俊葵が死ぬので初投稿
それとピザは薄くて形が0に似ているので0カロリー
朝、目が覚めると既に彼女たちの姿はなかった。辺りを見回すと昨日の残骸が転がっている。ワイン、ウイスキー、精力剤の空瓶、バイアグラの入っていた袋、チーズやパンくず、喰い終わった肉の骨など生ごみもちらほら見える。
「あぁ……頭痛ぇ…クソ…酔わないから調子乗って飲み過ぎた。それに腹減った…」
近くに転がっていた皿からピザを取って頬張る。冷えたピザの丁度良いくらいに固まったチーズと塩っ辛いサラミ、べちゃべちゃな生地が何とも言えない美味しさを醸し出す。
流し込むためにワインの瓶を傾けてラッパ飲みをした。きっと今の俺を見たら両親は行儀悪いって怒るだろうな。まぁ、俺には両親がいないんだけど。
近くの携帯を取ってクロエさんに発信する。この惨状を片付けてもらわないと。
『おはようございます…』
相変わらずワンコールで電話に出たけど何だか機嫌が悪そうだ。声色から怒気が伝わってくる。
「おはよう。朝から悪いね」
『いえ、俊葵様からのお電話なら何時でも大歓迎で御座います。何の御用でしょうか?』
「昨日の夜にどんちゃん騒ぎしたみたいで部屋が散らかっていて。だから掃除に来て欲しいなって」
『畏まりました。ではすぐに参ります』
しばらくと言わないくらい待っていると直ぐにクロエさんは来てくれた。
「ごめん、忙しかったかな?」
「いえ、その…少し仕事を…」
「呼んでごめんね。片付けは自分でやるから戻っても良いよ」
「そういう訳にはまいりません。仕事というのも私たちの問題ですので俊葵様が気にする必要はございません。それに……いえ、何でもありません」
そう言うクロエさんはなんとなく歯切れが悪い。俺に言えないような内職でもしているのかな?
「俺に言えないような仕事なの?」
「言えない訳ではないのですが…」
「じゃあ教えてもらえるかな?あ、言いたくないなら良いんだけど」
俯いたクロエさんは恐る恐る口を開いた。
「実は俊葵様が昨晩お抱きになった三名が裏切りまして今しがた拷問を執り行っていたのです。それを今の俊葵様に伝えるのは酷だと思いまして」
「裏切り?」
「はい、俊葵様とのセックスを録画しそれを雑誌社に持ち込もうとしていたのです。おそらく俊葵様の社会的地位を貶めるためだと思われます」
確かに成人した俺が未成年を犯していたことが世間にバレたらとんでもないことになる。『世界に二人しかいない男性ISパイロットが自分の立場を利用して女子高生を凌辱』なんて記事が世間を賑やかにする事になること間違いなしだ。
「だからって拷問は良くないよ。話し合いとかで解決できないの?」
「裏切者は出来る限り苦しめてから始末せよと俊葵様が……いえ、申し訳ございません。私たちの独断で行動したことを深くお詫び申し上げます」
クロエさんは腰を綺麗に直角に曲げて頭を深々と下げる。首と服の隙間から覗く背中が艶っぽい。
「そんな謝らなくても良いよ。だって俺のためを思って行動したんでしょ?それなら嬉しいよ…拷問はともかく。…今から会いに行こうかな」
「俊葵様がいらっしゃらなくても私たちだけで解決いたします」
「俺のせいでこうなったんだから俺が責任を取る。部屋の掃除はそれからでも遅くない」
「畏まりました。ではこちらに」
……
…
クロエさんの案内で地下施設の一室の前まで来た。この部屋は俺がいくら開けようとしてもパスィさんが『今の俊葵様にとっては刺激的な部屋なので開けるのはお勧めいたしません。どうかお引き取り下さいませ』と言って開けてくれなかった。
重苦しい雰囲気を醸し出す扉がゆっくりと開かれる。中に足を踏み入れるとなんだか錆びた鉄のような匂いが漂ってきた。薄暗い中に何人か立っていることが分かる。
「俊葵様をお連れしました」
「うぇ?俊くんは連れてこないでってお願いしたでしょ」
「俊葵様の命令が最優先ですので連れてまいりました。処罰は後で受けます」
