---シュウ---
朱音の部屋に侵入。
「シュウ、来てくれたんだ♪」
既に数回侵入しているので、しまこという少女とも仲良くなった。彼女は朱音の後継者候補だと言う。まだ、朱音が聖女になっていないのに、青田買いのようだ。それとも、朱音は短命だと言うのだろうか。勿論、しまこから魔女因子を取り除き、僕の駒を入れてある。
「どう?元気だったかな、しまこは?」
「うん♪」
僕に縋り付き、スキンシップを求めて来るしまこ。それを見て膨れている朱音。
「朱音、おいで」
近づいてきた朱音の頭を優しく撫で、怒りや嫉妬を鎮めていく。
「ごめんなさい…」
素直に非を認めた朱音。なので、今夜も二人の為だけのマジックショーを始めた。目を輝かしてみている二人。魔女因子が無くなったことで、本来の女の子の姿にもどれたのかも知れない。魔女因子の入っていた頃は、人見知りが激しく、他人とは距離を取っていた。なので、友達もいなかったようだ。
『要望した人材が着きました』
と、ハニーから念話が届いた。お祭りの日は近いな。じゃ、こっちも行動するかな。
「なぁ、朱音、しまこ、一緒に来ないか?もっと不思議な体験をしたくないかな?」
「「したい~♪」」
よな。カゴの鳥状態だったもんな、この二人。二人を両腕に抱えて、窓から脱出、翼を展開して空を舞う。
「え?飛んでいるの?」
「凄い、お屋根が小さい♪」
「どう?空中散歩の気分は。じゃあ、今回の目玉のマジックだよ。自分で飛びたいと念じてごらん」
二人は念じ始めた。素直で、僕の言うことを信じて行動してくれる。彼女達の想いは、僕の駒、ドラゴンの駒に届いた。彼女達にはドラゴンの羽が展開した。
ゆっくりと、片手だけを握り、彼女達にも飛んで貰う。
「私…飛んでいる」
「凄い、凄いよ、シュウ♪」
『敵の魔物が追撃を始めました』
念話が届いた。
「朱音、しまこ、魔物が来たから、安全な場所に移動するよ」
頷く二人。三人で、ドラン君へ転移した。
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作戦実行前夜、今回仲間になった者達と交わった。男の子達とまだ、交われない女の子達は思いっきり抱き締め、一人一人に声を掛けた。
「ミドウ、小さい子達を護ってくれ」
「天使様…今までありがとうございました。今後は俺達で守ります」
「テンマ、ミドウを頼むぞ。暴走しそうになったら止めろよ
「天使様、わかりました」
仲間になった者達の中で、ヤスミンとちはやは交わる対象にはなっていない。彼女達は、僕のチーム入りを希望したから。
「ヤスミンは、フィンの下に付き、指示の補佐をしてくれ」
「わかりました」
「ちはやは…裏方だ。その力を生かして、重い物を運んでくれ」
「えっ?地味すぎるでしょ?」
「地味だけど、大事なことだ。弾薬が切れたら、銃器部隊は全滅だぞ」
「あぁぁぁ、そうですね。がんばります」
と。で、西九条は特別待遇で迎えた。今後のリーダーとして、子供達を導いてほしいから。
「特別待遇って…それ?」
僕の巨大化したモノに、ビビる西九条。
「そうだけど。こんなにデカイで体験って、そうそう無いぞ♪」
「いやいや、そういう特別は…裂けちゃうってぇぇぇぇぇ~」
入れて見ると裂ける事無く、すんなりと入っていく。
「ガバガバ?」
「そんなこと…無いと思いたい」
真っ赤な顔の西九条。
ゆっくりと動く。透過能力を駆使して、彼女の全身を貫く。
「想い出を…忘れない想い出をください」
胸に食らいつき、むさぼるように吸う。
「もう逢えないんですか?」
「瑚太朗達が解決できない事態になったら、戻って来る。そうで無ければ、天界で転生前に逢おう」
「そんな先なんだ…」
「君の心や記憶にはいる。君に彼氏が出来るまで」
