※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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幼稚園編
二つ名は幼稚園児


目が覚めると、見覚えのあるような場所にいた。どこだっけかな?ベースキャンプにいる連絡係のナヴィに念話を送るが、届かない。なんで?

 

『おぉ、ようやく目覚めたか、シュウ』

 

上司から念話が届いた。

 

『ここはどこ?』

 

居場所を知りたかったので、きいてみたのだが、

 

『う~、どう説明して良いやら…端的言えば、DDの世界ではある』

 

DDの世界とは、ハイスクールDXDという物語の世界のことである。それであれば、

 

『なんで、ナヴィに念話が届かないんだ?』

 

『う~、どう言えば良いかのぅ』

 

珍しく言葉を濁す僕の上司。

 

『何があったんだ?』

 

『う~、簡潔に言えば、ロキの術に嵌まって、魂だけ別の世界に飛ばれたのじゃ』

 

ロキ?

 

『どこのロキ?』

 

色々な世界で悪神ロキとは攻防をしていたので、どの世界か見当が付かない。

 

『迷宮都市のロキじゃ。う~、そうじゃ、処女を奪ったロキと言えば、わかるかのぅ?』

 

あぁ、あのロキか。悪夢の道化師として、赴任した迷宮都市。静かに後にしたはずだ…いや、違う。そうだ、何かに僕だけ弾かれたんだ。

 

『思い当たる節があるようじゃな。ロキが発現した広域魔法陣と、シュウとメイビスの発現した転移陣が重なり合う様になり、同時発動したのじゃ。その結果、その世界に魂だけを飛ばされたのじゃ』

 

なんの魔法陣だ?結界であれば『結界無効』でスルーできたのになぁ…あのヨッパめ!うん?メイビスも一緒なのかな?それに、

 

『魂だけ?僕は元々魂だけの存在だけど…』

 

『う~、実に言いにくいことじゃが、その世界では、レベルが1になっている。元々いた世界、キャッスルドランに戻れれば、元に戻るのじゃが…レベルをはぎ取られたというか…』

 

あ?レベルが1って…それって…おいおい

 

『まさか、魔力とかの上限が…』

 

『う~、実に言いにくい。そのまさかじゃ。魔力の上限は現状ではゼロじゃ。そうだったじゃろ?お前は元々な。努力を重ねて、無尽蔵の魔力を得た訳じゃから』

 

転移魔法とか召喚魔法が使えないのか…念話も次元を超えてのものはできない。

 

『なので、その世界で1から鍛錬し直して、元の世界に帰ってほしいんじゃ。そうそう、チームドラゴンとハートアンダーブレードは魂にリンクしているので、魂に一緒に宿っているぞ』

 

無理無理…どうすれば良いんだ?

 

『後なぁ、誠に言いにくいんじゃが、今のお前は鬼と天使のハーフではない。単なる人間じゃ』

 

もっと無理な状況じゃないの?

 

『救いはじゃ、パッシブスキルは使えるのじゃ。「結界無効」「封印無効」「神器無効」「無価値」「術式プログラミング」「ヘルプ」「エナジードレイン」などは有効じゃ』

 

戦闘の為の能力が欠落しているんだけど…とほほほ

 

『戦闘能力など、元からなかったじゃろ?あと、救いは、兵藤誠と兵藤一香の間に産まれた子供であることじゃ』

 

うん?産まれた…子供?魂が宿った先だよな…おぃ、僕って赤子?

 

『正解じゃ。シュウ♪正確に言うと、まだ受精卵の状態じゃ』

 

ってことは…、ここは一香の腹の中かぁ~取り敢えず、魔人の血による暴発だけどうにかしよう。エナジードレインとアルビオンの能力でしのげるかな?忍もいるから、どうにかなるか。

 

こうして、兵藤一誠となった僕の成長の物語が始まった。

 

 

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やっと、産まれ出ることが出来た。しかし、赤子故、鍛錬なんかできない気がしていたのだが、魂に刻んだ能力、知識は使えるみたいだった。睡眠時には、魂に宿るチームドラゴン達との会話もできる。困った問題は、魔法陣を発現できても、発動できないことにあった。

 

しかし、ある時に気づいた。気の鍛錬なら、赤子でも知識があればできることに。僕は必死に気の鍛錬をして、気のコントロール、仙術などを扱えるように努力をしていった。

 

この世界の兵藤家は、僕だけが子供ではなかった。1つ上に双子の姉がいるようだ。名前は「ひたぎ」と「翼」…何か色々な世界の要素が混じっていそうだよな、この世界は。

 

