---シュウ---
一誠の睡眠中に、上司のいる場所に転移させられた。
「こんなことができるなら、帰れるじゃん」
上司に文句を言う。
「一時的だし、魂しか転移させられぬ」
「みんな元気かな?」
「その事なんじゃが」
上司が僕に、扇と書物を数冊、手渡して来た。
「ブラフマーがな、お前に力を貸したいというのじゃ。向こうの世界の最高神には、話を通してあるぞ」
創造の扇、僕専用のアイテムだ。手に入れた時は、創造神ブラフマーが封印されていたけど、今はブラフマーの力が宿っていた。なので、僕の魔力に関係なく、創造の力が使えるチートなアイテムだ。
「この書物は?イッセーに貸した奴もあるし」
「お前が持っていてくれ。ツヴァイがな、お前が恋しくて、暴走気味なんじゃ…」
あぁ、そういうことね。手渡された、書物は、夜天の書、蒼天の書、紫天の書で、それぞれ管制人格がいて、書物を制御していた。まぁ、書物というより、システムに近いかな。夜天の書は防御、蒼天の書は魔術、紫天の書はエネルギー生成を得意にしていた。管制人格はそれぞれ、リインフォース、リインフォースII(ツヴァイ)、アギトで、中でもツヴァイと僕は仲が良い。
管制人格は融合騎という特性を併せ持っている。それぞれが僕と融合(ユニゾン)でき、融合状態の僕は、融合した者の能力が使えるようになる。必然的に魔導士である僕は、魔術を得意とするツヴァイとの融合が多いのだ。ツヴァイは僕よりも広範囲を攻撃できるし。
で、この3冊の書物は1冊でも暴走すれば、暴走を起こした星は壊滅すると思うくらい、威力も抜群だ。
「ツヴァイ、ごめん。傍にいられなくて」
「いえ、傍にいられない事情は分かっていますから、シュウには怒ってません」
僕には怒らずに、上司にかぁ…
「あとは、危険そうな者はいる?」
「シルキー…」
「イッセに頼んで…僕はまだ幼稚園児だよ。あんな大きな娘は、扱えないよ~」
シルキーとは僕の長女だ。僕には4人の子供がいるのだが、その中でも、一番破壊力を持っている。母親であるソーナの冷静さと、叔母であるセラフォルーのおバカ加減を併せ持ち、その上、僕の性癖を多少持っているエスプレイヤー。ちなみに両刀である。その点においては、僕以上に破綻していると思われる。
「そうなんじゃが…4人兄弟で、一番のファザコンだし…」
「せめて、高校入るまで待てと伝えおいて。で、ヴァイラは?」
ヴァイラは僕の妻3号で、諸事情で長期入院中であった。
「元気そうじゃよ。シュウがその身体で帰れれば、問題もなくなるじゃろ」
そこで、上司との会話が終わり、目が覚めた。
---一誠---
目が覚めた僕は、早速創造の扇を手にして、その力を振るった。これで、父さん喜ぶかな?
