次の話までの場繋ぎの話です。
ア、アイディアが出尽くしたとかじゃないですよ(; ・`д・´)
ちゃんと外伝を書いてるもん!!
俊葵×シャルルを書いてるもん!!
…ま、学年別タッグ戦まではまだまだ間はありますのでしばらくこのようなお話を書いていくつもりです。
では、どうぞ
ラウラとシャルルが転校してきてから一週間以上が経過していた。二人とも学校生活に慣れ始めて友達も何人かできたようだ。これで原作小説に登場したキャラクターの殆どが集結したことになる。束、クロエ、一夏、セシリア、箒、鈴、ラウラ、シャルル、簪、楯無さん…勿論、千冬さんや山田先生、その他クラスメイトとこれで役者は揃ったという事かな。学校生活もより楽しくなってきたが俺や一夏の存在を疎ましく思っている生徒もいるみたいで良くない噂を耳にすることもある。例えば「俊葵さんは研究室の出身で殺戮マシン」だとか「俊葵さんは獣で学園にいる女性の1割を手籠めにした」だとか「ゲイ」だとか散々なもの…しかも俺に関するものばかり。男がISに乗っているのが気に食わないのは分かるが酷いなぁ…勿論、束は激怒したがこれらに関していくつかはあながち間違いでもないので俺は束をなだめるのに必死だった。
確かに獣呼ばわりやゲイ呼ばわりは嫌だが反論しても多勢に無勢…意味はないと思っているので実力で示そう。学年別タッグ戦が有るのでそれが良い機会だろうな。でも誰と組もうかな…俺が遠近両方ともできるので相手はいくらでもいる。セシリアと組んで二人とも引き撃ちするもよし、箒と組んで二人で上がるもよし、簪と組んでミサイルと弾丸の嵐を巻き起こすもよし、クロエのジャミングと俺の光学迷彩を利用した闇討ちも良いだろう。シャルルやラウラの戦闘スタイルは分かっているが俺と合うか分からないのでそれは皆との訓練の中で探っていこう…まだ時間はあるんだ。
訓練前
俺はいつも訓練に使用しているアリーナへ向かっていた。この前からラウラとシャルルが参加するようになって訓練の幅も広がってより有意義なものに仕上がってきている。特に訓練の最後に行う俺とのルール無用の模擬戦がみんなにとって良い経験値になるらしい。最初は騎士道に反するとか、卑怯だとか言われていたが回数を重ねるごとに俺の思惑を察してくれて、訓練の意味も理解した様だ…まぁ、一般市民の一夏と箒はあんまし納得していなかったけど…。納得できないのは分からんでもない…だって軍属の候補生はそれなりの教育を受けているから自分の持っている物の重さや責任を深く理解している。だから戦闘行為に対しての覚悟が一夏たち以上にできている。しかし一夏達は違う…それでもテロリストなんかは卑怯な手段をいくらでも使ってくる。だからそれに対抗するためにこちらも卑怯で汚い手を使わなければいけない…強者を演じるのも疲れるよ…ホントに。
今日の訓練は鈴とセシリアとの三人で行う三つ巴の訓練なので、どんな立ち回りをするかを考えながら歩いていたらアリーナの入り口に着いた。しかし二人と何人かの女生徒が言い争っていたので自販機の陰に隠れて聞き耳を立てた。
「だからあたしたちが先に予約をして使えるようにしてたって言ってるでしょ!?」
「あなたたちは使い過ぎなのよ。私たちは今年で卒業なの。スポンサーにどれだけ成長したか見せるチャンスがそこまで迫っているんだから変わりなさいよ」
「規則に従ってアリーナを借りているんだから先輩たちもそうしたら良いじゃない」
「鈴さんの言う通りです。あなた方の言い分はいささか横暴ですわ」
「ふ~ん、上級生の代表候補にそんな口を訊くんだ」
成る程、タッグマッチの練習をしに来たけど俺たちがアリーナを独占しているから文句を言ってるってわけだな。はぁ…しかも候補生かよ…無駄にプライド高そうで男嫌いしてそうで関わりたくないなぁ。でもこのままじゃ喧嘩になりそうだし出ていくか。
「そんなに言うならISで決着を付けようじゃあないか。俺は一人、先輩たちは4人同時で構わないぞ」
「ちっ…男が口を挟むんじゃないわよ」
「それに候補生のあたしたち4人を相手にして勝つつもりなの?無人機を倒した程度で調子に乗らないでよね」
はぁ…面倒くさい…どうしてこう仲良くできんのかね。
「そうか、口をはさんですまなかった…じゃあ俺たちはいつも通り訓練するから先輩たちは後日また予約してくれ。行くぞみんな」