母さんの旧姓は「式森」。(改)のイッセーの両親のように、最強の人間コンビのようだ。訪問客と両親の会話を聞く限り、僕達、誠と一香の子供達は、なんらかの封印をされたようだったが、僕だけ封印ができなかったそうで、それが心配らしい。きっと、「封印無効」のスキルのせいなんだが。僕は魔人の血で弾けるのかな?ちと、今後が心配である。

 

そこで、上司に相談をしてみると、気のコントロールを身に付けたおかげで、それは防げたようだ。結果オーライだ。

 

両親はアレがお盛んなようで、1つ下に妹「駿河」、2つ下に妹「火憐」、3つ下に妹「月火」が産まれた。1男5女という大家族となっていた。母さんが一人で育児をするのは大変ということで、ドイツ人で銀髪のリーラ・シャルンホルストというメイドを雇った。

父さんは各神話体系を飛び回って、案件をこなしているようだ。

 

幼稚園に入園すると、姉二人が僕をいじめっ子から守ってくれた。幼稚園児になった僕は自由に動けるようになっていた。幼稚園児特権で、姉達、母さんとお風呂に入ることになるのだが、見た目は幼稚園児、エロ度は鬼畜な僕にとっては、とてもそそるシチュエーションの場になる。

 

だが、フィンガーテクニックを駆使して、相手をイカせてしまうと、まだ湯船の底に足を踏ん張ることができない僕は溺れた。抱いてくれていた腕が、放心状態でダラ~んとしてしまうと、湯船に放りだされてしまうのだ。一度溺れてからは、添え寝の時だけ、エロを満喫するようにした。

 

幼稚園では、友達も作っていく。イリナ、由良、巡と友達になった。巡は退魔師の家系で、修行があるとかで、帰宅後に遊ぶ機会は少なかった。僕はイリナ、由良と三人で遊ぶことが多くなっていった。

 

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夢を見た。堕天使の女の子が、黒頭巾の一団に襲われる夢を見た。女の子の母親が斬り殺されるところで、目が覚めた。これって、朱乃ちゃんだよな。防げるなら防ぎたいが、僕には戦う能力が…どうすれば良い?

 

翌日、幼稚園から帰って来ると、そのまま、出掛けた。姫島神社に向かう為だ。場所は、あの夢を見て起きた後、翼姉ちゃんの部屋の本棚にある地図で調べて、覚えている。

 

神社は厳かな雰囲気を醸しだしつつ、幼稚園児の視点だと、草や木々が邪魔で見渡せにくかった。境内を見回り、社務所の裏手に家を見つけた。表札には「姫島」と書かれていた。

 

「ねぇ、あなたは誰?」

 

後ろから声を掛けられた。索敵能力はまだ未熟だったので、突然に近かった。後ろを振り返ると、緊張からか引きつった表情の長い黒髪で巫女姿の…朱乃ちゃん似の女の子が立っていた。

 

「僕は兵藤一誠。幼稚園児だよ」

 

今の僕に名乗れる二つ名?は幼稚園児だけだ。

 

「そう。私は姫島朱乃」

 

朱乃ちゃんの顔は少し明るい表情になった。

 

「一誠君はどうして、ここにいるの?迷子かな?」

 

「僕、神社を探検していたんだ」

 

と、ウソを吐く。幼稚園児が、これから起こるであろうことを言っても、相手にはしてくれないだろうから。

 

「ふ~ん、何か見つけた?」

 

「ま~だだよ」

 

その時、嫌な風を感じた。来る…でも、どうしよう。

 

「君、姫島朱乃ちゃんだよね?」

 

急に接近していた黒頭巾の者が声をかけてきた。僕は咄嗟に、拳に込めたオーラを放ち、朱乃ちゃんから少し遠ざけた。

 

「小僧、お前は何者だ?まぁ、いい。朱乃ちゃんと地獄に行かせてやる。おい!」

 

目の前の黒頭巾が合図をすると、黒頭巾の者の集団が現れて、僕達は取り囲まれた。

 

「僕は…朱乃ちゃんを守る」

 

「はぁ?小僧に何ができるんだ?おい、この二人を切り捨ててしまえ!」

 

僕は…オーフィス…力を貸してくれ…ダメ元で、魂に宿る仲間に助けを求めた。すると、僕は光の渦に飲み込まれ、黒いフルアーマーを着込んでいた。オーフィスありがとう。

 

オーフィスの宿った鎧を着て、僕は敵を翻弄しつつ、朱乃ちゃんから引き離した。魔力の上限ゼロだからなぁ…ドラゴンショットを放つも、オーラの上限も高くない。目眩まし程度にしかならない。どうしよう…

