※この作品はR-18です。

ISの世界に舞い降りた一人の男   作:メシキ

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ネタ切れしたので初投稿




82話

 

 

 

目が覚めると俺のベッドに美少女がセクシーなネグリジェで心地よさそうに寝息を立てていた。訳が分からない。訳どころかここは何処で俺は誰なんだ?何も思い出せないぞ。

 

落ち着け…とにかく落ち着くことが肝心だ。なんかドラマでこんな状況があった………気がする。まずは記憶の整理から始めよう。

 

昨日の事は…思い出せない。その前の事は…思い出せない。自分の名前も隣で寝ていた彼女の事も何も思い出せない。なんてこったい…正直なところパニックになっていないのが不思議なくらいだ。

 

と、とりあえず顔を洗ってシャワーを浴びよう。なんだか変な汗をかいた…。ココ俺の家だよな?

 

もしかしたら彼女の家かもしれないと思ったが一緒に寝るくらいの間柄ならシャワーくらい借りても良いだろう。

 

一つ目の扉はデカいキッチン、二つ目の扉は誰かの私室、そして三つ目の扉でようやく正解を引き当てた。こんな広い家に住むなんてすごいお金持ちなんだな。それに趣味も良い。この家の主人はロボットが好きらしい。私室にはプラモデルやフィギュアが並んでいた。

 

バスルームも広くて全面ガラス張り。まるでラブホテルだな。

 

シャツを脱いでまず驚く。

 

「これが俺の身体なのか。傷だらけじゃあねぇか。でも筋肉ムキムキ…イイネ。」

 

次にズボンとパンツを脱いで驚く。

 

「うぅ~↑俺の息子はビッグマグナム♂イイネ!」

 

そして最後に鏡を見て驚いた。

 

「なんだよコレ…」

 

顔の半分が火傷で爛れている。それに左目の色がおかしい。ちゃんと両目とも見えているから元々の体質なのかもしれないけれど少し怖いな。

 

浴槽には既にお湯が張っていたので身体を軽く流してから湯船に浸かる。

 

「あぁ~~~、いい湯だなぁ。身体に染み渡るよ」

 

肩まで使っても足を曲げることなく湯船に浸かることができる。良い風呂だ。

 

「ちょっと落ち着いたし情報を整理しよう。まず俺は自分が誰だか分からない。家族や友人関係についても何も思い出せない。でも俺は時計の読み方や給湯器の使い方は覚えていた。つまり日常生活を送れるだけの記憶は残っているって事だ。スマホのパスワードが思い出せないのは厄介だけれど指紋認証とかで開けるだろう。……もしかして俺ってすんごく頭が良かったのでは?」

 

でも身体中に残っている傷痕は何だろう。SMプレイの後にしては過激すぎるし……そうだ、交通事故の痕だ。そして左目はきっと俺がハーフだからだ。それなら左目だけ色が違う説明もできる。

 

まぁ、分かりもしない事を考えるよりも身分証明書が有れば俺が誰なのか分かる。風呂から上がったらカバンとか財布とか探そう。

 

その後しばらく湯船に浸かった俺はベッドルームへ戻った。さっきまで眠っていた少女はすでに起きたのか何処かへ行ってしまった。キッチンの方から水音がしたので朝食でも作っているのだろう。

 

「彼女がここに来る前に何か俺の身分を証明できるものを探さないと…ってな」

 

まずはエロ本が隠してありそうなこのクソデカいベッドの下から探そうかな。

 

ベッドの下へ手を突っ込んですぐに何か固いものに指先が振れる。取っ手が付いているので何かケースの様だ。開けるためのスイッチも鍵穴も見当たらない。

 

「これどうやって開けるんだ?」

 

適当に触っていると側面が光る。気になったのでそこをさすったり押したりしていると『カシャッ』と景気の良い音が鳴ってケースが開いた。すると中には白銀に輝くM500が入っていた。

 

「なんで俺はコレがM500だって分かるんだ?…ただの銃好きだったのか?」

 

取り敢えず手に取ってみる。モデルガンにしては精巧に作られている。弾丸もモノホンそっくりだ。まさかこれは本物の銃…それじゃあこの身体の傷は……。

 

怖くなった俺は急いで銃をケースに入れてベッドの下へ隠す。

 

「おはようございます、俊葵様」

 

