※この作品はR-18です。

ISの世界に舞い降りた一人の男   作:メシキ

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投稿が遅くなってすみませんでした

次の話はもう少し早く投稿できそうです

FPS症候群から解放され普通の生活をできるようになったので真面目な小説を書くことができそうですね( *´艸`)



36話

 

 

 

俺はクロエに文句を言うためにクロエサイドの控室へ足を運んだ。感情が昂っているのでノックもせずにドアを開けて中に入りクロエを怒鳴りつける

 

「さっきの勝負は何だ!?」

 

いきなり入って来て怒鳴り声が聞こえたので二人とも驚いている。俺だって部屋に入ってきたやつがいきなり怒鳴ったら驚くさ。

 

「申し訳ございません…」

 

「俺は謝罪が聞きたいんじゃない。何故試合を捨てたのか聞きたいんだ」

 

「はい…私のISは完全に支援型のISです。今までの試合は専用機の性能に頼って勝ち進んできました。勿論、俊葵様との試合も諦めずに戦う予定でしたが夜竹さんを倒されて切り札の本音も無いあの状況で勝てないと判断してサレンダーしたのです」

 

クロエの言い分も分かる。でもなぁ…

 

「俺の女って自覚があるなら諦めるな」

 

「はい…申しわkむぐ!?んぅ…くちゅ、ちゅ、じゅる…ぷはぁ♥ハァ…ハァ…♥」

 

「お仕置きのキス。本当はもっとエッチなお仕置きをしたいけど夜竹さんもいるしそろそろ一夏たちの試合も始まるから……夜な」

 

俺の言葉にクロエは短く「はい」とだけ返事をして俯く。傍に居る本音と夜竹さんも顔を真っ赤にするが俺は気にも留めずモニターのスイッチを入れて試合観戦の準備をする。

 

「さぁ、一夏……訓練の成果を見せてもらおうか」

 

画面内では一夏たちが定位置で試合が始まるのを待っていた。

 

 

ふぅ…大丈夫だ。訓練通りに、いつも通りにやれば問題ない。

 

「一夏…大丈夫?凄く緊張してるみたいだけど…」

 

「大丈夫…って言いたいけどちょっと緊張してる。でも俊葵との訓練に比べたらセシリアのビットを避けるのは余裕だよ」

 

「あら、今までのわたくしと同じだと思っていたら痛い目にあいますわよ」

 

「私だって俊葵に鍛えてもらっているんだ。条件は同じ…負けはせん!!」

 

 

 

≪皆さんお待たせしました。これより一夏・シャルルペア対箒・セシリアペアの試合を開始いたします!!でもまずは選手紹介。言わずと知れたブリュンヒルデの弟で松崎俊葵の二番弟子!!織斑ぁ……一夏選手!!次にデュノア社の御曹司、可愛い系イケメンのシャルル・デュノア選手!!松崎俊葵の一番弟子で天災、篠ノ之束博士の妹!!大和撫子!!篠ノ之箒選手!!そして最後はイギリス代表候補生にしてオルコット家当主!!セシリア・オルコット選手!!≫

 

 

それにしてもこの解説実況ノリノリである。

 

 

≪はたしてどちらが勝つのか!?二人とも専用気持ちの一夏・シャルルか!?はたまた、最新ビット兵器を持つセシリアと公式非公式無敗中である俊葵さんを師匠に持つ箒か!?それでは試合開始です。ISファイトォォォォオオオ!!レディィィィイイイ!!ゴォオオオオオ!!≫

 

 

 

俺はまずセシリアに向かって瞬時加速を仕掛ける。ビット兵器は厄介なので先に倒してしまおうという算段だ。セシリアはいきなりの瞬時加速に臆することなく迎撃の為にライフルで俺を狙う…しかし俺には当たらない。本来なら瞬時加速は直線移動しかできないので真っ向から向かう形になり、いい的なのだが俊葵に教えてもらった秘策がある。専用機の機動性だからできる秘策が…俊葵曰く『量産機でこんなことしたらPICに負荷が掛かり過ぎてエネルギー消費がとんでもないことになる。勿論、専用機でも少なからず負荷は掛かるから使用回数は控えるようにしろよ』だそうだ。

 

どんな秘策かというと瞬時加速中に瞬時加速を別方向に行う秘策だ。最初にこれをやった時はGが掛かり過ぎて制御ができずに明後日の方向に吹っ飛んでった。しかし今回は成功した…でもやっぱりGがキツイな。

 

「んな!?ほ、箒さん!!」

 

「任せろ!!」

 

やっぱり箒が前衛か。予想通り……

 

≪シャル、セシリアを狙えるか?≫

 

≪そのためのタッグでしょ?任せてよ≫

 

そういうとシャルはセシリアの援護を阻止するために俺とセシリアの間に割り込む。俺はこっちに来る箒を迎撃するために雪片弐型で居合の構えをとる。箒は小太刀を両手に持ち中段に構えてこちらへ来る…箒の二刀流か…俊葵との訓練で一度も見たことがない。この日の為に特訓していたのか。

 

「「いざ尋常に……勝負ッ!!」」

 

ギャイン!!

