※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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宣戦布告*X

---シュウ---

 

魔法大学付属病院に付いた。入り口を入るとロビーには、会いたくない奴らが待っていた。

 

「待ち伏せか?」

 

ソイツらに声を掛けた。

 

「うっ!何で、お前が来るんだ?摩利、どういうことだ?」

 

あぁ、千葉家の次男坊は摩利と付き合っていたな。

 

「そうか、朝のボロ負けで、彼女に慰めてもらうのか?で、後ろにいるヤツは、彼女同伴で検査か?」

 

千葉家の長男は彼女の響子と共にいた。

 

「なんだ?てめぇ~!」

 

「まさか、シュウ…三人掛かりで負けた相手って、彼なの?」

 

紛らわしいのだが、千葉修次の事を摩利はシュウと呼んでいた。

 

「あぁ、そうだよ。なんで、化け物がいるんだ?」

 

化け物という単語で鈴音の表情が強張った。

 

「それは、こっちのセリフだよ。クソ兄弟が!」

 

千葉兄弟と睨み合っていると、院内に警報音が鳴り響いた。まさか…

 

「鈴音、問題の生徒は何階だ?」

 

「3階です」

 

僕は吹き抜けを、彼らには見えない翼を展開して、飛び上がった。目的のフロアでは、ガタイの良い男が部屋のロックを破壊しているところだった。迷わず、『ダイヤモンドダスト』で、男の右膝を粉砕した。男の膝から下の右足が、吹き飛んでいく。それと共に、男は床に倒れた。

 

「貴様!」

 

僕を睨む男。うん?コイツとは違うオーラが病室内に入った。僕はソイツを追って、病室内に入ると、窓から脱出された後だ。何をしたんだ?ベッドサイドに座る目が虚ろな少女。記憶を読み込むが、既に記憶を刈り取られているようだ。

 

「朱宇!」

 

鈴音に声を掛けられた。

 

「やられた。記憶を刈り取られている。彼女の脳を検査してもらってくれ」

 

「わかった」

 

鈴音が部屋から飛び出していった。

 

「おい、リュウ カンフウを倒したのか?」

 

修次に訊かれた。

 

「誰だよ、それは?」

 

「ドアの前に倒れているヤツだ」

 

スルーだな。僕の目を潜り抜けただと…あれは、何の術だ?

 

「おい!一緒に来てもらおうか?」

 

軍服を着た奴らに両腕を掴まれた。

 

「千葉兄弟は国防軍に助太刀を頼んだのか?」

 

いや、響子が手配したんだな。

 

「大亜連合の特殊部隊のエースを粉砕したお前は危険だ。ちょっと来てもらうぞ!」

 

こいつは…響子の同僚の柳だっけかな?

 

「断る!」

 

心臓を舐めて、意識を刈り取る。響子以外の国防軍兵士を倒した僕。

 

「えっ…」

 

僕と目が合い、狼狽えている響子。罰として『催淫』30秒コースで、意識を飛ばした。僕の瞬間芸で、固まっている千葉兄弟。

 

「もう僕に関わるな!エリカにも伝えておけ、このエロ兄弟よ!」

 

僕はキャッスルドランへ転移した。

 

-------

 

女の子の記憶の断片を、映像データに変換して、精査する。それと同時に、あの術についても調べる。

 

「大陸の古式魔法みたいよ」

 

ベアトリスが蔵書を調べた結果を教えて暮れた。

 

「何の術だった?」

 

「えぇ~っと…大陸の陰陽術で、『奇門遁甲』よ」

 

陰陽術かぁ。

 

「彼女の記憶の精査を続けてくれ。僕は神代家に行って来る」

 

その場から転移した。

 

---------

 

神代家の離れに来た。入り口で用件を言い、奥で待つ。

 

「亘…ご指名、ありがと~♪」

 

艶やかでしなやかな黒髪をなびかせて、姉ちゃんが現れた。

 

「キャバクラじゃないんだから…もっと、何か言い方無いの?」

 

僕の小言をスルーして、僕の腕に抱きついて、頬をスリスリ寄せてきた。どんだけ、弟に飢えていたんだ?

