※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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人形達の祭*X

---シュウ----

 

来週、論文コンペの開催って。達也達は間に合うのかな?こちらも、手がかり無いまま、捜索な難航していた。

 

大亜連合の偽装した強襲船は見つけた。公海上で見つけたので、データ類を奪い去ってから消してきた。

 

「国内に工作員はいると思います」

 

レイがデータを検索した結果を伝えてきた。

 

「数はわかるかな?」

 

「2桁はいると思います」

 

「潜伏先は?」

 

「引き続き、検索してみます」

 

「ヤマト、通信データからはどうだ?」

 

「難しいです」

 

強襲船に積み込まれていた装備から、ネウロイ君に捜索を頼んでいる。金属の物の怪である彼は、使われている金属の組成から、その金属を使った物を探せる能力があった。問題は、美味しいと食べてしまうことだけど…

 

「トラックターミナルに反応があったそうです。ゼノヴィア、アスナコンビが向かいました」

 

ドランで交換手をしてくれている朱音から、連絡があった。

 

トラック?トレーラーか。コンテナ…

 

「最近入国したコンテナのデータを、精査してくれる?」

 

「わかりました」

 

データ精査担当のハニーが返事をした。

 

「あと、コンテナ船を調べてくれるかな?コンペ当日、前日に会場近くの港に入港予定のだ」

 

「了解です」

 

「ねぇ、亘…デートしよ♪」

 

仲間達に指示を出していた僕に、姉ちゃんが声を掛けてきた。デート?

 

「それはおいしいのか?」

 

「う~ん…」

 

うなりながら、深雪の顔を見る姉ちゃん。お前も知らんのか…

 

「まぁ、美味しいといえば、美味しいかな♪」

 

「そうか、リーナも来る?」

 

「行っていいんですか?行きま~す♪」

 

僕と深雪、姉ちゃん、リーナ、そして、僕から離れない深夜とで、デートすることにした。

 

---------

 

「どこか行きたい処って、ありますか?」

 

深雪が訊いてきた。

 

「美味しい食べ物…中華街は?」

 

「やらかさないなら…」

 

心配そうな深雪。

 

「たぶん、大丈夫だよ」

 

電車移動で横浜に…人の多さに、引きこもりをしていた姉ちゃんと深夜が驚いている。あれ?見慣れた赤毛を見つけた。何をしているんだ?

 

「おい、エリカ。何しているんだ?」

 

僕の声に驚いたのか。尻餅をついたエリカ。

 

「わ、亘…どうして、ここに…」

 

「みんなでデートって物をしているんだけど」

 

「みんなでデート?普通は二人だぞ…」

 

えっ?そうなのか…う~ん、何かを間違えたのか。いや、誰も間違えを指摘していない。って、誰もデートって物を知らなかったのか?

 

「で、エリカはどうして?デートか?」

 

「違うよ…アニキ達のお供だよ」

 

エリカの視線の先には寿和アニキと響子がいた。

 

「三人でデート?」

 

「違うよ!」

 

「そっか、じゃあな!」

 

エリカから離れ、路面店で買い食い三昧を始めた。あんまん、肉まん、餃子、シュウマイ、春巻き…美味しい♪でも、ケーキが無いのかぁ…

 

あるお店の前で姉ちゃんが反応した。

 

「亘…陰陽術の発動が為されているぞ」

 

「深雪、いざとなったらアイスドームで時間を稼げ!」

 

「わかりました」

 

「リーナ、銃タイプは破壊しろ」

 

「了解です」

 

「深夜は魔法の発動を感知してくれ

 

「はぁ~い♪」

 

少し大きめな建物。式神を数体、斥候に出した。

 

『レイ、検索を頼む』

 

『了解です。バックアップします』

 

念話で指示を飛ばす。レイには駒を埋め込んだ。念話を使えるようにする為に。うん?式神から何も連絡が来ない。やられたようだ。

 

「姉ちゃん!」

 

「あいよ!」

 

姉ちゃんの索敵術が発動した。僕では反応できない陰陽術で気配を消しているヤツも探査できる強力な物だ。

 

「いた。3階だ」

 

3階部分を専用フィールドへ転移させた。

 

