※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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消失の謎*

---誠---

 

夢の中に一誠が現れた。

 

「父さん、母さん、僕は元気だよ。シュウさんと一体化することで、苦しみとか、悩みとか、痛みから解放されたんだ。今はシュウさんの魂の中で生きている。忍ちゃんとかオー君とか友達が一杯で楽しく生きている。いつか、シュウさんが能力を取り戻したら、僕に魂と器を創ってくれるそうだよ。それまでは、僕はシュウさんと共に生きる」

 

元気そうな一誠が俺に話し、そして消えていった。

 

目が覚めてから、一香に夢の中で見た話をすると、一香も同じビジョンをみたそうだった。あれは、夢である現実なものなんだろう。

 

って言うか、シュウの能力ってなんだ?魂が創れるのか?アイツは神なのか?

 

 

---一誠---

 

夏休みは残り少しになってきた。さて、どうするかな…能力もだいぶ戻って来たし、キャッスルドランが来てくれたことで、行動範囲も広がったし。フィン達が来てくれたことも大きい。剣の鍛錬をアイズ、フィン、ベル相手にできるのだ。フィンとベルは、一誠の身体の大きさ的にも丁度良いくらいの相手だし。ここでは、本来の姿に戻れるが、実際に戦う世界では幼稚園児なので、幼稚園児の姿で鍛錬を積む。本来の姿は、今の僕では燃費が悪いしねぇ。

 

ただ、幼稚園児姿だと問題もある。アイズ、ティオナに小動物の様に扱われることしばしば。まぁ、身体の大きさが幼稚園児だし…

 

今日も、フィン、ベルを相手に鍛錬をして、エネルギー切れで休んでいる時に、アイツらに拉致されてしまった。くそっ…

 

抱いたり、抱きしめたり、頬ずりをしたり、やりたい放題だ。しかし、僕だって反撃する時はある。能力が戻って来ているってことは…しかもエロ行為に関しては、上限値が何故か跳ね上がる傾向にある。エロ神故か?

 

まず、自分の身の安全を確保してから、『身体停止』を発動した。

 

「え?なんで?能力が戻ったの?」

 

アイズが焦っている。こういう刺激に耐性のないティオナは、既に失神しているようだ。つまらないな。ティオナだけ術を解く。さてと、アイズを…

 

「ねぇ、あっ…いや…あはっ…」

 

股の割れ目を指でなぞる。それだけで、アイズはズブズブに濡れまくっている。

 

「ご、ごめんなさい…」

 

幼稚園児特典で、乳首をしゃぶる。吸う、噛む、舐める。乳房を揉みほぐし、谷間を指でなぞる。

 

「お願いです…入れてください…」

 

などと、涙目でふざけたことを言う。

 

「あのさ、僕は幼稚園児だよ。そんなことはできないよ。ふふふ…放置プレイだよ。悶々として苦しいだろう?今の僕にとって、嫌なことをした罰だ。しっかりと味わえよ♪」

 

身体が動かない為、自分で自分を慰めることも出来ず、喘ぎ声をあげ、僕に助けを求めるアイズ。しょうが無いなぁ。念動力で膣の内部に刺激を与える。ヨダレを流して悦ぶアイズ。こんな姿はファンの人に見せられないよなって姿になっている。

 

そして、悶え果てて失神したようだ。ここで術を解く。僕を小動物扱いするからだ!

 

「見た目は幼子でも、やることは相変わらず鬼畜だな、シュウ」

 

って、フィンが声を掛けてきた。

 

「だって、小猫みたいな扱いなんだもの。たまには、わからせないとね。僕が危険生物であることをね♪」

 

ニヤリとするフィン。僕のことを理解してくれている、僕の片腕。

 

「で、オラリオの探索はどうする?」

 

「水中だしなぁ。そこまでは僕の能力は回復していないよ」

 

「僕のチームも水中だと、無理だな。どうするかな?」

 

「スカさんに頼んで、潜水艦を作ってもらってよ」

 

「どうやって、持ち込むんだ?物の移動はできないぞ。キャッスルドランは生き物ってことで、持ち込めたけど」

 

そういう制約があるのか…水中だとリヴァさんとハニーと誠、一香しか駒がないなぁ。どうするかな…あっ!この世界にもあるか探す価値はあるかな?