 

「ねぇ、亘…種族が違うんだから…あのね…交わっても…」

 

そういう用件では無いのだが…

 

「交わらない。清楚な巫女になる者が化け物と交わるなよ!」

 

「亘が何者でもいいの。私には亘は亘よ♪」

 

「姉が弟を喰うなよ!それよりも、『奇門遁甲』について教えてよ!」

 

「ご褒美は?」

 

「何がいいんだ?」

 

「一晩の逢瀬…」

 

「僕の話を聞いていた?」

 

「ダメなら、教えない…」

 

コイツの性格は、元上司その物だな。さすがに同一人物…

 

「じゃ、いいよ。当主に訊く」

 

目を見開いて、目尻から液体が流れ出した。

 

「ねぇ、私を頼ってください…」

 

あぁ、レクチャーを受けるのがメンドーになってきた。もう~!姉ちゃんと一緒に転移した。

 

「どうして…こんなことを…」

 

怯えた顔の姉ちゃん。

 

「うだうだ五月蠅いから、身体に訊く。話さないでいいからな」

 

調教部屋に連れ込み、全裸にして、手足を拘束した。先に記憶を読み取る。奇門遁甲とは、

時と方位を求め目的地を定め求めた時に起点を出発し、定めた場所に到達し留まることで願いを叶える術のようだ。何だ、これは?こいつ、丸暗記しただけで、説明できないんと違うか?

 

要約すると、目的を達成する為に、一連の行動の流れの始まりを見つけ出して、無事に目的を達する術ってことか。

 

僕の目を交わしたのは、交わせるタイミングで通過したってことか。そうなると…

 

「ねぇ、全裸で拘束して見もしないって、おかしいでしょ?」

 

姉ちゃんが文句を言っている。スルーだな。そうなると、ゴール地点で待ち伏せするか、スタート地点から追尾するしか無いかな。う~ん…

 

「お願い…さわるくらいはして…」

 

姉ちゃんの拘束を解いて、服を着せて、神代家へ強制転移させた。そうだった。始めから記憶を読めば良かったんだな♪

 

-------

 

姫島神社の転移すると、神社の周囲を国防軍が囲んでいた。

 

「白音、どうしたんだ?」

 

「お兄様を引き渡せって…」

 

化け物は実験材料にするのかな…石段を降りていく。目の前に偉そうな人が立っている。コイツは、独立魔装大隊の風間隊長だったか?

 

「用件は何?」

 

「私の部下達を一瞬で倒したそうだな」

 

「拘束しようとしたからな」

 

「抵抗せずに一緒に来て貰おうか?」

 

「何の為に?」

 

「君は年齢の割に、危険な能力を持っているようだ。なので、国防軍に指揮下に置くことにする」

 

要するに、国防軍の道具になれってことか?達也のように…

 

「断る。僕はどこの軍隊にも屈しない。手駒にしたいのであれば、僕のチームに勝ってみろよ!」

 

「チームだと?子供の遊びには付き合えない」

 

「わかった。じゃ、戦争だな。僕はチームシュウ団長、シュウ・ヨハネ・鬼門。陸軍101旅団、独立魔装大隊隊長の風間玄信隊長からの宣戦布告を受諾する」

 

「何を言っているんだ?これは子供の遊びでは…」

 

神社の周囲いた兵士、車両、ヘリなどを総て消し去る。

 

「これより、全軍を呼び出す。降伏するのであれば、それなりの物を用意しろよ!」

 

風間を軍司令部へ強制転移させた。

 

『聞いた通りだ。宣戦布告を受諾した。全軍だとこの星が壊れるので、僕だけでやる♪』

 

キャッスルドランへ念話を放った。しかし、ヤマトが横に転移してきた。

 

「一人でやらせませんよ。僕も参戦します。これでも副団長ですからね♪」

 

