たった数話しか投稿していないのに二桁に手が届くなんて感激です。
多分、あと2~3話ぐらいで主人公がIS学園に入学します。(予定)
R-18の方も書かなきゃなぁ…クロエは合法だよね!!(イイ笑顔)
目の前に転がる無人機の残骸…これで最後か。
「砕け散れ!!」
胴にヒートパイルを打ち込んで固定してから胸にショットガンを撃ち込みバラバラにする。ふぅ…弱かったが疲れた。こいつらバラバラにしねぇと動くしな。あとは有人機だけか…探すのも骨だしここで待つか。もうすぐでダウンロードも終わるし。
「束、進捗状況はどんな感じだ?」
『順調に進んでるよ。足も残らないようにしたし完璧。そっちはもう終わったの?』
「無人機は全滅させたよ。有人機の方はまだ出てきてない。わざわざ探しに行く必要もないし、見つけたら倒す程度でいいと思う。それにこんなところに有るようなISなら国の方も目を付けるだろうし外には逃げないはずだよ」
『それもそーだね。よし、終わったぁ。それじゃあもう帰ってきていいよ』
「了解した。じゃあ今からそちらに帰島する。」
「待って…」
!?
俺は振り向きざまにアサルトライフルとショットガンを声のした方へ向ける。
「私も連れて行ってほしい…もちろん私の事を信じられないと思う。でも私の居場所はもうどこにもない…だから…助けてくれたあなたに命を懸けて仕えさせて」
有人機ってクロエの機体の事だったのか…クロエを信じるのは簡単だがなぁ…とりあえず話を聞いてみよう。事はそれからだ、束の許可も必要だし、マシンボイスに切り替えてっと。
「何故だ?こちらにメリットのある話とは思えない。そもそもあなたがこちらを裏切らないという保証はあるのか?」
「これが私の武装のすべてです」
そういうと彼女は2本のショートブレードとライフル、マシンガンを手放した。そしてISを待機状態にしてそのブレスレットを俺に差し出してきた。
「私は元々この場所で死ぬ予定だった。だから死ぬのは怖くない…でも生きていたいと思う。矛盾しているかもしれないけどあなたの為になら生きていたいと思うの」
ムムム…束、聞いてるか?
≪もちろん聞いてるよ。彼女可愛いし連れてきてもいいよ。役に立ちそうだし≫
マジで言ってるのか!?
≪マジだよ。だって着せ替え人形ができるんだよ?それに私に会えば裏切ることなんて不可能だってことが理解できるよ≫
分かった、クロエにはついて来てもいいと伝える。ちゃんとお世話しろよ?
≪おーけー。クーちゃんは私が責任をもって育てるよ≫
信じられねぇけどな(苦笑
「ついて来てもいい…ただし裏切りは許さない。それだけだ。あと、このISはあなたのものだ。好きに使うといい。」
そう言って俺は彼女にブレスレットを返した。
「信じてもらえて嬉しいです!!では早速行きましょう!!」
まったく…現金な奴め。でも…笑うと可愛いじゃねぇか。
場所は変わって無人機を使ってモニターしていた場所
「やはり篠ノ之博士に研究所の事はバレていたようですな」
円卓を囲っている一人の老人がつぶやく
「えぇ、そのようですね。ですが収穫はありましたよ。」
若い男性の明るい声が響く
「その通りですわ。篠ノ之博士は今、強力な用心棒を持っている…それだけでも収穫だわ」
妖艶な雰囲気の女性の声
この三人があの研究所の実権を握っていたのは明らかだった。
「しかしのぅ…あのISをそのまま帰すのも癪じゃのう」
「でしたらあの施設は自爆させましょう。そうすればフランス軍が出動してきます。そうしたらいくら篠ノ之博士特製のISといえど自爆のダメージとISとの戦闘で無事ではすみますまい。ぼろぼろになったISを衛星で追尾してやれば済むだけの話」
「黒鍵はどうするつもり?まさか彼女ごと消す…なんてことはないわよね?」
明らかに怒気を含んだ物言いをする
「仕方あるまいよ。クロエと言ったか…彼女は君のお気に入りの一人だったね。いいじゃないか、いくらでも変わりはいるんだから」
「これ、口を慎まんか。こんなところで挑発するでない。おぬしもそんなに怒るでない、篠ノ之博士特製ISの危険性を考えると妥当な判断じゃ。人形一人の為に我々が危険にさらされる必要もない」
「ちっ…分かったわ。クロエの事は諦める…早く自爆させて頂戴。早くしないと逃げちゃうわよ?」
「それもそうだな。じゃあ古き良きスイッチを押そうか。ポティッとな」
「私は軍の方に情報をリークしてくるわ。あとさぁ、あんたのそのこだわりどうにかならないの?」
そう言うと返事を聞くことなく彼女は部屋を出る。
「まったく…おぬしらは仲良くできんのか。はぁ」
老人のため息とともに会議はお開きとなった
トシキサイド
「それでは先にこの島へ行っていろ。私はここでやることがまだ残っている。あとこいつを持って行け、衛星に探知されては困る。」
そう言って俺は熱光学迷彩マント≪透明マント≫を手渡した。
「あ、ありがとうございます。何から何まで本当にお世話になります」
直角に腰を曲げてお辞儀をするクロエ。これからの事を考えると束におもちゃにされるから大変なんだが…まぁいいか。クロエが飛び出していった方角を眺めつつ束に連絡を入れる。