「彼氏、作りません。後、名前で呼んでください」
「うん?西九条さん?」
「じゃ無くて、下の名前です」
あぁ、そういうことか。
「灯花、僕は灯花の事を忘れない」
「ありがとうございます。私も忘れませんよ」
彼女の唇と重ねる。舌同士でデート気分だ。
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ドランへ転移すると、二刀流アーシア(拙作『悪夢の道化師』より)が待っていた。セラフォルーがラスボスだった、兵藤一誠が狙撃された世界のアーシアだ。
「てへ♪声をかけてくれて、ありがとうございます♪久しぶりに、女性とできました~♪」
え?既に犠牲者がいるのか…あっ、偽伯爵がいない。喰われたのか。はぁ~
「アーシア、滅びの歌を打ち消して欲しい。チームウィッチーズは、アーシアの護衛で、アーシアは聖歌隊の歌を阻止してくれ」
「アレ使ってもいいですか?」
アレとは回復のリバース、殲滅術のことである。
「勿論だ。その場で試食はするな。無事に帰ってきたら、ここで好きなだけ喰わしてやる」
「はい、楽しみです♪」
「ハニー、状況はどうだ?」
「魔物が多数発現、朱音ちゃん達を探しているようです」
で、朱音達は、お城の中を探索しているようだ。まぁ、この中なら安全だからいいか。
「リトル、朱音達を頼む。フィン、迎撃部隊としてチームオラトリオを出撃だ」
「了解!」
で、僕も戦場へ転移をした。
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魔物には怪獣かな?カプセル怪獣を数体出した。キングギドラ、ラドン、ゴジラ、レッドキングだ。久しぶりのお外で、楽しそうに魔物を屠っていく。
「有栖、術者を消せ!」
「父様、了解です」
「シルキー、建物は壊すなよ」
「とうちゃん、まかせてよ~♪」
そして、僕も術者を屠りに行く。その途中、アイツにであった。ガーディアンの江坂だ。
「『戦場の悪魔』…貴様は生かしておけん!」
「そう?僕もお前だけは許さない。いや、加島桜とお前だけは許さないよ♪」
江坂の攻撃を透過させていく。そして、黒炉の魔剣を手にした。攻撃に疲れが出始めたアイツに、飛ぶ斬撃をぶち込む。セル=べレスタの特性により燃え尽くされていく江坂の身体。勿論、魂もだ。ヤスミンの村を燃やしやがって…許せない!
次に加島桜の元へと転移した。車椅子に座っている聖女。彼女からは、人類への憎しみしか感じ取れない。彼女もまた、セル=べレスタで消えて貰った。二度と転生ができないように。
そして、終わった。子供達に悪夢を見せて来た勢力は消えた。
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ドランに帰還すると、アーシアは気に入った女性を食べ始めていた。どんだけタフなんだ?最後に僕が相手をした。
「え?もう無理ですよ~」
「はぁい?男も喰わないとダメだぞ」
「う~ん…そうですけど…」
「イッセーはどうしている?」
「無事、ソーナさんの眷属です。私達もそうです。イッセーさん以外、女性ばかりで楽しい毎日ですよ♪」
「イッセーが交われないだろ?アーシアが喰ったらさぁ」
「大丈夫ですよ。ソーナさんと私がいますから」
僕は話し相手をするだけだった。イッセーのことを思うと、彼女には手が出せない。
「また、救援を頼めるか?」
「勿論です。呼んでください。ここはパラダイスですから~♪」
そして、嬉しそうに、二刀流アーシアは帰還していった。
朱音としまこは、ドラン要員として、リトル達と暮らしてもらうことにした。魔女因子の影響なのか、歳相応では無く、知恵遅れって感じな時があるのだ。
そして、本来の…いや、一誠の世界へと戻る僕達。