2019年最初の投稿なので初投稿
記憶が失われたからと言って俺の仕事や生活が無くなる訳ではない。俺には俺の生活がある。いや、有ったというべきだろうな。
部活動の助っ人やよく分からない書類への署名とやる事は沢山ある。今日は朝から様々な書類にサインをしている。ほとんど外国語だったので内容は読み取れなかったがセシリアさんやシャルロットさんが丁寧に教えてくれたので不用意な契約をしなくてすんだ。
「シャルロットさん、これ英語じゃないみたいなんだけどフランス語かな?」
「えっとね…あ、これうちの会社の書類だ。量産型ISの新武装を設計したんだけど俊葵にテストして欲しいってさ」
「今の俺にテストなんて出来るかな?」
「問題ないよ。ただ撃ってもらうだけで弾道、初速、射程、あと威力を調べるだけだから。一応コメントも貰うけどそれは僕が書くから良いよ」
銃を撃つだけの簡単なお仕事なら俺にだってできると思う。ISの操縦は出来ないけれど銃を撃つことくらいはできる。
「それじゃあ…ちょっとやってみようかな」
「ありがとう。あ、報酬は先払いだからコレ」
シャルロットさんは俺にスパイ映画で主人公が持つような銀色のケースを渡した。ケースはずっしりと重く中身が詰まっていることが分かる。
中を開けると札束がぎっしりと詰まっていた。これが今回の報酬なのだろうか。
「日本円で3000万円。この前の件も合わせて…って今の俊葵は覚えてないか。とにかく僕は渡したからね。返すなんて言っても受け取らないから」
先読みされてしまった。こんな大金がいきなり目の前に現れると動揺してしまう。正直なところさっさと返してしまいたい。
「銃を撃つだけでこんなにくれるのか?」
「実はこの前の臨海学校でもの凄い事件が起きたんだ。俊葵が助けてくれなかったら僕は死んでいたよ。だからお父さんがそのお礼も兼ねてって。手紙も入ってるよ」
中に入っている手紙には綺麗な文字が羅列してある。でも英語じゃないのでさっぱり分からない。英語でも分からないけど。
「ごめん、読めないわ。なんて書いてあるの?」
「えっとね『親愛なる松崎俊葵さんへ。初夏の涼しさも過ぎ去り日本では猛暑続き、辛い日々をお過ごしだとお察しいたします。もしお時間に余裕があるのなら私が所有する避暑地でシャルロットたちと一緒に夏を過ごされては如何でしょう?ヨーロッパで過ごす休暇はとても良い過ごし方だと思います。ところであなたの活躍は遠方の地にいる私の耳にも届いております。と申しますのも』……」
「申しますのも?」
「えっと…ちょっと恥ずかしい」
「良いから言って。恥ずかしがるシャルロットさんも可愛いから大丈夫」
「うぅ…///『と申しますのも私の可愛い一人娘、シャルロットが貴方の武勇伝を聞かせるものですから耳にタコができてしまいそうです。しかし娘の話は何より信じることができます。きっとシャルロットは貴方の事を相変わらず愛しているようですね。一人の親として娘の将来の夫が貴方のような男であることは非常に喜ばしい限りです。話は変わりますが臨海学校で娘の命を救ってくれたとか。シャルロットの怪我を不思議な力で治し、そして傷跡も消してくれた。きっと俊葵さんにとってはこんな額の報酬ははした金だと思いますが私にはお金を払う事しかできません。私は俊葵さんに何かしらのお礼をしないと私の気が収まりません。どうかお納めください。貴方の未来の父親、アレックス・デュノアより』」
「大企業の社長が直筆の手紙を寄こすような男だったのか俺は」
「それ以上の存在だよ俊葵は。僕にとっての救世主さ。もう、笑わないで!僕は本気なんだから!もう、俊葵なんて知らない!僕は先に着替えてアリーナで待ってるからすぐに来てね!!」
「あ~い」
そう言うとシャルロットさんは行ってしまった。俺はそんな彼女の背中に間延びした返事をしてアタッシュケースを閉じた。