---誠---
目が覚めると、家がトンでもないことになっていた。ここはどこって感じで、今まで住んできた家の面影がない。この事象の元凶はアイツだな。アイツの部屋を探す。無駄に大きくなった家で、アイツの部屋が、なかなか見付からない。
あった…
「おい、一誠、これはどういうことだ?」
寝ている一誠を起こして問いただした。
「うん?何だっけ?」
起きてすぐで、寝ぼけている息子…
「あぁ、家をねぇ、大きくしたんだよ。父さん、家を大きくしたがっていたから」
そうだけど…
「なんの力が発現したんだ?」
「僕専用のチートアイテム。創造の扇ってもので、ブラフマーの力を宿しているんだよ」
って、簡単に説明している息子。おい、ブラフマーって創造神じゃないか…
「まぁ、大抵の物は作れるよ。なんたって、創造神だからね。地上4階建てで、屋上に温泉を引き込んだ、露天風呂と内湯が、男湯、女湯の2つある。地下は10階建てで、地下2階にプールとシャワールーム、サウナ、5階、10階にトレーニングルームがあるんだよ」
なんか凄い豪華な作りにしたな…
「僕の世界の家を参考に、設計してみた」
一誠が、図面を見せてくれた。
「図面を書けるのか?」
「うん。これでも、力をロストする前は、最高神の仕事を全部こなせていたし」
とても凄いことを簡単に言う息子。末恐ろしいとはこの事か…
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朝食…みんな一夜にして家が変貌したことに、驚いていた。驚いていなかったのは、俺と一誠、リーラくらいかな。
「ダイニングルームが10畳から24畳になっているし…キッチンが厨房になっているし…」
大抵の事に驚かない一香が、突然の環境の変化に耐えられず、パニック状態だった。そんな一香を尻目に淡々と調理をこなして、料理を出してくれたリーラ。肝が据わっているよな、このメイドは。
「なぁ、一誠。トレーニングルームなんだが、5階と10階で天井高が違うのは、どうしてだ?」
「あぁ、10階の方は、空中戦の練習を、できるようにしてある。仲間の殆どが飛行能力あるから」
あぁ、ドラゴン使いに対して愚問だったな。でも、一誠と話していると楽しい。幼稚園児でここまで知識があるというのは、異常なんだけど、まぁ、俺の息子と思えば問題はないか。それに、中の人は、俺よりも実戦経験豊富だし。
「そうだ、父さん。生活費に困ったら、言ってね。僕の貯金を寄付するから」
「貯金?この世界で使えるのか?」
「金塊で蓄えてあるから、この世界でも売れるでしょ?」
額を聞いたのだが、この星の埋蔵量より多い気がする…そこらをつっこむと、他の様々な世界で手に入れたからって、平然と言いのけた。どんだけ、案件をこなしたんだ?こいつは…
中の人は凄くても、生身は幼稚園児の息子。朝食を食べて、俺と話をしている最中に寝てしまった。今日も幼稚園は休ませないとな。
---一誠---
目が覚めたら、三時だった…おやつの時間だ…あれ?幼稚園どうしたっけ?ダイニングに降りていくと、リアスがいた。
「あっ、おはよう、一誠君」
「うん?おはよう、リアス…くぅ…」
「おーい、階段で寝ちゃダメだよ、一誠君」
僕に駆け寄って来て、肩を貸してくれ、二人でダイニングルームのテーブルの前に、腰掛けた。僕らの気配を感じて、リーラさんがおやつを出してくれた。あっ、プリンだ…それも焼きプリン♪
「一誠様、普通の食事に戻れるまで、幼稚園は無理ですね。起きていられないんですもの」
あぁ、カロリー不足ってことかぁ。まぁ、胃腸が1週間機能していなかったんだ。幼稚園はあと、10日くらい無理かな?
「で、リアスはなんの用?」
「う~んとねぇ…ソーナとも仲良くしれくれないかな?」
あ?無理だろう?あの思考じゃ…
「人間を下に見るような奴とは、仲良くなれないよ~」
「う~、そうだようね…でも、そこをなんとか、ならないかな?」
なんとか…なぁ…はぁ…くぅ…
「あぁ、寝ないでよ~、一誠君」
あぁ寝ちゃった。しかし眠いなぁ…なんでだ?