「俺だ…ここより下に研究員たちが隠れてるシェルターを見つけた。ちょっくら行って殺してくる」
≪俊くんがしたいならそうするといいよ。ガードロボットを使えば簡単だけどそれじゃ俊くんの気が収まらないでしょ?≫
「よく分かってるじゃないか。じゃあ切るぞ」
通信を切って左手にショットガン、右手にヒートパイルを持ってシェルターに急ぐ。なんだってあんなに幼い子供を…まだ中学高学年程度の幼い子供を…許せねぇ。ん?この部屋にはまだ入っていなかったな。生体反応はないが入ってみるか。
扉を壊しては行った先には人のものと思われる脳や内臓がビンに入って保存されていた。
「まさか…無人機のAIは…ゲス共…!!」
しかし、こんなところで道草を食っている場合ではないな。急ごう。
シェルター内
「ここにいれば安全なのですか!?外の無人機はすべて破壊されあの娘もどこかへ行った!!もう我々は!!」
研究員と思しき人物たちは口々に文句を垂れていた。
「えぇい!!黙らんか!!ここは腐ってもシェルターだ。自爆しないかぎりここは安全だ」
しかし研究員たちの望みは全て絶たれるのであった。
「おい、あの人から連絡だ。静かにしていろ。はい、私です。はい、はい、何人か殺されましたが研究を続けるには十分と言えるほどの人数は無事です」
『そうか…しかし君たちには悪いがその施設は破棄することにした』
「え?いや、な、何を言っておられるのですか…我々がいなくてはISの研究は…」
『君たちには知らせていなかったのだが国外にも似たような研究施設がたくさんあってね。ここがなくなったからと言って困る話ではないのだよ』
「くっ、こ、この裏切者め!!貴様には人情というものがないのか!?これまでどれだけの労力を貴様らに捧げてきたと思ってる!!」
『はっはっはっは。裏切り?人情?生易しいことを言うじゃないか。じゃあ聞き返すがお前たちは優しい心をもってあの可愛らしい少女たちを殺したか?えぇ?君たちは報いを受けるのだよ。もちろん私も報いは受けるさ…だがそれはもう少し後でだ。アディオス』
シェルター内は絶望に満ちていた…それは仕方のないことかもしれない。そう思い自分のこれからを正当化してる研究員もいれば死にたくないと頭を抱えるやつもいる。しかし全員死ぬのだ、奇跡なんて都合のいいものなんて起きはしない。
トシキサイド
着いた。ここが入り口か。ヒートパイルじゃ無理そうだし「アレ」を使うか…
「グラインドブレード接続…バッテリー良好、グラインドブレード起動」
不明なユニットが接続されました
システムに深刻な障害が発生しています
直ちに使用を停止してください
センサーは一部使用不可になり反動がすごい。けたたましい音とともに火花が散り、ブレードは回転速度を上げていく。そろそろ撃てそうだな…右腕を振りかぶり前へと突き出し、そして
「くたばれぇぇぇえええええ!!」
ごしゃぁああああん!!
空いたか…中の人間は生きているみたいだな。
俺はすぐにショットガンに武装を切り替えて撃つ。
「死ねぇえええ!!お前たちが!!お前たちさえいなければこんな事にはならなかったんだ!!修正してやる!!」
今まで以上に乱射を繰り返す。肉塊になった「ソレ」にまで発射をやめない。憎い…憎いのだ。そしてあたり一面に肉塊というにはあまりにも小さく成り果てた「モノ」踏みつけ一瞥した。
さて、帰るか…。
『自爆シークエンスを開始します。あと1分で自爆します。研究所に残っている職員は今すぐ退避してください。繰り返します。ry』
自爆だと!?くそ…ここから外まで最短で2分かかるから絶対に間に合わない。退避しろと言ってるからシェルターは無意味だろう。入り口も俺が壊したしな。
『俊くん!!今すぐそこから逃げて!!自爆が始まる!!』
束から連絡が入る。とても焦っているようだ。珍しく束が焦っていると自嘲気味に笑ってみる。
「あぁ、分かってる、がここから外までは2分かかる。間に合わないよ…でも大丈夫。何とかする」
『な、なんとかって?』
「大丈夫、心配するな。俺は束を置いて絶対に死なない。信じろ」
優しい声色で何とか束を落ち着かせる。それに焦る必要もない。いざとなればいくらでも助かる手段はある。
『…分かった。信じるよ。でもね…でも、帰ってきたら絶対に私のカレーを食べさせるんだから』
「束お手製のカレーか…家主のお願いは聞かなきゃいけないし絶対に戻る」
そう言って俺は通信を切った。
ふぅ…「素晴らしき」能力の次は「衝撃」的な能力か…大盤振る舞いもいいとこだな。あと20秒だし準備するか。まずは腕の装甲を外してっ…と。よし、出力は良好。あとは自分を囲うように放てば防壁替わりにはなるか。多少のダメージは残るだろうが死なないはずだ。よし…やるか!!
3
2
「俺を…」
1
「舐めるなああああああああああああああ!!」
0
大声で叫びながら衝撃波を放つ。しかし…爆発の威力がこれほどのものとは思ってもいなかった。持ってくれよ…おれのIS…俺の体…俺はまだ死にたくないんだ!!