※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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因縁からの決別

---シュウ---

 

朝、目覚めると、アクアが僕の上で果てて居た。好き者女神のアクアは、交わりの行為に目覚めたらしく、毎晩体力が続く限り、僕と交わっている。まぁ、聖属性な女神なので、疲れの抜けが良いので、問題は無いけど。

 

街では、ロキが行方不明って話で持ちきりである。封印の間でした悪戯が功を奏し、ロキは封印の間に閉じ込められている。あそこからは脱出が出来無い。そもそも、ロキ達が勇者が入る為の扉と、天上界への転移陣しか、出入り口を作っていなかったせいである。転移陣は風化して既に機能しない上、ロキの妄想上の世界であるので、天上界自体も無いし、更に唯一の出入り口の扉の鍵穴は風化して、使えない。そもそも封印の間側から開かない仕組みだし。どれもロキの関わったことであるので、言わば、自業自得なことである。

 

そして、ロキ・ファミリアは50階にまだいる。僕がカドモスの泉を泥水にしたことで、完全に澄み渡る水になるまで、掛け流していないといけないのだ。なので、彼らに、ロキ行方不明の報は届いていない。

 

こんなそんなで、ロキ・ファミリアのホームを物色する。必要な物は頂いていく。主に小銭であるけど…

 

「で、どうするんだ?」

 

ヘルメスに訊かれた。そうそう、ヘルメス、アスフィ、フレイア、オッタル、ナァーザ、アミッド、イシュタル、ヘスティア、ベル、ヘファイストスは同化吸収して貰い、僕達の仲間に置き換わっている。シル、リュー、アリーゼ、アストレアはまだである。この世界のアストレアを目視していないから。シルは非戦闘員なので、必要に迫られるまで保留である。

 

「ロキ・ファミリアの出方次第かな?一番の問題はアイズと交われないことだな」

 

「交わって、消して終えばどうだ?」

 

「そうもいかない。この世界のウラノスの言い分もわかる。妄想世界とは言え、存在する世界だよ。迂闊に消して良い物では無い。寧ろ、神族にこんな権限を与えたヤツが悪い」

 

そう言えば、誰が与えたんだ?最高神に権限は無いはずだ。そうなると、絶対神の中に裏切り者がいるのか?

 

「宇宙神ってことは無いのか?」

 

「現在は姉ちゃんだし。その前は航路の神だったし…その前か…姉ちゃん、誰か分かるか?」

 

『大いなる意志に問い合わせたわ。私には分からないもの』

 

「だそうだ」

 

いや、待て!

 

「姉ちゃんと航路の神の間にいるはずだぞ!航路の神は第8の絶対神になっていたから…」

 

『そうだよね。誰だ?前任者って…あぁ、返答が来たよ…えっ?!ロキ一族の誰からしい…で、問題があって粛清されたそうよ』

 

「あの一族は禄なヤツがいないなぁ…」

 

『まぁ、悪神だしね』

 

「あぁ、面倒だ…ヘルメスの言うように消し去ってしまうだけなら、楽なんだけど…」

 

「だろ?」

 

--------

 

ロキ・ファミリアが戻って来ない。あれから2週間だ。少し気になるし、暇だし、皆で潜る事にした。メンバーは、僕、ファルコン始め親衛隊、ラム、レム、アスナにした。ベルとかは、この世界のロキ・ファミリアのメンバーと面識があるので、違和感を感じさせてしまう恐れがあるのでパスした。

 

60階から地上まで、プレイ済みなので、出現モンスターは分かっている。問題はイレギュラーだけかな。

 

「ラムレムは連絡通路では、防御に徹しろよ!」

 

コイツらの破壊力は凄まじい。連絡通路を破壊しかねないのだ。

 

 

そして、50階に到達…

 

「おかしいですね。生の息吹を感じ無い…」

 

ファルコンが索敵した結果を知らせてきた。キャンプ地だろ?誰かしら、いてもバチは当たらない気がする。

 

「おい、警戒レベルを2段階あげておけ!」

 

指示を出しておく。

 

「フレイ、ジム、1つ下を捜索してくれ」

 

「「了解!」」

 

二人は連絡通路に走り込んだ。

 

「ラムレム、アスナ、ファルコン、設営をしてくれ。残りの者は警戒に当たれ!」

 

指示を出していく。何かがおかしい。2週間前には、ここにキャンプしていたロキ・ファミリアの面々。どこに行ったのだ?

