まずは前回の答え合わせから
正解はお足(お金)が無いから
お金は足が付いているように世の中を行ったり来たりしていたのでお足と呼ばれていました
他に書くことが無いので本編スタート
相川さんをマッサージし始めた頃は普通にするつもりだったのだが、ハンドボールで鍛えられた肉体の美しさに見惚れてしまった。
肩の筋肉、腰から脇腹にかける美麗なライン、そして整った肩甲骨と背筋はまさに芸術だ。しかし千冬さんの筋肉には到底及ばない。例えるなら相川さんはそれこそ高校生の美術大会で見るそこそこイイ絵止まりだろう。それに比べて千冬さんは古代エジプトの壁画、古代ギリシアの大理石製の彫像、現代においてはダ・ヴィンチ、ルノワールの作品のように気品と優雅さ、そして何よりも威厳があった。
だからと言って相川さんの筋肉が悪いという訳じゃあない。きっとキチンとした鍛え方で筋肉をつけたのだろう。無駄な筋肉が一切見当たらない。筋トレの素人は取り敢えず筋肉をつけようと滅茶苦茶に鍛える。だから変なところに筋肉が付くのだが相川さんにはソレが見当たらない…と言うことは自分に合った鍛え方を知っているという事。
改めてIS学園の生徒のレベルの高さを実感する。
ふにっ…ふにっ…
「ん…あっ///気持ち…イイン♥」
このオイルに特殊な薬でも入ってるのではと疑いたくなるな。ちょっと手に垂らして腰や背骨に沿ってやると目を細めて喘ぎ声をあげる。
さっきのシャルルといい相川さんといい年頃の女子って感じやすいのだろうか。
「あぁ~~~体の疲れが抜け落ちるぅ~~♥」
見物している他の生徒たちも顔を赤くして相川さんのマッサージを見ている。
「俊葵さぁん…あん、ハンドボール部でマネージャーしませんか?今なら可愛い女の子を囲ってマッサージし放題ですよぉ///」
おほぉ、凄い魅力的なお誘い。ハンドボール部に所属する俺のファンクラブを囲って放課後の汗だく乱交。にへへ…たまらん。
「それマジ?」
「大マジだよ…///」
「あぁーーー!!相川さんばっかりズルい!!俊葵さん、茶道部に入部しなよ。和装美人と狭い空間に一緒に居られるよ!!」
「いや、俊葵さんは吹奏楽部に入部すべきね。間接キスし放題だもの!!」
「俊葵さんが調理部に入部してくれたら裸エプロン強化週間を作りたいと思います」
「水泳部は旧スクだけじゃなくて様々な水着を使用します!!」
「生徒会に入ってくれたら毎日、ご奉仕しちゃうわよん」
エトセトラ、エトセトラ…みんな俺をエロ魔人か何かと思っているのか…。間違ってはいないけど複雑な気持ち。
ん…今、楯無さんの声がしなかった?
マッサージを中断して声のした方を見ると全速力で誰かが岩場の方にダッシュしていた。青い髪をなびかせながら…。
「悪い相川さん、そろそろマッサージを切り上げて俺も遊びに行くわ」
「はい、いってらっしゃい」
タオルで手を拭いてから楯無さんが逃げて行った岩陰にダッシュ、ダッシュ、スクランブルダッシュ!!(ただの十傑集走り
楯無さんのところへダッシュする俺、そしてそれをぽかんと眺めるセシリアとその他ファンクラブメンバー。
……
…
「ここまで来れば…」
「ところがどっこい安全じゃあないんだなぁこれが」
後ろからこっそりと近づいて抱き着く。ビクンと身体を震わせるが俺と知って安心したのか全く抵抗はしない。
「あら…みんなが近くにいるのに積極的ね///」
「フンッ!!」
そのまま股に頭をくぐらせてから両手を交差させて掴みジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールドをお見舞いする。
「ぐぇ!!」
体中砂まみれにしながら楯無さんは立ち上がりゆらりゆらりとこちらへ来る。なんだかこれに海藻を乗っけたら海の妖怪みたいだ。
「とぉ~しぃ~きぃ~くぅ~ん」
「あ、そういうのいいですから」
「あら、そう」
「単刀直入に訊きます。なんで臨海学校に付いて来たんですか?それも虚さんに仕事を押し付けて」
「仕事は終わらせて来たわ。なんの問題もない…はず」
はずって…それでも仕事を終わらせてきたのは本当だろう。でなきゃIS学園の生徒会が請け負う仕事の全てを虚さん一人で捌けるはずがない。…帰ったら虚さんのメンタルケアをしよう。
