※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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駒王学園初等部編 Part6
運動会のような物


---シュウ---

 

色々有ったけど、小学校6年生になった。身体は大人に仲間入りをし始めていた。夕食にお赤飯の日々が多くなっていく。

 

そんな、のどかで華やかな日々が続き、何事も無く、一誠に小学生ライフを楽しんでもらっていたのだが…

 

僕が、あの樹に行っていたことで、一条に掛けていたTSが解けたらしく、ブラドの元を脱走したらしい。その一条から、便りが来た。何かの招待状のような物が入っていた。それによると、九校戦という運動会があるので、参加しろとある。九校戦って何だ?

 

「ねぇ、九校戦って何?」

 

真由美に訊いた。

 

「うん?全国魔法科高校親善魔法競技大会の事よ。う~んと…駒王学園が特別枠で参加になっているわね」

 

招待状を読んだ真由美。

 

「綱引きとか玉入れ?」

 

「違うわよ。魔法競技大会なんだから、魔法絡みよ」

 

駒王学園に魔法使いはそんなにいないんだけど…

 

「じゃ、僕は出られないな。魔法使いで無いし♪」

 

「う~ん、出ろって書かれているわ。シュウさんと達也君はモノリス・コードって、指定されているわよ」

 

「何それ?」

 

意味のわからん競技だな。

 

「モノリス・コードは、敵陣にあるモノリスという物体を二つに割って、隠されたコードを送信するか、相手チームを戦闘不能にすることで勝敗が決まるのよ。で、相手チームへは、魔法攻撃以外は禁止されるの」

 

「それに出れば良いのか?」

 

「まぁ、色々な競技もあり、勝敗数でを学校対抗で競うのよ」

 

「一条は、それが得意なのか?」

 

頷く真由美。

 

「出なくてもいいのかな?」

 

「出ないとダメだ、シュウ」

 

誠が口を挟んだ。なんでだ?

 

「どうしてだ?」

 

「召集令状が軍から来ているんだ。時代錯誤ではあるが、一条家が色々な勢力に圧力をかけたようだ」

 

「この世界って、徴兵制?」

 

「って、ことは無い。現代の英雄の俺の息子として招集みたいだ。」

 

「誠が困る立ち場になるのか。じゃ、出ないとダメか」

 

裏があるのかな?九十九屋と銀河に調べさせるか。

 

「真由美、僕と達也だけでいいのかな?」

 

「三人1組が基本なのよ」

 

そうなると、後一人いるのか…う~ん…そうだ、ネウロイ君にしようかな。

 

「後の競技は無理だな。魔法使いの学校では無いし」

 

------

 

後日、各種目のルールと申し込み書が送られてきた。どうしても全競技に出させたいようだ。だけど、一人2競技までって制約もあるしなぁ。駒王学園では人員的に無理があるので、チームシュウでまかなうことにした。そもそも、ネウロイ君は駒王学園の生徒では無いし。

 

で、捻出したメンバーは、スピード・シューティングに綺凛ちゃん。クラウド・ボールにシルキー、バトル・ボードにエミリア、アイス・ピラーズ・ブレイクにシルキー、ミラージ・バットにアイズ、モノリス・コードに僕、達也、ガイア、ロアー・アンド・ガンナーにリトル、シールド・ダウンに椿姫、スティープルチェース・クロスカントリーにゼノヴィアにした。最低人数でのエントリーだけど、魔法学校で無いってことで認めさせた。

 

「魔法使いで無い者がいるけど、大丈夫?」

 

ヴァイラが心配そうに声を掛けてきた。

 

「斬撃にオーラ乗せれば、魔法と同じだろう。現代魔法ってそんな感じだから。な、達也」

 

「少し乱暴ですけど…まぁ、見た目はそんな感じです。現代魔法師では無いってわかって招待しているんだし。不戦敗っていうことにしたいのかもしれないですね」

 

「キレていい?」

 

「ふっ…お手伝いしますよ。ナメたマネは許せないですから」

 

「もう、お兄様ったら、シュウさんと息が合いますよね♪」

 

深雪は楽しそうだ。今までに封印されていた達也の感情が、僕を前にすると出させるようになった来たから。

 

-------

 

キャッスルドランで、会場になっている軍の施設へと出向いた。キャッスルドランは、この世界のレーダーにキャッチされること無く、空気と同化して、宿泊先のホテルの上空に留まっている。

 

レセプション会場では、深雪と達也は、一高の旧友達と歓談をしている。僕は、真由美達と少し離れた場所に陣取っていた。そこに自信満々の一条将輝が現れた。

 

