※この作品はR-18です。

神器なき男2   作:もっち~!

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リアスとサナギ男X

---シュウ---

 

器の損傷の修復が思う様に行かないので、姉ちゃんと相談して、一旦一誠の世界へ里帰りした。戻って来ると、器に変化が直ぐに現れた。一誠の身体を分離して、僕の身体はサナギ状態になったのだ。

 

「えっ?シュウさん…これって…」

 

不安そうな一誠。身体を精査する。なんだって?

 

『器が進化した。この世界上では、魂はリンクされている。異世界、別世界、並行世界へ行く際には、一誠は魂に宿る。その代わり、この世界では分離する。次の進化にて、漸く二人は完全に分離できる』

 

と、大いなる意志の言葉が脳裏に響いた。次で、お別れか…

 

「シュウさん…まだ、一緒にいられますよね?」

 

一誠が僕に泣き縋ってきた。大いなる意志からのメッセージは、一誠の脳裏へも届いたようだ。

 

「あぁ、予定では…あっ?一誠、もうすぐ、中学生か?」

 

「あっ…そうなんか感じかな?」

 

確か、高校二年位までいられる予定である。あと5年か…ここまでの人生を振り返り、感慨深いものを感じる。

 

--------

 

僕から分離した一誠は、中学生になった。この世界のリアス、ソーナ、翼紗もだな。しかし残念なことに、駒王学園中等部は、高等部と同様に、女子はセーラー服でないのだ。翼紗のセーラー服姿は見たかったかも…

 

どこで、僕のセーラー服萌えの噂を聞いたのか知らないが、美奈子とせつながセーラー服姿で遊びに来た。

 

「せつなはそそるけど、美奈子は…」

 

「どうして?私では萌えないんですか?」

 

美奈子が文句を言っている。

 

「せつなとは私服で逢う機会が多いけど、お前は変身状態が多いからな…」

 

セーラー戦士の戦闘服はハイレグ水着に、セーラー服の上を羽織った感じなのだ。

 

「えぇぇぇ~、それは…シュウさんの都合でしょ?変身状態で無いと出来無いプレイばかりするから…」

 

まぁ、それは事実だが…せつなの身体を吟味しながら、美奈子と会話。やはり大人の色香はいいよな。

 

「じゃ、これでどうよ~♪」

 

美奈子が奥の手に出た。全裸エプロン姿になった。う~ん、今日はセーラー服三昧な日では無いのか?

 

「う~ん…後、3年くらいかな…」

 

せつなを前にすると、美奈子の身体は子供体型に見えてしまう。

 

「後3年…わかったわよ。3年後、土下座して、やらせろと言わしてやる♪」

 

美奈子の良さ、苦境でも前向きで明るいこと…あっちの世界の赤髪の少女が脳裏を掠める。あぁ、だから、苦手なのかな。それに美奈子は勘違いをしている。僕のヤルは交わることではない。ドエスプレイのことなのだが…

 

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アッチの世界でのロスは1日か2日であるが、こちらでは3ヶ月くらい滞在できるようだ。器の修復を優先する。未だにサナギのようなフォルムな為、外出は出来無い。問題は、エロ行為が出来ないことかな。『イナズマン』に出てくる『サナギマン』に似たフォルムで、股間はのっぺりなのだ。エロ心が渦巻く。美奈子が1日おきに来てくれるのだが、一向に何もできない。

 

「すまん、何もできなくて…」

 

「いいんだよ。こうして、一緒に居られるだけで♪」

 

美奈子は全裸で僕に寄り添って、昼寝をして帰って行く。美奈子に限らず、皆お見舞いと称して、1週間に1度は顔を出して、何故か全裸で寄り添って帰って行く。アレコレしたい時もあるのだが、何も出来無いもどかしさ…つらい…これは拷問なのか?

 

そんな毎日をすごしていた僕に、姉ちゃんから小包が届いた。嫌な予感しかしない。姉ちゃんが同伴せず、小包しか来ないって。中に何が入っているんだ?

 

恐る恐る蓋を開けてみると…紅色の毛玉らしき物がゆっくりと現れた。これって、アレだよな?

 

「ここは?」

 

周囲を探る紅玉の物体。

 

「お前、どこの世界の紅髪だ?」

 

物体の正体に気づいた僕が質問をした。

 

「どこの?どこのって?」

 

理解が出来無い紅髪…だとすると、この前の4名以外だな。う~ん…あっ、あれか?

 

「なぁ、一誠が暗殺された世界のか?最高神を滅した罰として、破壊神にしたリアスか?」

 

「そうよ!」

 

勢い良く立ち上がったリアス。なぜか全裸で亀甲縛り済みであった。

 

「何をして、ここに飛ばされたんだ?」

 

たぶん、姉ちゃんの手に余ることをして、ここに飛ばされたんだと思う。

 

「何もしていないわよ~!って、アンタは誰?」

 

サナギ状態なので、僕とはわからないリアス。

 

「僕だよ…」

 

長考して…やっと判別できたリアス。

 

「何で、そんな姿なのさぁ~?」

 

「無理をして器が壊れたんだよ」

 

「バチが当たったんでしょ?私を不幸のどん底に落としたから!」

 

不幸?う~ん、純血悪魔が神に昇格したのは異例の出世だと思うのだが…

 

「何か不幸な出来事ってあったっけ?」

 

「有るでしょ!いつになったらイッセーと出来るのよ~!」

 

あぁ、女神は神と英雄としか交われない。ってことは、イッセーは英雄になれていないのだろうか?