やましい事をしている時に後ろから話しかけられると誰でもびっくりするだろう?俺もそうだ。

 

「おぅ!?お、お、お、おは…おはよう」

 

振り向いたら俺の隣で寝息を立てていた少女がメイド服を着て立っていた。

 

「驚かせてしまい誠に申し訳ございません。いえ、驚かすだけならどれ程よかったでしょうか…私は主人よりも遅く起床してしまいました。どうかこの無能な奴隷めに罰をお与え下さいませ」

 

うやうやしく頭を下げる様はとても身に入っている。どうやら俺の事を主人と呼んでいるようだ。彼女の様子から俺は普段から恐ろしい主人だったのだろう。

 

「たまには良いんじゃあないか?俺だって早起きしたい時もあるし…えっと、罰はいいかな」

 

「なんと寛大なお方でしょう…私のような矮小な存在をお許し下さるとは。あぁ…クロエは俊葵様に使えることができて心底嬉しゅうございます」

 

取り敢えず俺の名前はトシキで彼女の名前はクロエ、そして俺のメイドだという事が分かった。一緒に寝ていたしそういった関係なのかも。

 

「何はともあれお腹すいたよ。朝ごはんにしよう」

 

「既にご用意させて頂きました。昨夜はとても励んでおられましたのでスタミナを回復させるような肉料理を多めに作っております」

 

朝から肉料理か…なんてことは思わない。兎にも角にもお腹がすいて仕様がない。

 

「それから束様と千冬様は先に席についておられます。食事が冷めてしまう前に一緒に食しましょう」

 

……

 

…

 

朝食の席にはクロエさん以外の女性が二人も座っている。さっきクロエさんが言っていたタバネさんとチフユさんだ。それにしても二人とも超がつくほどの美人…おっぱいもデカくて俺好みの美女だ。

 

対照的な美女二人は向かい合って座っている。黒髪の彼女がチフユさんで藤色の髪で不思議の国のアリスの様な格好をした彼女がタバネさんだとクロエさんの会話からなんとなく察する。漢字ではどう書くのだろう…チフユさんは普通に千冬だろうけどタバネさんは…田羽根…田場根……束、コレが一番普通だな。

 

開いた席は二つ名ので俺とクロエさんの席だろう。クロエさんは上座に座ろうとしないのであそこが俺の席か。

 

「おはよ~。昨日はクーちゃんとよろしくやっていたみたいだねぇ~」

 

「申し訳ございません…束様を差し置いて俊葵様の夜伽に選ばれてしまって…」

 

「俊くんの決めた事だもん。でも…えいっ」

 

束と呼ばれた女性に抱きしめられて緊張してしまう。

 

「束さんは俊くん成分を補給するのだぁ~」

 

爆乳を押し付けられて興奮しない男はいない。少なくとも俺の息子はとても正直だった。ズボンの中で全弾装填を終えて発射準備は整っている。

 

「ねぇねぇ~俊くんのココはもうこんなに大きい///」

 

「せめて朝ご飯を食べ終わってからにしろ束。行儀が悪いぞ」

 

「へへ~ん、さっさと食べるもんねぇ~」

 

束さんは大きなステーキをフォークで串刺しにして思い切り頬張った。もにゅもにゅと美味しそうに肉汁を味わっている。しばらく咀嚼をしてから『ごくん』と大きく喉を膨らませて飲み込んだ。

 

ただ咀嚼して、嚥下させて、くちびるを舐めているだけなのに凄く興奮する。

 

俺の股間には血が集まってこれ以上に無いくらいパンパンになっている。きっと俺は昨日の夜、クロエさんを抱いて何度か射精しているはず。それなのに身体は肉を欲し、女性を犯そうとしている。

 

「あの…後で自分で…」

 

「そんなこと言ってぇ~♥ここはこんなに私を求めてるよぉ?」

 

「ホント、大丈夫ですから」

 

「もしかして新しいエロゲーを買ったでしょう?束さんは何でもお見通しなのだ~。俊くんがこうしてエッチを拒む時は決まって新しいエロゲーで抜く時って相場は決まっているもん」

 

「うん…まぁ…そう」

 

嘘は言っていない。記憶がないから俺が持っていたエロゲだったとしてもニューゲーム状態だ。束さんとクロエさんはどうにか誤魔化せたけど千冬さんがこちらをじっと見てくる。