『ごめんなさい。私達が魂に同居したせいで、エネルギーが不足しちゃったみたいです。今、アギトと一緒に調整していますから。もう少し時間をください』
って、ツヴァイから念話が飛んで来た。あぁ、そういうことか。溜め込んで置いておける最大値がまだ低いから。カロリー不足のエネルギー不足なのね。あぁ、眠い。
寝ることによって、エネルギーを溜め込むことができる、今の僕の身体。魂にも溜められるけど、あれは非常時の為にプールしておく分なので、基本身体の方に溜め込んだエネルギーで生活しないといけなかった。
無尽蔵なエネルギーを溜め込めた、元の身体の時には感じなかったけど、あの書物三冊って、維持が大変そうだ。それだけの価値はあるのはわかっているけど。
「一誠君、起きて。ねぇ。」
ぁっ、また寝てしまった。
「ごめん、リアス。眠いんだよ…」
---ソーナ---
眷属を奪われたしまった。おまけに、恥ずかしい姿の写真まで撮られたようだ。許せない、あの人間…
「力を貸してやる」
突然、声を掛けられた。部屋には知らない者が立っていた。
「アイツには恨みがあるんや。同士ってことで、力を貸してやるわ」
私に何かの術をかけた。私の身体が大きくなっていく。
「それじゃ、ウチは、高みの見物してるでぇ~」
知らない者は消えた。私の身体の拡大化は止まらない。着ている服を破り、眼鏡が金具部分で折れ、ついに家を壊してしまう位に大きくなった。
『踏みつけて、つぶしちゃえ~』
って、念話が飛んで来た。この大きさなら勝てるわ。アイツの家を目指した。
---一誠---
地響きで目が覚めた。あっ、リアスの腿で寝てしまった。リアスは僕の頭を優しく抱くようにして寝ている。うん?一定間隔で地響きがするんだけど…なんだ?段々大きく鳴ってくる。なにやら、巨大な物が近づいてくるようだ。母さんに緊急信号を発信した。
母さんが転移してきれくれた。
「どうしたの、一誠?」
「何かが近づいてくるみたいなんだけど…」
母さんも地響きを感じ取って、外を見に行った。しばらくすると、母さんが慌てて家に戻ってきた。
「大変よ、巨大化したソーナ・シトリーがこっちに来るわよ」
はぁ?巨大化?そんな能力あったのか?
リアスを起こして、三人で家の外に出ると、身体だけ巨大化した全裸のソーナが家に迫っていた。
「どうするの、母さん?」
母さんは誰かに連絡をしたみたいで、直ぐにセラフォルーが転移してきた。
「なんで、ソーたん、そんなにデカく…それも全裸でなんて…」
みんな、目が点だ。全裸で巨大化するなんて、勇気あるなぁ…比率はそのままでの巨大化なので、ペッタンコの胸はペッタンコのままだ。
魔法を撃って来た。威力も巨大化していたが、セラフォルーと母さんの防御魔法で、防ぐ。しかし、圧されている。ソーナの魔法、水系の魔法なのだが、ウォーターカッターみたいな奴は危険だ。家が斬られて、半壊してしまった。
どうするの?
父さん、サーゼクスさんも転移してきてくれた。
「なんで、ソーナ君が…」
「潰されないように、逃げろ~」
僕はリアスをトレーニングルームに強制転移させた。あそこなら安全だし。でも、どう攻略すれば良いんだ?殺して良いなら簡単なんだけど…
「父さん、どうすれば良い?」
「巨大化した原因がわからないと、手が出せない。今、アジュカをソーナ君の家に向かわせた。原因がわかるまで、逃げろ!」
『簡易版のアレを使うとかは?』
ツヴァイから念話が届いた。魔力がどうなんだ?
『アギトとドライグに頼んで、オー君の身体に溜め込んでいます』
その手が有ったかぁ…って、オーフィスを器として使うなよ、ツヴァイ…僕は、ソーナの頭上に、即死性のない『ウルティマウエポン』の魔法陣を発現させた。
『撃てる分だけ溜まりました』
僕は魔法陣を発動させた。煙を上げて、立ち尽くす巨大ソーナ。え?倒れない…なんで?
『なるほど、そういう訳なんじゃな。主様、あやつは操られておる』
忍から念話が届いた。誰に?
『再チャージを開始しました』
ツヴァイから念話が届いた。僕の中で、マルチタスクを、こなしているのかぁ。少し感動したが、巨大化ソーナは、僕に向かって再度歩き出した。狙いは僕なのか?
