※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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血縁*X

---シュウ---

 

十文字家と七草家を制圧したのはヤマトだった。両家の当主を闇の世界に誘い、リアル経過時間マイナス10分という荒技で、説教プラス脅しをしたと言う。

 

「団長をマジキレさせたんでしょ?そこは副団長として、冷静に対応する局面だと思いまして」

 

と、言ってのけた。

 

「僕の正体はバラしたのか?」

 

「バラしてはいませんが、バレているでしょ?やらかすのは、団長の専売特許ですからね♪」

 

僕のウィークポイントを的確に、言い当てる僕を良く知る僕の片腕。

 

「それに、マジキレされた後の事後処置は大変ですから。事務仕事は僕の仕事なんですよ」

 

まぁ、大抵、各所への書類という言い訳文章の提出は、ヤマトがやってくれている。

 

「ですので、また来ます」

 

ヤマトは帰って行った。また来る?僕が何かやらかすビジョンでも見えたのか?

 

 

 

---真由美---

 

当主からの連絡…逆らうな。誠心誠意謝罪しろだった。声は震え、弱々しかった。何があったのかを聞いても、関わるなといわれた。それは十文字君も同様のようで。

 

「あいつは何者なんだ?十支族の当主をあそこまで追い込むって…」

 

帰りに亘君の家に寄った。私一人で…

 

「どうしたの?そんな怯えた顔をするって?」

 

いつもの亘君の顔だ。でも…

 

「ねぇ、私の家の当主に何をしたの?」

 

「僕は何もしていない。真由美達の目の前にいただろ?」

 

それは、そうだけど…

 

「僕の仲間がやったことだ。少々手荒なマネだったのかもな」

 

亘君の仲間?

 

「代羽家の方?」

 

「代羽家は僕しかいない。後は全員、粛正されたよ」

 

粛正?殺されたの?

 

「まぁ、そんな感じだよ。僕は存在してはいけない存在だからね」

 

存在してはいけない存在?

 

「代羽家は僕しかいない。だから、自由に動けるんだ。神代家とか鬼門家だと、そうもいかない。本家分家に害が及ぶから」

 

「どうして代羽家の当主なのに、鬼門家の当主でもあるの?神代家でも当主相当だと言うし。どうして?」

 

踏み込んではいけない領域に、感情にまかせて踏み込んでいる。彼はどう出るのか?

 

「ノーコメントだ」

 

言い終わると、彼は指を鳴らした。その行動の後には…予想通り、胸の収まりが悪くなる。またも全裸にされたようだ。

 

「なぁ、身体で質問してみな?」

 

身体で…それは…彼と唇を重ねる。舌を私の方から入れ、彼の服を脱がしていく。全裸にしたとこで、指で彼のモノを大きくさせる。彼からは何もしない。まるで、私を試しているようだ。どこまで奉仕が出来るのかを。彼の腕を取り、私の胸と、下腹部へ誘導をして、

 

「好きに虐めてください」

 

と耳元で囁き、彼の耳を舐めていく。彼からの責めで濡れまくる私。有り得ない刺激が、身体の中を走り抜けていく。まだ、交わっていないのに、既に何度も達している。なのに、彼は平然と私の行動を見ているだけだ。

 

「ねぇ、何かを言ってください。声を掛けてください」

 

彼の表情は変わらない。彼のモノを口に含み、舌を駆使していく。上目遣いで彼の表情を観察しているが、まるで変化は無い。では、私の身体の中に引き込む。股間で締めたり、腰を動かしたり、刺激を与えていく。

 

聞こえるのは、私自身の喘ぎ声とイヤらしい言葉のオンパレード。彼は何も言葉も声すら発しない。

 

「私のこと…お嫌いですか?」

 

「嫌いでは無いよ。嫌いなら、こんなことはさせない。関わりたくないから、即退場かな」

 

退場…殺すってことだよね?私に必要な価値が無くなれば、退場させられるのかな?

