※この作品はR-18です。

ISの世界に舞い降りた一人の男   作:メシキ

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季節外れの話なので初投稿




81話

 

 

 

夏と言えばなんだ?

 

コミケと答えたあなたは間違いなく…いや、俺が傷つくだけだからやめておこう。とにかく夏と言えばコミケだ。

 

早朝3時、いつもよりかなり早い時間から俺は外出の準備を進めていた。なぜなら今日は八月某日、コミマが開催される日。宇宙の拡張領域に必要なものすべてを詰め込んで外泊許可書をクロエに渡す。

 

「俊葵様、今日はどちらへお出かけですか?」

 

「ちょっと個人的な買い物で数日間ここを空ける。何かあったら携帯に連絡してくれ」

 

「差し支えなければご一緒したいのですが…ダメでしょうか?」

 

クロエがコミマに……考えられない。確かに一緒に来てくれると便利だけれどアレに耐えきれるだろうか。男の俺でさへキツイのに女性のクロエなら尚更だ。それにコスプレと勘違いされて盗撮でもされてみろ…盗撮した奴を射殺しかねない。

 

「う~ん…まぁ、良いか。小銭を多目に持ってきてくれ。そこでの買い物は小銭が基本になる」

 

「畏まりました。では正門でお待ちください」

 

正門で待っていると直ぐにクロエが来た。手荷物は見当たらないので拡張領域にしまっているのだろう。

 

「それじゃあ行くぞ」

 

「はい。では出発しましょう」

 

始発に乗っていたのでは間に合うはずもないのでISで向かう事にした。タクシーで行こうとも考えたがISの方が早い。

 

「学園外で無許可のIS展開は例外を除いて法律違反です。お言葉ですがお金を積めば大抵のモノは購入できます。このように法を犯してまで買い物に赴く必要はないかと…」

 

「会場限定のモノもあるんだ。少しでも早く行って並んでおきたい。徹夜はご法度だけど法律で禁止されている訳でもない。迷惑にならなければそれでいいさ」

 

すでに法を犯していると突っ込みを入れないのはソレが無駄な事だからとクロエは理解しているから。クロエの中心が俊葵であるように俊葵の中心も俊葵なのだ。

 

……

 

…

 

有明の国際展示場は四本の柱にピラミッドを逆さにしたものを乗っけた変な形をしている。個人的にもっと普通のビルの方が使い勝手が良さそうとも思った時期があった。しかし開放的なデザインは嫌いじゃあない。

 

「ここが…東京ビッグサイト。初めて見ましたが変なデザインですね。それに変な人も沢山います」

 

「はは、俺もその一人さ」

 

「俊葵様は違います。さぁ、前へ向かいましょう。俊葵様の望むものが手に入らなければ大問題です」

 

既に並んでいた徹夜組に銃口を向けそうな勢いだったので制止する。こんなところで発砲騒ぎや徹夜組の騒ぎが大っぴらになったら今後のコミマの存続に関わってしまう。

 

「ちゃんと並んで買う。暗黙の了解なんて守る必要のないルールはどうでもいい。でもここに居る人たちは俺と同じ目的を持つ同志だ。正々堂々と買い物をする。金や地位で手に入らない価値のある物を買える場所…それがコミマだ」

 

「御見それいたしました。俊葵様がそれ程までコミマ?とやらを愛しておいでとは…。では私もそれに倣わせていただきます」

 

背筋をピンと伸ばし凛とし佇まいで俺の横に並んでいる。その雰囲気に当てられたのかクロエの周りには一人分の空きができている。

 

朝日が昇り始める頃になるとさすがの俺も暇を持て余すようになった。携帯端末に入れているソシャゲもスタミナ切れで暫くできないし、わざわざカードで石を買ってスタミナを回復させるほどハマっている訳でもない。

 

「あぁ…徹夜組に参加するのがこんなにも苦行だったとは思わなんだ。雰囲気を味わおうとしたのが間違いだったかも」

 

「どうして会場でしか買えぬものがあるのでしょうか。もし一般販売もしていたら俊葵様がこんなにも苦しむ必要はなかったのに」

 

「直接サークルの人から買えたらいいんだけどなぁ。それか同じものを自分で作るか」

 

「クリエイティブな事は良い事だと思います。俊葵様もドージンシやフィギュアを作ってみては如何でしょうか?私のような貧相な身体で宜しければいつでもモデルになります」

 

「クロエは独り占めしたいからフィギュアにはしないよ。それより開場まであと何時間だよ…」

 

……

 

…

 

「これより開場いたします。大変込み合いますので決して走らないでください。また他のお客様の迷惑になりますので押したりしないでください」

 