 

箒の初撃はうまく弾いた。相手が小太刀なので打ち込みは浅い…しかし次撃が俺の胸を突く。小太刀の機動性を活用した連撃が俺を襲う。俺の知らないうちにこんなに強くなっていたなんて…

 

「ぐぅ…まだだ!!」

 

大振りだが箒を振り払うために雪片を長めに持って振る。しかし箒は避けずにこちらの間合いに入ってきた。

 

「!?」

 

「お前は焦ると顔に出る。悪い癖だぞ」

 

そう言うと雪片の鍔付近に小太刀を添わせて動きを止める。

 

「ISの性能は一夏の白式の方が上だが剣道の腕は私の方がまだ上だ!!」

 

そのままもう片方の小太刀で俺の首を狙ってきたので雪片を手放して距離を取る。俊葵との訓練のおかげで武器を手放して逃げるという選択肢が増えた。今までの俺なら避けきれずにやられていただろう。

 

≪一夏、大丈夫?≫

 

≪ちょっとまずい≫

 

≪手を貸そうか?≫

 

≪いや、箒は俺一人で倒す。だからシャルはセシリアに専念していてくれ≫

 

箒と距離を取って落ち着いているとシャルから通信が来た。エネルギーもまだあるし大丈夫だ…零落白夜も3~4撃分は残っている。箒…お前は俺が討つッ!!

 

 

 

シャルルサイド

 

一夏は一人でも大丈夫そうだね。ふぅ…一夏は十分強いと思っていたけど箒さんもなかなかやるなぁ。少し押されているように見えるけど焦りは見えない…僕は僕の仕事に専念しよう。

 

「余所見は命取りですわよ」

 

おっとっと…危ない危ない、変に考え事をしながら戦わない方が良いなぁ。セシリアさんの射撃ってかなり精度高いから集中しなくちゃ…

 

「じゃあおしゃべりはこの辺にして……本気でやろうか!!」

 

拡張領域からフルオートショットガンとマシンガンを取り出してセシリアに弾幕を張りつつ接近する。

 

「私の弱点は『狙撃とビット操作は同時にできない事』だと思ってはいませんか?残念ですがビット兵器の扱いは俊葵さんに手取り足取り教えて頂いたのですわ!!」

 

セシリアさんはビットを操作しながらこちらを狙撃してくる。嘘…たった一週間でここまで強くなれるなんて信じられない。俊葵……いったいどんな訓練をしたんだろう?くっ…こっちに反撃をさせる気がまるでない。

 

「狙撃だけじゃなくてこんな事も出来ますのよ」

 

ハンドガンを両手に持ち、ビットと併用して僕を追い詰める。しかもビットは上下左右の四方から的確に狙う…避けにくいように微妙にずらしての同時射撃。このままじゃエネルギーが…仕方ない。多少のダメージは覚悟で!!

 

僕はグレネードを呼び出して自分の近くで爆発させて、煙幕代わりにして戦線を離脱する。

 

「煙幕……では私は一夏さんを狙うとしましょう」

 

あ!!し、しまった!!一夏は箒との戦闘にいっぱいいっぱい。僕の役目はセシリアさんを押し留める事だったのに!!

 

「なんだ!?ロックオンされてる!?」

 

「さよなら……一夏さん」

 

ビット4基の掃射によって隙のできた一夏は箒の剣撃によって完全に沈黙。試合の流れは完全にセシリアと箒に来ていた。

 

一夏が…くっ、僕が焦ったせいで!!ダメだ…落ち着け僕、落ち着いて対処するんだ。僕のエネルギーは残り4割、武器弾薬は3割くらい残っている。戦術を立て直して戦うんだ…一夏の分まで…。

 

「箒さん、援護は任せてくださいまし」

 

「あぁ、相手が一夏でないなら太刀を使おう。セシリア…お前に本物の居合を見せてやる」

 

箒もセシリアも準備万端だ。僕も…これが今できる全力!!僕は両手にサブマシンガンを持ってこっちに向かってくる箒に突貫する。箒…行くよ!!

 

「レイン・オブ・サタディ!!」

 

僕は負けれないんだ…悪あがきでもいい。少しでも…

 

「すぅ~~~………。………喝ッ!!」

 

僕が仕掛けたのと同時に目の前に飛んできたナイフ(小太刀)…まるで僕が仕掛けるタイミングを知っていたかのような妨害。一瞬…一瞬だけ目を瞑ってしまった。スゴイや箒…その一瞬で近付いて切るなんてさ…完敗だよ。遠距離武装のある僕に有利だと胡坐をかいていたのが敗因かな。

 

「凄いですわ箒さん…本当に見えませんでした」

 

ビーーーーー!!

 

『凄い!!その一言に尽きます!!一夏選手と箒選手の剣撃、シャルル選手とセシリア選手の銃撃戦!!どちらも目にも止まらぬ早業の応酬!!どちらが勝つか予想できないこの試合…それを制したのは箒・セシリアペア!!』

 

 

セシリアサイド

 

試合を終えて私と箒さんは戦いでかいた汗をシャワーで流していた。少しばかり狭さが否めませんが中学校の頃に使用していた校内のシャワーよりはずっと広い。

 

「さっきの試合はセシリアのお陰で勝てた。流石は代表候補生…私よりもずっと強いな」

 

隣のシャワーから箒さんの声が水音と共に聞こえてくる。

 

「それは箒さんが前衛をしっかりと務めてくれていたので私がシャルルさんに集中できただけの事…それに箒さんも一夏さんを相手に押していたではありませんか」

 

「一応は剣道の中学生部門では日本一だからな。ブランクのある一夏に負けはせん…それよりもアレはどうする?」

 

「勿論、実行しますわ。でも…勝てるかどうか」

 

私たちの計画は俊葵さんに勝たないと始まらない…でも俊葵さんペアは本音さんを差し引いても優勝候補。私たちには勝てる可能性なんて…

 

「それでも戦うんだ、全力でな。負けたっていいじゃないか…どちらにせよ全力でぶつかれば俊葵は分かってくれる」

 

それもそうですわね…次の試合は絶対に負けられない!!

 

 

 

 





今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます

R-18も書きたいけど新作も書きたい…とりあえずR-18を書こう(決意

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