こんな大金を貰っても何に使うかなんて想像もできない。両親や親戚がいたら旅行なんかプレゼントしたりできるのに。
「クロエさん、クロエさんはいる?」
「お呼びでしょうか」
呼んで数秒と待たずに扉からクロエさんが現れる。扉の前で待機していたとしか思えないような素早さだ。
「このお金貰ったんだけど使い道が無くてさ。これあげる」
「俊葵様の報酬を受け取ることなどできません」
「うん、まぁそう言うんじゃあないかって思ってたけど。俺が持っていても使い道がないんだよ。……せめて使い道を模索する手伝いをして欲しい」
「私にそのような大役が務まるかどうか…」
「何でもいいんだよ。ネックレスとか指輪が欲しいとか」
「私のような者に俊葵様の財産が使われるべきでは御座いません」
「えぇ…じゃあ……俺って車とかバイク持ってる?」
車やバイクならみんなを乗せてドライブにも行けるし持っていて損になる物でもない。宝石や貴金属の装飾品は学校生活で身に着けられる物じゃないので効率的にお金を消費するなら車が丁度良い。
貯金しろという人もいるだろうけれど俺の口座には一生かかっても使いきれないような金額の金が入っている。銀行の利息なんて気にならない程の大金だ。これ以上お金が手に入っても意味がない。
それならいっそ今まで俺がためたお金を使ってストレス解消をしよう。こんなに金があるんだ。過去の俺だって今の俺の姿を見たらちょっとくらいの出費は許してくれるだろう。
それにしても総額数百億の財産か…。例えるなら貧乏学生時代、通帳の中にお金がないつもりで残高確認したら二万円入っていた給料日前って感じ。
「いえ、俊葵様は私たちに服飾品を買い与えたり食事に連れて行ってくれたりとご自身にお金を使っているところを見た事が有りません。…銃火器の購入くらいでしょうか」
「そっか、じゃあ車が欲しい。免許を持っているかは別としてとにかく車を買いたいな。束さんにも相談しておいてくれ。俺はこれからシャルロットさんとISの武装のテストをやってくる。んじゃ」
「かしこまりました。ではお気をつけて」
「……行ってきますのキスをして良いかな?」
「勿論です!!さぁ、どうぞ!!」
そう気合を入れなくても俺は逃げたりしない。ゆっくりと唇を近づけるとクロエさんは俺の首に腕をまわして口の中に舌を思い切り入れてきた。
「んっ!?」
「ちゅ…ちゅ、じゅ~~~~♥んぅ…ちゅう~ちゅう~~♥」
「ん…ん~~」
「えろ…ぇろん……ちゅ、ちゅぷ……♥」
「ん~~~ぷはぁ!熱烈なキスをありがとう。凄く…情熱的で刺激的だった」
目を開けたままキスをしたのは失敗だった。クロエさんのエロい顔を見ながらの激しいキスは俺の股間をいきり立たせた。
「あぁ…ま、更衣室に着くまでに何とかするよ」
……
…
「ふぅ~ん…俊くんは車とバイクをご所望かぁ~。ふふ、そんなの束さんが買ってあげるのに」
「俊葵様はストレス解消も兼ねて買い物を楽しみたい様子でした。一つ提案があるのですが……」
「何かなぁ~?」
「数日後にモーターショウが行われるようです。折角の夏休みですし俊葵様を連れてデートなど如何でしょうか?記憶を無くされる前からずっと地下に籠りきりでした。少しは外の空気を吸って頂かなくては健康を害してしまうかもしれません」
意見を言うときのクロエはいつも凛としているが内心は部屋の隅でガタガタと震えてお化けを恐れる子供のようだ。
「クーちゃん……」
「は、はい…その…束様に対して実に安直な駄案を申し上げたと猛省しております」
束は優しくクロエを抱きしめて唇を奪い思い切り舌を吸い出す。
「ん!?」
「クーちゃんの唾液美味しい~♥」
「た、束様?」
突然のキスに凛としていたクロエも動揺を隠せない。しかし狼狽しながらも束を受け入れている辺り嫌ではないようだ。クロエからも舌を絡めて束を喜ばせようとしている。
