※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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トレーニングルーム*

---一誠---

 

目が覚めると…目の前に忍、隣にはオーフィス…あれ?家に帰ってきたんだっけ?

 

「ねぇ、その子達は誰?」

 

怒った声のユリスが目の前にいた…夢かな?…くぅ…

 

「寝て誤魔化すな!」

 

え?ステラの声…状況が見えない…

 

「ここはどこ?」

 

「はぁ?寝ぼけているの?イッセー君」

 

ユリスの声は呆れているみたいだ。いや、でも、う~ん、状況がわからない。紹介すれば良いのかな?僕は半身を起こした…いや、起こせなかった。忍が正面から抱きついているんだった。う~ん…

 

「黒髪は無限の龍神オーフィスの人化姿。金髪は怪異の王ハートアンダーブレードの人化姿です」

 

一応、寝ながらであるが、説明をした。

 

「「はぁ?」」

 

二人から驚きの声があがった。

 

「うん?主様、起きたのか?人間のメスどもが騒いでおるようだが、何かあったのか?」

 

忍が目覚めた。

 

「あぁ、取り敢えず、忍。戻ってくれる?オーフィスも連れてね」

 

「あぁ、儂達の事か?了解じゃ」

 

忍とオーフィスが僕の身体に吸い込まれて消えた。

 

「「えっ?」」

 

「僕の中で一緒に生きている仲間だよ。たまに、出て来て添い寝しているんだよ、あぁ…眠い…」

 

「本当だ…身体に吸収されるようにして消えた」

 

「身体に宿しているって本当なんだ」

 

二人が驚いている。で、なんで全裸?

 

「なんで裸なの?」

 

「イッセー君とスキンシップしながら寝ると、心地良いのよ」

 

「うんうん♪」

 

あぁ、癒やしのオーラが復活してきたようだ。あっ、それで、忍とオーフィスも…あぁ、納得だ。

 

「パッシブスキルで、癒やしのオーラを纏っているんだ。問題は僕自身が癒やされないことだ」

 

「あぁ、それで、嫌な記憶が消えていくというか」

 

「幸せな記憶が呼び出されているのかな?」

 

全裸のかわいい娘が二人、目の前にいるのに、僕の身体は無反応だ。幼稚園児だから、しょうがないといえば、しょうがないけど、なんかもったいない。

 

「彼女達はどの位強いの?」

 

「オーフィスはドラゴンというカテゴリーで2番目か3番目、ハートアンダーブレードは怪異では一番かな?」

 

「「え?」」

 

二人の身体が震えている。

 

「種族のトップクラス?」

 

ユリスが驚いたような声できいてきた。

 

「そうだよ。僕の中には伝説級しかいないから」

 

「なんか、凄いことをさらっと言っていないか?」

 

ステラが目を見開いて言った。

 

「凄い?そうなのかな?僕は一緒に生きることを当然だと、思っているので、凄いとか思ったことがない」

 

「どうやって、仲間にしたの?」

 

「どうやって?オーフィスは、行きつけだった古道具屋さんの看板娘で、気に入られて。ハートアンダーブレードは…」

 

忍の方は言えない…それは人間では有り得ない手段、行為であるから。

 

「あっ…ごめんなさい。思い出せない…」

 

「ねぇ、幼稚園児で、古道具屋さんに行きつけになるほど、通っているの?」

 

ユリスに突っ込まれた。あぁ…なんか、失言したかも…

 

「教室に行かないと、遅刻しちゃうよ~」

 

「大丈夫、今日はお休みよ♪」

 

ユリスが楽しそうに言う。どうしよ~。とりあえず…

 

「取り敢えず、服を着ようよ、ユリスさん、ステラさん」

 

 

------

 

さて、どうしよう。二人共、信用できる人物である。腹黒さもない。でもなぁ…

 

「イッセー君、先程の話の続きは♪」

 

くぅ…

 

「イッセー君。寝るなよ。おい!」

 

あっ、難しい議題だと寝るクセが…ははは…現実逃避だな

 

「何を話せば良いのかな?」

 

「イッセー君は何者なの?」

 

「う~っとね、幼稚園児…っていうのはダメだよね」

 

僕をガン見しながら頷く二人。はぁ、覚悟を決めないとダメかな?どこで話そうかな?

