---ヘファイストス---
リュー達といた少年、どこかのファミリアの団長と言っていた。気になったので、ギルドで調べてみることにした。
「主神としての閲覧権限だ。リューと共にいる少年のことを教えろ」
っと、ギルド員に申しつけた。
「申し訳ありません。それでは調べられません。どこのファミリア所属かが問題です」
と、拒否された。
「どういうことだ。神として、知りたいと言っているのだぞ」
怒気を孕んだ声で、再度命じた。
「ですから、無理です、お帰りください。今後の取引にも影響しかねませんよ」
エイナが出て来て、私にそう言った。痛いところをついてきた。あのレア物の取引は続けたい。ここは引き下がることにした。
ギルドを出たその足で、この街で一番の情報通の主神、ヘルメスの元を訪ねた。
「ヘファイストスが、俺に用って、珍しいな」
「依頼だ。『豊饒の女主人』で働いているリューと、その仲間のことを調べてくれ」
怪訝な顔をするヘルメス。
「リューって、ウェイトレスのリューだろ?その仲間だと、ウェイトレス仲間ってことか?」
これは、言い方が不味かったな。
「ウェイトレス仲間ではなく、ファミリアの仲間だ。たぶん、リューの所属するファミリアの団長は少年だ。その少年について調べてほしい」
「気に入ったのか?」
「違う…気になるのだ。そいつは、スミスみたいなんだが、リューがスミス系のファミリアにいるとは思えない。何系のファミリアかも知りたい」
「ほぉ。ヘファイストスが、そこまで熱く依頼してくるとはなぁ。俺も興味を持ったよ。必要経費は半分は俺が出す。結果は追って知らせるから、少し待ってくれ」
っと、依頼を受けてくれるようで、私はその場から去った。
---レフィーヤ---
無計画でロキ・ファミリアを退団した私。どこに行けば良いやら…どこかのんびりとしたファミリアにでも入るかなって考えながら、街中を歩いていると、
「あの剣姫が『豊饒の女主人』でバイトだと、ロキ・ファミリアは、お金に困窮しているのかな。強盗、追いはぎと、最近物騒なマネをしているみたいだし」
っと、喧騒の中から立ち話をしている者の声が聞こえた。『豊饒の女主人』に行けば、アイズさんに逢えるんだ♪私は早速、彼女の元に向かう。
お店は混雑していた。見慣れないウェイトレスが増えているし。
「おい、ウェイトレスに手を出すなよ。ルールを破ったヤツは、俺とアイズが始末するからな」
って、ベートの声が聞こえた。なんで、ベートが?まさか、ベートとアイズさんって駆け落ち?私はお店に乗り込んだ。
「うん?レフィーヤ、客としてか?」
あの少年に声を掛けられた。マズい…耳が熱くなるのを感じる。私は彼に外に連れ出され、隣の建物に連れ込まれた。抵抗する気が起きない。何かを私の身体が期待しているようだ。心は警告を発しているが、身体は彼の思うがままだ。
背筋がゾクッとした。彼は私の耳を指先でなぞっている。ただそれだけの刺激で、私は大変な事態になっていた。
「どうした。何、モゾモゾしているのかな?」
そんな…言えないよ~
「ねぇ、なんでレフィーヤお姉ちゃんの乳首は立っているの?」
えっ~っと…耳が尚も熱くなっていく。
「腿が濡れているけど、何で?」
いゃ…それは…
「アイズお姉ちゃんに聞けば良いかな?」
ダメっ…やめてください…
「シュウ様、その位にしてあげてください。作業は終わりましたよ」
って、優しそうな顔の女性が助けてくれた。
「あなたは?」
助けてくれた女性に名前を尋ねた。
「わたしはアストレア・ファミリアの主神のアストレアです。改宗ありがとうございます♪」
へ?改宗?なんで?いつの間に?
「シュウ様、これでロキ・ファミリアから4名ですよ。大丈夫ですか?」
はぁ?4名?私とベートと…あと二人は?
「勧誘した訳でなくて、他のファミリアの主神の部屋に来る方が悪いでしょ?」
あの少年が、私のステータスを写した羊皮紙を見せてくれた。あぁ、改宗しているし…
「で、隣でウェイトレスとして働いてねレフィーヤお姉ちゃん♪アイズお姉ちゃんは戦力外みたいだから」
あぁ、コミュニケーション能力に難があるわね、アイズさんって…って、なんで、ウェイトレス?