 

「真由美は退場させない。ペット枠だし♪」

 

ペット枠?良いのやら悪いのやら…そして、いつしか、疲れて眠ってしまった。

 

 

 

---シュウ---

 

この世界の真由美では無茶したくないので、真夜の元へ転移した。

 

「今宵はどのような用件ですか?」

 

速効で『催淫』『脱衣緊縛』で真夜の適性をテストした。

 

喘ぐ真夜。う~ん、あまり経験が無いのかな?喘ぐだけで、どうこうしないし。拷問枠でも大丈夫かな?でも人体実験のフラッシュバックは恐いなあ。どうするか…

 

「女性としての悦びをください」

 

僕の耳元で囁く。ノーマルプレイに決定。こいつが壊れると深雪達に害が及ぶし。

 

「そうだ、深雪は達也の実の妹では無い設定って、通用するかな?」

 

「どうでしょうね?どこか良い家系の当てでもあるのですか?」

 

そうだな…顔立ちは似ているような気もするので、闇雲家にしてもらうかな?

 

そして、真夜とは定期的にノーマルプレイをすることになった…恩恵と言う名のご褒美として…

 

---------

 

翌日…昨晩も夜遊びしたので、眠い…

 

「おはようございます」

 

今日も、ほのかと雫のペアと出逢った。

 

「うん、おはよう…眠い…」

 

雫の胸に顔を埋めた。

 

「おい、朝から何をやらかすんだぁぁぁぁ~」

 

雫の心地良い怒声が聞こえる。

 

「だって、雫のオーラが心地良いから…くぅ…」

 

「ダメですよ。ここで寝ちゃ~」

 

遠くでほのかの声が聞こえた。その後、二人の肩を借りて、登校していたような気がする。で、途中で出逢えたレオにおぶわれ、無事に教室に到着。

 

「大丈夫か?」

 

指でツンツンしてきたエリカ。

 

「生徒会活動の疲れが…」

 

「はぁ?お前、夜遊びしているんじゃないのか?」

 

見て来たような本当のことを言い当てるエリカ。こいつはストーカーなのかな?で、今日も睡眠学習で過ごす。

 

 

 

---エリカ----

 

放課後、亘は生徒会では無く、用事があると言って、先に帰った。さて、どうするか?

 

「ミキ、美月、手伝ってくれる?」

 

「いいけど…」

 

「いいですけど…」

 

けど?二人共何?

 

「エリカ、お前、悪そうな顔しているぞ。俺はいいのか?」

 

って、レオ。

 

「頭脳労働だから…そうだ、お前はガードだ」

 

と、4人で図書館へゴー♪

 

「代羽家と鬼門家について調べたいんだ。協力してくれ」

 

4人でそれらの書いてある書物を探す。しかし、無かった…

 

「エリカ、現代魔法師では無いから、ここには無いんだと思うよ」

 

って、ミキ。あぁ、そうなるのか…そうなると、古式魔法…

 

「よし、ミキの家で調べるぞ♪」

 

っと、4人でミキの家に乱入。書物が保管されている書庫蔵へと踏み居る。

 

「う~ん、無いなぁ。もっと古い年代かな?」

 

ミキの言葉を受けて、埃を被ったエリアの捜索を始める。古過ぎて、誰も目を通していないようだ。

 

「あっ、あった…鬼門家…代羽家は無いなぁ」

 

古い書体で読めないので、ミキに訳してもらうと、

 

鬼門家は、鬼の末裔の一族らしいことがわかった。鬼?実在するのか?眉唾伝説か?

 

「神代家か闇雲家で聞けばわかるかもしれないな。その2家は、古くから人外系と関わっていた家系だから」

 

と、ミキ。神代家はダメだ。亘の家だ。教えてはくれない。じゃ、闇雲家か?

