※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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ロキ戦の果てに

 

---アテナ---

 

兵藤源氏氏との会談中にそれは起きた。突然の爆発音、外から戦闘をしている音が聞こえてきた。

 

「何事じゃ!」

 

源氏氏が叫び、彼の弟子に状況を聞いている。

 

「何じゃと?」

 

私を睨む彼。

 

「お主のお付きの者が、豹変して暴れているそうじゃ。今、一誠の仲間が応戦をしているようじゃ」

 

私のお付きの者?聖闘士達が?何で?彼らの元に駆けつけようとした私の前に、女神姿のアルテミスが現れた。

 

「源氏様、アテナ、こちらへ。私達、チームセーラー戦士がガードに付きます」

 

アルテミスの後ろにはセーラー服もモチーフとした戦闘衣装を纏った戦士と思われる者達がいた。

 

「おぉ、一誠の部隊の者じゃな」

 

「はい、源氏様」

 

 

 

---きりん---

 

シュウさんに言われていた通り、突然豹変した聖闘士達。彼らの纏っているオーラは、人間の物でも聖属性でも無く、狂気その物だった。

 

「脊髄だけが弱点です。頭を切り離しても、攻撃が止まらないそうですから、躊躇してないでください」

 

私のまかされたチーム剣士の皆さんに指示を出した。

 

バゴ~ン!

 

刀が拳により、弾かれていく。拳の動きは速い上、刀と違い、その軌跡は変幻自在であった。

 

「きりんちゃん、刃が保たない。峰撃ちに切り替えるわよ」

 

刀華さんから、声がかかった。頷く私。刃が欠けていく。拳が硬すぎる…苦戦を強いられる私達、徐々に戦域が押し込まれてきている。

 

ズッゴ~ン!

 

一人の聖闘士が吹き飛ばされていく。援軍かな?

 

「きりん、待たしてすまない」

 

この声はゼノヴィアさんだ。

 

『ダイヤモンドダスト』

 

シルキーさんの声だ。光輝く物が聖闘士を襲う。防具にはヒビが入り、露出した部位は弾けていく。でも…

 

「あら~、腹を弾けさせても、攻撃力が落ちないのか。こいつらはゾンビなのか?」

 

援軍が来てくれたものの、相手の異常性の前に、苦戦している。マズいよ~

 

『ドラゴンショット!』

 

腹部を貫通して脊髄を破壊する攻撃。相手は動きを止めていく。

 

「遅くなりました♪供物分、働きに来ましたよ~」

 

イッセーさんとイッセさんだ。彼らも並行世界の兵藤一誠であり、イレギュラーな存在だそうだ。

 

「イッセー、龍化だ。巨大化はするな。周囲の建物に被害が出るからな」

 

イッセさんの呼び掛けに頷くイッセー君。そして二人は、人間大のドラゴンへと姿を変えていく。

 

 

 

---シュウ---

 

天使の翼を展開して、空中で索敵をしていると、上空でロキを見つけた。その姿は異様であった。エンジェルダストの影響だろうか?腕が異様に太く、目付きがおかしい。

 

「おぉ、来たな!強化薬がちょうど効いてきたところだ。決着を付けよう、化け物よ!」

 

どっちが化け物だよ?目の前の化け物は、巨大な魔法陣を展開してきた。僕は、新しい能力『ミラートランスファー』を起動させた。これは目標物を鏡に転写して破壊する能力だ。目の前に発現した鏡に、アイツの発現させた魔法陣が転写され、粉々に破壊した。

 

「なんや、その能力は…これなら、どうだ!」

 

今度は巨大な魔法陣を2枚を発現させてきた。僕は魔法陣を書き換えて無力させていく。まだ『ミラートランスファー』を、同時に2つは発現できないから。

 

「くそっ…これならどうや~!」

 

今度は3枚…あぁ、キリが無い…アイツの発現させた魔法陣を無力化させながら、アイツ自体を鏡に転写させた。だけど、いらついていた為に、僕は見落としてしまった。僕の足元に、あの魔法陣が発現したことを…

 

目の前の化け物は粉々に破壊できたのだが、それと同時に、強制転移魔法陣が発動していた。そのことに気づいた僕は、僕の魂からレベッカを放り出して、

 

「僕を探してくれ…レベッカ、頼むぞ!」

 

彼女に、後のことを頼んだ。

 

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