猫姉さんマジで大好き
結婚してください
「くたばれゴミクズ共!!よくも俺を穢してくれたな!!お前たちみたいな下等な奴らに触られる気持ちが分かってたまるか!!」
全身を悪寒が駆け巡る。まるで汚れた流し台を掃除している時にゴム手袋の裾から生ごみが入った時のように。
「面倒だからまとめて吹っ飛ばすか…パスィ」
『了解、多弾倉ポータブルミサイル、使用可能です』
両上腕部に大型のミサイルポッドが装着され発射管扉を開く。そして前面にGNライフルビット、体中のGNミサイルも展開して一斉掃射をする。
もちろん全弾命中して船は木っ端微塵になる。
『生体反応を探知、まだ生存者が3名います』
「KO-5K4/ZAPYATOIを両手に装備」
大型のガトリングガンを取り出して船の残骸を掃射する。ここに彼らがいた事実は消さなくてはいけない。だから生存者は一人もいてはいけない。
『生体反応ゼロ、目標の達成を確認いたしました』
「あらあら…私の部下が死んじゃったわ」
声がした方を見ると黄金の夜明けが浮遊していた。レーダーに反応が無いところをみるとかなりの高度を飛んできたか水中を潜って来たか…どちらにせよ俺に気付かれずによくも近づいたものだ。
「ふん、こんな使い捨て要員が死んだくらいじゃ悲しまないくせに」
「バレちゃった、でも迷惑なことに変わりはないわ。折角の任務が台無し。使えない駒は処分するに限るわ」
「俺も処分しに来たわけか?悪いがさっきの様にはいかないよ。もう油断も手加減も容赦もしない」
「せっかちな男は嫌われるわよ?」
「………」
「私がここへ来た理由はあなたを勧誘するためよ」
「………」
「もちろんあなたの友達も一緒に来てもらうわ」
こんな事だろうとは思っていたがいきなりだな。こういった事はもうちょっと後になると思っていたのに。
「悪いが嫌だね。俺はお前たちのようなテロリストとは違う」
「そうは思えないわ。貴方がフランスと中国で行った事を考えたらね。貴方の最終目標を訊いておきたいわ」
「……なら、教えてやる。俺の最終目標を」
……
…
「凪!!止めろ!!俺たちh」
「バラバラ死体の一丁上がり」
「撃て!!殺せ!!」
放たれた弾丸は景子さんに到達する前に何かに弾かれて、てんで違う方向に着弾する。
「ふふ…年は重ねたくないモノね。昔のように上手くはいかないわ」
そう言いつつ最後の一人の首をはねる。残った胴体は掃除しやすいように四肢を切断して一か所にまとめてあった。
「ひゅ~♪凄い、ちょっと見直しちゃった」
「今度は貴女が相手かしら?ロシア代表の更織楯無さん」
「まさか、ISを装備していても苦戦すること間違いなしだわ。さっきは御免なさいね」
「良いのよ。逆の立場なら私も警戒していたわ」
ゆっくりと近づき景子の腰に手をまわして抱き寄せる楯無。そして何の抵抗も見せないまま強く抱きしめる景子。二人の間に桃色の空気が漂う…。
「貴女、俊葵さんのオンナじゃないの?」
「ある程度の自由は認めてもらっているわ。とは言え男には手を出さないけれど」
「そう…でもダメよ。私は俊葵さんに抱かれるまでは誰とも寝ないって決めているから」
「残念…」
「落ち込まないの。俊葵さんに抱かれた後なら相手をしてあげるわ。そこに隠れている妹と一緒にね」
「簪ちゃんにその趣味はないの。それに手を出してほしくないわ」
「私は…俊葵だけのモノ……だから。…ところでこの死体の山は掃除しないの?」
返事の代わりに霧纏いの淑女を呼び出してナノマシンで掃除を始める。
「お姉ちゃんのナノマシン良いなぁ」
「制御が難しいから慣れないうちは大変よ」
ナノマシンに包まれた死体がゆっくりと分解されていく。束に改造されたナノマシンは空気中や包んでいるモノの元素を利用して様々な液体を作ることができる。例えば二酸化炭素を包み込めば炭酸水が、塩を取り込めば塩素を主とした液体が作れる。
しかしこのナノマシンの本領は硫化水素や濃塩酸や濃硝酸を作れるところにあった。元々、開発段階でオミットされた機能なのだが、半ば強引に束に改造された。
……
…
「クソッ!!全然、攻撃が当たらない!!」