 

「ミキ、闇雲家と面識はあるか?」

 

「無いなぁ」

 

「誰なら面識がありそうかな?」

 

「亘なら確実…」

 

「亘はダメだ。アイツに深雪の婚約者の事を知らせたいんだから」

 

「おい、それは…俺達無駄骨じゃないのか?亘は知っている可能性が大だと思うが」

 

レオの指摘…あぁ、そうなるのか…

 

 

 

---シュウ---

 

この世界の闇雲家の当主那魅さんと合意できた。これで、深雪は明日から闇雲深雪になる。那魅さんとの血縁者で妹という設定をしてくれ、四葉の血族では無い設定にした。ヤマトがすぐに動けたのは、那魅さんと事前協議をする為に、この世界にいたかららしい。あいつ、僕より仕事が早くないか?

 

さてと、甘い物で食べて帰るかな。僕は美月が見つけてくれたケーキ屋さんに立ち寄った。店に入ると、よく見かける赤毛の頭が見えた。なので、そいつの隣に座り、話で夢中で食べていないケーキを横取りして、食べ始めた。

 

「おい!亘、いつからいたんだ?えぇぇぇ。私のショートケーキ…」

 

哀しそうな表情のエリカ。

 

「美味しかったよ。昔ながらのイチゴだし。これ、ワンホール喰うかな。エリカにはワンピース分返すよ」

 

ウェイトレスさんに、イチゴのケーキをワンホールと、珈琲を頼んだ。

 

「で、なんの話しているの?」

 

「何でもないよ~」

 

真っ赤の顔で、拒むエリカ。何かやらかしていたのか?彼女の今日の放課後の記憶を読み取る。あぁ、代羽と鬼門を調べていたのか…

 

「何で、そんなのを調べているんだ?」

 

「えっ?お前…どうして…」

 

目が点になって僕を見る4名のクラスメイト。

 

「エリカの記憶を読み取った」

 

「はぁ?プライバシーの侵害だぞ!」

 

顔を真っ赤にして怒るエリカ。何か、マズいことをこいつ、やらかしたのか?あ…昨夜の記憶…自慰をお楽しみ…

 

「セルフの件か?」

 

更に真っ赤になるも、黙り込むエリカ。幹比古とレオは、怪訝な顔付きであるが、美月は真っ赤になって俯いている。心当たりがあるのか…まぁ、いいや。

 

「で、なんで知りたいんだ?うん?闇雲家に聞くか悩んでいる?」

 

「そうだよ。あそこなら、古い家系について、何か資料があるだろ?」

 

って、幹比古。

 

「闇雲家なら、さっきまでいたけど。当主の那魅さんは知り合いだし。僕が訊いてあげようか?」

 

「ほら、言っただろう。亘に訊くのが早いんだよ、エリカ」

 

レオがエリカにツッコミを入れている。僕を通さず知りたいのか…そうなるとアレについてか…

 

「エリカはどうしたいんだ?そんなことを調べてさぁ」

 

「うっ…いや、亘の為に動きたいだけだよ…」

 

「全然、僕の為では無い。むしろ迷惑。こそこそ嗅ぎ廻るなよ。気分が悪い」

 

「な、な、な、なんで?気分が悪いのさぁ?」

 

涙目で僕を見るエリカ。こいつの感情が読み取れない。不安定なのか?

 

「なぁ、エリカ。お前、数字付き家の当主宛ての封書を見たのか?」

 

「あっ…いや…」

 

惚けるエリカ。

 

「あぁ言う重要書簡て、当主以外が見ていい物では無いはずだが」

 

「おい!なんで、亘が内容を知っているんだ?」

 

内容?あぁ、重要性を知っているからか。

 

「僕はあの件で達也と深雪の後見人になっている。真夜と協議したのは僕だ。だから、すべて知っている」

 

「え…亘、お前は何者だ?なんで、四葉家の当主と協議できるんだ?」

 

うん?普通、出来無いのか?