 

「バベルの塔…探せないかな?古代ロボットがあるはずなんだけど…」

 

「うん?オラリオのバベルでなくて、砂漠にあるバベルの塔だな?探すように手配をしてみる」

 

フィンはチームドラゴンの控え室に向かった。このドランに僕がいる場合、僕の中にいるドラゴン達は控え室で人化をして、やりたいことができるようになる。やりたいことっと言っても制約はあるけども。

 

フィンから指令を受けて、元気良く龍化して空に飛び出したチームドラゴンの面々。ドランの窓から見える。彼らが戻ってくるまで、ここにいないとな。キャッスルドランから出ると、彼らは強制的に僕の魂に引き戻されてしまう。この世界での、現時点での制約である。

 

「シュウ、来たよ~」

 

うん?誰だ?声のした方を向くと、アスフィ、アミッド、ナァーザ、春姫がいた。

 

「やっと、こっちの世界の常識とかの研修が終わったよ~♪」

 

「どうやって来たの?」

 

「ハニーさんが、ここと本拠を結ぶドアを創ってくれたのよ。聞いていないの?なんか、制約があって物はダメだけど、生き物限定で行き来できるんだって」

 

はぁ?そんな物を設置したのか…あぁ、あの世界の技術とハニー、スカさんの頭脳があれば可能か。

 

「アスフィ、早速だが、水中で活動しやすくなる装置を作ってくれないかな?」

 

「了解!」

 

「春姫は、エルフの子供の子守りを頼む」

 

「了解♪」

 

「アミッド、ナァーザは回復要員として、待機していてくれ」

 

「「了解です」」

 

「ヘファイストスと椿は?」

 

「スカさんに鍛冶場の設計を頼んでいます。今後、武器の製造も視野に入れるって、ヤマトさんに言われて…」

 

なるほど、ヤマト、ナイスだ。

 

「そうだ、ハニー。時間はどのくらい時差があるんだ?」

 

「シュウの上司に交渉をして、シュウの要望に沿って、あちらの世界の1秒をコチラの世界の1年にしてあるわ。これ以上は無理だって」

 

30年くらいロスしても、むこうでは30秒くらいか…うん?

 

「それじゃ、スカさん達の研究が間に合わないだろ?」

 

「大丈夫、スカさん達は寿命の心配ないから、別の加速世界で研究をしているのよ。その辺りに抜かりはないわよ、あなたの研究チームだもの♪」

 

なるほど。

 

ハニー、フレイヤと共に、書物庫に行き、書物類を調べることにした。探している古地図は見付からない。なんでだ?

 

誠、一香にも頼んで、兵藤家、式森家の古文書を調べてもらっている。あと、古文書があるのは、どこだ?う~…古くからある物…あ?バチカン…あと、闇雲家…

 

那魅さんに連絡をして、古文書を調べてもらうことにした。あと、レビアさんにも頼んで、世界中のデータベースを調べてもらうことにした。あとは、機密性の高いバチカンだな。盗みに入ろうかな?

 

僕の悪巧みを察知したハニーが、機密文書をまるまるコピーしてくれた。あぁ、僕とハニーなら盗めない物はないなぁ~

 

徐々に集まってきた古文書を調べなから、データベース化していく。夏休みは読書で過ごしたと言っても良いくらい、古文書を読んでいる気がする。

 

「なんで、ないんだ?」

 

疑問を口にした。

 

「誰かが削除したか、それとも…」

 

僕の疑問に呼応したハニー。機密性の高い場所の書物類だ。削除は有り得ないだろう。削除したにしては、破った痕も消した痕も無いし。そうなると、元々この世界にはなかった。僕と同じように、この世界に飛ばされてきた…そう考えるのが自然かな?

 

なんで、飛ばされてきたんだ?誰に飛ばされたんだ?疑問を埋める証拠を見つけないとダメだな…あっ…閃きが…ハルケギニア大陸のエルフ、ルクシャナの魔法…魔界から下僕を召喚するという魔法。あれって元々、魔界ではなく別世界から召喚する魔法だったのでは?

 

「ハニー、ハルケギニア大陸のエルフの魔法関連の書物ってあるかい?」

 

「う~、どうだったかな?ちょっと待ってください」

 

データベース化した分を検索していくハニー。

 

「ないですね」

 

僕はレフィーヤとリトルリヴェリアを呼び出した。

 

「ねぇ、どこで魔法を学んだのかな?」

 

「私は母から学びました」

 

「私はエルフ村の人達かな?」

 

「レフィーヤ、書物とかはない?」

 

「無いですね。殆ど口伝でした」

 

「魔法陣とかは、どうやって習った?」

 

「習っていません。私達の魔法は長い詠唱ですよ」

 

そうだった…じゃ、あの魔法陣は誰のだ?誠に念話を送る。

 

『ハルケギニア大陸のルクシャナの魔法陣。アレの出所を知りたい。申し訳ないが至急調べてくれ』

 

と。ハニーは、早速こっそりと、あの書物をコピーして来てくれた。これって、使い魔を得る術みたいだ。うん?使い魔を得る術って呪文だけのようだけど…この魔法陣は別の魔法のようだ。

 

「レフィーヤ、この魔法陣はエルフのか?」

 

「違う…エルフは魔法陣を使わないの。呪文とか詠唱が基本なの。そういう意味では魔法というより、精霊達の力を借りる感じになるわ」

 

はぁ?じゃ、この魔法陣はどこの大系だ?