 

『シュウ、纏うことはできる』

 

オーフィスの声が聞こえた。纏う…そうか。サマエル、力を貸してくれ~!僕は拳にサマエルのナックルを纏った。パンチ力は弱くても、サマエルの毒を注入することで、威力をカバーしていった。

 

「おい、あのガキの拳、毒を出せるみたいだ。注意しろ!」

 

僕と朱乃ちゃんは、朱乃ちゃんの家に逃げ込んだ。扉を閉めて、カギをかける。が、扉を破壊して、黒頭巾の一団が追ってきた。奥の間に朱乃ちゃんのお母さん、朱璃さんがいた。突然の扉の破壊音で、部屋の隅に震えていた。

 

僕がどうにかしないと…中距離攻撃…サマエルのナックルがサマエルの刀に変貌した。刀か…使えるのかな?

 

『剣術はレベル関係ないから、以前のように使えるはずだ』

 

サマエルの声がした。そうなのか。僕は刀を構えて、飛ぶ斬撃を放っていく。

 

「このガキ、刀が使えるのか…飛ぶ斬撃だと…何者だ、貴様!」

 

飛ぶ斬撃は最初の内は当たっていたが、目が慣れてくると簡単に避けられていた。発射速度が遅いみたいだ。生きて帰れたら、刀の練習をしよう。

 

ついに部屋の隅に追いやられた僕。僕の後ろには朱乃ちゃんと朱璃さんが抱き合って震えていた。あぁ、『ウルティマウエポン』が使えれば、こんなヤツら…

 

そして、僕の首筋に相手の刀の刃先が…

 

ガッキン

 

鈍い金属音がした。

 

「一誠様、ご無事でしたか」

 

声の主は、リーラさんだった。長刀で僕を守ってくれた。

 

「一誠、無茶をするな」

 

父さんが後方の敵を、次々にのしていた。そして、黒頭巾の頭目に近づき、

 

「兵藤家にケンカ売るとは、どこの勢力だ?」

 

「兵藤家?えっ?なんで?」

 

「俺の息子の首を刎ねようとしただろう?ソレを言っているんだ。誰に頼まれたんだ?」

 

黒頭巾の頭目は逃げようとしたが、玄関近くで、吹き飛ばされた。

 

「おい、この家をバラキエルの家と知っての狼藉か?」

 

朱乃ちゃんのお父さんのバラキエルさんが登場した。それにより、黒頭巾の頭目は観念した…そう見せかけて、銃を取り出し、朱乃ちゃん目がけて撃った。父さんが反応したが、間に合わない。僕は朱乃ちゃんの前に立ち、盾となり代わりに弾丸を受けた。これくらいしか、今の僕には出来ない。弾丸はオーフィスの鎧に弾かれて、壁にめり込んだ。ふっ、助かったよ、オーフィス、ありがとう。

 

『我はシュウの家族。守るの当たり前』

 

と、オーフィスの声が聞こえた。僕は纏っている力を解放した。父さんにあれこれ追及されそうな装備だったから。

 

「リーラさん、ありがとう」

 

僕の命を助けてくれたリーラさんに、お礼の言葉を言った。

 

「一誠様は大事な人ですから」

 

大事な人?どういう意味?

 

父さんとバラキエルさんが、黒頭巾の一団を、応援に駆けつけた堕天使の者達に、引き渡してから、僕達の方に近づいてきた。

 

「一誠、無事か?」

 

「うん!リーラさんに助けられた」

 

幼稚園児にしては激しい運動だったので、肩で息をして僕は答えた。

 

「朱乃、朱璃、大丈夫か?」

 

バラキエルさんが、大事な家族に尋ねた。

 

「一誠君が助けてくれたのよ」

 

「あの子が盾になってくれたの」

 

バラキエルさんが、僕達の方に振り返り、

 

「誠殿、ありがとう。あなたの息子に、俺の家族は守られたみたいだ、ボウズ、ありがとうな」

 

涙もろいバラキエルさんが大粒の涙を流しながら、僕達に言った。

 

 

------

 

その夜、僕は父さんの部屋に呼び出された。そして、

 

「一誠、お前は何者なんだ?」

 

父さんに問われた。

 

「僕は幼稚園児だよ」

 

と、はぐらかす。

 

「それはそうだが…何者なんだ?俺の目は誤魔化せられないぞ。お前には神器が無いはずだが、お前は鎧と武器を装備していたよな?アレはどうしたんだ?」

 

「…」

 