『元凶は悪神ロキだ』
アジュカさんから念話が届いた。はぁ?ロキ?あいつ、高みの見物しているのか?そうだ。
『ツヴァイ、融合してくれ』
『了解』
ツヴァイと融合して、ツヴァイの能力を使えるようになった僕。ツヴァイの翼を展開して上空に飛び出した。見つけた、ロキ!僕は目の前の高いビルに向かって飛行した。
「おい、ロキ!てめぇ~」
「ほぉ、小さいガキんちょ、お似合いだねぇ、お前に」
いやらしい顔付きで笑うロキ。そんなロキの頭上に魔法陣を発現した。
「おい、何をするんや?ちょっとした冗談やないか」
顔を強張らせながらも、笑っているロキ。
「冗談のお返しだよ。それ、ロキの頭頂部をホーミングするから、どんな体勢でも安心だよ。ふふふ」
「いやいや、こんなマネして、ただで済むと思うなよ。ふふふ」
まだ、笑うのか、ロキ。
「ツヴァイ、チャージでき次第発動して」
『了解』
「あぁ、こんなマネして、ただで済まないよ。僕は幼稚園児なんだから、反動は酷いだろうな。でもなぁ、やっていけないことを分からせるのも、僕の仕事なんだよ」
『発動します』
ツヴァイの声と同時に全身から煙を上げて、地上に落下するロキ。
「ダイヤモンドダストを撃てるだけ、ロキに撃ち込んでくれ」
『了解』
光速で撃ち出されたダイヤモンドの微粒子が、ロキの身体に命中する度に、命中箇所から肉やら骨のミンチ状の物が八方に散らばっていく。
エネルギー切れが近いのか、意識が朦朧としてきた。でも、もう一手、もう一手だけやらせてくれ。ツヴァイとの融合が解け、僕は落下し始めた。薄れいく意識だったけど、妖刀村正を手にして、ロキの魂を目指して、落下していく。そして、ロキの魂を消滅させて、僕は地面に落下した…
---セラフォルー---
一誠君は空中戦で、悪神ロキを倒したようだった。一誠君の居た周りには、肉片やら骨片やらだ四方八方に散らばっていた。アジュカの調査で、悪神ロキの物と判明したのだ。
でも、一誠君はそこに居た。力尽きて、そこに居た。抱き起こしても動かない。顔はつぶれ、全身の骨も折れているようだ。一香殿が転移してきて、禁手化して、大天使の翼で一誠君を抱きしめる。
冥界の緊急医療チームも駆けつけて、一誠君の救命に努力を続けていく。
ソーたんは、ロキの消滅で、元に戻った。でも、一誠君に対して罪悪感はない。むしろ、罰が当たった的な感情だった。なんで、こんな妹になったのよ、ソーたん。私は、ソーたんの頬を叩いていた。私の行動に驚いているようだった。
「なんで、そんな風に思っているのよ~そんなソーたんなんか大嫌いだよ~」
「お姉様…」
「一誠君は、ソーたんの為に、命がけで戦ってくれたんだよ。ソーたんは巨大化したままで良かったの?ソーたんの全裸、全国放送されているし…」
「え゛!」
録画したビデオを見せた。大股で全裸で歩くソーたん。巨大化しているので、細部まで鮮明に写っていた。
「こんなことになっていたの?」
巨大化中のことをまったく覚えていないソーたん。
「そうだよ。一誠君の家も壊しちゃったし…どうするのよ?」
そして、ソーたんは、担架で運ばれていく一誠君に対して、土下座をした。謝罪の言葉を告げた。でも、一誠君には、見ることも聞くこともできない…
---誠---
また、入院した一誠。今回もシュウとの会話はできないでいた。シュウの母親の話では、エネルギーを使い切り、シュウも意識を失っているそうだ。悪神ロキに対して、全身全霊という言葉に当てはまる攻撃をした結果のようだ。
シュウの意識が戻らないため、シュウはエネルギーの補填活動すらできない状態だった。一香の禁手での回復も一誠には有効でも、魂の状態であるシュウには効果がないそうだ。このまま、シュウが目覚めないと、一誠も目覚めないだろう。