「女性になりたいのか?」

 

「貴様…ふざけたマネをしやがって…思い知らせてやる!」

 

僕は一条の股間の辺りに手をかざした。ぎょっとした表情の一条。

 

「お前…術を解け!」

 

「うん?一条家のボンボンなんだから、その位の術は自分で解除しろよ!」

 

「なんだと!」

 

ギャラリーが集まってきた。形勢は一条に不利で有る。僕の言った通り、この魔法師の世界では一条家は四葉家の次に上位に君臨している上、一条将輝は次期当主であるんだから。僕のようなエセ魔法師の術くらい解除しないとみっともないから。だけど、魔法師の魔法レベルでは無い為、一条では解除できない。前回は、僕は違う世界へと出向いた上、昏睡状態になっていた為に、術がはずれただけだったのだ。

 

「一条って女性なのか?そうか、男装の麗人疑惑かな?」

 

言葉で攻める。狼狽える一条。真実味が帯びていく。

 

「俺は男だ!」

 

「じゃ、パンツ脱いでみ!ここは男らしくさぁ♪」

 

股間を押さえる一条。膨らみが無いもんな。ふふふ。一条の顔から、血の気が失せていく。

 

「一条、どうしたよ。あぁ、あれが無いからか。すまん。男装の麗人だものな。それは人前で見せられないよな」

 

一条は咄嗟に魔法を発動した。この場でか?僕を透過して、会場の方々で爆裂していく。服はぼろぼろになったので、その場に倒れる僕。

 

「ふん、口ほどもないに、勝ち誇るなよ!」

 

って、レセプション会場では、魔法攻撃禁止だろうが?大会運営者に拘束される一条。僕は真由美と摩利に抱えられて、別室へと連れて行かれた。

 

「シュウさん、やりすぎですよ」

 

「だって、ウザ男君なんだもの」

 

「で、また女性器にしたんですか?」

 

「勿論♪」

 

僕のドロップアウト発言に、苦笑いする二人。

 

 

 

---達也---

 

はぁ、シュウさんがやらかしている。また下腹部だけ、一条を女性にしたようだ。激怒した一条は会場で、魔法攻撃。当然のように大会関係者や軍関係者に拘束され、退場させられていく。シュウさんは、真由美さん、摩利さんと退場したようだ。

 

「達也…お前でも笑うことがあるんだな」

 

レオが言った。

 

「あぁ、イッセー君と暮らし始めて、そういう感情が生まれてきたよ」

 

実際、シュウさんと暮らし始めて、感情が湧き出してきている。まだ、深雪絡みか、シュウさん絡みの場合だけだけど。

 

「どうなんだ?転校先の学校は?」

 

「うん?エリカがいないから寂しいのか?」

 

レオに訊いた。二人は仲が良かったから。

 

「いや、大丈夫だよ」

 

「おい、何が大丈夫なんだよ?」

 

エリカがつっこむ。

 

「いや、色々とな」

 

「まさか…私をオカズにしていたの?」

 

きょとんとしたエリカ。

 

「す、するわけ無いだろ?」

 

真っ赤な顔で否定するレオ。幹比古や美月が引き気味である。

 

「おい、お前らも誤解すんなよ~!」

 

こうして仲良く話している、彼らと戦うのは気が引ける。予選で彼らと、当たらないことを祈る。

 

 

 

---シュウ----

 

早撃ちのクレー射撃のような、スピード・シューティングに出場した綺凛ちゃん。目にも止まらぬ速さで、居合いによる飛ぶ斬撃で、的を全クリしていく。飛ぶ斬撃を魔法であると、主張する僕。魔法で無いなら、再現してみてと持ちかけて、再現が出来無かった軍関係者が、あれは魔法だと認定してくれた。で、綺凛ちゃんは優勝した。対戦形式になると、飛ぶ斬撃で、相手の魔法をブロックしたりしたし。

 

ピッチングマシンみたいな装置から射出される直径6センチのボールを、相手のコートへ多く撃ち込むと勝ちになるクラウド・ボールに出場したシルキー。『ダイヤモンドダスト』を極小の雪玉仕様にして、ボールを破壊しないように、光速で打ち返していく。CADでも光速に対応はできることも無く、シルキーは難なく優勝した。

 

サーフィンのスピードレースのようなバトル・ボードに出場したエミリア。直接攻撃は禁止されているが、水面への干渉による攻撃はオーケーだったので、エミリアの走行ラインは氷のレールにして、ボードを走らす、相手の走行ラインは炎の海にして、行く手を阻んだ。炎と氷を魔法が得意なエミリア向きな作戦で、優勝。

