依頼の見返り*
---シュウ---
ニパの抱える問題を除いて、無事に小学校3年生になれた。高校生への道のりは遠い。最近、スクランブルが多いので疲れ気味である。なので、平日の夜も一誠におまかせしている。問題の無い日に限るけど。
疲れがひどく眠気が酷い。エロ心も起きず、ひたすらに寝る毎日。鍛錬する量は減ったけど、スクランブル事案により、実戦による経験値の積み重ねで、徐々に上限が増えている気もする。
そんな平和な日々を過ごしていたのだが…ラリーから呼び出しが来て、AMPに向かった。署長室には、署長のラリーの他、レビア、キティの二人と、見知らぬ女性が1名いた。
「なんの用?エロ心が無いので、なんも楽しくないです」
と、ぼやく僕。
「来てすぐ、それか?」
僕を抱き抱えながらキティが言う。
「キティは、乳出ないし…」
「はぁ?乳の出るヤツが、お前の傍にいた試しがあったか?」
いや、ないです…凹む僕。
「頼みがある。見返りは用意できる。頼めるか?」
端的すぎるラリーの依頼。内容がわからない。見返りも見えない。
「内容と見返り次第だよ」
キティの胸に顔を埋めて感触を愉しむ。
「なぁ、こんなガキが頼りになるの?」
見知らぬ女性が、ラリーに噛みついている。
「あぁ、彼にしかできない。シュウ、エンジェル・ダストって聞いたことはあるか?」
なんかヤバそうな薬か?
「聞いたことは無い。人間用の薬か?」
「そうだ。幻覚剤の1種で、投与された者は、人間離れした怪力と運動性能を発揮し、多少銃弾を浴びても死なない「不死身」の体になるんだが、精神が麻痺し、外部からの洗脳を受けやすい状態になってしまう」
「戦闘マシン化か…で、それが?」
「あぁ、彼女は依頼者で、野上麗香さん。元刑事で、現在は探偵なんだが、彼女の姉は現職の刑事で、この件を捜査中に失踪した。あと、彼女とは別の探偵が2人が行方不明なんだ」
「探すのか?」
「出来るか?」
仲間と念話で会話をして、情報を仕入れた。
「野上冴子は薬でやくざの女になっている。槇村香は死亡。冴羽リョウは戦闘マシン化だ」
「どうして、わかるの?」
麗香がきいたきた。
「傘下組織に、九十九屋と銀河がある。そこから念話で仕入れた」
「ラリー、彼は何者?」
「はぁ?見ての通り、エロガキだが…それでは答えにならないか。見返りは、麗香、冴子、香の身体でどうだ?」
「はぁ?見ていないのに…ちょっと、それは乱暴だよ~」
「いやいや、勝手に私の身体を見返りにしないでよ~」
麗香と僕がラリーに抗議した。
「シュウ…エンジェル・ダストは無くしてくれ…」
抗議をスルーして、依頼内容を口にしたラリー。
「戦闘マシンは、破棄していいか?」
「できれば、回収・修繕してほしいな」
「う~ん…取り敢えず、手付けを払って貰えるかな?」
麗香のボディを舐めるように見る僕。
「はぁ?私?なんで?」
「依頼者でしょ?いやならいいよ。ラリー、僕は帰るよ」
僕は家に転移をした。
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冴羽リョウと野上冴子は回収できた。魂と身体をクリーニングして、キャッスルドランで、凍結保存をしてある。残る一人が見付からない。死んでいるんだよな。招魂をしても魂は寄って来なかった。うん?なんで?
生きているのか?居間で、焼きプリンを食べながら考える僕。
「なぁ、リーラ。死んでいるのに招魂できないって、どういうことが考えられる?」
「うん?そうねぇ~脳死判定後に、生体移植されて、魂が付いて行ったとか」
あぁ…そうなるよな…それだと、魂を分離すれば良いのかな?