「あぁ、基本アストレア・ファミリアの普段の仕事は、『豊饒の女主人』だから。潜るのはお店が休みの日が多いんだよ」
って、少年が答えてくれた。でも…
「あぁそうだね。その身体じゃ働けないよね。このフロアにレフィーヤお姉ちゃんの部屋を用意したから、お風呂に入ってさっぱりしてから、仕事に行ってね」
っと、説明を受けた。いつの間に私の部屋を用意したんだ?彼を見ると、表情が険しい物になっていた。
「アストレア、また、お客さんだ。結界は張ったので逃げ道はない。改宗の用意をしてくれ」
「はい、シュウ様」
彼は、階下に降りていった。
「あの…なんで、眷属に敬称をつけているのですか?」
さっきから感じていた違和感を、新しい主神様にきいてみた。
「シュウ様ですか?私の主神様です。書類上は団長ですけどね♪」
うん?主神様の主神様?え~、それは彼が神ってことのなのか?
「そうですよ。私よりもエライ神様です♪」
優しそうな表情で、衝撃的な事実を告げられた。
---アスフィ(ヘルメス・ファミリアの団長)---
ヘルメス様から、『豊饒の女主人』で働くリューの所属ファミリアについて、調べろと命じられた。私は姿を消せるマントを羽織り、『豊饒の女主人』に繰り出した。
店内では、ロキ・ファミリアのベートとアイズが働いていた。あのファミリアはお金が足りないと噂が流れている。幹部をバイトに出すとは、だいぶ困窮しているようだ。
『豊饒の女主人』の隣に、見慣れない建物がある。玄関には『アストレア・ファミリア』と書かれた看板が目立たないように掲げてある。アストレア・ファミリア?聞いたことがないファミリアだ。新しく出来たのかな?中に入ってみる。玄関を入るとすぐに広間だった。奥にも部屋があるようなので、ちょっと調べてみる。
奥の部屋に鍛冶場があった。炉も装備されて、本格的である。ここはスミス系のファミリアなのか?それにしては、鍛冶場が狭い。これでは多くても二人でしか作業できない狭さだ。部屋の中を調べていると、ドアに鍵がかかる音がして、炉には火が炊かれていた。誰?気配を何も感じなかった。ドアを開けようと思うが、開かない。いや、ドアだった場所は壁になっている。どういうことだ?
徐々に室温が上がっていく。暑い…ダメだ…頭から羽織っていた姿を消せるマントを脱ぐ。それでも暑い。炉の炎は先程よりも強くなっている。汗が滝の様に流れている。このままでは、脱水してしまう。脱出方法を考える。
はぅ…
今まで生きてきた中で、感じたことのない刺激が身体の芯を走り抜けて行った。
いやっ…
下半身に力が入らない。私は、床に手を突くように膝を付いた。
あぅ…
言い表せない感覚が身体の芯を鳴動させていく。
「あぁ…あっふぅ…」
力を入れて、何かの刺激に耐えようと思うが、筋肉が弛緩する。床に腹這いになって倒れた。
「はぅ…」
見えない誰かに頭を鷲掴みにされ、口に何か太いモノを入れられた。大きく開け放った口元から唾液が流れ出ていく。飲み込みたくても、太い何かがジャマで飲み込めない。
見えない何者かにされたいようにされていく。私は人形になったかごとく、自力で動けずに、何者かの玩具にされたようだ。
遠くなっていた意識が戻ると、どこかの部屋のベッドに横たわっていた。上半身は裸で、傍にあるテーブルの上には、私のステータスの写しが置いてあり、それを見ると…私は改宗されていた…
---ヘルメス---
調査に行っていたアスフィが戻って来たのは、翌日だった。
「どうだった?調べられたか?」
彼女の様子がおかしい。
「どうしたんだ?何かあったのか?」
溜息を大きく吐いて、意を決したように話し始めた。
「私は改宗させられました。完敗でした。姿を消すマントの欠点を教えてもらいました。今まで、ありがとうございました。今日は部屋の荷物を取りに戻りました」
はぁい?改宗?なんで?
「おい、アスフィ。君は改宗を望んだのか?」
「望むとか望まないとか関係ないです。改宗した事実をお知らせしました」
改宗というのは、この世界において、ファミリアの移籍のことを言う。
「望まない改宗だったら、破棄できるぞ!」
「では、望みました。順序的には事後ですけど」
「望まないのに改宗されたのか?」
「ですから、望まないとか、そういう状況ではなかったんです。殺されないだけマシって感じです。でも事後に説明を受けて、望みました。何か問題でもありますか?元主神様」
『元主神様』って言う言葉に衝撃を受けた俺…アスフィに限ってそんなことを言う子ではなかったはず、と思いたい。
「で、どこのファミリアに改宗をしたのだ?」
「今回の案件で探りを入れに行ったファミリアです、元主神様!」
「何と言うファミリアだ?」
「プライベートの侵害ですよ、元主神様」
俺の心にダメージが蓄積していく。そんな風に呼んで欲しくないぞ、アスフィ。彼女は黙々と荷物を纏めて、外に待たしているポーターに手渡していく。
俺は、ポーターに話しかけてみる。
「おい、どこのファミリアの者だ?」
俺の言葉をスルーするポーター達。見た事のないヤツラだ。
「ヘルメス、私の仲間に何か用ですか?」
女性に話しかけられた。あれ?どこかで会った気がする。どこだっけかな?