「どう?」

 

「まだ3階にいる」

 

僕の能力では無理なのか?知らない大系術はダメだなぁ。

 

『ベアちゃん、大陸の陰陽術の本を用意して置いてくれるかな?』

 

『気易く用を頼むのはどうかしら?嫌じゃ無いけど♪』

 

勉強しないとダメだな。専用フィールドに飛ばした分は、闇の世界へ転移させた。

 

「移動している。あっ、ロスト…転移したようだわ」

 

厄介だ。

 

「何の術を発動したか、わかる?」

 

「ごめん、大陸系のはわからない」

 

「再現出来る?」

 

「知らない文字が有るから難しいわね」

 

ダメか…まぁ、中華街にいることはわかっただけ良いか。

 

 

 

---エリカ---

 

アニキ達と食事をしていたら意識が…身体が重い。手足を縛られているようだ。知らない男に抱かれている。乳首を舐められ、乳房を揉まれ、激しく腰を動かされている。隣からアネキになる響子さんの喘ぎ声が聞こえる。

 

「もっと愉しんでいいんだよ。君達は僕の下僕だからね」

 

私はお尻を突き出し、誰かの肉棒が入るのを待っている。粋な血太い物が入り、肉同士が叩き合う音が鳴り始めた。気持ちがいい…下半身の感覚が無いのに、身体の中の刺激が際立って感じる。もっと欲しい。

 

目の前に差し出された、肉棒を舌で舐めて、口頬張る。頬を撫で回せれ、耳を舐められ…体中を堪能している男達。

 

「そっちの女は果てたか?」

 

一番紳士的な男が、響子さんに何かの術を掛けている。次は私の番だな…

 

 

 

---シュウ---

 

週明けて学校に行くと、エリカは欠席だった。中華街で腹でも壊したか?食い過ぎたか?しかし、次の日も次の日もエリカは欠席だった。何かおかしい。放課後、幹比古の案内で、エリカの家に向かった。美月、レオ、姉ちゃん、深夜が付いてきた。

 

エリカは顔色が冴え無いで、家にいた。これって…姉ちゃんも気づいている。幹比古もだ。どうするかな…気づかないふりをして、エリカの家を後にした。追っ手がいないかを確認して、安全な場所に移動した。

 

「あれって、術掛けられているよな?」

 

「あぁ、たぶん、家族と門下生も…」

 

「解術は出来ませんか?」

 

幹比古が心配そうに訊いてきた。

 

「出来るけど…解術した瞬間、ソレまでの記憶がフィードバックする。それまでに何をされたかだ」

 

「そうねぇ。もし、性的にいたぶられている場合、死を選ぶと思う」

 

「問題は、エリカとあの日一緒にいた者も、同じだろうな。そうなると、国防軍、警察も敵になる」

 

「強襲船を潰した仕返しだろうな」

 

「戦力を補うつもりだろうな…」

 

「どうすれば…」

 

う~ん…氷らせるか…深雪だけじゃ無理か、深夜とエミリア、シルキー辺りで行くか?

 

「氷らせるしか無いな。で、術者をしばいた後で、一人ずつ解術する」

 

「私も亘の意見に賛成だけど…一体何名を人形にしたかだね」

 

まぁ、魔力が保つかだな。術解作業は僕と姉ちゃん、補助で達也か。レイヴェル達を生き返らせた時以上にエネルギーを使いそうだ。

 

『レイ、時間がない。あの二人を見つけ出せないか?』

 

『わかった、やってみる』

 

 

次の日、僕と姉ちゃんと深夜は学校を休んだ。大陸の大系の勉強をする為に。次の日、論文コンペの準備の為、学校は休みで、会場へ試作品の運び出しを始めた。僕達も会場へ向かった。

 

「亘…大丈夫か?」

 

「徹夜だからね。どうにか対抗魔術は手に入れた。問題は、人形達がどう出るかだ」

 

敵の最強の人形達のことを克人達に話した。

 

「何だって…千葉家一門、国軍、警察が、敵になるだと…」

 

「まぁ、攻撃力はそうでもないが、殺せば生き返らせることは難しい。術師を倒すしかない。取り敢えず、千葉エリカ、千葉寿一、藤林響子の術を解けば、人形たちは戻る」

 