「生体移植先を探してくれる?あと、ダストの製造工場と、関わる組織を調べて」
「了解♪」
---麗香---
消えた少年の家の住所を、ラリーから聞き出して、そこへと向かう。AMPが信用している組織のボスだそうだ。少年なのにボスなのか?『九十九屋』と『銀河』とか、裏情報に精通していないと、名前の出せない組織を傘下にしているというし。何者なんだろうか?ラリー達は、言葉を濁して教えてくれなかった。自分の目で見て、判断しなさいってことのようだ。
東京の北西部にある駒王町にやってきた。静かな住宅街だ。しかし、胸騒ぎをする気配がときたま感じられる。得体の知れない者が蠢いているような。背筋を冷たい物が走る。なんだ?この街は…
教えてもらった住所に来たのだが、塀で囲まれていて、中の様子がわからない。って、いうか、この区画ってデカくないか?塀に沿って、歩くこと5分、塀が途切れる箇所に出た。そこには道場があり、木刀や竹刀のぶつかり合う音がしていた。道場の内部に目をやると、少女達が剣術の鍛錬をしていた。
「何か、ご用ですか?」
華奢な感じの少女に声を掛けられた。
「兵藤一誠君の家を探しているのですが、この辺りのはずですよね?」
目的の家について、きいてみた。
「えぇ、ここも敷地の一部です。正門は、この塀伝いに歩いていくと、ありますから、そこで呼び鈴を押してみてください」
と、教えられた。はぁ?ここも敷地の一部?どんだけ、広い敷地なんだ?あのエロガキは金持ちのバカ息子なのか?塀伝いに、門に向けて歩く私。
更に5分程歩くと、正門らしき場所に出た。見た目はモダンな造りの家であった。けど、大きさが半端ない。なんだ?この広い家は?
呼び鈴を押すと、メイドさんらしい人が出て、応対してくれた。そして、家の中に入った。玄関を入ると…玄関が広い、靴入れが大きい…ここは寮なのか?10人、20人って人数ではない気がする。メイドさんに案内されて、リビングに通された。
そこには、有名な人がいた。あっ…そうだ、『兵藤』だものな。そこには、現代の英雄、兵藤誠さんがいた。
「うん?一誠に用?シュウでなくて?」
怪訝そうに私を見る誠さん。
「一誠君って、誠さんの息子さんなんですか?」
「そうだけど…君は誰?」
あぁ、名乗っていなかった…
「私は探偵をしています野上麗香と申します。AMPのラリー署長の口添えで参りました」
「ラリーの?じゃ、シュウの方だな。アイツは、今、城にいる。もうしばらくすれば、帰って来るだろう」
シュウ?城?何の話だ?
「彼は何者なんですか?」
「はぁ?知らないで訪ねて来たのか?勇気有るなぁ~」
え?感心されているようだ。勇気が有る?どんな状況なのか?
「ラリー署長には、自分の目で見て判断しなさいと言われてきました」
「ふ~ん…何か依頼したのかな?」
「あっ…はい…」
「そうか…可哀想に…」
え?可哀想?何で?
「アイツは、取りっぱぐれはしないから。どこに逃げても意味は無い。地獄の果て、天国の隅っこまで、追うからな」
その表現は何ですか~
「そういや、今日は静かだな。リーラ、追い込みか?」
「えぇ、チーム剣士を除いて、大掃除をみんなでしに行っています」
大掃除?どこを?いやいや、それよりチーム剣士?あの道場で鍛錬をしていた連中か?
「そうですよ。教える側は全員、免許皆伝クラスです」
って、メイドさんが教えてくれた。うん?今の会話に違和感があるんだけど。
「で、この女は喰っていいの?」
え?気配を感じなかったけど、後ろに少女が立っていて、私を舐めるように見ていた。
「シルキーさん、ダメですよ。シュウさんのです」
「なんだ、父ちゃんのか…美味しそうなのは、みんな、父ちゃんが持っていくなぁ」
って…父ちゃんって?シルキーっていう少女を見かけた後、だんだんと居間を行き来する人数が増えていった。
「誠さん、今の少女は?」
誠さんに質問してみた。
「うん?シュウの長女で、両刀遣いのシルキーだ。目を合わせると襲われるぞ」
って…え?襲われる?
「ただいま…眠い…寝る…」
あの少年が現れて、どこかの部屋に行こうとしていた。
「シュウ、お客だ」
誠さんが、声をかけた。振り返る彼。
「あぁ、麗香かぁ…依頼の殆どは終わった。後は、最終調整だけだ。うんじゃ、おやすみ…」
部屋に入ってしまった彼。
「よほど疲れているのだろう。エロ心が無いなんて、珍しい」
って、誠さん。依頼の殆どが終わった?こんな短時間で?