しっかりとバレていた。どうしよう…

 

「一誠、俺は怒っているんではない。真実を知りたいだけなんだ」

 

誤魔化しきれる自信はない。兵藤誠はそういう男だ。

 

「僕は、悪神ロキの罠にはまり、魂だけをこの世界に飛ばされて、誠、一香の間に産まれた受精卵に宿ったんだ」

 

「そうか…俺達の子供で間違いはなさそうだな」

 

誠のことだ、既に僕のDNAとか検査していそうだ。

 

「肉体はそうだ」

 

「転生ではなさそうだな?」

 

「僕は死んだ訳ではないから、転生ではない。魂は1つだから、憑依ともまた違うけど」

 

父さんは僕から視線を逸らさずに聞いてきた。

 

「で、お前は何者なんだ?」

 

「僕は『神殺し』シュウ・ヨハネ・鬼門だ」

 

 

 




所持パッシブスキル
「先祖と同じビジョン能力」
「結界無効」
「封印無効」
「神器無効」
「無価値」
「術式プログラミング」
「ヘルプ」
「エナジードレイン」
「ハーレムメーカー」
「性癖の破綻したエスプレイヤー」
「再生・回復・強化」
「あらゆる攻撃の透過」
「物理攻撃以外のダメージ無効化(魔人の特性)」

取得ジョブ
聖者
魂の浄化、魂の昇華、招魂、入魂、回復などを扱える

ドラゴンマスター
ドラゴンを下僕にできる

ネクロマンサー
魂を弄べる


魂に宿る仲間
・ドラゴン
リヴァイアサン 元魔王レヴィアタン。「物理攻撃無効」のスキル持ち。シュウの力で甦り、以降、シュウを主として仕えている。チームドラゴンのリーダー格。

サマエル 大天使サマエルが、聖書の神による罰によって龍化された時のドラゴン。シュウの力により、各形態を固体として分離。堕天使ドラゴン(龍喰者)、天使ドラゴン(闇喰者)がシュウの魂に宿っている。

グレートレッド 人化の時の呼び名は「アポ」

オーフィス
ティアマット
アジ・ダハーカ
クロウ・クルワッハ
ウーロン
ミドガルズオルム
アルビオン
ドライグ
ブリトラ

・獣
トライヘキサ
 聖書に書かれている獣。「物理攻撃無効」のスキル持ち。シュウの必殺技『ウルティマウエポン』の連打の前に敗北。以降、シュウを主として仕えている。

・バンパイア
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
 熱血にして冷血にして鉄血なる怪異(人外)の王。人化の時の呼び名は「忍」。「エナジードレイン」のスキル持ち。

・コウモリ
キバットバット3世 バンパイアの王に仕える執事コウモリ。バンパイアの女王ハートアンダーブレードの主、シュウに仕えている。

ザンバット バンパイアの王に仕えるコウモリ。現在は、バンパイアの女王ハートアンダーブレードの、主であるシュウに仕えている。


所持アイテム
・武器
サマエルのナックル インパクト時にオーラを込めると、毒のヤリを発射
サマエルの剣 サマエルの毒が滴る剣
妖刀村雨 聖水の滴る刀
妖刀村正 刃先に触れた者の魂を喰らう刀
ドラゴンスレイヤー ドラゴンを使役させることのできる剣
メタルキングの剣 最強強度を持つ剣
魔皇剣ザンバットソード ザンバットの宿る剣。どんな物でも斬れる。
妖刀怪異殺し 怪異(人外)だけを斬ることができる刀。忍からのレンタル品。
黒炉の魔剣 セル=ベレスタが宿る剣。総ての物を焼き切れる力がある。

・防具
黄金のキバ キバットバット3世の宿る鎧。核爆発にも耐える防御力がある

・アイテム
不思議な袋 ドラ●もんのポケットのような、見た目は小さいが容量が無限大な袋。念じることにより手元に収納アイテムは発現できる。

ドラゴンの駒 悪魔の駒を改良したシュウ専用の駒。入れると、転生ドラゴンになる。後から転生種族の変更が可能。記憶の補填などの隠し要素満載。

・禁術魔法
ウルティマウエポン 相手の弱点属性の魔法を防御力無視でフルバーストするシュウのオリジナルの魔法陣

招魂&入魂の術

・カプセル入り怪獣
キングギドラ
宇宙超怪獣。三つ首で3つの頭部、二本の尻尾、1対の翼を持ち、手はない。

レッドキング
ウィンダム
ミクラス
アギラ

・移動城
キャッスルドラン
元吸血鬼の王の城。現在はシュウが主。





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