 

「この呪文は、エルフのか?」

 

魔法陣の上に書いてある、呪文を見せた。

 

「違うよ」

 

「この呪文は父が教えてくれた物に似ている…」

 

レフィーヤは否定したが、リトルリヴェリアは肯定した。と、なると、フレイヤ、イシュタル、ヘスティアを呼び出した。

 

「これって、お前達の天界の呪文か?」

 

「う~、似ているな。少し違うみたいだが」

 

「下の魔法陣はどうかな?」

 

「似ている。うん?この魔法陣って…次元を飛び越える禁術系のようだ」

 

フレイヤが知っているみたいだ。

 

「次元を飛び越える?どういう時に使うんだ?」

 

「他の時代に遊びに行く時とか…上の呪文は元の世界に戻る時の為の物だと思う」

 

それって、魔法陣で出て行った物を、魔界からの下僕として呼び戻すってことか?はぁ?

 

オラリオが呼び戻されたということは…何者かが、オラリオに遊びに行き、土産でオラリオ自体を持ち帰ったってことになるのだが…違う、ヘルメスはオラリオの異変に気が付き、オラリオから待避した。ということは、ハルケギニア大陸を土産で持ち帰ったバカがいたってことだ。あの時、オラリオの上空にロキの張った魔法陣って、何だったんだ?

 

あぁ…ビジョンが見える…ハルケギニア大陸が空中に現れた時、バベルの重さに、地盤が耐えられなくなり、迷宮ピラミッドが、落ちたんだ。迷宮ピラミッドが無くなった箇所は、オラリオのガレキがうめていき、あの砂漠は煉瓦などが風化した物だ。落ちた迷宮ピラミッドは、地表にぶつかり衝撃波を起こし、あの場所にクレーターを生じさせて、長い年月で湖となったようだ…

 

「シュウ…大丈夫か…シュウ…」

 

遠くから声が聞こえる。誰の声だっけ…身体を揺すられているようだ。

 

「シュウ…ねぇ、目を覚まして…シュウ」

 

「あ…ハニー…僕はどうしたんだ?」

 

「真っ青な顔をして倒れたのよ。大丈夫?」

 

ハニーに抱きつかれた。あのビジョン…ロキの魔法は何だったんだ?僕は僕の見たビジョンを皆に聞かせた。

 

「それじゃあ…オラリオは…」

 

フィンですら言葉を失う。

 

「あの砂漠だ…ロキは何の魔法陣を展開したんだろうか?」

 

「ハニー、ロセを呼んでくれ」

 

「わかったわ」

 

ハニーがロスヴァイセを呼びに行ってくれた。しばらくすると、ハニーがロスヴァイセを連れて戻った。

 

「ロセ、この魔法陣に心辺りはないか?」

 

「これは、北欧の神格文字だな。う~、それも禁術系だ。使えるのは、限られた者だけだ。効果は、たぶん、次元移動だ。時代と場所を書き込み、移動するんだ。うん?この書物は…なんで、ここにあるんだ?ヴァルハラから持ち出せないはずなんだけど」

 

「それは写本だ。原本はハルケギニア大陸のエルフの少女が持っている」

 

「ハルケギニア大陸?聞いたことのない大陸だな。なんで、そんな場所に?」

 

「使える者は誰だ?」

 

「主神のオーディン様と悪神ロキの2柱だ。他の神では禁術系は使えない。へたすると消滅するからな」

 

「ロキだな…あいつは、オラリオに次元移動して、オラリオを手土産に戻って来たんだ」

 

「何の為?」

 

ハニーが質問をしてきた。

 

「アイツのことだ。高みの見物だろ?」

 

「どうする?」

 

「この世界のオーディンとロキはグルだ。ロキ自体は死んで、息子のロキの代になっている。オーディンが、この先どう出るかだな?」

 

『探し物を見つけたぞ』

 

クロウから念話が飛んで来た。バベルの塔に資料がないかな?行ってみるか。クロウから座標を聞き出し、キャッスルドランで、そこに移動して、チームドラゴンには撤収してもらった。

 

 

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