おなじみのアナウンスが流れると長蛇の列が少しずつ動き出す。先頭集団では既に走ったりした人が警備員に取り押さえられているのがチラリと見えた。

 

「押さない駆けないって小学生レベルの注意も守れないヤツが同じ穴の狢だと思うとゾッとするよ」

 

「しかし万が一にでも俊葵様の望む物が手に入らなかったと思うと…」

 

「それじゃあ絶対に手に入れないとな」

 

「できる限り穏便な手段で…ですか?」

 

「そりゃあ問題を起こして目立ちたくない」

 

「ではそのように…」

 

クロエも分かってくれたようで何よりだ。こんなに人がたくさん集まるような場所で問題を起こしたくない。

 

なんて事に思いを馳せながらゆっくりと進む列に身を委ねるのだった。

 

……

 

…

 

本館に入れた俺はまずお買い物リストと展示場の立体地図のデータをクロエに渡した。

 

「クロエはこの場所で全年齢対象の同人誌を確保してくれ。リストと立体地図は黒鍵の中に入れたから分かると思う。分かんなかったら片っ端から二冊ずつ確保しろ。もしも売り切れていたら持っているオタクから買い取れ。十万円までなら払っても良い」

 

「畏まりました。では行ってまいります」

 

そう言うと長蛇の列を回避するために電灯やエスカレーターや装飾の出っ張りを利用して器用に目的地まで登って行った。

 

「目立つなって言ったのに…まぁ良いか。良し、俺も行こうかな」

 

俺が買うものはもろちんR-18同人誌。売り切れる可能性があるのでほんのちょっぴり卑怯な事をさせてもらうよ。

 

カバンの中から御札を取り出して周囲の壁や柱に張り付ける。

 

広域的に術を掛けるのはまだまだ難しいな。やっぱり展示場すべてに術を掛けるには道具が必要不可欠だ。

 

しばらく合掌をして呪文を唱えると周りの人間が俺のことをまるで『洋服店に置いてあるマネキン』のように意識しなくなった。これを利用して俺は最前列まで行って買い物を済ませる。

 

この術を使っている間に同人誌を盗んでしまえば良いじゃないかと安直な事を実行してはいけない。なぜならこの術は人間を欺けても機械は欺けないからだ。つまり盗んだところを見られても大丈夫だが写真や動画には残る。記録媒体に残ってしまえば意味がない。

 

「悪いな諸君、欲しい物はどんな手段を使っても手に入れないと気が済まない性格なんだ」

 

両手いっぱいに同人誌を抱えながら壁沿いまで何とか到着する。こんなに人がいる場所でISを展開するわけにもいかないので荷物はトイレで拡張領域にしまう他ない。しかし案の定トイレにも長蛇の列。

 

仕方ないのでもう一度同じ術を使おうとしたら強い力で肩を掴まれた。懐からハンドガンを取り出して振り返ろうとしたら銃を構える前に前方から来たもう一人に手首を掴まれてしまう。ハンドガンを手放しもう片方の手にハンドガンを持ち換えようとするがそれも三人目に阻止されてしまった。

 

この俺の動きに適応している?!

 

「朝早くにベッドを抜け出したと思ったらこんなところに来てたんだぁ」

 

「コミケに行くんだったら私も呼んでほしかった」

 

「生徒会長に無断で外出なんて良い度胸しているじゃない♥」

 

生徒会の二人組+簪に囲まれてしまった!逃げ出せない!

 

ん?生徒会の三人中二人がここに居るという事…は。

 

「また虚さんに仕事を押し付けてきましたね?」

 

「今度こそ全ての仕事を終わらせて来たわ。虚ちゃんにこれ以上のストレスを与えるとどうなるか分かったもんじゃあないわ」

 

どこか遠いところを見ながら言う楯無さんの目は少しうつろに見えた。

 

「簪はともかく本音までついて来たのか?」

 

「面白そうだったからぁ~~」

 

「だからってこんな汗臭い場所に来なくったって…しかもIS学園の制服で。目立っただろ?」

 

簪は仮面ライダーのキャラシャツを着ているが楯無さんと本音はIS学園の制服を着ている。

 

「だってコミケではコスプレをすんでしょう?だから人気のコスプレを調べたわ」

 

「そしたらIS学園の制服が人気のコスプレって分かったのぉ~~♪」

 

そういやコスプレブースにIS学園の制服っぽいの着たレイヤーが居たなぁ。遠目でも正規の制服とは違うと一目で分かる。あんな奇抜で露出度の高い制服を着ている生徒はいないからだ。

 