「おい、お前は誰だ?」
「あら?あなたって、そんなに高飛車だったの?知らなかったわ」
どこかで会った覚えのある女性に、そのように言われた。うん?昔に会ったのか?どこで?
「どこかで会ったか?」
「それすら覚えていないの?」
女性は涼しい顔で返答をした。対等に話しているところから考えると、コイツは女神か?
「はぁ…女性の扱いがヘタなのは、昔からね、ヘルメス。アスフィが嘆くのもわかるわ」
アスフィは、この女神に何かを愚痴ったのか?
「これで最後です。帰りましょう、アストレア様」
アスフィが、女神にそう告げた…アストレア…はぁい?死んだはずではないのか?
「じゃね、ヘルメス♪」
俺は幽霊でも見ているのか?あれが幽霊だと、アスフィも幽霊になるんだが…我に返った俺は、後を追いかけたが、角を曲がった処で、アストレア一行の姿が消えていた。
---シュウ---
「で、アスフィと、レフィーヤは改宗で良かったの?」
隣でのバイトが終わり、僕らのホームでまったりとしていた。
「えぇ、ここでは私を女性として扱ってくれますし」
っと、アスフィ。
「私は、アイズさんと一緒に暮らせて嬉しいです♪」
っと、レフィーヤ。
「そうなるとヘルメスはどう動くかだな。きっとロキも動くかもしれない。アストレア、二人とは関係は良いの?」
「う~、どうかな。知り合いと言えば知り合いなのはヘルメス、フレイヤ、ウラノス辺りかな?」
「まぁ、戦力的にみて、その二つには負けない自信はあるけど」
「二つだけですか?シュウ様はラスボスクラスですよね?」
笑顔を絶やさないアストレア。心が昔の様に戻っているようだ。会ったばかりの頃は、壊れていたけど。
「ラスボス?僕はペナルティー中だよ。そんなに能力は高くない」
「シュウ様の奥様方と、忍さん、オー君だけでも、ラスボス並でしょ?」
「まぁ、そうだね。悪魔の頂点とドラゴンの頂点とバンパイアの頂点がいるからね♪」
---ヘファイストス---
ヘルメスが蒼い顔をして、報告に来た。
「わかったよ。欲しかった情報…一部だけどな」
こんな表情のコイツは珍しい。したたかで抜け目ない飄々としたヤツなのだが。
「何が遭ったんだ?」
「あぁ…アスフィが抜かれた…」
「アスフィが?どこに?」
アスフィはヘルメス・ファミリアの団長である。二つ名は【万能者】で発明家である。
「アストレア・ファミリアだ。まさか、生きていたとは…アストレアの優しさに触れて、改宗を決心したようだよ」
アストレア?死んだはずだろう?生きていたのか?
「再起動したようだ。ギルドに確認をしたのだが、ファミリアとして、異例だけど再認定をされたそうだ」
でも、あそこは…
「パス・パレードの罠で全滅に近い被害を受け、アストレアの心は壊れた。そんな彼女を癒やした者がいたようだ」
「まさか…依頼したファミリアって…」
「ヘファイストスが言っていた少年が団長かはわからないが、アスフィが接触したことを考えると、アストレア・ファミリアで正解だ。ギルドで確認したが、特例に付き、教えられないそうだ。ただのファミリアでない気がするよ」
「眷属でわかっているのは?」
「副団長はリュー、団員はアイズ、アスフィ、レフィーヤだ。それだけしか開示されなかった。残りの者は特例に付き保護されているようだ」
特例?神にも開示できない程重要な事項なのか?