 

僕の隣に転移陣が発現して、ミカエルさんが現れた。まだ有効距離が短い僕の念話を、キャッチしてくれたみたいだ。

 

「シュウ様、お迎えにまいりました。あの場所が静かで良いと思います。これよりシュウ様とご友人2名を転移させます」

 

僕達は、ミカエルさんの力で、あの場所…エデンの園に転移した。この世界のエデンの園は荒れ果てていなかった。少し手入れをするだけで、元の姿になった。睡眠時間中に神メイビスと僕の魂とで、数回訪れて、手入れをしたのだ。そのことでミカエルさん達の信頼を得て、慕ってくれていた。

 

「ここは?」

 

周囲を見回して、ユリスが質問してきた。

 

「エデンの園…ここなら、人間には盗聴、盗撮が出来ないし、何より心が穏やかになれる」

 

「エデンの園?」

 

「そう。あの湖の畔にある木々が、知恵の樹と、命の樹だよ」

 

「なんで?こんな場所に来られるの?」

 

ステラの声が震えていた。

 

「僕の正体を知りたいのだろ?」

 

僕は天使の翼を展開した。

 

「「天使?」」

 

二人が驚きの声をあげた。

 

「半分はね。ハーフ天使だよ」

 

「後の半分は?」

 

「鬼…地獄を治めている鬼の息子だ。鬼と天使のハーフ。それが僕の正体だよ。両親と、悪魔、堕天使、天使のトップクラスと神しか知らない事実だ」

 

あまりにも理解の範疇を超える事実の為か、二人は目を見開き、口をパクパクさせ…驚いているようだ。

 

「敵の罠にはまり、魂だけ誠と一香の子供の受精卵に着地したんだ。僕は天国、地獄の両方を治める者だから、死という概念がない。だから転生ではないんだ。今までの記憶、能力なども残っている。失ったのは、無尽蔵な魔力と、本当の家族かな」

 

「貴方の本当の名前は?」

 

ユリスの声は絞り出すような声で、所々掠れていた。

 

「本当という意味では、兵藤一誠だよ。ウソ偽りもなく。でも、本来という意味では、シュウ・ヨハネ・鬼門という魔導剣士です」

 

「ダウト!」

 

って、声がした。声の主を見ると、ガブリエルだった。

 

「私はセラフのガブリエルです。先程、迎えにまいりました、天使長ミカエルの直属の部下です。シュウ様は魔導剣士ではないでしょ?本来は神様です。信仰の対象にはならないほど上の存在ですよ」

 

ガブリエルは、笑顔で語っていた。いや、笑顔で言われても…喘ぎ声がいいな…

 

「神様…イッセー君って…」

 

ステラが興奮したような口調だ。

 

「地上では幼稚園児ですよ。あくまで、ここ天界と地獄においては、そういう存在です」

 

「幼稚園児?」

 

「地上では、幼稚園児並の体力ですもの♪よく寝ているでしょ?体力が保たないの、シュウ様は。幼稚園児は寝るのが仕事なんですので、幼稚園児として扱ってくださいね♪」

 

扱うって、僕は物じゃないぞ、ガブリエル…

 

「あの~、信仰にならない程上の存在って?」

 

ユリスが恐る恐るきいてきた。

 

「う~っと、最高神よりも上の存在って言えば、わかりますか?」

 

「最高神?創造神とか破壊神?」

 

「そうそう、その神よりも上です。神格階位2位ですから。最高神だと4位なんです」

 

ユリスとステラが固まっている。衝撃的な情報を、ガブリエルは淡々と話したからな。話が一段落着いたと思った瞬間、僕の中から、オーフィス、忍、アポ、リヴァさん、ジズさん、ベヒモスさんが出て来た。あれ?ジズさんとベヒモスさんもいたの?