「あいつの部隊は最強だ。何を依頼したか知らないけど、短時間でこなす力はある」
って、誠さん。
「さて、でかけるかな。リーラ、アース神族の案件に行ってくるよ」
「わかりました。いってらっしゃい♪」
誠さんが消えた。話相手がいなくなり、不安な気分になる私。獲物を狙うような視線を、複数感じる。帰らないと、危険だ。そんな気分になっていく。
「帰るんですか?シュウに会いに来て、それは失礼でしょ?」
って、メイドさんに一喝された。蛇に睨まれたカエルのように、固まる私。
「あなたの依頼をこなして、疲れ切っているんですよ。労いの言葉をかけず、見返りを与えずに帰るなんて、私が許しません」
って…このメイドさん、怖い~
「リーラ、そんな顔をするな!お前の笑顔が好きだ」
って、あの少年が戻ってきた。
「あっ、すみません…」
少年に謝る怖いメイドさん。
「で、麗香は何の用だ?」
「依頼はどうなったんですか?」
「冴子は薬を抜いている。リョウは蘇生中、香は魂のクリーニング中だ」
蘇生中?魂のクリーニング中?どういうこと?
「なんだよ。ラリーに何も聞いていないのか?」
呆れる少年。聞いていないです!
「この家にいる僕達は皆、何らかの能力を持っているんだ」
能力持ち…
「そうだ。だから、こういう人間では出来ない仕事が、舞い込んでくる。通常は受けないけど、AMPと父さん、あと九十九屋は別だ」
人間では?
「僕達は普通の人間では無い。この家に入った時点で、終わっているよ♪」
終わっている…えっ…太股の内側が痙攣している。これって…
「我慢できるかな?今日は疲れているから見ているだけ…」
いやっ…乳首を細い舌が舐めている感覚…大きくなっていくのが分かる。刺激を得ようと腰を揺すっている私。
「やめて…」
弱々しい声でしか言えない。悶々としている頭の中。
「父ちゃん、あいかわらずドエスだな♪」
先程の少女が私の隣に座り、下腹部の臭いを嗅いでいる。
「はぁ?お前には言われたくないよ、シルキー」
少女の喉から唾液を飲み込む音がした。狙われているんだ…あぁ…口元から唾液が流れていく…そして、意識は飛んでいった。
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意識が戻ると、全裸で牢屋に入れられていた。身体を鎖で縛られている。金属の感触が気持ち良い…目の前の牢には、姉さんの冴子がいた。私と同じ様に鎖で縛られている。
「ここはどこ?」
大声を上げるも、誰も反応してくれない。あっ…あぁ…ダメっ…下腹部を舐められている感覚がある。だけど、目の前には誰もいない。いや~…腰を捩り逃げようとするが、腰を掴まれて、逃げられない。透明人間にやられる…あっはぁ~ん…お尻の肉と肉の境目を舐められていく。気持ち良すぎる…口元からヨダレが流れていく。
「なかなか、反応がいいよね」
って、あの少年の声が聞こえた。耳タブを舐められて、耳の穴に舌先が入って来た。でも、彼の姿は見えないし、気配も感じられない。そして、口元に口を合わせてきたようだ。音を立てて、私の流れ出るヨダレを啜る。その音だけでも、興奮している私がいる。
そして、私の中に入ってきた。大きい…あの少年のモノとは思えない程、大きい…私は腰と腹筋を最大限に動かして、快楽を得ようとしていく。悶々とした気分は最高潮を迎え、全身を電流が走り、意識が飛んだ。
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目が覚めると、どこかのベッドに寝ていた。私の胸に彼の頭が載っていて、彼は姉と交わっていた。私は敷き布団に固定され、身動きが取れないでいる。彼が動く度に、頭が胸を、背中が下腹部を刺激し、それだけでも満足している私がいる。
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目が覚めると、どこかのベッドに寝かされていた。
「目が覚めたか」
ラリーが声を掛けてきた。
「ここはAMPの医務室だ。4名とも生きて帰還だ。良かったな、麗香が一番良いって言っていたぞ」
一番良い?
「と、いっても香とは出来なかったようだ。まだ、交わるには身体が弱いそうだ」
そうだ。交わったんだ…見返りに…
「彼は何者ですか?」
「はぁ?知らないで交わったのか?」
呆れるように言うラリー。
「アイツは鬼だぞ」
鬼?