一誠の怪我は、一香の禁手でほぼ回復している。
そして、一誠は植物状態となった。全身に色々なチューブを繋げて、生命を維持する、そんな姿を、俺も一香も毎日一度は目にすることになった。
魂がラスボスクラスでも、身体が幼稚園児では、どうにもならない現実。やり場のない怒り…俺は、どうすれば良いんだ、シュウ…
---シュウ---
父さんと母さんと…幸せな一生だったと思う…
「坊ちゃん、坊ちゃん、起きて下さい」
うん?起こされた。ここはどこだ?怖い顔の鬼達に囲まれていた。
「ここは?」
「地獄ですよ、坊ちゃん」
「僕、死んだの?」
「坊ちゃんは死なないでしょ?ここには保養で来ているんです」
「保養?なんで?」
「エネルギー切れで、仮死状態なんですよ。天国で保養していたようなんですが、ここに堕とされて来たんですよ」
「なんで?」
「もう、覚えていないんですか?天国にいるかわいい娘の魂を、誘惑しすぎたんですよ。おかげで、転生しないで、天国に居座る魂が増え続けて…天国がパンクするから、こちらでお預かりしたんです」
「ごめん。記憶が朦朧としているよ」
「まだ、エネルギーが足りないのでしょ。で、血の池地獄で寝ないでください。ここは温泉でないんですから」
「あぁ、なんか人肌の温度で気持ち良くなって…」
「あと、針山地獄もダメですよ。ツボを刺激して、寝ちゃうから」
「どこならいい?閻魔の膝枕は?」
「ダメです…営業妨害ですよ~」
---グレイフィア---
一誠君はあれ以来、目が覚めないみたいだ。どうすれば、目が覚めるんだ?私に出来ることはないのか?
『ある…グレイフィアの子宮を貸してくれ~』
シュウから念話だ。どこにいたんだ、今まで?
『天国と地獄…両方とも、もう来ないでって、追い出されちゃって…』
おい、何をしたんだ?
『天国で、かわいい女性を口説いて、癒やしてもらっていたんだけど、転生しないで、天国に居座る者が多数でて、地獄に堕とされて…』
そんな理由で地獄に堕とされるのか?
『地獄でリゾートしていたら、営業妨害って…で、行き場がないんです。子宮を貸してください』
なんで、子宮なんだ?
『落ち着くから…って、もう間借りしています。エネルギーが溜まったら出て行くので、少しの間、住まわせてください』
あぁ、わかった。家賃は…
『わかっています。一誠に戻れば、払いますから』
交渉は成立した。
---誠---
シュウの魂の居場所が判明した。といっても、コピー体らしい。魂の本体は一誠の身体に着床しているので、動けないそうで、コピー体を放出して、エネルギーの補填しているようだ。魂までチートな能力あったとは。
で、今現在シュウの魂は、グレイフィアの子宮内で保養しているそうだ。なんで子宮なのかわからないけど。
一誠が入院して3週目になると、シュウの魂が戻り、グレイフィアが泊まり込むようになった。それと同時に、段々とチューブの本数が減ってきた。シュウが内部から回復をさせ始めてくれたようだ。
5週目になり、退院できるようになった。
「しばらく、リアスの家にいたい…」
一誠の希望通り、リアスの家、グレモリー家本邸に預けた。
---シュウ---
リアスが一誠を着きっきりで看病してくれている。いや、病気ではないから、看病とは違うな。そして、夜0時を超えてると、僕は活動をし始めた。
夜の付き添いはグレイフィアの仕事だった。今宵も僕は、グレイフィアを甘美な世界へと誘っていく。家賃分を返さないといけないので、悦ばせることに努力をしていく。
ドエスの女王様を言葉責めしていく。
「ねぇ、これは何?」
「それは…」
答えられない彼女には、耳タブの舐めてあげる。
「いやっ…いいっ…」
大股開きにさせて、少し緩んだ割れ目に顔埋めて、膣内を舐めていく。