 

「あぁ、リヴァとセットだから、僕達はね」

 

ジズさんが答えてくれた。出て来た者は、エデンの園でのんびりしだした。僕も本来の姿、天使と鬼のハーフの姿になり、のんびりする。そんな僕に寄り添うガブリエル。

 

「堕天するぞ、ガブ!」

 

「大丈夫ですよ。欲からの行為ではなくて、愛からの行為ですから、ふふふ」

 

この世界の天界は、愛ならセーフなのか。そうだ、秘密を知った二人に、アレを入れないと。僕は不思議な袋から、僕の駒を2つ取り出した。僕の眷属の証、恩恵で転生ドラゴンになり、能力の向上、記憶のバックアップなどができる。レーティングゲーム用ではなくて、あくまで仲間の証の駒だ。

 

僕は立ち上がり、二人のそばに行く。

 

「ステラ、ユリス、僕の秘密を知った以上、人間は辞めてもらう」

 

驚きというより、恐怖の表情を浮かべる二人。そんな二人に、僕の駒を入れていく。

 

「この駒は僕の仲間の証。裏切れば、魂を消滅させて転生をさせない。その代わり、仲間であり続ければ、転生ドラゴンとしての能力向上の恩恵を与え続ける」

 

「私、ドラゴンになったの?」

 

ユリスが悲しそうな表情になった。

 

「見た目は今までと同じだ。ただ…僕がこの世界から旅立つ時、一緒に来て貰うからね」

 

「いつまでも一緒?」

 

「あぁ」

 

ユリスとステラが抱きついてきた。僕は二人を優しく抱きしめる。

 

 

------

 

ステラが僕達の部屋に住み着き、理事長の黒乃の許可が下り、本格的に三人部屋になった。

 

「まぁ、幼稚園児の兵藤君なら、不純異性行為はないと思うから」

 

って…確かに、僕の身体は性的刺激を受けて変化はない。しかし、心と魂は…ふふふ

 

「そうだ、理事長先生。練習場所がないんですけど」

 

「練習場があるでしょ?」

 

「強度が足りないんですけど…」

 

普通の実戦くらいなら強度は保つと思うけど…

 

「何をしようとしているの?」

 

ステラとドラゴンの演習とは言えないよな…

 

「僕の刀、威力が大きいから…」

 

「う~、生徒会会長に相談してみて」

 

生徒会室の場所を聞いて、向かった。生徒会室に入ると、僕より少し大きい少年が近寄って来た。

 

「噂の兵藤君が、生徒会に何の用かな?」

 

黒乃とのヤリトリを聞かせた。

 

「強度のある練習場か…あるにはあるが…会長、兵藤君が…」

 

会長室から現れた刀華。

 

「強度のある練習場?そうね…私に勝ったら、使わせても良いわよ」

 

そして、生徒会の管理している練習場に連れて行ってもらった。結界とかないみたいだし、これじゃダメかな?

 

「ここじゃダメだ。もっと強度のある練習場はないの?」

 

「ここじゃダメ?どれだけの破壊力がるの?」

 

得物を手にした刀華。でも、

 

「ここは使えない。だから、戦わない」

 

「いいえ、戦ってもらいます。封印をしたので、ここから出られな…え?」

 

封印?僕には無意味だ。僕は、その場を離れた。さて、どうするかな?あっ…そうか…良いトレーニングルームがあるじゃん♪部屋に戻り、ステラに携帯電話を借りて、家に電話した。

 

「…という訳で、家のトレーニングルームで練習をしたいんだ。でも、僕はまだ長距離の転移、それも3人は無理だから、頼むよ、リーラさん」

 

リーラが直ぐに転移して迎えに来てくれた。僕達はリーラの力で、家のトレーニングルームに転移をした。

 

「ここがイッセー君の家のトレーニングルーム?」

 

ステラが周囲を見渡しながら言った。

 

「そうだよ。ここなら、ドラゴン同士で戦っても問題ない強度があるし。まずは、クロウ、ステラさんの相手になって」

 

邪龍クロウ・クルワッハを呼び出した。

 