話しても無駄そうなので無視してアリーナに入っていく。頭の固い奴は無視するに限る。一緒に居ても腹が立って仕方ないからな。余計なストレスは溜め込みたくないし身体にもよくない。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!話はまだ終わってないわよ!!」
「決闘するのが怖いんでしょう?あ、分かった。専用機を持ってないから負けるって決めつけてるんだ。いやぁ~可哀想になぁ!!3年の候補生なのに専用機持ちじゃなとか(´◉◞౪◟◉)」
ISの数は限られているので候補生でも持っていない生徒も多い。あくまで候補生は実戦データを取るための処置で専用機なんかは国家代表であったり軍隊で研究、改良されているのがほとんどだ。逆に言えば一年生の時点で専用機を持っているセシリアや鈴が優秀と言うことになる。本格的に軍隊で部隊長をこなしているラウラやIS企業のテストパイロットであるシャルルは例外かな。あとは男の俺たち…一夏は千冬さんの弟だから専用機を貰えるのは当たり前っちゃ当たり前だし、俺みたいにISの創造主たる束から直接貰えたりするのはまぁ…当たり前とは言い難いな、たはは…
しかしこんな安い挑発に乗ってくる先輩たちはあまり国から信頼されていないようだな。
プッツン
切れた…彼女たちの中で決定的な何かが。多分それは堪忍袋の緒だろうがな。
「い、言ってくれるじゃない…相手してやるわよ」
「ボロボロになって膝まづいても許してあげないんだから」
はぁ…勝つ気でいるよ。
「俺は専用機を使う。その代わり先輩たちはエネルギー回復用のモジュールと弾薬回復用の大型ケースを使用してくれて構わない。俺が先輩たち四人を全員、戦闘不能にしたら俺の勝ち。このくらいのハンデは必要でしょう?」
「呆れて物も言えない。負けた時の言い訳にはならないわよ…」
「もしも負けたら何でも言うことを聞こう。本当に何でもいいぞ」
俺は更に挑発を続けて先輩たちを怒らせ、余裕をなくさせる
「じゃあ、あんたの持っているISを私たちの祖国に献上しなさい。男に二言は無いでしょう?」
「ちょっと!!そんなお願い聞けるわけないでしょ!!」
「横暴ですわ!!」
「鈴、セシリア、黙ってろ。俺は何でも良いと言った…二言は無いよ。ただし負けた時は…いや、試合終了後に言おう。20分後にアリーナ内に集合ってことで解散しますか」
そう言うと俺は鈴とセシリアを連れてピットへ向かった。
ピット
「本気ですの!?あんな要求に従う必要なんてありませんわ!!」
「その通りよ!!しかもエネルギーと弾薬の補給をさせるなんて!?あんた負ける気!?」
セシリアは右、鈴は左側からギャンギャン文句を言ってる。
「別にいいだろう?俺の宇宙だって積載量無限って利点があるしワンオフだって発現してるんだ。負ける要素なんてどこにもないよ」
「獲物を前に舌なめずりは三流のすることです。いくら俊葵さんが強くっても油断していては負けてしまいます」
「これは油断じゃあない、余裕ってやつだよ…それに万が一にでも負けたとしてあの束が俺のISを他人に渡すと思うか?きっとあいつらの祖国は俺からISを奪ったことを後悔するだろうよ。いや、後悔をする暇なんて与えずに束の命令で俺が滅ぼしに行くかもな」
「はぁ…勝っても負けても先輩たちに救いは無いようね…ご愁傷さまだわ」
「必ず勝ってきてくださいね」
「任せとけ!!」
俺はセシリアと鈴に短く返事をしてアリーナ内に飛び立つ。
久し振りの戦闘だな宇宙。今回の戦闘は実戦じゃなくて形式的な試合だから緊張はしなくて済みそうだ。相手は4人だけどGWを落としに行った時に比べると軽いさ。だから安心して戦おう…いや専用機ならいざ知らず、量産機のラファールと打鉄が相手じゃ戦いにならないな。よし!!じゃれつきに行くか!!
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
前書きに書いたように俊葵×シャルルの方に忙しくこっちが疎かになってしまいました。
なんとなく手に取った同人誌の内容が男の娘で『そういやシャルルって男設定あったよな』なぁんて思ってしまったのが読者にとっての運の尽き………
真面目にナニ書いてるんだろう…俺。
ってことで近いうちにとんでもない内容の外伝をうpすると思います。
楽しみに…(?)