「特例って何だ?」
「嫌な予感がする。知ってはいけないことなんだと思う。知れば、神と言え命に関わるかもしれない。ギルドが開示拒否って、その位の重要度なんだと思うぞ」
「ロキの子供が二人も改宗か?ロキに聞いてみよう」
「ヘファイストス、事を大きくするなよ。お前に何かあると大変だ。俺の方で探るから、目立つなよ」
ヘルメスは、そう言って立ち去った。私は、ロキに会いにヤツのホームへ向かった。
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「なんやて?アイズたん、レフィーヤが改宗やて?」
ロキは眷属の改宗を知らないようだ。言っちゃ不味かったかな?後の祭りではあるが。副団長のリヴェリアを呼び出したロキ。
「どうないなってんや?リヴェリア!」
副団長に怒鳴り散らす。
「はぁ?ロキ、あなたがベートの改宗を知らせないから、事が大きくなっていくんでしょ?」
ベートも改宗していたのか?
「いや、だから…あれは…そうや、夢やと思ったのだ。アストレアなんか、とっくに滅んだファミリアだったからな」
普通はそう思うよな。眷属が全滅したのだろうから。
「レフィーヤに関しては、アイズの穏やかな表情を見て、引退を決意したそうです。改宗したのは、アイズと一緒にいたいだけだと思います」
「そうか、ベートもアイズたんと一緒にいたいから、改宗なのか…そうなると、リヴェリア、アイズたんを取り戻して来い。アイズたんが戻れば、二人も金魚の糞やで♪」
溜息を吐いて、頭を抱えるリヴェリア。
「そんな単純に事は進みません。フィンだって、改宗しているかもしれないんだから」
フィン?たしか、ここの団長だよな…
「あ…そうやな…最近、ベートとつるんでおるんだったな、はぁ…」
落ち込むロキ。
「ロキ、第三者として、私がアストレアに会ってくる。なんの為にアイズ達を引き抜いたかを聞いてくる」
「頼むでぇ~」
弱々しい声のロキ。アストレア・ファミリアのホームへと向かう。
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『豊饒の女主人』の隣に建つ建物に入ろうと思うが、鍵が閉まっていた。寝ているのか?呼び鈴を鳴らして、反応を待つと、鍵の開く音がして、ドアが開いた。建物の中に入ると、ドアが閉まり、鍵が掛かった音がした。
「この世界の神々は宵っ張りなのか?普通に考えて、寝ている時間だぞ」
上に上がる階段に、あの少年が腰掛けていた。
「それは悪かったな。急いで確認したい事があったから。アストレアに会いたいんだ、面会させてくれないか?」
言い終わると、私は真っ暗闇の場所にいた。音が何もしない。ここはどこだ?
「ここは、闇の世界だ。神の弱点だよな。孤独な場所ってさぁ」
うっ…なんでそれを知っているんだ?マズい…逃げないと。
「逃げられる訳ないだろ?闇の世界から出られるのは、闇の能力者だけだ。貴重な睡眠時間を奪ったのだ、そのバツは受けて貰う」
そこまで言うと、音のしない世界になった。神は一人では生きられない。崇拝する者が居なければ、神としての立場が無いから。少なくても二人はいる世界でないと。
あっ…身体を触れている感覚がある。でも音がしない。感覚だけだ。
あぁ…いぃ…口に何かが入り、口の中を舐められている。胸を揉まれて、乳首を捏ねくり回され、背中からお尻の谷間にかけて、羽箒がソフトタッチをして走っている。
やめ…てぇ…悶々とした感覚で頭の中が真っ白になっていく。これって、淫乱堕ちか?身体の奥で暖かい液体が湧き出て、体外へと流れ出していく。耐えれば耐えるほどに、悶々とした感覚が私の中を埋め尽くしていく。
あぅ…自ら、両腕を後ろで組み、胸を張り出す。もっと、刺激が欲しいから。体内では熱かった液体は太股を伝わる頃には生暖かくなり、膝から下では冷たくなっていく。自分で繰り出す刺激さえでも、悶々さが増していく。
ごめんなさい…私にバツを与えている者に謝罪をする。もう、ダメだ…淫乱堕ちしそうだ。誇り高い私が淫乱堕ちなんて許せないが、耐えられなくなっている。プライドは粉砕するだろうな。きっと、バツを与えた者の下僕になり、好きされてしまう事を望むかもしれない。
下腹部から大量の液体が噴き出したと同時に、果てた私…
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目が覚めると、清々しさを感じる。窓から陽光が差し込み、私の素肌に暖かさを与えてくれた。部屋を見回すと、見覚えのない部屋にいた。ここはどこ?