「それなら良いですけど。どうせ簪の事が心配で付いて来たんでしょう?俺が居るから安全なのに」
「それは…そうだけど…」
「気持ちは分かりますよ。だから一緒に簪のところに行こっか」
「え、ちょ、ちょっと待って。勝手に付いて来たのがバレたら簪ちゃんに怒られちゃうわ」
「良いから、良いから。ほら、行くぞい」
無理やり楯無さんの手を取って簪の元へダッシュ。折角、海に来たんだ。姉妹で遊ばないと損だぜ。
……
…
「はぁ…」
「これで水着に着替えてから13回目のため息ですよ?織斑先生」
「分かっている…はぁ…」
俊葵の選んだ黒いブラジリアン水着を身に着けながら千冬は浮かない顔をしていた。本人は自覚していないが、俊葵が他の女の子とイチャイチャしているのを見て心中穏やかでない。
「私だって俊葵に見てもらい…それなのにあいつときたら他の女のところにばかり行きおって」
「ふふ、心配しなくても俊葵君なら来てくれますよ。それとも俊葵君の事を信用していないんですか?」
「う、うるさい///さぁ、あっちでビーチバレーでもするぞ!!」
こうして千冬の照れ隠しで大変な目にあった生徒がいたとかいなかったとか。
……
…
「き、来ちゃった♪」
「なんで来たの…」
「虚お姉ちゃんの仕事が増える~~」
「感動の再会とはいかなかったようだね」
簪も呆れちゃってるよ。
「だって簪ちゃんだけ俊葵くんとビーチでイチャラブなんてずるいわ。お姉ちゃんも遊びた~~い」
「べ、別にイチャラブなんて///」
「それじゃあ私はイチャラブする~~♥」
更織姉妹がしている隙に本音は俺の腕におっぱいを惜しげもなく押し付ける。着ぐるみのようなダボダボの水着(?)に身を包んでいるがおっぱいだけは形がはっきりと浮き出ていた。
てかどんだけおっぱい大きいんだよ…
「だいたいお姉ちゃんはいつも自分勝手で…」
「恋愛は自分勝手で強引な方が良いのよ。俊葵くんは押しに弱いからグイグイいかなきゃ」
「え?それ初耳なんだけど」
「言ってなかったかしら?」
「聞いてないよ~~」
二人ともまだ言い合いをしてる…本音も離れないし。仕様がないから本音とイチャイチャしようか。
「なぁ、本音。あっちの岩陰に行こうか。二人は言い合いしてるし気付かないよ」
「行こ~行こ~~」
……
…
「なぁ、セシリア」
「なんですの箒さん」
「こうして美味しいジュースを飲みながら日光浴をするのは素晴らしいが…俊葵がいないと寂しいな」
二人はビーチチェアに背を預けてビーチバレーの疲れを癒していた。しかし俊葵と一緒に入れないという寂しさは寝転がるだけでは癒せない。
「そうですわね…はぁ、今頃どこで何をしているのでしょうか」
「さぁな、でも臨海学校はあと何日もあるんだ。きっとチャンスは巡って来る…と思う」
「思うだけですか?」
「いや、必ず来る!!そしてチャンスを生かし私とセシリアは俊葵の彼女になるのだ」
「はい、頑張りましょう。私たちも俊葵さんに……あの…クロエさんたちと同じ事を///」
専用機を持っていようと、姉が世界一の天才であろうと彼女たちは十代の生娘に過ぎない。初心な心にあの時の記憶は少々、刺激が強すぎた。
「そ、そうだな…///」
赤面する二人は興奮を冷ます為にジュースを飲み、もう二休みする事にした。
……
…
「ん…///だめ……バレちゃうよぅ…♥」
「バレたって構わないよ。だってみんなに俺と本音はラブラブなんだって教えられるんだから」
「へぇ~~バレても構わないんだ」
「ねぇ、簪ちゃん私にいい考えがあるわ。今から俊葵くんにお仕置きをするの」
「そうだね…お仕置きしようか」
背筋に何か寒いものを感じて海に向かって駆け出す。
三十六計逃げるに如かずと言うし逃げよう…うん、それが良い
今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます
クイズ?
ねぇよそんなもん
次回予告
止めて!!俊葵が本気を出したらいくら世界最強と言えども死んでしまう
ここであなたが死んだら一夏はどうなるの!?
生徒たちはどうなるの!?
まだエネルギーは残ってる
ココを持ちこたえても絶望しかないんだから
次回「織斑千冬、死す」
デュエルスタンバイ!!