 

棒倒しみたいなアイス・ピラーズ・ブレイクに出場したシルキー。今回の作戦も『ダイヤモンドダスト』頼みではある。速度に於いて、アレを上回れる攻撃速度の魔法は無いから。で、相手の棒を倒すだけでは無く、自分の棒を護れる。なので、自陣の棒はダイヤモンドのシールドで護らせた。一条クラスの魔法だとダメだけど、そんな魔法師は参加していないので、シルキーは2種目目を優勝した。

 

空中に投影される的を棒で叩くミラージ・バットに出場したアイズ。飛行魔法対策で、離床後1分以内に着地しないとダメらしいので、フェニックスの翼持ちのアイズに、時間ぎりぎりまで飛び、急降下して着地後、再飛翔という作戦を授けた。これは審議入りしたけど、先程と同じで、魔法で無い証明をしろと軍に強く迫った結果、問題無しとの判断がくだった。で、アイズは優勝した。

 

-------

 

「なんか、別次元の魔法を見ているみたいだ」

 

って、レオ。まぁ、魔法じゃない物を魔法と偽ってみせている気もする。そもそも、魔法と縁の無い者に参加を強制するのが悪い。大会運営と軍関係者に文句を言う僕。

 

「まぁ、その辺は多めに見るから…」

 

軍関係者の風間 玄信という、達也の上司だった者が、応対してくれた。

 

「で、君はどの位強いんだ?」

 

「一晩で4,五人かな?」

 

「うん?」

 

風間さんは固まる。意味が通じていないらしい。

 

「じょ、女性の数ですよ、隊長」

 

同席した藤林 響子が耳まで真っ赤にして、上司に教えている。

 

「う~ん、その強さでは無くでだ!」

 

「このお姉さんを一晩貸してくれるなら、教えますけど」

 

「う~ん、女性が大好きなのか?」

 

「イッセー君、その位にしてあげてください」

 

達也が僕を引き取りに来た。たぶん、深雪が僕が暴走する前に、ピックアップを要請したのだろう。

 

「達也、彼はどれくらい強いんだ?」

 

風間さんが達也に訊いた。

 

「僕じゃ勝て無いくらいです。ただ、お遊びで本気は出さないと思いますよ」

 

僕と達也でその場を後にした。あっ、藤林さんをナンパしきっていないけど…

 

「深雪が焼き餅を焼くと困ります」

 

って、最近、達也も読心術を身に着けたようだ。

 

------

 

翌日から、モノリス・コードの予選が始まった。僕達の試合に目を光らす十師族関係者と軍関係者。四葉家と一条家と抗争をした実力を見たいらしい。だけど、多くを見せる前に、終わらしていく。基本、ガーディアン向きな僕達3名。で、コード撃ち込みはメンドーってことで、敵を全滅させる方向にしていた。翼持ちの僕とガイアの親子から逃げられる敵は少ない。で、上空からの追尾タイプの『ホーリーアロー』は防ぎようが無い。聖属性攻撃を防ぐには聖属性か闇属性であるが。CADでそれらを再現することは出来無い。この世界の術師に、その系統をCADに組み込める職人がいないから。

 

で、準決勝は一高とだ。シチュエーションは市街地戦。作戦を考える。相手は頑強な身体のレオ、精霊使いの幹比古、なんでも屋のハンゾー先輩。

 

「どうします?」

 

達也に訊かれた。

 

「作戦を変えよう。達也とガイアはモノリスを完全ガードだ。僕が心臓を舐めてくる♪」

 

試合開始直後、空気と同化する。心臓を止め、呼吸を止め、オーラを霧散させ、完全に空気の一部になり、レオ達3名の心臓を舐めて、一時的に心臓を止めさせて、意識を飛ばし戦闘不能にする。僕の透過能力は服だけではなく、相手の皮膚も筋肉も骨までも透過でき、内臓に触れることができるのだ♪

 

そして、決勝戦は一条達と…

 

「作戦はどうします?」

 

達也に訊かれた。

 

「真っ向勝負♪僕だけで行く」

 

僕だけが前進をする。相手は一条とその腰巾着、名前は…う~んっと…そうだ真紅郎だ。シンクロするのか?何と?うん?等と考えて居たら、一条から攻撃が飛んで来た。透過したり、吸収したりして、何事も無いように進む。

 

「何?攻撃が効かないんか?この化け物が!」

 