「ごめん、薄暗過ぎて何も見えないや。灯り着けてくれない?」
「左目はまだ使いこなせないの?」
「左目?」
「あ、うん、良いの。何でもない。パスィ、部屋の電気をつけて」
電気がつくと周りの様子がよく分かる。束さんたちも含めた俺のハーレム(仮)メンバーが勢ぞろいで昨日の夜、俺とセックスをした三人をボコボコにしていた。
周りにある拷問台には血が滴っているのでついさっきまで拷問をやっていたことが分かる。
「この部屋は俺の趣味?」
「恐らくそうでしょう。この部屋は主にソフトリョナプレイをする際に使われました。しかし今は別の目的で使っています。このドブネズミのクソほどの価値も無いゴミの分際で俊葵様を貶めるような真似をよくも!!」
クロエさんの靴はロシア人の唇を蹴り千切った。裂けた歯茎と血に濡れた紅い歯が痛々しい。
「昔の俺ならどうした?」
「彼女たちを処分したと思われます」
「ふ~ん……誰か銃とか持ってない?」
「これ…使って」
簪さんからナイフと銃を受け取って跪いている三人に向ける。
「ここに来るまでいろいろと考えたんだよ。俺の今の生活が脅かされるのは困る。テンションに任せて行動したのは俺の責任だ。だけど俺は記憶がない…それを利用して俺を貶めようとした君たちは死ぬべきだって考えたわけだ。俺って自分勝手だろ」
まずは一人、黒人の彼女に弾をぶち込んだ。反動が強くて狙いがずれてしまったけれど脇腹に命中した。
「心が痛むよ…撃ったことに対してめちゃくちゃ後悔している。きっと今月は酷く落ち込むと思う。でもさ、君たちの招いた結果だから責任は君たちが負うべきだ」
残りの二人にも弾丸のプレゼントをした。苦しんでのたうち回る彼女たちを見るのはなんとなく心がスッとする。
「とりあえずは…まぁ、こんな感じかな。裁判を始めたいんだけど彼女を弁護したい人いる?」
10秒くらい待ったけど彼女たちのうめき声しか返って来ない。
「喋る元気もないのかな。嫌だねぇ…どうして俺がこんな事を…拷問は嫌だけど二度目の裏切りはして欲しくないし。拷問が上手い人いる?」
ラ「軍隊でそう言った訓練は積んで来た。俊葵が望むならこいつらの拷問は私がやろう」
「そう…じゃあお願い」
「殺さないの?」
「命は平等に与えられるべきだと思う。だから今回は拷問だけで後は不問にしようかな……でも二回目は絶対に殺す。俺はもう…覚悟を決めたから…ね」
「俊くんがそういうなら私たちの総意はもう決まったも同然だよ。彼女たちの治療は任せて。明日には走れるようになるから」
「それじゃあ俺はもう帰るよ」
簪にナイフと銃を返そうとしたその時。ほんのちょっぴり気が緩んで油断したその瞬間。腹部を撃ち抜かれたはずの彼女は俺から銃を奪った。まさか動けるなんて、まさかまだ逆らうなんて思っていなかったから完全に意識の外にいた。
「…お前は死ぬべきだ」
最後に聞こえたのは憎しみのこもった声と銃声。最後に見たのは目の前にせまる弾丸だった。
彼女がなんでそんな事を言ったのかは分からないけれどこれだけははっきりと自覚できた。
俺の人生は…ここで終了した。
今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます
断わっておきますが最終回ではありません
ほんのちょっぴり無敵にし過ぎた俊葵をさらに強化するために第一歩です
私が思うに主人公や主要キャラクターは最強であるべきだと思うんです
例えばスーパーマン、アーカード、真マジンガーZERO、黒歴史∀ガンダム、イデオン、ラ・グース、挙げればもっといますがこんなところですね
スーパーマンと旦那が弱く見える不思議
とにかく俊葵を最強最悪の悪魔にすべくもっともっと強化しますよ
様々な作品をリスペクト、オマージュ、パクリ、どんな手段を使っても俊葵を強化したいと思います
あ、アイディアが有ったら教えてください
私が思いつきもしないような案があるかもしれないので