「俊くんが最近相手してくれないからクーちゃんを襲っちゃうよん♥……嫌じゃない?」
「とても嬉しいです。私も俊葵様のお相手ができずに少々寂しい夜を過ごしていましたので。束様のお相手が私で務まるかどうかは分かりませんが精いっぱい務めさせていただきます」
「堅苦しいのは無~し~♪」
……
…
IS学園の設備には驚かされてばかりだ。世界中の国から金をせしめて作っただけのことはある。某ヤンキー国は金を出さないと言っていたはずなのに俺が原因で今では一番の出資国だ。一体俺はどんな人間だったのかますます分からなくなる。
この身体と人望は特に驚く。部屋から更衣室まで移動する間にすれ違う女子すれ違う女子みんなに挨拶された。みんな常識的で良い子なのかとも思ったけど目の色が違う。俺の勘違いだったら恥ずかしいけれど、彼女たちの視線にはかなりの熱と圧が籠っていた。
やっぱり俺はクロエさんの言うようにモテモテだ…間違いない。だって今も更衣室で着替えを半ば強制的に手伝われている。
「さぁさぁ俊葵様、万歳して下さ~い」
「ズボンを脱がしますよぉ~」
「あぁ…なんて逞しい♥」
「着替えくらい一人でできますって」
「いえいえ、今の俊葵さんは記憶を無くされている訳ですからここで少しでもアピールをと思いまして」
そういう彼女は…えぇと……忘れちった。どうも俺は人の顔と名前を覚えるのが苦手な質らしい。記憶を無くす前もこうだったら嫌だな。
「ほらほら、私たちはファンクラブの古参メンバーですし。ま、多少はね」
彼女は雪のように白い肌が特徴だ。クロエさんやシャルロットさんも色白だけれど、それをも凌ぐ白さ。あまりに白いので健康面ちょっと心配になるが彼女の腹筋を見て安心する。何をしているのかは分からないけれどめちゃくちゃバッキバキに割れていた。なんとなくロシア人的な雰囲気を醸し出している(当社比)のでロシア人に間違いない(適当)。
「こんなに大きくされていてはパンツを脱がすのも一苦労です♥」
俺のパンツを意地でも脱がせようとする彼女は肌の色で黒人だという事が窺える。ぷっくりとセクシーな唇がとても好みだ。それに流れるようなブロンドも素晴らしい。一応言っておくが俺は決して肌の色で差別はしたりしない(女性は)。
「俊葵様の背中……スンスン♥」
最後に俺の背中に抱き着いて放そうとしないのはなかなかの爆乳の持ち主。束さんや山田先生クラスの爆乳と比べると見劣りするが女子高生でこの大きさはとんでもない。しかしウェーブの掛かった赤毛に頬を飾るそばかすが年相応の幼さを感じさせる。そばかすをコンプレックスに感じる人は多いようだけど俺はそんな事ない。むしろ女の子の可愛さを引き立てるための要素の一つだと考える(ただし美人に限る)。
「俺ちょっと急いでいるから…後ろ見ててもらえるかな」
「いえ、トシキ様の全てを凝視させていただきます」
俺の息子は見世物じゃないので凝視させていただく事は無理です。
「ほんのちょっとで良いんです」
先っぽも見せるわけにはいきません。
「舐めるのもダメでしょうか?」
ここに来て難易度を上げるのはアゲインスト。
「そんなに俺とエッチな事がしたいなら俺の仕事が終わるまで待っていてください。そうしたらちゃんとお相手をしてあげますから。……いや、ちょっと待て。俺は成人しているから未成年のみんなに手を出したら逮捕されるんじゃあないか」
「大丈夫です。俊葵様は世界に二人だけの男性パイロットですからどこの国も自分の代表候補生になって欲しいと考えています」
「まして男性パイロットの子どもが自分の国の国籍を持っていると色々と好都合。男性のISパイロットは経済的にもIS研究的にも国の有利になります」