激高した一条は、禁止されているオーバースペックな攻撃を放ってきた。それも、何事も無かったように前進する僕。シンクロ君が達也達の方へ走っていくのが見えた。殺さない程度の『ウルティマウエポン』を発動して、戦闘不能にしておく。

 

「真紅郎…」

 

顔色が変わった一条。後ずさりしているように見える。

 

「おい、逃げるなよ。公開の場で襲わないから。男装の麗人君♪」

 

『催淫』を発動した。感じた事の無い刺激で、戦闘不能へと旅立つ一条。後、一人か…が、モノリスを護っていたヤツが逃げた。妖刀村雨を手にして、飛ぶ斬撃で仕留める。

 

そこで試合終了の合図が鳴った。

 

------

 

残りの競技もすべて優勝をかっさらい、総合優勝を果たした駒王学園。優勝のご褒美は…栄誉だけ…えっ?藤林さんは貰えないんですか?

 

「優勝したご褒美に、藤林さんを一晩貸して下さい」

 

祝賀会で風間さんにお願いをした僕。

 

「えっ?なんだ、そのお願いは…」

 

「だって、栄誉なんかいらないもん!」

 

「貸すって、何をするんだ?」

 

「決まっているでしょ?」

 

「もう、イッセー君。目を離した隙に、君は何をしているの?」

 

深雪に見付かった。まずい…

 

「何って…いや、風間のおじさんに、おねだり…」

 

「ふ~ん…じゃ、今夜は奮発してあげます。ですから、知らない女性に手は出さないでくださいね」

 

って、手を引かれていく僕…

 

 

 

---風間---

 

「彼のことをどう思う?」

 

藤林に訊いてみた。

 

「能力的にですか?」

 

「勿論だよ」

 

「怪物クラスですね。一条君の攻撃を真面に受けて、ダメージ無しって、化け物と言って良いレベルだと思います。まして、最後のはルール違反のオーバースペックでしたけど、それも問題無かったし」

 

「達也と戦わせたら、どうなると思う?」

 

「魔法師の達也君では勝ち目は無いかな。彼は魔法師では無いようですし」

 

「飛ぶ斬撃か?あれは魔法では無いよな。だけど、魔法無しでは再現出来無い。グレーゾーンだな」

 

 

 

----シュウ---

 

藤林さんに呼び出された♪約束の場所に出向くと…何者かに攻撃を仕掛けられた。オーラを読み取る。一人は風間さん、もう一人は、たしか柳 連とか言う、運動ベクトル使いかな?

 

空気と完全同化する。

 

「何?消えた?」

 

柳さんの声がする。彼の心臓を舐めて、失神させた。

 

「柳、どうした?」

 

風間さんが柳さんに駆け寄るが、裏拳を叩き込み、弾き飛ばす。

 

「何?気配はまるで読めないだと?」

 

「藤林さんはどこ?」

 

目的の人物はいないらしい。では、『強奪』を発動して、藤林さんをこの場へ強奪してきた。

 

「えっ?」

 

突然、転移したことに驚く藤林さん。

 

「なんで、ここにいるんだ?」

 

風間さんも驚いているようだ。

 

「いきなり、ここに呼び出された感じです。えっ…ダメっ…」

 

『強奪』で藤林さんの上下の下着を奪い去り、風間さんの頭に被せた。

 

「誰?」

 

「何?これって、誰のだ?」

 

頭からパンティーとブラを外し、呟くように言った風間さん、

 

「うっ…私のです…」

 

恥ずかしそうな藤林さん。ここで、同化術を解く。僕は彼女に後ろにいて、彼女の胸と下腹部位に手をあてがっている。

 

「やめて…ねぇ…騙してごめん…あぁ…やめて…うっ…」

 

軽く達した藤林さんが、僕に身を預けてきた。

 

「風間さん、これって、どういう趣向ですか?」

 

「お前…何者だ?」

 

「エロさ満点の小学生です♪」

 

「小学生だと?」

 

あれ?僕が小学生って知らなかったようだ。まぁ、いいか。アレを透過して、藤林さんの中に侵入して、暴れる。

 

「えっ?やだぁ~止めて…あぁぁぁぁ~熱い…止めないで…最後までお願い…」

 

お願いされたので、最後まで面倒をみた。その場に崩れるように倒れた藤林さん。

 

「お前…なんてことを…」

 

藤林さんを介抱している風間さん。どうするかな?

 

「もう、関わらないでください。風間さん♪次はマジで藤林さんを食べますからね」

 

僕は、深雪の元へと転移した。

 

 

 

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