「あぁ、殺さない程度にな」

 

「ステラさん、邪龍のクロウ・クルワッハだ。まず、ドラゴンの動きを学んで」

 

ステラは怖々、クロウと手合わせを始めた。次はユリスだな。

 

「ユリスの相手は僕がする。殺しちゃうダメだから、僕は木刀を使うよ」

 

ユリスは頷き、距離を取って、構えた。僕の攻撃は、距離は関係ないんだどね。飛ぶ斬撃をユリスを掠めるように放つ。

 

「木刀でも斬撃が飛ぶの?」

 

普通は飛ばないのかな?ユリスは動揺している。しばらくすると、ユリスも攻撃を仕掛けてきた。

 

「咲き誇れ、アマリリス!」

 

途轍もない爆発をした。言葉での発動なのか…炎で開花した花?爆炎の中から、服が焼け焦げた無傷な僕が現れると驚くユリス。

 

「効かないの?」

 

「着ている服には効いたみたいだけど…」

 

「咲き誇れ ロンギフローラム!」

 

今度は飛んで来た。炎の槍みたいだな。僕は避けずに、距離を縮める。飛んで来た槍は、僕を透過していく。

 

「え?魔法の透過能力…剣技じゃないとダメ?」

 

「透過だけじゃない。今練習中なんだけど、透過した際に吸収をするようにしている」

 

僕は手にした木刀に炎を纏わせた。

 

「だから、こういう芸当もできる」

 

「凄い…降参です。これ以上は怪我しそう…」

 

え?終わり?隣は、ステラは苦戦中だった。炎を放ってもクロウにはあまり効果がないから。

 

「ステラ、ドラゴンの特性はタフさだ。ドラゴン同士の戦いは、心が折れたら負けだよ」

 

「一誠様、お客様がお見えです」

 

僕の横に転移してきたリーラさん。一緒に地上階に戻った。玄関には刀華がいた。

 

「寄宿舎の部屋に行ったら留守で、学校内を探してもいないので、自宅に押しかけました。勝負してください」

 

はぁ?

 

「意味ない勝負はしない。今、ユリスと鍛錬しているところだ。帰ってください」

 

「帰りません!」

 

この世界の眼鏡っ娘は頑固だな。ソーナもそうだったし。

 

「死ぬ覚悟はしてある?」

 

「はぁい?死ぬつもりはないですよ」

 

「決闘って、死ぬ覚悟を持った方が勝つんだよ。生き残れると思った方に、死亡フラグって立ちやすいんだ。まぁ、いいや、着いてきて」

 

エレベータに乗り、地下20階のお仕置きゾーンに向かった。

 

「ここは?」

 

「地下20階、地獄の入り口だよ。刀華さん。ふふふ」

 

ここ、20階のお仕置きゾーンは、僕と一緒でないと来られない。僕の微弱な能力を一時的に普通に使えるようにしてあり、仲間をお仕置きする時に使う、僕専用な鬼畜プレイ専用ルームだ。

 

得物の構える刀華。僕は念動力で、刀華の下着だけを切り刻む。

 

「足元に落ちた布は何?」

 

刀華は足元に目をやり、固まった…

 

 

---刀華---

 

え?なんで、パンティーが…切り刻まれている。いつの間に?彼は得物を持っていないのに。

 

「僕は、素手で真空刃を撃てるんだよ」

 

胸の収まりが急に悪くなった。そう言えば、ブラのヒモの感触がない…

 

「僕は、念動力が使えるんだ。下着だけを外すことなんか、簡単なんだよ。ふふふ」

 

戦ってはいけない相手…今さら遅いけど、そんな風に思える。

 

「ここから、逃げられないよ。どう弄ぼうかな?ふふふ」

 

こ、この程度で怯んではダメだ。電磁抜刀術「雷切」を彼に放った。この術を放って負けたことはない。が…

 

「なるほど、電磁メスみたいな物かぁ」

 

目の前の相手は、無傷だった。攻撃が透過したみたいだ。彼の後ろの壁が衝撃で土煙をあげている。

 