 

「まぁ、一応…当主だから…見たのなら、書いてあっただろ?代羽家が四葉本家の別院扱いになったって」

 

「あぁ…だから、代羽家について知りたかったんだ。四葉本家とそういう関係になれる家系について」

 

「言いにくいんだけど…僕がその代羽家の現当主だけど…」

 

固まる目の前の4名のクラスメイト。

 

「はぁ~?何で?お前、神代家の当主相当じゃないのか?」

 

堰を切ったように、言葉がマシンガンの様に出てくるエリカ。

 

「色々、複雑なんだよ。その辺りは。あぁ、明日以降に、もう1通重要なお知らせが届くから。さっき手配をしてきた」

 

「重要なお知らせ?何だ?いや、何で、お前が関わっているんだ?」

 

「当主だからね。相手の当主と交渉するんだ。当主の僕がしないとダメだろ?」

 

「ねぇ、最近、眠そうなのは、そういうことですか?」

 

美月が真相に近いことを訊いてきた。

 

「美月、正解だ。交渉ごとって疲れるんだよ」

 

「おい、生徒会の仕事の疲れで無いのか?」

 

エリカが訊いてきた。

 

「それもある。うん。ダブルな疲れだな」

 

-------

 

お店を出てぶらぶら歩いていると、また、湧き出て来た。コイツらの目的は何だ?このメンバーだと…

 

「幹比古、結界を張れるか?」

 

「あぁ、張れるよ」

 

「じゃ、直ぐに張れ!エリカ、美月、レオを護れ!」

 

僕は聖剣を呼び出して、手にした。ケルベロスタイプが数体、襲ってきた。次々に灰にしていく。空からはワイバーンタイプが襲ってくる。そっちは聖なるオーラを纏わした『ダイヤモンドダスト』で、殲滅した。僕が狙いで無いよな?アレで狙うのは、聖属性でないヤツじゃないと効果無いし…

 

「幹比古、もう大丈夫だぞ」

 

「あぁ…何だよ、アレ?」

 

「リビングデッドだ。たぶん、狙いはエリカだな」

 

「なんで、私?」

 

「数字付きだからだろ?アイツらに対抗出来るのは、僕と達也と十文字だけだ」

 

「え…3名しかいないのか?」

 

レオが驚いている。

 

「学校内ではな」

 

鬱陶しいな。そろそろ、一気に狩るか…美月はレオと幹比古に頼み、僕はエリカを送っていく。

 

「また、助けられた…ありがとう、亘」

 

「はぁ?クラスメイトだろ?護るのは当たり前だ」

 

「クラスメイト止まり?」

 

真っ赤な顔で俯いて、訊いた来た。

 

「それが、エリカの為だ。僕に関わると禄なことは無い」

 

僕はその場から転移し、家に帰った。夕食後、隣の家へ向かった。

 

「二人に話しておきたいことがある」

 

深雪と達也に、アレを伝えた。

 

「深雪と達也が結婚するのに障害になる血縁の問題を解決した。実際問題は、現状でも問題は無いのだけど、理由は表に出せないので、深雪は別の血縁者と言うことにした。達也とは血のつながりの無い兄妹ってことだ」

 

「どこの家の子になるんですか?」

 

不安そうに深雪が訊いてきた。

 

「明日から闇雲深雪と名乗って貰う。戸籍とか、学校の提出書類はもう提出済みだ。闇雲家は当主である那魅さん以外、実際の血縁者はいないので、問題は起きない」

 

「闇雲家って…神社ネットワークの中心ですか?」

 

達也は詳しそうだ。

 

「そうだよ。代羽家とは長い付き合いで、交流もあるし、人材派遣もしている」

 

「あ…ありがとうございます」

 

深雪が頭を下げて礼を言ってきた。

 

「いいんだよ、深雪。頭を上げて。僕は深雪と達也が幸せになればいいと思う。その為に、二人を護りに来たんだし♪」

 

「えっ…お兄様と私?シュウさんと私は?」

 

「否定はしない。万が一、護り切れなかったら、責任を取って僕が、達也と深雪を引き取る」

 

「引き取るって?」

 

不安げな表情になる深雪。

 

「詳しいことは、今は言えない」

 

「そうですか…」

 

「俺的には、深雪とシュウさんも有りだと思いますが」

 

そうだね。そのせいで、向こうの世界では…

 

「まぁ、先のことはわからない」

 

兄妹と別れて、自分の家に戻る。キャッスルドランにアレの捜索を命じた。

 

 

 

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