 

「ファルコン!ここの指示を頼む。僕は下を見に行って来るよ」

 

「了解です!」

 

地面を透過して下のフロアに降りた。僕が泥水にしてしまったカドモスの泉を目指す。

 

『団長、イレギュラーです』

 

フレイから念話が届いた。彼らの元へと急ぐ。現場に着くと、フレイとジムが抗戦中だった。見た事の無いイレギュラーだ。なんだ。コイツ…見た目は…ウツボカズラ…って、まさかなぁ…

 

「蓋付きのポットは傷つけずに、茎を切れるか?」

 

「やってみます」

 

フレイが飛び出し、切り裂いて行く。なんか、ガスを出して来たので、成分を無価値にしていく。

 

イレギュラーの属性が分からない。無属性?はて?

 

「ジム、ガスの成分…」

 

「団長、フェロモンですね。それも女性のフェロモン…」

 

僕達を誘っているウツボカズラ。ポットの1つをきり裂いてみた。中から、全裸のフィンが出て来た。フィンのアレは、女性器を象った花の芯に交わっている。

 

「男の精液をエサにしているのか?フレイ!根っこを狙ってくれ!」

 

「了解!」

 

フレイは炎属性のレーヴァティンという聖剣を手にした。それで、地表スレスレの部分をきり裂いた。燃え上がる茎…蓋付きポットは、次々に落下していく。

 

「ジム、根っこを追尾だ」

 

「了解♪」

 

上のフロアのファルコンへ念話を飛ばした。しかし、応答も反応も無い。罠か?

 

「ジム、フレイ、戻るぞ!」

 

僕達は、設営してくれたはずの魔法陣へ転移をした。

 

------

 

上のフロアではファルコンが抗戦していた。

 

「どうしたんだ、ファルコン!」

 

「すみません…女性が全員…」

 

女性狙いなのか…そうなるとアイツか?

 

「60階へ行くぞ!あそこに女好きがいるんだよ」

 

 

 

---悪神ロキ---

 

封印の間に幽閉されてしまったが、強奪装置は生きていた。ふふふ。まず、ロキ・ファミリアの女性メンバーを次々に強奪し、男性メンバーを男食いと呼ばれる魔物のエサにした。

 

まさか、この世界のロキを殺して、入れ替わっているとは、アイツらは予想も付かないだろ?

 

アイツらがダンジョンに侵入してきたのを感じた。オーラで分かるのだ。次に、アイツらの女性メンバーを強奪した。

 

楽しんでやるよ、未来永劫なぁ♪

 

アイズを堪能中である。俺のペニスが奥深くまで突き刺さっている。腰を揺らす度に、アイズから悲鳴が聞こえる。楽しいだろ、なぁ♪強奪した女性全員の乳首には搾乳器が付けてある。利乳薬という乳を出したくなる薬を乳房に注入して、乳を搾乳しているのだ。これが俺も栄養になる。

 

悲鳴というBGMが出せなくなった奴らは、必要な部分以外を切り取り、切り取った部分の肉を食べている。必要な部分とは、性器と胸だけだ。なので四肢を切り取り、首を刎ね、身体を前後に割って、前だけを生かしている。

 

うん、アマゾネスの肉は旨いなぁ。乳はアイズがいいなぁ。

 

 

 

---シュウ---

 

60フロア…本来、モンスターがいない筈のエリアだが、なぜかいた。はて?

 

「ファルコン、待て!コイツら…」

 

モンスターの宿している魂に見覚えがある。

 

「団長!」

 

僕は怒り飲み込まれて行く。心が暴走…しない?そうだ!新調したんだ。もう暴走しないように…じゃ…僕は闇に飲み込まれて行く。

 

「ファルコン、後は頼む…酷いことをしやがる…」

 

僕達に遅い掛かるモンスター達。もう僕達を認識出来無いようだ。彼らに触れると、彼女達の最期が、脳裏に浮かぶ…コイツが元凶か…こんな場所に隠れていたのか…悪神ロキよ!