「僕の身体は、あらゆる攻撃を透過するんだよ」

 

身体が動かない…恐怖…彼の言った「死ぬ覚悟」…それは必要だった。あらゆる攻撃が透過?無敵じゃないの…彼から、真空刃が飛んでくる。服が切り刻まれているのがわかる。身体が動かない私は、切り刻まれる感触から逃げられないでいた。

 

「人間を辞める覚悟はあるのかな?」

 

勝つことを前提にしていた私には、それらの覚悟はない。身体が動かないはずなのに、涙が零れているのがわかる。

 

「あぁ、生理現象までは止められないから」

 

止められない?身体の制御を奪われているってこと?

 

「刀華さん、正解。これから、刀華さんの身体を弄ぶ。愉しませてくれたら、生かして返す。そうでない場合は…ふふふ」

 

兵藤君が筋肉質な大人の様な身体になった。頭部には2本の角…兵藤君の正体って鬼なの…鬼が私の傍まで来て、ボロボロになった服を引きはがしていく。鬼の前で全裸を晒している私。

 

あっ…あっ…あっ…

 

乳房を揉まれて、乳首をタッピングされて、私の口からはいやらしい喘ぎ声が漏れていく。

 

あっ…あぅん…あぁ…いい…

 

下腹部をいじくり回された。今までに感じたことのない感覚。下半身だけ宙に浮くような感じがする。

 

口に鬼の肉棒が入って来た。肉棒の感触を舌で味わう。え?味わっている自分に驚く。下顎が外れるのではと思う位に口を開き、頬張っている。太股の内側に暖かい液体が流れている。

 

「いやらしい身体だな。準備OKって言っているぞ」

 

耳元で囁かれた。ただそれだけで、太股を伝う液体の量が、増えているのがわかる。私の身体って、こんなにもいやらしく、そしてエロに飢えていたのか。

 

私の腰に鬼の手が掛かり、持ち上げられて、肉棒が私に突き刺さる。痛い…痛い…一瞬激痛が走り、奥まで入ってきた感触がある。肉棒は私の身体の参道を前後に動く。私は瞼を閉じて、その感触を愉しんでいる。

 

「好きにしていいよ…そして…もっとください」

 

色々な刺激のお替わりを、お強請りしている私。もう、戦士としてのプライドなんかはない。ただ、性欲を満たしたいだけのメスになった。

 

身体中の性感帯が刺激されていく。やみつきだよ。あなたの性の奴隷で良いです。もっと、かわいがってください。私にあなたの持ち物としての証をください…

 

 

---一誠---

 

闇の精神攻撃の前に、ボロボロになった刀華。彼女の願い通りに、僕の駒を入れた。そして、エレベーターまで運んで、地下10階に向かった。

 

エレベーターからズタボロになった刀華をおろして、ユリスの元に向かった。

 

「お待たせ。刀華さんを倒すのに手間取って」

 

「え?刀華さんを倒したの?」

 

僕はズタボロになった刀華を指差した。ユリスが刀華に近づき、介抱をしだした。

 

「刀華さん、大丈夫ですか?」

 

「ユリスさん、刀華さんも人間を辞めたから。僕達の仲間だよ」

 

ユリスは、僕の方を向き

 

「ねぇ、回復させてあげるのが先じゃないの?」

 

って、言い放った。いや、彼女は余韻を愉しんでいるだけど…大きな声で言えないので、ユリスの耳元で囁いた。

 

「刀華さん、鬼とプレイして、今余韻を愉しんでいるんです…」

 

顔を真っ赤にしたユリス。

 

「ず、ずるい…私も…ねぇ、イッセー君」

 

紅潮させた顔で頬を膨らませて、怒っていますアピールをするユリス。かわいいなぁ。でも、

 

「1日1回しかできない。また、来週だよ。地下20階でないと、変身できないから。幼稚園児な僕には無理です」

 

プッっとして頬を緩めたユリス。

 

「そうだよね。幼稚園児じゃ無理だよね。うん、約束だよ、来週は私を愛してください、イッセー君」

 