「そこはダメ…あぁ…すごい…はぁはぁ…」
有り得ない刺激に興奮するグレイフィア。膣内を舐めるなんて、僕くらいしかできない芸当だから。僕にしかできない刺激を与えていく。乳首の穴の中を舐める。
「はぁはぁ…負けない…あぅ…」
膣内のヒダの根元を舐め上げる。
「あぅあぅ…」
口からヨダレを、垂らして悦んで貰っている。性欲に溺れて、もっと…
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ある日、グレイフィアの行動を、不審に思ったヴェネラナがやってきた。彼女の身体を金縛りにして、服を剥いでいく。
「ダメ…止めて…」
服を剥がれる行為で、すでに準備OK状態になっていた。
『もう濡れているんですね。歳の割に肌も綺麗だし』
お尻の谷間を舐めていく。
「いやっ…そこは…ダメっ…」
準備OKな場所はスルーして、焦らしていく。
「あっあっ…あぅ…」
刺激に飢えているのか?何度もエクスタシーに達しくれる。エネルギーが溜まるなぁ。明け方、最後に、股の割れ目に差し入れ、フィニッシュを果たす。
1週間も経つと、グレイフィア、グレイフィアの姉のシルヴィア、そして、ヴェネラナの三名を奴隷化した。これからは好きな時に相手をしてくれるようだ。
三人三様の喘ぎ声を上げてくれる。それが妙にそそる。グレイフィアを他の二人に襲わせたりもそそる。ドエスの女王を虐めるのは良いよなぁ~
2週間も経つと、一誠の身体も全快して、僕のエネルギーも通常量になったきたので、家に帰る事にするが、引き留められて…父さんが困っていた。
---一誠---
久しぶりに家に帰った。家は、様変わりしていた。僕が改築した時よりも広くなっていた。あれ?家に入ると、笑顔のソーナとセラフォルーがいた。なんで?
「一誠君。私達シトリー姉妹も、一緒に暮らすことにしたの~」
って、セラフォルー。なんで、そうなったんだ?
「ソーたんの為に、命をかけて助けてくれたお礼。シュウ、いつでも食べて良いのよ。勿論、ソーたんが熟したら、ソーたんも有りだよ」
なにか無茶を言っていないか?ソーナが熟すことがあるのか?それ以前にセラフォルーも熟していないだろうに。
「で、なんで、家が大きくなったの?」
「周りの土地を、シトリー家で買い占めて、一区画まるまる兵藤家の家なの♪」
おい、無茶したな…僕の世界でもそこまでしていないぞ…
「一誠君、ごめんなさい。私の為に大怪我をさせてしまって」
頬を赤らめた、ソーナが謝罪の言葉を口にしていた。
「恥ずかし姿を見せてしまったので、私を一誠君のお嫁さんにしてください」
って、幼稚園児にプロポーズか?父さん、母さんの方を見ると、苦笑い状態で固まっていた。
『セラフォルー、どういうつもりだ』
僕は念話で問い詰めた。
『言葉通りだよ。勿論、私もお嫁さんにしてね、一誠君♪』
この世界のシトリー姉妹はバカ姉妹なのか?恥ずかしい姿を見たのは、僕だけでないはずだし。バカはセラフォルーだけで良いよ~
この世界の僕達の家も、カオスになっていきそうだ。先行く不安だな。
シトリー姉妹が来たことで、ソーナの眷属も一緒に住む事になった。そのことで、料理や洗濯などの家事の人手が足りなくなった。セラフォルーは家事において、戦力外だったのだ。
そこで、父さんが動いた。冥界の堕天使領に住んでいた朱乃ちゃん一家に同居してもらい、朱璃さんに家事を手伝って欲しいと伝えた。これに対して朱璃さんは承諾してくれ、朱乃ちゃんは多くの友達を得た。
その状況で、今度はリアスが動いた。ソーナへの対抗意識なのか、グレモリー眷属ごと、同居をすると言い出した。家事手伝い要員として、シルヴィアさんが付き添いで来たのだが、グレイフィア、ヴェネラナも頻繁に泊まりに来ることになっていった。成人女性の狙いはシュウなのは、父さん、母さんもわかっていて、苦笑いするしかない状況になった。