 

 

 

---ファルコン---

 

後を頼まれた。でも、私も付いて行きます。

 

「フレイ。お前に最期を託す。アイズを探して箱を開け!」

 

「えっ?僕で良いんですか?」

 

「フレイにも、神殺しの因子があるだろ?それが鍵だ!私も変異する。ジム、彼女達を頼む!」

 

身体の中に有る封印を解き、呪われしドラゴン達の力を解き放っていく。あの奥の扉の向こうに、あの方を自殺させた…私をも自殺させた上呪いまで掛けた…フレイに罠を張った…ジムに呪いを掛けた…張本人がいるのだ。

 

団長は闇の魔人となり、私は死のドラゴンと化した。2体でゆっくりと封印の間を目指す。

 

 

 

---ジム---

 

最期の手立てを使うか…団長、短い間でしたが、お世話になりました。これで、僕も漸く終われそうです。

 

力を解放して、願いを込める。

 

『彼女達に福音を…』

 

僕は光の化身になった。蠢くモンスター達を屠っていく。その度にモンスターという枷から解放されて行く彼女達の魂。

 

『綾香様、後はお願いします』

 

このフロアを埋め尽くすモンスター達に、施しを与えていく。

 

 

 

---フレイ---

 

ジムさんが解放していった魂から、アイズさんを探す。でも、いない…まだ死んでいないのか?それともどこかに封印されているのか?

 

『フレイ…まだ死んでいない…』

 

ハーちゃん…ハーデスの声が脳裏に響いた。そうなると、封印の間か?僕も封印の間に急いだ。

 

 

 

---シュウ---

 

封印の間は、僕が幽閉されていた時から様変わりしていた。壁一面に、女性の胴体部分の前面だけが、貼り付けて有り、胸には搾乳器が…そして、アイツの男根には生きたままのアイズがサックの様についていた。

 

「漸く来た、偽神共よ♪絶対神の力を見せてヤル」

 

悪神ロキから放たれる神属性のオーラ弾。僕もファルコンも真っ向から受けとめる。

 

「何?効かないだと?」

 

「神殺し特性だからな。神属性なんか効かないぞ」

 

「くそっ!まぁ、いい。良いことを教えてやる。いいか、俺を殺せば、お前達もここで消えるんだよ。俺の軍門に下れば、そこにあるコレクションを1つやるぞ♪」

 

ふざける!『男根喪失!』

 

ロキの男根が消え失せる。地面に落ちていくアイズをフレイがキャッチした。

 

「何?何をした?俺は絶対神だぞ!神の頂点なんだ。この俺に刃だと?有り無い」

 

フレイは、アイズに回復術を掛けている。

 

『亘…じゃなくて、シュウ、リンクした。いつでもいいわよ』

 

姉ちゃんから念話が届いた。では、

 

「フレイ、パンドラの箱を開け!」

 

「何?鍵はお前で無いのか?」

 

『四肢損壊!』

 

ロキの四肢が吹き飛ぶ。

 

「待て!、コレクションの半分をヤル!」

 

『エアスタンプ!』

 

悪神ロキの身体が熟れたトマトを踏みつぶした様に四方八方へ飛び散った。血だまりから、ドス黒い魂が浮かび上がってきた。

 

『ソウルイート(魂喰い)』

 

ファルコンから呪文が聞こえた。悪神ロキがもう転生出来無いように、ファルコンが…いや、デスドラゴンと化したファルコンが、ドス黒い魂を喰らった。

 

僕、ファルコン、ジム、そしてフレイの身体が光の粒子に分解されて行く。最期の一手を打たないと…

 

『ソウルマージ(魂の再結合)!』

 

ファルコン、ジム、フレイの身体が実体化しだし、僕だけが光の粒子に分解されて行く。

 

「団長、なんで…一緒にいたいです」

 

「ここの後始末を頼むよ、ファルコン…僕は箱を開ければ、飛ばされる運命たよ。また、どこかで逢おう。そうだな、いい女がいっぱいいて…平和な世界がいいな…」

 

脳裏には、愛してくれた者達の顔が、走馬燈に映し出すように、浮かんでは消えていった。

 

「リアス…ソーナ…ヴァイラ…フィア…メイビス…ハニー…アスナ…マッチー…深雪…蘭…そして、母さん…逢えて良かったよ…」

 

僕の意識は闇に飲み込まれて行く。

 

-------

 

また、どこかに強制転移された。今度はどこの誰の子宮内だ?いや、誰と誰の間の受精卵に着床したのだ?まったく、外界の情報が読めない。子宮内の受精卵にいるのは、経験済みなので、わかるんだけど…う~ん…受精卵なので、子宮内の細胞に触れることが出来無い。胎児にまで成長すれば、可能かな?

 

パンドラの箱を開けた途端、ここに飛ばされた。う~ん…みんな、元気かな…仲間達の顔が浮かんでは消えていく…

 

 

 

 




そして、神器なき男3に続く…(^^;
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