※この作品はR-18です。

ISの世界に舞い降りた一人の男   作:メシキ

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今回は少し短めです

内容も軽めなので皆さんもかる~く読んでください




43話 決着

 

 

 

俊葵がキャバクラで遊びほうけている頃、セシリアと鈴は俊葵のペアの座を掛けて決闘をしていた。射撃戦の得意なセシリアに対して近接格闘が得意な鈴、まるで水と油の二人の試合はかなり拮抗している。

 

近寄られまいと逃げるセシリア、どうにか自分のリーチで戦おうとする鈴、互いの顔に疲れの色が見え隠れして着た頃に流れが変わった。

 

「これだけは使いたくなかったけど…悪いけど本気出すわよ!!雷声龍(レイ・シェンロン)!!」

 

九龍から取り出した新武装を展開する鈴。見た目はダンプカーの荷台のような形をしているが威力は俊葵と束のお墨付き。レイ・シェンロンは落雷並みの電流を発することができる。しかし威力に比例して消費エネルギーもすさまじいのでここぞというとき以外の使用は控えていた。

 

「あら…正々堂々の決闘で束さんから頂いた新武装を使うなんて卑怯ですわね」

 

「勝てばいいのよ。勝てば官軍負ければ賊軍って言葉知らない?負けた奴らが何を言おうと負け犬の遠吠えなのよ」

 

「その意見に関しては同意しますわ。ですから貴女が何をしようと勝たせていただきますわ!!」

 

私はライフルを構え直して鈴さんに目当てを付ける。名前と武器の形状から察するに電撃を発生させる武装でしょうか…回避が難しそうですわね。

 

「真っ黒焦げになっちゃいなさい!!」

 

やはり電撃を発生させる武装…くっ、避けづらいことこの上ないですわ。

 

「よく避けるわね。俊葵もこれには苦戦してたって言うのに」

 

「俊葵さんの偏向射撃に比べたらこんな攻撃を避けるのなんて朝飯前ですわ!!」

 

空中では避けづらいと察したセシリアは地面に降り立って滑るように回避をする。以前、一夏が鈴と戦っていた時の回避方法をまねて自分でも練習していたのだがこんなところで役に立つとは本人も思っていなかった。

 

「くぅ~~!!あの時の一夏と同じ避け方!!」

 

「ガサツな貴女と違って私は回避が得意ですの。さぁ、当ててごらんなさい」

 

そう言いながらセシリアは鈴に対しての狙撃を開始する。避けながらの狙撃は俊葵との訓練である程度はできるようになっていた。

 

「こんのぉ…拡散!!」

 

鈴が叫ぶとレイ・シェンロンの電撃が分裂してセシリアに襲い掛かる。しかしセシリアに届くことは無い。地面を滑走しながら踵に装備されている姿勢固定用のターンピックを利用して急停止やターンで全て避けるセシリア。

 

「ふふ…今日はターンピックが冴えますわ。私はこれでも射撃が得意ですのよ?たとえ射線が真っ直ぐでなくとも、複数の弾が同時に発射されようとも、ある程度以上の回避は必然ですわ」

 

「だったらあたしの得意な近接格闘で勝負をつけてやるわよ!!」

 

両手に分裂させた双天牙月を持ち、展開させた龍咆を発射しながら瞬時加速でセシリアとの距離を一気に詰める。しかし感情的になり動きが直線的な鈴の攻撃をセシリアは最低限の動きとナイフでうまくいなす。

 

「近接格闘は貴女のテリトリーだったような気がするのですが?」

 

「ぐぬぬ……(落ち着いてあたし…俊葵にも言われたじゃない。『お前はすぐ感情的になって動きが単調になる』って)」

 

軽く挑発されつつも何とか落ち着き、普段の自分らしい格闘を取り戻した鈴は少しずつセシリアを追い詰めていた。

 

「くっ…インターセプターだけでは流石に防ぎきれませんわね…」

 

「隙あり!!」

 

セシリアが姿勢を崩した瞬間を見逃さず、双天牙月を連結させて大きく振り下ろす。

 

「この瞬間を待っていましたわ!!」

 

私が隙を見せれば鈴さんは必ずソコを攻める。しかも両手をそんなに手をお上げになってまぁ…ふふ、こちらこそ隙ありですわね。先ほどの新武装でエネルギーはギリギリのはず、ならこれで削り切りますわ。

 

鈴の重い一撃を受け止め、その隙に手榴弾を拡張領域から取り出す。鈴はセシリアにがっちりと組み付かれて逃げられない。

 

「あんたまさか!?」

 

「さぁ、どっちが生き残っているか!!」

 