「ここは、アストレア・ファミリアのホームの中の一室よ、ヘファイストス」
優しい顔立ちの女性がいた。コイツがアストレアなのか?ベッドから立ち上がろうとするも、下半身に力が全く入らない。どうして…頭に映像が送り込まれてきた。淫乱堕ちした私の姿…今までに発したことのない言葉が口から出ている。自ら、身体を相手に預けにいっている。あぁ…なんてことを…
「今後、僕達の意に沿わない行動を取るようなら、この映像を椿の脳裏に送り込む」
椿とは、たぶん、私のファミリアの椿・コルブランドのことだろう。
「わかった…やめて…やめてください」
両目から涙が零れる。顔を手で覆い、泣いた。悔しさと不甲斐なさからだ。
「何を悔しがり、何をもって不甲斐ないと感じたのだ?」
顔を上げると、アストレアの隣に、あの少年がいた。
「おまえ…」
「ほぉ…まだ、怒るパワーがあるのか、もう一度行って来い」
次の瞬間、私は再び闇が支配する場所にいた。そうだった、あの少年に…後悔しても遅かった、昨夜受けた辱めを再び味わう。そして、精も根も尽き果てた頃、元の世界に戻された。もう、昼のようだ。太陽の光が窓から入って来なくなっている。
「どう?もう1回行っておく?」
私が返事をする前に、三度目の闇の世界でフルコースを味わい、元の世界に戻された。もう、夜だ…
「お前が刃向かうのを止めるまで、続けるが、どうする?」
もう、刃向かう元気なんか無い、いや、もう何も考えたくない。ただ、私をもっといたぶってください。淫乱堕ちをした私は、彼を求めていた。
---シュウ---
「まさか、ヘファイストスが淫乱堕ちするとは…」
今の僕は、直接的な行為は出来ない。エロ神としての攻撃は、闇堕ち攻撃だけしか使えないに等しい。残念だ…闇堕ち攻撃は、相手の嫌な事、プライドがジャマして出来ない事をしたような感覚で与える攻撃である。ヘファイストスの場合、プライドがジャマして、あぁいう行為が出来なかったようだ。
「どうするんですか?シュウ様」
心配そうなアストレア。
「まぁ、加護は与える。彼女の目は治しておいた。充分なくらいのエナジードレインをさせてくれたし」
完治させたヘファイストスの目に眼帯はもう無い。枕元に置いてある。エロ神である僕は、基本的に女性がオーガズムに達した時のエネルギーを好んでドレインしている。
「で、どうするんですか?」
目の前のベッドにはヘトヘトになったヘファイストスが横たわっていた。
「このまま、帰すとか?」
「歩いて帰れないですよ」
「彼女の執務室になら、強制転移できるけど…」
「執務室に置き去りですか?」
「かと言って、僕は物理的にできないし」
「まだ、やるんですか?さすがにエロ神様ですね♪」
僕を拝むアストレア。何を願っているのやら。アストレアクラスの女神だと、心が読めない時がある。
「アストレアが添え寝するとかは?」
「あぁ…有りかな?添え寝かぁ、いつ以来かな?」
アストレアは、全裸になり、ヘファイストスの横に横たわり、彼女の身体を満喫し始めた。
「じゃ、おやすみ、アストレア」
「はい、シュウ様♪」
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明日は潜る予定なので、準備をしておく。1階の広間に集まった、みんなに作戦を伝える。
「50階に着いたら、テントの設営を優先して。それから51階に行く。人数も増えたし、新人のレフィーヤはアイズと共に、芋虫。新人のアスフィ、フィン、リアス、ヴァイラは芋虫以外、ベート、セラフォルーは49階の階層主のバロール。忍、オーフィスは、51階の護衛って感じで頼みます。僕は砲撃と共に龍の壺に行きます」
レフィーヤとアスフィは、絶句していた。いきなり、50階スタートってことに。
「いきなり、50階なんですか?」
「レフィーヤは体験済みなんだよな?」
「そうですが…」
なんか納得しきれないレフィーヤ。
「私は戦闘要員ではないです~」
っと、アスフィ。
「え?エロ要員が良いのか?」
「あ…あの…ですね、それも敷居が高いですよ」
「戦闘要員とエロ要員の好きな方を選んで良いけど」
「うっ~っと、開発要員って無いんですか?」
「潜らない日にしてくれ。潜る日は2択だ」
「はぁ~では、エロ要員で…」
漸く、観念したアスフィ。では、エネルギー補強要員ってことで。
「なぁ、二人でバロールって無理じゃないのか?」
って、ベート。
「忍とオーフィスに鍛えられて、ベートはだいぶ強くなったはずだよ。それに魔王のセラフォルーがいるんだ。いざとなれば、倒してくれるよ。いざとなればね」
と、含みを持たした言い方をした。絶体絶命にならないと攻撃しないもんな、お姉さんは。その辺りは、開幕攻撃好きなシルキーとは違うようだ。
「じゃ、睡眠は充分に取って。解散!」
それぞれの部屋に戻っていく。