ゴールデンウィークは…三昧*
---シュウ---
高校の入学式目前…兵藤家は慌ただしかった。ユリス、クラリスが引っ越して来た。戦場ヶ原ひたぎが引っ越して来た。それに伴い、羽川翼も引っ越して来た。どうも見ても、お前達高校1年生に見えないと思うのだが…姫乃の部屋を新築したので、彼女も引っ越して来た。
そして、ニパが喜んでいる。一緒に通えるって…高校1年生と思えない巨乳。う~ん…あぁ、あとまみかも通うことになった。後誰だっけ?
リビングには姫乃専用の席も作った。まぁ、ケンタウロスと共存するのに必要な設備は、次々と改築、新築している。
まみかの能力を活かす為に、美奈子にセーラー戦士のサポートとして、雇って貰った。せつなを借りているし、星霊の加護を受けない戦士がいた方が良い場合も有るし。
この世界の一誠は、歴代の一誠に比べて、ガタイが良い。戦士的のセンスも良い。リアスとソーナは一誠と仲が良い。この世界は最悪のシナリオに向かっていないようだ。まずは、良かった。
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そして、入学式…転移術で集団登校した。兵藤家から通う人数が半端無いから…誠、一香、源氏、数馬などがそれぞれの子供、孫を見に来ている。僕も一香の神器に宿るマリア母さんに、制服姿を見せてあげることが出来た。
「で、数馬はアレはどうするんだ?」
禁断の術ギルドの件を訊いてみた。
「人間は辞められません…煩悩の塊ですから…」
行かないらしい。
「シュウさん…僕もチーム入りしたいです」
って、一誠。
「この世界を任せる。ダメだと思ったら、呼べば助けを出す」
「卒業したら、一緒に行きたいです」
「この世界を護る事も大事な任務だよ。まぁ、適材適所だから、必要になれば連れ出す。だから、鍛錬を怠るなよ。って、言うか、まだまだ僕はこの世界に縛られているよ♪」
まだ、器が安定していない。この世界で器を成長しきらせないと、後が面倒だしな。
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5月連休、少し前…ファントムに呼び出された。
「例の世界が特定できました。データを取りに行ってもらえませんか」
僕達の作戦は、被造物と呼ばれる存在を、アルフガンの仮想世界へ閉じ込めることだった。その為には、被造物として特定するデータの特徴を知ることが大事になる。
まみかのデータは保存出来ている。人間との違いは判明はしているが、宇宙ごとに人間の組成データが少し違う場合がある。膨大なデータからしたら、誤差の範囲ではあるが、取りこぼしは許されないので、万全を期すのが僕達チームの方針であった。
「じゃ、まみかと連休に旅行だな♪」
「被造物と人間のデータをお願いします。出来れば、被造物の数も分かれば…」
「出来る限り、採取してみる。あっちの絶対神とは、話は着いている?」
「はい、綾香様経由で着いています」
多少の無茶もオーケーかな。
「後ですね、制空権は取れていないので。キャッスルドランの持ち込みは、危険かもしれません」
そうだな。被造物の能力が分からないので、仲間を危険に晒す訳にいかない。
「わかった。まみかと二人で乗り込む」
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連休前日、一誠を取り込もうとすると、取り込めなくなっていた。
「えっ?シュウさんと出掛けられないの…」
一誠の顔が悲しそうな顔になっていく。何でだ?姉ちゃんを呼び出した。
「あっ…シュウ、想定外のことが…」
何?
「一誠君の居住スペースに…亘がいるの…」
はぁ?僕の中の正義感が?
『すまない…僕が出て来たことで、一誠君のスペースを埋めちゃったみたいだよ』
亘から念話がみんなに届いた。
「どうして…こんな事態に?」
『たぶん…シュウだけでは能力が使いこなせないからだろうな』
僕では能力が使いこなせない?