ヤマトの肩に手を置き、二人で転移した。

 

 

 

---達也----

 

風間隊長から命令が下った。大黒特尉として、姫島神社を消し去れと言う。耳を疑う命令。そこには深雪とシュウさんがいるんだ。

 

「拒否します。そのご命令に従えません」

 

「何故だ?」

 

「そこには、別れた妻と、恩人がいます」

 

「恩人とは?」

 

「シュウ・ヨハネ・鬼門様です」

 

モニタに映った風間隊長の顔から血の気が引いている。

 

「まさか…君も、アイツの仲間なのか?」

 

「仲間?俺のようなペーペーが仲間になれる訳ないでしょ?彼の部隊は、この宇宙で最強なんですか」

 

「アイツのチームについて知っているのか?」

 

「えぇ、知っております。本気になれば、この星は一瞬で消し去りますよ」

 

「一瞬?それは大黒特尉のアレよりも威力があるのか?」

 

俺のアレとは、物質を熱エネルギーに分解する戦略級魔法『質量爆散(マテリアル・バースト)』のことである。

 

「話にならないほどです。彼は『無価値』能力持ちですよ。この星の酸素を一瞬で無価値にできます。いや、この星に宿る魂を無価値にすれば、終わりですね」

 

風間隊長は口をパクパクさせている。言葉が出ないようだ。実際問題、本気で戦ったら、彼の星剣での一撃で、この星は砕けるだろう。対人戦向きでは無いけど、破壊力で言えば、アレを超える瞬間芸は無いだろう。

 

「1時間いや、5分後に連絡をする」

 

連絡回線が一時停止になった。上を会議か?そうか、彼を怒らせたのか…5分後風間隊長からの連絡が再開された。

 

「彼は何者なんだ?」

 

「宣戦布告をした相手について、知らないんですか?」

 

まぁ、知っていれば、そんなマネはしないか。

 

「あぁ…化け物としか聞いていない」

 

化け物…一番気にされている部分を攻撃したんですね。

 

「彼は化け物では無いです。確かに、化け物クラスの能力ですが」

 

「停戦したくても、連絡出来無い。どうすれば良いんだ?」

 

停戦?降伏しか認め無いと思う。

 

「降伏でないと、攻撃は止まりませんよ。彼は徹底抗戦主義ですから」

 

「わかった。彼の条件を飲むと伝えてくれ。降伏する…」

 

風間隊長は力無く首を項垂れた。彼はどんな攻撃をしたのだろうか?ニュースでは特に戦争関連の報道が為されていないのだが…取り急ぎ、深雪に連絡をして、シュウさんからの連絡を待った。

 

 

 

---シュウ---

 

基地内にある爆薬、火薬類を『無価値』にした。ヤマトは、軍の防衛システムを奪い取り、軍のデータベースも奪い去った。キャッスルドランから制御出来る様に改修済みだと言う。アイツ、仕事が早くないか?なんか、負けた感がするんだけど。

 

達也から、深雪、白音、リヴェリア、フィン、ハニー経由で連絡をもらったので、達也の家に転移した。

 

「どうしたんだ?忙しいんだけど」

 

「国防軍が降伏するそうです。降伏条件を伝えてくれと言われています。何をされたんだんですか?」

 

「たいしたことはまだしていない。これから、女性隊員をどうするかを考えようとしていたんだが…僕のやったのは、爆薬、火薬類を無価値化くらいだ」

 

「戦わずに勝つですか?」

 

「だな。そうか、降伏条件を出していいのか…ふふふ」

 

何にするかな?