「う~~ん…楯無さんは有名人なんだからもうちょっと目立たないようにですね…」

 

「おい、アレってマジもんのIS学園の制服じゃね?」

「めっちゃ胸でけぇ」

「ロシアの代表までいるぜ」

「ちょっと写真撮ろうっと」

 

やっぱりな(レ厨

 

「手遅れですね」

 

「みたいね。どうしようかしら」

 

「三人の携帯は頑丈?」

 

「それって物理的に?それとも電子戦的に?」

 

「後者だね。盗撮なんて許せないよ」

 

俺が何をするか察した三人は携帯を拡張領域にしまった。三人がしまったのを確認してから宇宙の小型のパルスライフルを取り出してチャージする。傍から見れば光るモデルガンを持っているだけにしか見えない。

 

ほんのちょっぴりチャージしただけで周りの電子機器は壊れだした。ざまぁ見晒せ茄子の糠漬けってんだこんちくしょう。

 

「敵襲ですか!?」

 

周りのオタクたちがおたおたするのを見ながら俺が満足気になっていると上の階からクロエが両手に持った紙袋をバタバタさせながら飛び降りてきた。

 

「ちょっとね。盗撮した奴の携帯を壊したくてさ。でも一人二人のを狙って壊すのは面倒だから周りにいる人のを全部壊しちゃった。そんなことはどうでもいいんだよ。ちゃんとリスト通りに買い物をしてきてくれたか?」

 

「こちらにございます。いえ、こちらは私が持ちますので…そちらも私がお持ちいたしましょう」

 

俺が持っている同人誌まで持とうとするので拡張領域へしまった。クロエの持っている物も宇宙の拡張領域へ無理やりなおす。みんな携帯やゲームが壊れて混乱しているので誰にも気付かれることは無かった。

 

「だいたい何で二階から飛び降りたりしたんだ?足の骨でも折ったら大変じゃあねぇか」

 

「このくらいの高さなら昇るのも降りるのも問題ありません。地図を見ていたら急に映像が乱れましたので敵の攻撃かと思いまして」

 

「さすが強化人間、普通の人間にできない事を以下略。ちょっとした大所帯になっちゃったな。外に行こうか」

 

館内は暑いし外の風にも当たりたかったのでコスプレブースへ移動する。途中で俺とクロエもコスプレ衣装に着替えた。

 

……

 

…

 

「IS学園の制服ってマジで人気だったんだな。そこら中に似たようなの着てる奴らがいるよ」

 

「おそらく世界一有名な学校の制服ですので人気なのかと思われます。ところで俊葵様のソレは…いったい何のコスプレなのでしょうか?」

 

「コレか?これはデビルメイクライの主人公ダンテのコスプレだよ。このコスプレの為に髪も染めたし身長も伸ばした。顔も変えてみたんだけど…似合っているか?」

 

「とても良くお似合いです。益々愛を深める事になりました…///」

 

全身真っ赤なコーデに身長ほどある大剣を背負い、懐にはエボニーとアイボリーの代わりに金色のデザートイーグルを忍ばせている。自分で言うのもアレだが完成度はかなり高い。

 

「う~~ん、俊くんすっごくカッコ良いわ。お姉さん惚れちゃいそう」

 

「マッチ~大きい~♪」

 

楯無さんと本音に挟まれながらだと歩きにくい。簪とクロエの視線だけなら特に問題はないけれど、周りのオタクたちの羨む視線まで突き刺さると気持ちが悪い。

 

「あぁ~~~もうっ!!引っ付くな!!暑っ苦しい!!」

 

無理やり二人を引っぺがす。羨ましいとか俺と変われって思っているヤツがいるなら申し出ろ。変わってやるから。勿論そいつの命の保証はしない。

 

「それより折角コスプレしたんだ。撮影しようぜ。クロエ、適当にポーズをとってくれ」

 

「こっちにも笑顔を!」

「スカートの端を摘まんでください」

「振り向きを一つ」

 

俺が撮影を始めると調子に乗ったオタクたちが押しのけ押しのけクロエに群がる。あからさまに嫌な顔をされているのに写真を要求する君たちには脱帽するよ。

 

「気持ち悪い豚共!私は手前らのような愚民の為にこの服を着ている訳ではない!」

 

「冷たい視線もイイ!」

「もっと蔑んで!」

「ブヒ―――!」

 

「…うぇ」

 

クロエもあんな顔するんだな。俺に小便引っ掻けられても嫌な顔一つしないクロエが吐きそうな顔をしている。レア顔ゲットだぜ。

 

「撮らせてやれ。俺はちょっとその辺行ってくるから」

 