 

「今日のお前はなんだかおかしいな」

 

ギクッ

 

「もぅ~俊くんがおかしいのはいつもの事でしょ」

 

「束様…それはそれで」

 

「えっと…束さんの言うように俺はいつも通りです…よ?」

 

俺が束さんと言ったのを三人とも見逃しはしなかった。まずはクロエさんが椅子を蹴って俺を転ばせる、次に千冬さんが刀を俺の喉元に押し付けて束さんがグロックで俺の腹部に数発の弾丸を撃ち込んだ。

 

「うっ…あぁ……痛い…痛いよぉ」

 

「俊くんをどうした!!」

 

「何も聞いていないのに撃つな。死んだらどうするつもりだ」

 

「俊葵様に危害を加えて成り変わろうとするゴミは死んで当然です」

 

痛い…腹が燃えているようだ。どうしていきなり…。

 

「痛い…助けて」

 

『お言葉ですが束様。この方は俊葵様で間違い御座いません。多少言動に難有りですが身体的特徴もゲノムも俊葵様のモノに相違ありません』

 

「え?でも私の事を束さんなんて絶対に言わないよ?」

 

『しかし私は俊葵様にずっと装備されたままでした。ですので俊葵様が入れ替わったとしたらすぐにでも分かります』

 

「じゃ、じゃあ…もしかして」

 

『はい、彼は俊葵様です』

 

「嘘でしょ…じゃあ……私は…」

 

痛みが和らいでいく。あぁ…出血多量で死んでしまうのか。何て短い人生だった。いや、実際は短くないかもしれないけれど記憶喪失の俺としては短い人生だった。

 

「あぁ……なんだか意識が遠の……かない?あれ?お腹も痛くない」

 

撃たれたはずのお腹の傷跡は無くなっていた。傷口は塞がり痛みもない。凄い…いったいこの身体はどうなっているんだ。

 

「俊葵、何があったのか説明しろ。まるで訳が分からんぞ」

 

「えっと…俺も何が何やら。自分が誰かも思い出せなくて…誰か説明してくれよ」

 

「思い出せない?私たちの事もか?」

 

「はい、クロエさんのおかげで俺がトシキで皆さんが千冬さん、束さん、クロエさんという事だけしか…」

 

「いつもの冗談ではないよな?」

 

「えっと…本当に記憶が……」

 

「俊葵様でしたらあの程度の銃弾は防いでいます。それに痛覚も感じている…悪ふざけでないとしたら本当に記憶喪失をしているとしか考えられません」

 

千冬さんの詰問にしどろもどろになっていたらクロエさんが助け船を出してくれた。記憶が無くなる前からクロエさんにはお世話になっていたのかも。

 

「とりあえず日常生活に問題は有りません。携帯電話の使い方や常識は忘れていません。パスワードは覚えていないですけど」

 

『俊葵様のパスワードはすべて私が管理しているので問題ありません。銀行口座のパスワードからアダルトサイトまですべてのパスワードを網羅しております』

 

また天の声が聞こえる。どこからともなく聞こえてくるこの声の正体は一体誰なのかな。辺りを見回しても4人しかこの部屋にいない。

 

「誰ですか?」

 

『申し遅れました。私はPilot Support Education Interfaceです。皆さんは頭文字をとってパスィと呼んで下さります。今の俊葵様にも分かりやすく説明いたしますと『ISのパイロットのサポートをするための人工知能』とでも言いましょうか』

 

「I…S?」

 

何だろうか。IS…パイロットって事は何か乗り物か何かなのかな。

 

「簡単に言うとISというのは女性しか乗れない宇宙服だ。この束が作った。おい、お前の発明品なんだからお前が説明しろ」

 

「私は……俊くんを…あぁ…あぁ!!」

 

「大丈夫ですか?」

 

「どうして俊くんはいつもそうなの!?」

 

「何が?」

 

「いつも私たちに優しくってさ!!私は俊くんを撃ったんだよ!!」

 

「痛かったけど傷は治ったし傷跡もないし。別に勘違いだったわけだし気にしていませんよ。ほんのちょっぴり怖かったけど」

 

大丈夫だってことの証明の為に撃たれた箇所を見せる。傷口はすっかり塞がって跡もない。俺がどんな人間かは知らないけれど撃たれた傷がすぐ治るって普通じゃあない。

 