ステラは、徐々にドラゴンとして目覚めているようだ。転生ドラゴンになったことで、感覚的にも、ドラゴンという物を理解できてきているのかもしれない。

 

「ふっ…ここは?」

 

刀華が意識を取り戻したようだ。

 

「地下10階のトレーニングルームだよ」

 

刀華は、ステラがドラゴンと戦っているのを目撃した。そして、理解したようだ。

 

「それで、練習場の強度を気にしていたのね。ドラゴンを召喚できるのか、兵藤君は」

 

「刀華さんには、人間を辞めてもらって、転生ドラゴンになってもらったよ」

 

「はぁい?」

 

「地下20階で言ったでしょ?人間を辞めないと生きて帰れないっって。忘れたの?」

 

顔から血の気が失せた刀華。

 

「あれって、夢じゃなかったの…」

 

「刀華さんって、大胆だよね。自分から求めて来るんだもの」

 

ユリスと刀華の顔が紅くなってきた。

 

「刀華さん…大胆なことを…」

 

「いや、そうじゃなくて…あぁ、なんであんなことを…」

 

『思い出しただけで濡れてきた刀華は、エムだよね』

 

って、刀華にだけ念話を送った。はっとして表情で僕を見る刀華。

 

「何で…それを…」

 

「刀華さんの匂いを覚えたから」

 

『たっぷりと匂いを嗅ぎ、舐めて、啜って、覚えましたよ~♪』

 

僕の送った念話により、更に顔の赤見が増し、俯いた刀華。この仕草もかわいいと思う。

 

「あっ、イッセー君、刀華さんを戦士じゃなくてタダのメスに変えたの?」

 

メス?そうだけど、ユリスが口にするには違和感がある。

 

「うん、ユリスさん、正解♪」

 

「あぁ、私もタダのメスになろうかな…あっ、イッセー君、私の旦那様になってね♪」

 

「う~む、どうしようかな?僕はまだ幼稚園児だよ。年の差カップルになるかと」

 

「まぁ、6歳くらいなら、いいかなって」

 

え?ユリスって中学生?それにしては、発育が…

 

「ステラもユリスと同い年?」

 

「そうだよ。私達中1だよ。日本の学校制度だと。う~、そうだ!イッセー君が高校生になるまで、日本の高校に行かないようにする。高校は同じ学年で過ごしたいもん♪」

 

うん?6歳サバ読みして高校に入学か?帰国子女だからいいのか?いや、ユリス達はこの国の者ではないから、留学生扱いになるのかな?

 

「イッセー君の眷属になって、肩の荷が降りたんだ。私もステラも。自分の国の為に、自分の幸せを犠牲にしないとダメかなって、思っていたんだ。でも、イッセー君のおかげで、それから解放されたんだ。神様の眷属…父上も納得してくれたよ」

 

おい、父親に僕の事を話したのかよ~とはいえ、プリンセスだものな、キングに報告は必要かぁ。

 

僕は結果的であるが、二人の少女をストレスから解放したようだった。ステラの鍛錬が終わり、また来週ってことに。クロウも久しぶりに、手加減はしてくれていたが、それなりに楽しめたようだ。来週はアジかな?

 

リーラさんに頼んで、僕達4名を、寮の僕達の部屋に届けてもらった。

 

 

---刀華---

 

「師匠、私、人間を辞めました」

 

師匠である南郷先生は驚かれていた。

 

「刀華…なんで?」

 

「兵藤君との勝負に負けました。彼の正体も知りました。人間の知って良い知識の上限を超えた見返りです」

 

「彼は何者だったのだ?」

 

「それは、人間を辞めていない師匠には言えません。ルールを破れば、私の魂はロストしますから」

 

「それだけの力のある者なんだな?」

 

私は否定も肯定もせず、

 

「私の攻撃が一切、効きませんでした。「雷切」を使って、初めて負けました。完敗でした。今後は彼と行動を共にすることになります。今までありがとうございました」

 

私は師匠、南郷先生に別れを言った…

 

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