「そんなご無体な!?お助けを!!俊葵様ーーーー!!」

 

クロエは自分の事を自分でどうにかできるオンナだ。きっとどうにかするだろう(すっとぼけ)

 

……

 

…

 

コスプレブース某所ではとても大きな人だかりができていた。その中心にいるのは織斑千冬と篠ノ之束そして山田真耶教諭。

 

「なんで私までこんな格好を…」

 

「私なんてまだ仕事が……」

 

コミケ会場のコスプレブースで二人はフラッシュの雨を浴びながら大きなため息をついた。それに比べて束は嬉々としてフラッシュの雨の中を踊っている。

 

「オタク共を味方に付ければ心強いからね。俊くんのためにも頑張ろう」

 

束も不思議の国のアリスのようなフリフリドレスをはためかせながらポーズをとる。

 

「しかし…この、なんだ?これは…対魔忍?とか言ったか。こんな破廉恥な服を着せおって…」

 

「まだそっちの方が良いじゃないですか。誰が喜ぶんですか、こんなホルスタイン柄の衣装…。露出度も高いしブラのホックが壊れそうで怖いです」

 

真耶の背中ではコスプレ衣装のチャックとブラが悲鳴を上げていた。

 

「ちーちゃんのバトルスーツは大体そんな感じじゃ~ん」

 

「五月蠅い。お前には羞恥心というものがないのか?」

 

「蚊や蠅に裸を見られて恥ずかしい?まぁ、人間に見られたり記録メディアに残ったりしたら面倒だから嫌ではあるけど恥ずかしくはないよ」

 

「こい、コッチのダンテもすげぇ」

「すげぇ完成度」

「剣を構えてください」

「銃は有りますか?」

 

束たちを見かけたので会いに来たはずなのにオタクに囲まれてしまった。仕様がないので剣を抜いて振り回す。もちろん彼らをバラバラにできるけれどそんな事はしない。あえてこうすることで束のところへの道を作る算段だ。

 

俺の考え通り道ができたので歩み寄る。こちらに気付いていないようなので脅かしてやろう。

 

「二人並んでください」

 

「ぬわっ」

 

コッソリと千冬さんの後ろに近づいたのだけれどオタクに押されてバランスを崩してしまった。そしてそのまま俺の声に振り返った千冬さんのおっぱいに顔面ダイブ。『わっ』と周りで声が上がった。

 

「この…破廉恥漢!!」

 

割と本気で振ったのかコンクリートの地面に刀がめり込んでいる。

 

「あぁ~あ、やっちまった」

「ダンテVS対魔忍」

「ダンテに500」

「俺は千冬さんに500」

 

なんか賭け事が始まってるんだけど。ま、別に良いか。

 

俺も抜いた剣を構えて千冬さんに相対する。千冬さんも六本ある刀を全て抜いて自分の周りに立たせる。あの刀の射程距離に入ったら絶対に殺される結界の様だ。

 

「来ないなら私から行くぞ!!」

 

跳躍と同時に刀をこちらに向けて投げる。俺はそれを避けて反撃しようとしたが目の前から千冬さんがいなくなっていた。

 

俺の影が大きくなったのを察して急いで今いた位置から飛び退いた。その瞬間、千冬さんが振って来て二本の刀の刃が全て地面に『スッ…』と入っていった。末恐ろしい切れ味だ。

 

「俺を殺す気ですか!!」

 

俺も反撃と剣を振りかぶって思い切り千冬さんに振り下ろす。しかし避けられてその刃は地面を大きく砕いただけだった。

 

「貴様のような破廉恥漢など知らん!!」

 

返事と共に斬撃が飛んでくる。俺はそれを太刀を巧みに扱い弾いてコートに隠したデザートイーグルで反撃した。

 

しかし直線的にしか飛ばない銃弾は千冬さんに当たるはずもなく、真っ二つに切られてしまった。

 

「やるな…」

 

「本当に俺が分からないんですか?」

 

「私の命を狙うものは少なくないからな。いちいち顔も名前も覚えてられない」

 

「これならどうです?」

 

右手で顔を覆って元に戻す。顔の左半分には火傷の痕が浮き出て、袖口から覗く肌にはいつもの刺青が走る。

 

「なっ!?」

 

「へへ、剣を収めてくださいよ」

 

「分かった…」

 

「こんな人前で千冬さんの本気を見せるわけにはいかないでしょう」

 

そう言って周りに呪符を撒き散らして皆の記憶を消し去る。どうしてここに居たかすら覚えていないだろう。

 

……

 

…

 