「束さんが悲しいと俺も悲しくなります。だから元気出してください」

 

「許してくれる?」

 

「許すも何も俺には記憶がないですから皆さんがいないと生きていけません」

 

「えへへ~私がいないと生きられないかぁ~♪そっかぁ~そっかぁ~♥でゅふふのふ~♥よぉぅし、俊くんの世話は束さんにお任せなのだぁ」

 

さっきまで落ち込んでいた人とは思えない程、元気になった束さんはISについて懇切丁寧に説明してくれた。そして千冬さんは俺の立場やここが学校の地下研究所兼俺の自宅である事を、最後にクロエさんは俺の学校生活での言動、地位、交友関係、交際関係を丁寧に教えてくれた。

 

三人から話を聞く限りでは俺という人間はどうしようもなく無責任だという事が分かった。何股もかけて女の子を、しかもまだ世間を知らない幼気な女子高校生を手籠めにしていたなんて考えられない。

 

「とりあえず俺が無責任一代男だという事がよく分かりました。本当にごめんなさい。きっと皆さんにご迷惑を掛けて生きていたと思います」

 

「そんな事はございません。俊葵様はとても優しい方なので女性を惹きつけるのです。かく言う私も俊葵様の優しさに救われた一人でこの身体の一片、血潮の一滴から骨の一かけらまで全て俊葵様の所有物でございます。どうかお好きなようにお使いくださいませ」

 

こんな美少女が俺の所有物なんて酷い事を言うなんて正気の沙汰じゃあない。

 

「俺に弱みを握られているんだな?そうなんだろ?」

 

「そんなこと御座いません」

 

「束さんも千冬さんもきっと俺に弱みを握られているんだ。そうじゃあないとこんな美人が俺の恋人なはずがない」

 

「むぅ…そんな事ないのに。それじゃあ俊くんのオンナ全員が俊くんの人柄に惹かれたって証明してあげるよ」

 

不穏な捨て台詞を残して三人は外へ行ってしまった。待っていろと言われたけれど外に出たくてしようがない。

 

しばらく待っていると束さんは沢山の女性を連れて戻って来た。彼女たちに外見的な共通点はなく、強いてあげるとしたらみんな美人だという事だ。

 

「あの…彼女たちはいったい……」

 

「み~~~んな俊くんのハーレムメンバーだよ。どんな言う事でも聴くから何でも命令してみて」

 

「め、命令って…」

 

どんな命令をすればいいのか分からない。例えば『三回回ってワンと言え』とか『お手、御代わり、お座り、伏せ、チンチン』とかそう言った事しか思い浮かばない。そもそも初対面の女性に対してエッチなお願いなんて出来ないぞ。

 

「エッチなお願いでも良いわよん♥」

 

蒼髪の女性が艶やかな声色で俺を誘惑しながら身体を寄せてきた。こんな美しい女性に寄られると緊張してしまう。

 

「あ、えっと、エッチなお願いって」

 

「みんな俊葵くんが記憶喪失なのを知っているわ。でもみんな何も気にしていないから好きなように命令して良いわよ。例えば『全裸になって公開オナニーをしろ』とか『靴を舐めろ』とか色々あるでしょう」

 

「俺はそんな酷い命令をしてたんですか!?」

 

「俊くんは日常的にしてたよ~」

 

「俊葵は鬼畜だった///」

 

「俺はそんなに酷い人間だったのか」

 

「俊葵さんはとても紳士的で優しくて誠実な方でした。偶にエッチな時も有りましたがそれを差し引いても素晴らしい男性ですわ」

 

「結局のところ鬼畜だったの?紳士的だったの?」

 

みんなが嘘を言っているようには思えないしどれが本当の俺か分からない。

 

「つまりこう言う事!!みんな、全裸になって俊くんにご奉仕するよ!!」

 

束さんの合図で一斉に服を脱ぎだす。ある人は恥ずかしがりながら、ある人は自棄になりながら、ある人は率先してスポポ~ンと、そしてまたある人は下着が気に入らなかったのか何処からともなく下着を取り出して着替えた。何もない空間から突然、光の粒子と共に下着が現れたけれどどんな原理なのだろうか。

 

「そこまで…しなくても……」

 