二人は轟音と爆風に包まれて落ちてゆく……。試合終了のブザーがアリーナ内に響き決着が着いた。ゆっくりと煙が晴れて行きその中から現れた影は………

 

「鈴さん…貴女の敗因はたった一つ。たった一つのシンプルな答えです……貴女は私に本気を出させた」

 

俊葵争奪戦を制したのはセシリア・オルコットとなった。

 

 

 

俊葵のペアは無事にセシリアに決まった。それでセシリアは俊葵の部屋(地下)に呼び出された。思い人のプライベートルームに思い人と二人きり…これが緊張しないわけがない。

 

ここが俊葵さんのプライベートルーム……落ち着きなさいセシリア、身体は隅から隅まで余すことなく洗いましたし下着も一番セクシーな物を選んだ。香水だって限定販売50個のナンバリングされている物を着けてまいりました…抱かれる準備は万端ですわ!!

 

暫く一人で待っているとシャワーを浴びた俊葵が部屋に入ってきた。

 

「お、先に来てたのか。待たせてごめん」

 

「そ、そんな…待ってなどいませんわ。寧ろこの高揚を鎮めるために時間が欲しかったくらいで……ッ!?ふ、ふふ、服を着てくださいまし!!」

 

「ん?あぁ、そうだな。じゃあ着替えついでにお茶と茶菓子を持ってくるから適当に待っててくれ」

 

そう言い残して部屋を出て行く俊葵。セシリアは言われた通り部屋の中にある椅子を適当に選んで座って待つ。

 

どうして服を着ずに出てくるのでしょう…見てるコッチが恥ずかしいですわ。それにしても…あぁ…俊葵さんのアレ…はぅ///とても逞しかったですわ///束博士やクロエ、本音さんはアレを毎日のように…羨ましい。私と箒さんも負けてはいられませんわね。

 

 

「さっきは汚いものを見せてしまったな、すまない。普段からこの部屋じゃあ服着ていなくてさ」

 

「服を着ないとお風邪をひいてしまいますわ」

 

「バカは風邪をひかないんだよ、はっはっは。まぁ、ゆっくりしてくれ。今日ここに呼んだのは二人きりで話をしたかったからなんだ」

 

ふ、二人きりでお話!?これはもしかするともしかしちゃうかもしれませんわね…。落ち着きなさいセシリア・オルコット…英国淑女として取り乱しては嫌われてしまうかもしれません。

 

「ふぅ……お、お話とはいったい何でしょうか?」

 

「俺さ、セシリアの事が好きなんだ」

 

「ぶふっ!!」

 

セシリアは落ち着こうと思って口をつけた紅茶を思い切り俊葵に向かって吹いてしまった。

 

「申し訳ございません!!すぐにお拭きいたしますわ!!」

 

ポケットからハンカチを取り出して俊葵の顔を拭く。しかしシャツにまで掛かっていたので俊葵は今一度、着替えなおしてきた。

 

「そんなに驚く事か?」

 

「当たり前です!!いきなりあんな事を言われても困りますわ…」

 

「嫌だったか?」

 

「そうではありません…ただ」

 

ただ、ここで私は了承してしまうと箒さんに悪いですわ。でも俊葵さんから告白していただいたのに断るというのも…どうしましょう。あ、そうですわ!!これなら箒さんよりも先に俊葵さんとお付き合いすることは無いでしょうし、俊葵さんのお顔を立てる事が出来るのでは!!

 

「ただ…とても嬉しいのですがこのような状況と場所で告白されましても…。それに俊葵さんには私から思いを伝えたいのです。ですからもうしばらくお待ちくださいませ」

 

「そっか、分かった。いつまでも待っているよ。…よし、じゃあ本題に入ろう。次のタッグマッチについてだ。俺はこの大会でやらなければいけないことがある。セシリアにはその手伝いをして欲しいんだ」

 

この後、俊葵はラウラのシュヴァルツェア・レーゲンに搭載されているVTシステムをどう発現させて破壊するかを説明し話し合いは終わった。

 

 

 






今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます

俊葵のペアはセシリアに決定しました

それとずっと悩んでいたセシリアと箒の告白のタイミングをどうするか…今回の話で少なくとも同時ということになりました

それはさて置き次回から本格的な試合が始まります

………面倒くさいから一発目からラウラ戦を書いて一話で終わらせようかな

………

な、な~~んちゃってぃ~~

ちゃんと書きますよ!!た、多分!!

次回予告

皆さん!!遂に始まりました、この学年別タッグマッチ!!

どうせ俊葵がラウラを倒してお終い…なぁんて思っているんじゃあないですか?

ちっちっち…そうは問屋が卸ろさない…

ネタバレ:眼帯を着けている方が勝つ

次回「師弟」

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