混乱を収めた俺たちは会場を離れて近くのホテルのスウィートルームを借りた。欲しい物は買い終わったし、この大所帯ではラブホテルに泊まる訳にもいかないのでこの位の広さが丁度良い。

 

クロエと本音には作者ごとに収穫物を別けてもらい、楯無さんと簪にはローション風呂の準備、真耶さんにはコンビニへご飯と飲み物を買ってくるようにお願いした。そして束と千冬さんは俺の目の前で正座している。

 

「束はまた俺の監視か?」

 

「だって俊くん、朝からどこかに行っちゃうんだもん」

 

「そうか、それは悪かった。置手紙を残しておくべきだったよ。でもそれはそれでこれはこれだ。せめて一言あって良いだろう?」

 

「スパイっぽい事したかったんだもん」

 

絶対それが9割だろう。そういった事は俺に対してではなく俺と一緒にして欲しい。

 

「千冬さんは何で一緒に付いて来たんですか?」

 

束の時よりも呆れ気味に訊いてみる。

 

「無理やり連れてこられた。私に他意はない」

 

「無理やり?」

 

「付いて来ないと俊葵に私の恥ずかしい写真を見せると言われた。仕様がないだろう…従わないと高校生の時の写真が俊葵に見られてしまう」

 

それはそれで見て見たいけれどここはグッとこらえて判決を言い渡す。

 

「じゃあ束は有罪、千冬さんは無罪放免」

 

「意義あり!」

 

「裁判官は絶対だ。束には禁欲3日を言い渡す」

 

「そ、そんなご無体なぁ~~」

 

束は正にこの世の終わりと言った顔で俺の足に縋りつく。

 

「三日もセックスをお預けなんて死んじゃうよぉ~~」

 

「別に死にゃしねぇだろ。三日以上もお預け喰らってる奴なんて他にもいるぞ。大体、束は時間さへあれば求めてくるじゃあないか。偶には落ち着いたらどうだ?」

 

「俊葵の言う通り、年中発情するのは親友としてどうかと思うぞ」

 

「束さんはもう少し落ち着くべきね」

 

「束さんばかりズルい」

 

「束様はもう少し自重すべきかと思います」

 

「集中砲火じゃん…俊くん助けてよ~」

 

束の言う事にも一理ある。俺にとっては他の女の子とセックスするチャンスだけれど束にとって三日間の禁欲は俺が思っている以上に辛いのかもしれない。

 

「う~ん…でもお仕置きはしたいし。よし、それじゃあセックスを一日一回に限定しよう」

 

「うぅ~一回~?」

 

「普通は一回で十分だ。でもその一回を拷問にするぞ…」

 

全身に深緑色の鱗を纏わせて、腰から延びる尻尾は電柱のように太く逞しい。身体も2m50㎝を超え、おおよそ馬並という言葉が罵声になるほどの陰茎が股座から生えている。

 

臨海学校で暴走をしたのを切っ掛けに俺はあの状態を改良して今の姿を作り上げた。パワーとスピードの両立を図るために絞り込まれた肉体は戦車の砲弾すら傷をつけることはできない。

 

簪「ひっ…」

 

楯無「ひゅ~」

 

千冬「暴走しないだろうな?」

 

クロエ「そのように逞しいおチンポ様に犯されたら壊れてしまいます///」

 

束「まさかだよね?」

 

「そのまさかだよ…この身体で束を犯し尽くしてやる」

 

結局、おちんちんを挿入することがかなわず愛撫だけで束を失神させるまでに至ったのはまた別なお話。って言っとけば読者は勝手に妄想するってエロい人が言ってた。

 

 

 






今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます

俊葵「俺、オッパイとお尻とイカ腹が大好きだ」

メシキ「じゃあぽっちゃりを書けばおまいの需要は満たされるわけだ」

俊葵「違う!!」

メシキ「おまいは巨乳とお尻とポッコリお腹がすき。俺は肉々しい女の子が好き。そこに何の違いもありゃしねぇだろうが!」

俊葵「違うのだ!巨乳+引き締まった身体、貧乳+肉々しい下半身、一見アンバランスに見えるソレは掛け弾する事ができる。つまりプラスの美しさではなく掛けるの美しさなのだ!」

因みにメシキは全ての女性が大好きです

微乳も微美乳も美乳も巨乳も超乳も魔乳も好きですし、豊満なお尻も引き締まったお尻も大好きです

もっと言えばポッコリお腹も引き締まったシックスパックも大好きです

ISって女性キャラ多いし私の好みの女性を出しやすいから好き

ストライクゾーン広めって言うけど私の場合は二塁側に投げてもストライクに成ります

次回予告

メシキ「何も考えてねぇやw」

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