そこんとこが俺には分からねぇ。どうして女性しか操れないISを動かせるだけで偉いのだろうか。べつに動かしたくて動かしている訳じゃあないのにな。
「つまり俊葵様は私たちが拒否しない限り…いえ、たとえ拒否したとしても国から俊葵様と濃密な関係になれと命令があるだけで俊葵様は犯し放題の種を仕込み放題なのです」
「うん、君たちをエッチな事をしても問題にならないことが分かった。でも君たちはそれで良いの?俺は他の女性を愛して君たちは性処理用のオナホールくらいにしか考えていないかもよ?」
「それの何が問題なのでしょうか?私たちは俊葵様に使われるだけで本望」
「それ以上のことを望むなど言語道断」
「人を愛することに理由なんていらないでしょう?」
彼女たちの言っている事は正論だけれども何かおかしい。いや、好意を疑うんじゃなくて今の自分が好かれている実感があまりない。
「はぁ…分かった。諦めてイチャイチャするよ。他の女の子とセックスしても怒らないでね」
最後に念を押してから彼女たちと別れた。更衣室を出る時にみんなして俺の服を舐めたりしゃぶったりしていたのは幻覚だと思いたい。
「シャルロットさん、遅れてごめん。待たせちゃったね」
「何か問題でもあった?」
「うん…ちょっと俺のファンクラブの子に掴まっちゃって」
「成る程ね。だいたい察しが付くよ。それより早くISを装備して。早く初めて早く終わらせよう」
「あーい」
この数日でISの装着くらいはできるようになった。まず目を閉じてISを装着するイメージを固める。そしてカッコいいポーズをとって叫ぶ。
「蒸着!!」
瞬間的に俺の身体が発光して黒い鎧が身を包む。束さんはこのISを宇宙と呼んでいた。俺が名付けたと言っていたが全く記憶にない。…ちょっと悲しい。
「うん、これで良いかな」
「相変わらずカッコいいね。惚れ惚れしちゃう」
「えへへ」
俺もこのISを見た時は超スーパードスゲェばいって思ったもんだ。黒い装甲に紅のライン、ギラリと光る眼がかっちょいい。
「何を考えているか大体わかるよ。僕が言っているのはね…」
シャルロットさんが頭部装甲に触れると光の粒子になって消えてしまった。
「ちゅ…俊葵がカッコいいって事」
「ど、どうも///」
あらためて蒸着しなおして説明を受ける。
「まずはこの銃を撃って。セーフティは解除してあるから後は引き金を引くだけ」
「的はアレだな。変な場所を撃たないようにしないとな…アリーナ席に当たったら大変だ」
「それなら大丈夫。このアリーナは特殊なエネルギーシールドと複合装甲で守られているから」
「でも席の様子が見えるぞ?」
「モニターなんだってさ。凄いよね」
そりゃあ驚き桃の木山椒の木。
「マジですごいな…、よし撃つぞ」
息を止めてしっかりと狙いを定める。視界の端々に色々な文字や数値が出てくるけれど何か分からないので取り敢えず無視をする。手の震えが治まったと同時に引き金を引く。爆発音と共に一発の弾丸は的の端っこを抉った。
「おぉ~命中した命中した」
「その調子でどんどん的を出すからどんどん撃っていってね」
言葉通り空中に複数の的が現れる。取り敢えず近くの的を撃ってみるが避けられてしまった。
「的は動くように設定してあるから狙いにくいと思うけど俊葵なら大丈夫だよね」
おいおい、私は素人だよ?銃の撃ち方をさっき教えてもらったばかりのトーシロに一体何ができるというのだ。
「文句を言っても仕様がないか…漢は度胸だ。いっちょヤッてみますか」
セミオートからフルオートに変えて的を撃つ。避けようとするので、その動きに合わせて銃口を向ける。的は数発の弾丸で粉々になって地面に落ちた。
「なんだか楽しくなってきた」
他の的も狙い次々に撃ち落としていく。段々と慣れてきたのか命中率も心なしか高くなってきたような気がする。しかし良い調子は続いても弾薬の残弾は限りがあるようで…。
カチッ!カチッ!