そんな状況を打破するために、サーゼクスが動く。兵藤家の真向かいの一区画の土地を買い漁り、グレモリー家の人間界での邸宅とした。これで、グレモリー家と眷属は、サーゼクスの建てた邸宅に引っ越していった。それでも、家事手伝いと称して、ヴェネラナ、グレイフィア、シルヴィアが頻繁に来ることには、変わりなかったけど…
目まぐるしい環境変化を経て、僕は幼稚園の年中さんになった。それに伴い、ベンニーアと駿河が年少さんとして入園して、ひたぎ姉さん、翼姉さんは年長さんになった。
幼稚園での僕の立ち位置は、身体の弱い子であった。エネルギーの消費量が多い割に、エネルギーを溜め込む量が少ないため、ハードな動きをすると、エネルギー切れで座り込んでしまうのだ。
そんな僕は虐めの対象になり易いのだが、兵藤姉妹がその攻撃に対して、問答無用で撃破をしていった。
「兄ちゃんを虐めるな~」
駿河のコークスクリューパンチが炸裂したり、
「私の一誠に何をしているのかしら?」
ひたぎ姉さんの言葉が終わるや、翼姉さんのパンチ、キックの嵐が吹き荒れたり、
「一誠に酷いことするんじゃない」
由良、巡の立ち回りにのされていくいじめっ子達。
そんな僕の遊びの相手はイリナだ。遊びの内容は、おままごと専門で、虐めの対象になりやすいんだけど…たまに思うんだけど、僕を囮にして、姉さん、妹、友達は、叩きのめす相手をおびき寄せているんではないかと…
家に帰ると、地下のトレーニングルームで、僕は休み休みで、姉さん、妹、友達相手に組手や手合わせをして、鍛錬をしていった。小学校に上がるまでに、もう少し体力とスタミナを増やしたい。戦い終わる度に入院では、みんなを護れないからね。
そんな抱負を語ると、
「弱いままで良いわよ。一誠は、私が護るわよ」
「ひたぎは口だけでしょ、私が護るのよ」
「姉ちゃん達は引っ込んでいて。兄ちゃんは私が護る」
など、身体弱いままで良いと姉妹達に言われる。まぁ、現状では、姉妹達の方が上だろうな、スタミナも体力も…
---誠---
子供達の鍛錬の様子を見ている。一誠のスタミナ不足は明白だった。消費するエネルギーがハンパないんだろうな。その分、パワー、テクニックは随一である。短期決戦には向いているけど…
一誠…いや、シュウは何かに気がついているようだ。鍛錬の休憩中にシュウに念話で話しかけた。
『何か気がかりなことがあるのか?シュウ』
『あぁ、悪神ロキが、あのヨッパだってことは、この世界のどこかに、迷宮都市オラリオがあるはずなんだ』
『そこがどうしたんだ?』
『あそこの迷宮はモンスターを生み出し続ける迷宮なんだ。もし、迷宮を封じ込めている蓋が壊れると…』
『モンスターが湧き出るってことか?』
『そういうことだ。それに対処するためにも、スタミナを出来るだけ溜められるようにしたい』
『どこにあるんだ?』
『わからない…でも、別の世界では地中海の島にあった。手がかりになる地名はオラリオの他、ラキア王国だ。オラリオは壁で覆われた都市で、中心部にバベルと言われる塔があり、それが蓋の重し代わりだったんだ』
『壁?外からも襲撃があったのか?』
『違う。穴から出て来たモンスター達を街の外に逃がさない為の壁だ。オラリオの住民の殆どが戦士もしくは元戦士だった。モンスターが地上に溢れてきた時に退治できるようにね。でもロキが何らかの細工をした可能性がある。この時代にモンスターの大量出現なんか起きたら、ロキは高みの見物をするだろうからな』
『確かに、それは懸案事項だな。わかった、仕事の合間に情報を仕入れてみるよ』
『誠、頼む』
オーディン様にも情報を収集して貰おう。