『器が復元されてきたので、能力も復元されてきている。ただ、その中には、僕の方が威力を増す物が少なくない。そうだな、陰陽関連って言えば良いかな?』
あぁ…姉ちゃんに頼っていたエリアだな。
『今後は、僕がシュウとスイッチする。主人格はシュウだから、必要に応じて、僕がスイッチする。あぁ、寝不足でのスイッチはダメだからね♪』
僕の中の人だから、僕のダメな部分も熟知しているようだ。
「じゃ…もう…シュウさんとは…」
一誠が泣きすがってきた。女性にされるのは問題無いが、ガタイの良い男にされるのは心外である。
「一誠…適材適所だ。今回は視察だ。だから現時点で、敵の特性、火力が不明だ。そんな場所に仲間は連れて行けない。わかるだろ?長年、僕と歩んできたんだから」
中学生まで一誠と僕は二人三脚で人生を歩んできた。僕は僕で、一誠は僕であった。
「そうです…いつか…きっと…」
一誠の頭を撫でて、キャッスルドランに転移した。
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まみかと共に、視察に来た。見た目は普通の現代社会である。多種族共存でもなさそうだ。
「まみか、誰に接触すれば良いんだ?」
「女性が良いんですよね~。それだと、セレジアさんか、メテオラさんかな?」
「スタイルは良いの?」
「私よりも良いですよ。あっ…颯太さん…」
まみかの視線の先には男子がいた。男かぁ…データを読み取っていく。人間のようだ。
「まみかさん…どうして…死んだはずでは…」
被造物でも死ぬのか?
「死んでませんよ。助けてもらいました。彼にね♪」
僕の方を見て微笑むまみか。僕をみている青年…水篠颯太君。
「その方は?」
「私の恩人、今は私の上司なの」
「上司?何の上司なんだい?」
「それより、被造物って、どこに行けば逢えるのか?」
二人の会話に割って入った。
『団長、1体がそちらに向かっています』
サポートのファントムから念話が届いた。お出ましか♪
「まみか、お迎えが来た。彼を護れ!」
「了解です、団長♪」
まみかは『マジカルスレイヤー・まみか』に変身した。
「颯太君、大丈夫?」
スレンダーの女性が登場した。
「セレジアさんです」
まみかから名前を知らされた。彼女のデータを読み取る。あぁ、DNA情報が無いなぁ。実体化以前のまみかと同じだな。
「セレジアさんっていうのか…セレジア・ユピティリアさん」
「お前は何者だ?」
剣を抜いて僕に対して構えた。じゃ、テストするか。『催淫』を発動してみた。どうかな?効果有るかな?
セレジアの身体が一瞬ビクっとして、剣を手から落とした。効いているようだな。『エアチェーン』を発動して、空気で出来た鎖で、四肢を拘束した。これで動けないはずだ。セレジアを逆Y字状態で固定した。近づき、臭いを嗅ぐ。無臭…つまらないなぁ。胸を揉む。
「うっ…止めろ…」
股を閉じようとしている。湿ることは出来るのか…鎧を透過して、直に胸を触る。
「えっ…どうして…」
おぉ、柔らかい。興奮度により乳首も変化するのか。では下はどうかな?股間に指を透過させて這わしていく。
「だから…止めて…」
頬を紅潮させて、顔を俯かせている。秘部もそれなりに出来ているようだ。割れ目も有り、割れ目の中にはポッチと穴も有るし。では、コネクトしてデータを貰うか。セレジアに抱きつき、準備オーケー状態の彼女に、僕の性欲器官兼検査装置を侵入させた。
「なんで…そんことが…」
唇を合わせ、彼女の性感神経から、脳に入り込み、彼女の身体構造を精査していく。情報を取り終わり、コネクションを解除すると、セレジアは崩れるようにして、地面に倒れた。あぁ、そうか、交わらないでも、ドレインすれば良かったのか…少し反省。
「まみか、取れた。後は、人間のデータが欲しい」
気づかれない程度の細さのラインを青年に向けて伸ばして、必要なデータをドレインしていく。男子なら、これで充分だな。ラインを外すと、疲れ切った表情で青年は、座り込んだ。
「まみか、帰るよ。行きたい場所って有るか?」
「一緒なら…どこでも良いですよ♪」
---颯太---
意識が戻ると病室にいた。
「颯太君、何が遭ったの?セレジアまでやられるなんて…」
メテオラさんが心配そうに、僕の顔を覗いて。
「まみかさんが…連れて来た人物に…」
「えっ?まみかさんは生きているの?」
冷静なメテオラさんが、冷静さを失っているようだ。想定外な事なのか?
「で、一緒にいた人物とは誰だったの?」
政府の作った組織で統括調整官をしている菊地原さんに訊かれた。
「被造物で無いみたいです…人間でも無いらしい…」
「それって…何?」
僕達の知らない何かをまみかさんは連れて来た。第3の勢力になるのか?
