど…」

 

あそこから立ち去ることで頭がいっぱいになっていてモールの出口まで来てしまった。

 

「うん、欲しい物はちゃんと買えたし大丈夫…でも少しだけ散歩して帰りたいかも」

 

「じゃあ海沿いにある公園に行ってみようか。あそこなら遠くないし駅に近いところにあるから帰るときもあまり歩かなくて済む」

 

俺は荷物を左手に二つ持って右手を開ける。簪は何かを察したように俺の右手を握って、二人並んで歩きだす。………監視されているとも知らずに。

 

水色の髪の少女「よくも私の簪ちゃんと手を…ぐぬぬ。あのヤンキー共だってあなたが出てこなければ私が…キッーー!!」

 

彼女が広げた扇子には『咬牙切歯』と書かれていた

 

 

 

 

 





簪「最後まで読んでくれてありがとう…次回もよろしく」(カンペを見ながら)

のほほんさん「ばははぁ~い」ノシ

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