 

--------

 

提示した降伏条件は、

・今後、僕達に対して敵対行為をしないこと

・大黒特尉を除隊させること

・藤林響子を除隊させ、千葉寿和と速やかに結婚させること

・金銭、物資、データを求めに応じて無償提供すること

・神代家、闇雲家、鬼門家から税金を搾取しないこと

等を伝えた。

 

「風間隊長は困惑していましたよ。藤林さんの件と僕の件でね」

 

軍との交渉役を達也してくれた。なので割と波風が立たずに、交渉は締結された。最後に、国防軍の責任者と僕との間で契約を為して終了である。

 

軍との交渉が有り、僕も達也も学校を休んだ。徹夜作業だったしねぇ。

 

 

 

---エリカ---

 

学校へ行くと、達也と朱宇が欠席だった。アニキ達が何かをしたようだった。今日の明け方、軍関係者がアニキと何かを話して、アニキは軍へ連れて行かれたし。

 

「おい、エリカ、大丈夫か?」

 

レオに声を掛けられた。

 

「全然、大丈夫じゃないよ。亘…怒っているし…」

 

記憶の封印のロックははずれた。それは、思い出したくないことだった。私は、死んだんだ。亘の腕の中で…彼は私の死を悔やんでくれた。私の死体に寄り添い、泣いてくれた…そして、やってはいけない術で私を生き返らせてくれた。なのに…何も恩を返せないでいる。恩を仇で返している。どうしよう…

 

 

「エリカ、食事をしないと、ダメだよ」

 

美月の声。あぁ、もう昼休みか…食堂へ向かう。深雪達を見つけるが、そこにアイツはいない。

 

 

放課後、アイツのいる場所へ向かう。しかし、規制線が張られていて、神社へ行けなくなっていた。何か遭ったのか?

 

「あれ?帰れない…どうしよう」

 

深雪の声だ。

 

「何か、やらかしたのか?」

 

雫の声…

 

「徹夜で何かやってましたからね」

 

「やらかしたのか…直接、帰るしか無いな」

 

「そうですね」

 

深雪達は、神社とは違う方向へ歩き出した。どこへ帰るんだ?こっそりと尾行をする。学校近くでバスに乗り駅へ、駅から電車に乗り、来た事無い場所で降りた。そこからは徒歩のようだ。商店街を抜け、住宅街へ向かった。そして、5階建ての家へ入っていった。ここは何だ?表札には『鬼門』と書かれていた。

 

ここが自宅なのか?

 

「尾行かよ…悪い子にはお仕置きかな」

 

いきなり、肩を掴まれ、振り返ると、笑顔のアイツがいた。

 

「どんなお仕置きがいいのかな?」

 

つま先から頭のてっぺんまで、舐め回すように見ているアイツ。顎をぐいっと持ち上げられて、いきなり唇を重ねてきた。頭の中が真っ白になっていく。

 

「あいかわらず、マグロかよ、エリカは」

 

マグロ?何だ、それは…

 

「むしゃくしやする。遊んでやるよ」

 

遊び…本気がいい…でも、それが望みなら遊びでもいいよ…着ている物が1枚、また1枚と剥がされていく。ちょっと…ここって路上なんじゃ…瞼を開くと、通りを歩く人々が見える。ここじゃ嫌だよ~。

 

背中にブロック塀の感触がある。路上で…公開プレイ…嫌だって…膝を抱え上げられた。背中をブロック塀に預けている。彼のしたいようにされる私。抵抗は出来無い。私の中に彼が入って来た。ゆっくりと…ゆっくりと…

 

一瞬の痛み…そして、奥の方に何かがぶつかる感触。彼がゆっくりと動き出した。徐々に動作速度が上がっていく。乳房が上下に振れる。乳首は彼の胸板で踊っている。通行人に見られながら、遊ばれている私。嫌だけど、何か嬉しい…そして、何とも言えない、絶頂感を迎え、気が付くと、自分の部屋のベッドの上にいた。

 

あれ?夢だったの?何か残念な気分…お風呂場に向かい、脱衣をする。

 

「えっ!?何で!?」

 

驚きでつい声をあげてしまった。脱いだパンティを見て固まる私。今日はあの日では無いのに…何故か、パンティに赤黒いシミがある。これって、出血の痕…あれは、夢では無かったの?周囲を窺い、こっそりと、そのパンティを部屋に持ち帰り、大切に保管する私…

 

 

 

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