後退りしながら逃げ出すチャンスを窺う。しかし扉は彼女たちの後ろ、窓は地下なのでハリボテ。右には蒼髪のお姉さんが…いや、俺の方が年上だから蒼髪のお姉さんっぽい雰囲気の美人が、左には束さんが、そして後ろには千冬さんが抱き着いて俺を逃がそうとしない。

 

「お、俺記憶がないから実質童貞で…上手くできるか」

 

俺はまだこの時に余計な事を言ってしまったと思ってもいなかった。

 

楯無「俊くんの童貞はこの世で最も価値あるモノの一つだわ」

 

簪「ここはオークションで決めよう」

 

箒「でも俊葵への愛をお金で推し量るのか?」

 

セシリア「しかしここに居る皆さんの共通点と言ったらお金持ちという事だと思われます」

 

束「セシリアちゃんの言うようにみんなお金持ちだね。あ、箒ちゃんの分は私が払うから気にしないでねぇ~」

 

ラウラ「む…束博士は余裕綽々といったところだな」

 

千冬「こいつは俊葵の一回目の童貞を貰っているからな。……ちっ」

 

真耶「これ私は不利です…生徒より貯蓄の少ない教師って……」

 

「あの…皆さんはお金持ちなのですか?オークションって言っても……」

 

そうだ、敢えてとんでもない初期価格にすればみんなも手を引いてくれるかも。そうだなぁ…いくらぐらいが良いだろうか。束さんはすんごい発明した博士みたいだし……。

 

「オークションの初期価格は1000万円でどうかな?」

 

真耶「食費は学食が安いから何とかなるとして……職員寮に住んでいるから家賃はないし夏のボーナスが出たから……えっと…車を買う貯金を使えば250万円くらい…」

 

千冬「私は2000万円だ」

 

シャルル「僕は……お父さんに頼めば…それでも3億ぐらいかな」

 

楯無「日本円で5億円くらいなら」

 

ラウラ「150万ユーロくらいならすぐに用意できる」

 

セシリア「300万ユーロは固いですわ」

 

束「なら私は500億くらいならすぐにでも払えるよ~」

 

「それってジンバブエドルですよね?」

 

「もちのろん円だよ」

 

えぇ…みんな超リッチなお嬢様。1000万円くらいならすぐに払えるのか。

 

束「でも俊くんが一番好きなのはぁ~~~コレ!!」

 

束さんがどこからともなく取り出したステッキを振るとステッキの先から金貨がジャラジャラと溢れてきた。

 

「それも束さんの発明ですか?」

 

束「そうだよ~♪束さん特製の拡張領域。分子の再編成を利用した四次元ポケットだよ。自分やISを中心にこの四次元領域を固定してほんのちょっぴりの夢と希望を与えてやれば…ほぅら俊くんの大好きな物があふれてくる」

 

まだまだ貴金属はあふれてくる。金貨だけじゃなく銀の皿やフォーク、スプーン、箸、ナイフ、日用品以外にも腕輪や腕時計、ネックレスなどの高価そうなものが出てきた。

 

「凄いですね。束さんってお金持ちだったんだ」

 

束「これは全部俊くんのモノだよ」

 

「えぇ…俺もすっごいお金持ち。……ってことは金銭面で俺が困ることはないのかな。じゃあオークションする必要もないわけだ。それじゃあ俺の童貞はお金じゃ売りません。みんな俺の言う事聴くんでしょう?」

 

この時のみんなの顔はきっと二度と忘れないだろう。一度見たら忘れられない美少女が一度見たら忘れられない苦虫を噛み潰したような美少女になった。

 

ただこの時、クロエさんだけが『俊葵様…どうか……オーラルセックスだけは開放してくださいませ』と最後まで泣き付いていた。

 

一体俺はみんなにとってのなんだったのだろうか。

 

 

 






今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます

約一か月ぶりの投稿なのでもう忘れられているかな

まぁ、忘れてるのは俊葵ですけど

ネタ切れしたので新しい風を吹かすことにしました

この風が黄金になるかは俊葵次第です

次回予告

記憶を亡くした俊葵に降りかかる災難

のしかかる重圧、そして女の子

記憶を亡くした俊葵に明日はあるのか?

少なくとも作者には無い

次回『会合』

誰に出会うかはまだ決めてない

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