「一夏、落ち着いて。そんな大振りの攻撃じゃ隙が大きすぎる」
鈴が衝撃砲で牽制しつつ一夏の援護に向かう。
「でも俺の零落白夜じゃないとダメージが…」
「僕たちだって負けていられないよ。セシリア!!」
「はい!!」
シャルルの合図で投げた手榴弾をセシリアが撃ちぬき、銀の福音の周りにビームかく乱幕を散布する。福音の武装がビーム主体だと聞いていなければこのような戦略はできなかった。
「こ・れ・で・も……ずぇりゃ!!」
「喰らえ!!」
とても乙女が出していい声ではない気合の入った怒号をあげながら鈴の双天牙月とシャルルの灰色の鱗殻が福音の腹部に直撃する。福音は反撃しようとビーム発射管を展開するがかく乱幕によってビームが発射されない。
直撃を受けた福音は大きくよろけ、傷跡は大きく損傷してパイロットスーツが少し見えている。
「L…a……L…」
福音がどうなったかというと、そのままうずくまるように手足を折りたたむと海上に波に揺られていた。
「ふぅ…ようやく終わった。俊葵が前哨戦でシールドエネルギーを消費させてくれていなかったら勝てなかったかもね」
「まったく…アメリカも面倒な物を作ってくれたものですわ」
「一夏もなかなか頑張ったじゃない」
「へへ…ありがとうな、鈴」
『私もこの距離での狙撃をよくも成功させたものだ。5キロ以上離れた場所からの狙撃なんて二度とやらんぞ』
「ラウラもよく頑張ったね。はぁ~早く旅館に帰って温泉に入りたいなぁ」
『おい…ちょっと待て、この反応は何だ!?』
「どうかしたの?」
『お前たちの下方250メートルにエネルギー反応一つ!!警戒されたし!!』
ラウラの警戒と同時にセシリアにエネルギー弾が着弾する。初段が直撃してバランスを崩したところに次弾も命中した。
「セシリア!!」
「一夏、下がりなさい」
「でもセシリアが!!」
「私は大丈夫ですわ…すこし、シールドエネルギーを削られましたが…」
爆炎の中から姿を現したセシリアはビットが破壊されており、主兵装のライフルも破損していた。しかしIS本体は無傷でとっさに防御したのがうかがえる。
「それよりもアレはまさか…セカンドシフトですわね。与えられた情報には無かったようですが」
「どうするの、今の戦力じゃあ勝ち目はない…俊葵とは連絡が取れないの?」
『連絡を取っている……早く出てくれ………、おい俊葵!!急いできてくれ!!』
電話が繋がったとたんに、まくしたてるように叫ぶ。予期せぬセカンドシフトはプロのラウラをもってしても予想外の出来事だった。
『どうした?俺も忙しいんだけど』
『福音がセカンドシフトした。私たちの戦力では太刀打ちできない。至急援護に来てくれ』
『任せろ…できる限り福音は刺激するな』
『聞いての通りだ。セシリアをカバーしつつこちらへ退避しろ』
「「「「了解!!」」」」
……
…
「悪いな、ちょっと急ぎの用事ができた。貴女とのダンスは楽しかったけれどこれで終わりにしますね」
ラウラから連絡を受けた時に俺は生身で黄金の夜明けと戦っていた。わりと本気で戦っていたのにまだ倒せていない。
「福音のセカンドシフト…でしょう?ようやく種が芽吹いたようね」
「時間が無いからガチでイクぜ。せいぜい死なないでくれよ…」
両手を合わして目を瞑り集中する。そして圧縮した水と空気の弾を黄金の夜明けの周りに浮遊させた。
「これが何かわかるか?」
「水ね。それがどうかしたの?」
「100分の1に圧縮した空気や水を開放した時の衝撃を想像してみろ…頑張って生き残ってくれよ」
指パッチンと共に水と空気が破裂して周辺にある全ての物を吹き飛ばした。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます
一反木綿は鹿児島の妖怪なんだからコテコテの鹿児島弁を話してほしかった
ほんに製作者はなん考えちょるか分からんどん、本州の人にも分かるようにしちょるね
んにゃ、そいは良いとおもっせぇなぁ…
………
鹿児島弁は地域差が激しいです…マジで
私は他県の友人と話すと一発で鹿児島県民だとバレてしまいます
イントネーションが独特なので