---セレジア----
「ねぇ、何が遭ったの?」
メテオラに訊かれた。私も彼女も被造物である。私は、アニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』のヒロインで、彼女は、RPG『追憶のアヴァルケン』に出てくる『万理の探求者』だそうだ。
「陵辱された…颯太君の目の前で…刃向かうことも出来ずに、されたいようにされた…」
屈辱で有る。あんな屈辱的なことは初めてだ。胸を揉まれ、口づけをされ、そして…
「でも…衣服に乱れは無かったわ」
「彼の身体は服も鎧も透過して、着衣した状態で全裸で交わっていた…」
「透過能力持ち?」
「それだけじゃない…手足の自由を奪われた。身体の中を舐め回された…」
「拘束能力と…催淫能力…」
魔導書から情報を手に入れているメテオラ…
「アイツは何者?」
「…」
メテオラの顔色が悪い。
「どうしたの?」
「鬼降臨って魔導書に…」
鬼?まったくもって、そんなイメージでなかったけど…
---シュウ---
一誠達とアルフガンに遠征に来た。連休はここで過ごすことにしたのだ。僕の今回の出向先は、ここだし、丁度良い。
「注意事項は…死んだら死ぬからな。それだけだ♪」
注意事項を参加者に伝えた。参加者達でパーティーを組み、試練に向かっていく。一誠はリアスの眷属達と挑むようだ。
「団長、データ解析が終わりました」
ファントムが、僕の採取したデータを解析してくれた。
「団長の読み通り、被造物には遺伝子情報…DNAは無いようです。これで判別すれな良いかと思います」
「問題はどうやって、連れ去るかだな。それも7から13へ持ち込む方法だな」
「アチラの星の政府が作った、現界した被造物をモニタリングする組織『特別事態対策会議』を利用します。ハッキングして、位置を特定して、一気にムーブさせようかと思います」
ファントムは専門なので、その辺りはまかせることにした。
---菊地原亜希---
部屋で書類の整理をしていると、何者かに胸を揉まれていた。胸を見るが何もいない。しかし、確実に揉まれている。乳首を弄られている。
「あっ…ダメっ!やめなさい…うっ!」
股間を舐められている。股を閉じられない。確実に何者かがいる。
「あぁぁぁぁ~」
背骨が海老反りに成り、椅子に座った状態で押し倒された。
ゴトン!
後頭部を床に叩き付けられた音を聴いた。
うっすらとした意識…大の字状態で壁に固定されている。私の中で、何かが蠢いている。胸を弄られ、口にはディープキス…誰かの舌が口の中で暴れている。乳房は上下左右に暴れている。腰も掴まれて、何かが蠢いている。しかし目の前には何者もいない。これは夢?口の中で蠢く物により、喘ぎ声も助けを呼ぶ声も出せない。
「大丈夫ですか?菊地原さん…」
病室のベッドの上のようだ。まりねさんが心配そうに顔を覗かせていた。
「大丈夫…でも無いか…」
「部屋で倒れていましたよ。どうされたんですか?」
「セレジアさんを襲った奴と同じヤツだと思う。陵辱された…プライドを粉々にされた…うっ、うぅぅぅ…」
悔しい…何も抵抗が出来無かった。されたいようにされた。得体の知れない何者かからの刺激を受けていた。そして感じ、何度も達していた。
「厄介な敵です」
メテオラさんの声が聞こえた。
「透過能力、催淫能力、拘束能力…女性の敵です」
そう思う…
「誰の被造物なのか?」
「違います…被造物では無いです。だから厄介な敵です。人間でも被造物でも女性に対しては無敵でしょう」
「最悪だな…」
「えぇ、最悪です。センサー類にも感知出来無いステレス性…今、この場にいても可笑しくないです」
身体が動かないので、メテオラさんの姿が見えない。
「敵なの?味方なの?」
「ですから、女性の敵ですよ♪」
まみかさんの声がした。
「あぁぁぁ…やめて…ダメ…」
メテオラさんの艶めかしい声。ここに来たのか…
「人間対被造物の戦いに興味は無いです。ただ、世界崩壊だけは防ぎます。女性の犠牲者は…供物と思ってください。願いを叶えるには供物は必要ですからね」
供物…それって…彼の正体は…
「いやぁぁぁぁ~」
まりねさんの泣き叫ぶ声…
「データは収集できました。では良い終末を♪」
彼の肉声が聞こえた直後、病室内に静寂な時が舞い降りた。