「それはその3名を殺すってことか?」

 

力無く頷く僕。

 

「その3名に術を施したヤツが分からない。なので、一番階位の高い人形を倒せば、下位の人形への術は解ける」

 

「厄介なのは、千葉家の当主と千葉家の次期当主だ。克人以外では逆に屠られる。どこかでリークしているヤツがいるのかな?僕の弱点を…」

 

そんな気がする。なんで、エリカなんだ…くそっ!また、彼女を護れなかった…

 

「亘…」

 

心配そうに克人が声をかけてくれた。何かを思い出せ…何か、見落としていることは…あっ!

 

「なぁ、洗脳されてスパイをした生徒…何で病院名と病室がバレていたんだ?魔法大学付属病院だろ?普通は警察病院とかで無いのか?」

 

「あっ…敵に情報を流したヤツが、俺達サイドにいるのか…」

 

「それが、エリカ達よりも上の人形だとしたら…」

 

待てよ、なんで寿和と響子がいたんだ?誰が呼び出したんだ?あの時の部外者は…

 

「真由美だ…そうなると一条将輝と七草真由美を探せ!」

 

「わかった。おい、二人一組で行動しろ。見つけたら連絡を直ぐにしろ。いいな!」

 

「「了解!」」

 

警備隊達が、会場敷地内の捜索と警戒を始めた。

 

「おい、一条将輝は警備隊に入って居るぞ」

 

克人がリストを見ていて声を上げた。おい、警備情報が筒抜けじゃないのか?

 

「まずいぞ、克人!」

 

「あぁ」

 

 

 

---達也---

 

試作品を組み上げた。あとは、明日起動システムを読み込ませれば、発表が出来る。

 

「みなさん、お疲れ様」

 

七草先輩が、お茶とお菓子を持ってきてくれた。

 

「ちょうど終わった処です。達也君、いただきましょう」

 

沢木先輩に促されて、お茶を口にした。その時、頭に何かが刺さる感触を受けた…

 

 

 

---シュウ---

 

おかしい。達也と連絡が取れない。

 

「克人、達也達の準備している場所は?」

 

「あぁ、こっちだ」

 

僕と服部、姉ちゃん、深雪、深夜が克人の後を付いていく。

 

「何?無い…試作機が無くなっている…」

 

「姉ちゃん、深夜、残留思念と残留オーラを読み取れ」

 

二人からの読み取った結果により、最悪な局面を迎えたことを知った。

 

-------

 

一高の控え室に警備陣幹部と僕の仲間が集まった。

 

「試作機は盗まれた。達也は敵の手に墜ちた」

 

深雪の哀しそうな顔…忘れられないものになりそうだ。

 

「真由美が達也の気を逸らし、一条将輝が人形化の術式を達也の脳へ撃ち込んだ。この二人は人形化されていない。たぶん、洗脳だろう。」

 

「真由美…」

 

「摩利…お前は利用されたんだ。あの病院へ行くメンバーに真由美はいなかった。お前から情報を引き出し、敵に流したのだろう。あと、修次も人形にされている」

 

「そんな…」

 

「全身全霊を掛けて、達也は僕が止める。深雪、深夜、お前達は他の人形を氷らせろ。援軍は出す。リーナ、姉ちゃんはレイ達からの情報を頼りに、首謀者2名を消せ!千葉家の4名は僕のチームで止める」

 

「俺達はどうすれば良い?」

 

「真由美と将輝を捕らえて、聞き出せ。首謀者の居場所を。論文コンペの開催は無理だ…残念だけど…」

 

「そうだな…」

 

「散会だ」

 

僕は転移した。大空へ…空からの探索を始めた。人間化されているので、オーラが分からない。どうすれば、みつかるんだ?