排夾口から薬莢が出なくなってしまった。銃の弾切れってアニメや映画よりも早いんだなと率直な感想を述べてしまいそうになる。
「IS用の銃は一般的なライフルよりも装弾数が多いんだけどフルオートであれだけ撃っていれば弾切れも起こすよ。はい、新しいマガジン。着け方わかる?」
「お恥ずかしながら全く分かりません」
「じゃあ空のマガジンの付け根にボタンがあるでしょ」
言われた場所を探るとボタンを見つけた。俺を押したらマガジンが外れるのか。
「そうそう、落ちたマガジンは勝手に拡張領域に直されるから放っておいていいよ。次は拡張領域からマガジンを出して同じ場所に差し込むだけ」
「簡単に言うけどまだ武器とか弾薬とかを取り出すのは難しいんだよ」
「それじゃあ僕が出すからそれを装着して撃ち続けて」
シャルロットさんから受け取ったマガジンを差し込んでコッキングレバーを引きリロードを完了させる。流れるような手さばきでコッキングレバーまで引いたけれどシャルロットさんから教わった訳じゃなくて身体が勝手に動いた。なんだか身体が覚えていた感じがするし、銃もなんだか手に馴染んだ感がある。
「よし…」
今度は適当に身体の動くままに的を撃ち抜く。最初は全く当たらないけれど少しずつ当たるようになった。知識として覚えてはいないけれど身体は十分に覚えていてくれた。
「良いぞ……実に馴染む。まるでこのISが俺の為にあるかの様だ。試着してほんのちょっぴりブカブカだと思っていたジーンズが洗濯を重ねるごとに肌になじむようになった感覚と似ているぞ。良いぞ………当たる!当たる!!当たる!!!」
「凄い…やっぱり俊葵は記憶が無くても才能があるみたい」
シャルロットさんが何かを言ったみたいだけど聞こえない。今の俺は目の前の的を撃つことに集中している。
………
……
…
気が付いたら二時間が経っていた。的は全て落ち墜とせたし武器のテストも十二分にできただろうか。
「これで終わりかな?」
「うん、もう終わり。わざわざ手伝ってくれてありがとう」
「それじゃあ俺は用事があるから」
「出かけるの?」
「うんにゃ、俺のファンクラブの娘とセックスする予定なんだ。言葉のあやで誘っちゃったわけだけど期待させておいて今更やっぱあれはなしなんて言えないだろ」
「へぇ~楽しんできてね」
「嫌じゃない?」
「何が?」
「何がって…俺が他の女生徒セックスする事に関して」
「今に始まった事じゃあないし気にならないかな。俊葵が楽しんでくれたらそれで良いよ。でも埋め合わせはしてね。最後に……その質問を他の女の子にはしないようにね。みんな俊葵に疑われるのが嫌だろうから」
「あ、うん…なんだかごめん」
「謝らないでよ…もし僕がここでセックスしたら許してあげるって言ったらセックスする?」
何て魅力的な提案だろうと思ったけれどアリーナのど真ん中で観客も沢山いるなか露出プレイをするほどの度胸は今の俺には無い。多分だけど昔の俺にならあったと思う。
「えっと…みんな見てるし」
「今は俊葵のモノしかいないよ」
「物?」
「うん、みんなは俊葵のオンナなんて恐れ多くて名乗れないから自分たちは俊葵の所持品だってね」
分からない。やっぱりわからないぞ。俺のどこが良いのだろう。
「みんな~~俊葵がみんなの裸を見たいって~~」
「ちょ、シャルロットさん!?俺そんなこと言ってないよ!!皆も脱ぐなよ!こんな場所で素っ裸になったら風邪ひくぞ!!」
みんなが羞恥心で赤くなっている間に俺が断りを入れたのは不幸中の幸いだった。誰一人全裸になることなく俺はアリーナを後にし、寮の自室にいた三人とセックスを果たした。とんでもないことになっていたなんて知らずに…。
今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます
読者の皆様、新年あけましておめでとうございます
今年も私の作品を御贔屓のほどをよろしくお願い申し上げます
エロい話が単調にならないように気を付けながら次回は書きます(嘘
次回予告
記憶を無くした俊葵にほんのちょっぴり超スーパード凄ぇばいのピンチが訪れる
次回『裁判』
弁護士も証言人もいない裁判がここに開廷する