 

 

 

---エリカ---

 

達也君に抱かれている。逞しい彼の肉棒が私の身体の中で蠢いている。

 

「うっ!」

 

彼の声と共に、身体の中で暖かい物が放出されたのがわかる。達也君の…嬉しい…

 

「明日、作戦が決行される。いいか。この世から、この国の魔法師を殲滅するのだ。そして、この国を火の海にする。お前達はそこで存分に泳いで良いぞ!」

 

ヘイグ老師の声が響いている。ここでは好きな者と好きなだけ交われる。

 

「迷える魔法師達を仲間にして、交わる楽しみを教えてやれ!」

 

歓声が空間に響き渡る。達也君は、私が気に入ったのか。乳首を吸っている。手で乳房を揉んでくれている。萎えていた彼の肉棒は徐々に復活していった。

 

 

 

---シュウ---

 

見付からない。考えるんだ。自分だったら…敵を撒く方法。サプライズ…あっ…

 

『全軍に継ぐ。地下鉄の車両基地だ。氷結部隊は、有無にかかわらず、氷結させろ』

 

念話で参戦している仲間に指示を出した。

 

『チーム剣豪は、地下鉄の出口を張れ』

 

一か八か…器が保つかな…強大な空間系の術を発動した。どうにか転移できたようだ。

 

『団長…何をするんですか?』

 

ヤマトの悲痛な声が聞こえる。

 

『僕に出来る事だ。僕は出来無いことはしない』

 

『しかし…』

 

『ここなら、僕の能力は解放出来る…役目を終えた仲間は排除していく』

 

キャッスルドランとの念話を切った。

 

 

 

---ヤマト---

 

『全軍に告ぐ。団長がキレた。やらかした…神奈川県のみ専用フィールドに持ち込んだ…敵では無い、敵のいないエリアだけ排除するようだ…頼む、首謀者を早く見つけてくれ…』

 

仲間達に呼び掛けた。誰からも返事は無い。異論反論は無いようだ。じゃ、僕も出来ることを淡々とこなすか。

 

USNAの艦船からステレスのICBMが撃ち込まれてきた。首謀者の一人は、あっちの国にいるのか…ミサイルはドランに任せて、アッチの国へ転移した。

 

 

 

---シュウ---

 

展開していたチーム剣豪のメンバーを一人ずつ排除していく。排除される瞬間、「何で」って顔で僕を見ている。僕は彼女達に笑顔を向けている…はずだ。

 

地下鉄の車両基地。見事に氷結している。でも、大物はいない。術の発動を感知して逃げたようだ。問題無いかを確認して、排除していく。

 

だいぶ、排除しているが、大物の気配が無い。

 

「おい、貴様、ここはどこだ!」

 

お声がやっと掛かった。

 

「訊く前に名乗れって言われなかったか?」

 

「何だと?おい、アイツを殺せ!」

 

「言って置くが僕を殺せば、ここからは出られなくなるぞ」

 

「そんな術がある訳無いだろ?」

 

「まぁ、いいや。こっちも術者を見つけたから」

 

僕に宿る者達を解放して、アイツに向かわせた。人形は僕の担当だ!

 

「何?これ…まさか、人札…」

 

一瞬動揺した相手。その隙に記憶を読み取った。あぁ、コイツが周 公瑾か。

 

「そうだよ。僕は人札、神代亘さぁ♪」

 

本来の姿、天使の翼を持った鬼に変身する僕。

 

「有り得ない…」

 

僕の姿に驚愕する周。僕が変身したことにより、僕の魂に宿っていた者達も本来の姿になっていく。周は逃げ惑う。人間相手に最強かもしれないが、最強レベルの人外相手では術は効かないしな。

 

で、僕は目の前に現れた人形達の相手をする。当主の千葉丈一郎、次期当主の千葉修次、長男の千葉寿和、その婚約者の藤林響子、次女の千葉エリカ、そして、最強の人形司波達也…

 

周を仕留めたが、彼らは元に戻らない。ヘイグが掛けたようだった。くそっ!読みが外れた。仲間達を魂へ戻す。どうするかな…氷結系は持っていないし…

 

まず、厄介なヤツから細工をする。達也の額に神代家の能力無効のお札を貼った。蒼い炎で燃えていく。これで、一安心だ。

 

問題はどうやって、正気に戻すかだな。戦いながら術を解析していく。敵からの攻撃を透過する。大陸式の陰陽術がよく分からない。どうするよ、これ…勉強した文字と違う…なんでだよ~!

 

 

 

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