 

「イッセーは転生してどうなった?」

 

「一周目は匙元一郎でソーナと一緒になったわ。二周目は兵藤一誠でソーナと一緒になったわ…で、三周目なんだけど…いつになったら、イッセーは私の物になるのよ!」

 

物?者なのだが…コイツの性格は相変わらずのようだ。

 

『イッセーが自分になびかないから、世界をリセットしようとしたのよ、そのバカ娘は!』

 

って、イラ立った声のねえちゃんの言葉が脳裏に届いた。あぁ、そういう性格だったよな。

 

「努力しているの?」

 

「何の?」

 

「いや、リアスがイッセーが英雄になるようにさぁ…」

 

「どうやって?」

 

「してないのか…」

 

う~ん…今、あの世界からアーシアを借りているしなぁ。

 

「アーシアを借りている分、優遇はするけどさぁ。努力はしようよ、リアス」

 

「努力?それよりも、破壊神を引退して、元に戻りたいんだけど、どうにかならない?」

 

はぁ?洗脳状態だとは言え、最高神2体を殺したんだぞ。どうにも成らないって。

 

「永久刑だよ。何言っているだ?」

 

「洗脳状態だったのよ。それって、精神薄弱で無罪でしょ?」

 

それは人間の法律だし…

 

「って、魔王の妹が洗脳されるってどうなのよ?それが問題なんだろ?」

 

あっ!って、表情のリアス。気づかなかったのか?

 

「一歩譲って、イッセーと双子止まりだな。破壊神ってポジション付きで」

 

「双子じゃ、出来無いじゃん。ダメよ。認めないわ!」

 

リアスには、認める権限は無いんだが。既に有罪確定だし。

 

「出来ればいいの?」

 

「イッセーとよ!アンタはイヤ!」

 

まぁ、こちらからも願い下げである。先日、3名のリアス相手に、リアス三昧をしたし。

 

「どこの世界のイッセーでもいいか?」

 

「拒否!私の世界のイッセー限定よ!」

 

難しいことを言う。あの世界では、敵対していただろうに…

 

「う~ん…難しいな。お前の世界は、アカシックレコードがボロボロだからな。う~ん…」

 

このリアスの世界では、リアスとイッセーが初めて結ばれる瞬間、時間を遡ってイッセーの両親が暗殺されて、プラグインする瞬間にイッセーのいない世界となったのだった。

 

「あの時点に戻すのは無理だ。専従の最高神がいないんだから」

 

リアスが創造神と破壊神を滅したので、あの世界の創造神は僕が兼務していた。

 

「む、無理なの…」

 

「で、今僕はこんな状態だ。何も出来無い。まぁ、当分この世界で生きるしか無いな」

 

「この世界で?って、ここはどこ?」

 

「あの世界の並行世界ではある。だいぶ勝手は違うけどね」

 

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コイツの世界のゼノヴィアを同化吸収したゼノヴィアと、コイツの世界から借りて来たアーシアを呼び出した。

 

「コイツの世話を頼めるか?」

 

「いたぶっていいか?」

 

この二人、コイツに恨みを抱いている。自業自得であるが…

 

「程々にな」

 

「「了解♪」」

 

二人の妖しい視線にビビるリアス。

 

「なんで、このゼノヴィアとアーシアは邪悪なの?」

 

「邪悪にしたのは、お前だ。コイツらの恨み言を聞いて、反省しろよ」

 

「で、団長。お加減はどうですか?」

 

リアスから見たら邪悪なアーシアが、僕には天使の微笑みを向けてきた。

 

「見た通りだよ。サナギ状態だ。エロ心が爆発しそうだよ…妄想しか出来無いって…つらいです。みんなが全裸で寄り添ってくれても、感覚が鈍くて、感触がわからないし」

 

「脱皮したら、お相手します♪ですから、ファイトですよ」

 

こんな僕を励ましてくれているアーシア。だけど、リアスの方を向くと邪悪な表情になった。

 

------

 

妄想とか考え事しか出来無いサナギな僕。そんな僕に閃きが舞い降りた。あの賢者の石もどきって…オラリオの神々が聖杯で変化した物ではって…先代ロキの仲間のリリンは聖杯を持っていた。現在は取り上げて、僕が持っているけど。神々が変化した物であるならば、あの魔石の持つ神々の呪いの意味はわかる。石に変化されていくことへの恨みだ。そうなると、石はオラリオのあった場所にあったはず。それも割とまとまって…

 

レピアに頼んで、この星にある全部の人工衛星で、あの石の微弱電波をキャッチしてもらい、位置の特定を依頼した。その結果から、残りの石の回収をルパン一味に依頼。これで、どうにかなるかな?

 

ルパン達へのお礼は、なるべく望みを叶えるってことにした。なるべくって言うのは、あの石が欲しいとか、神になりたいとか却下することもあるって感じである。

 

ルパン達からの望みは、今のままでいただった。あと、手助けが必要な時に手助けをすることだそうだ。僕はそれを受け入れた。

 

峰不二子は…は別の願いを申し出てきた。僕とのプレイを含めてくれと…まぁ、気が乗ったらねって返事を返したけど…

 

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一誠は、これまでの僕との案件消化の恩恵で、丈夫な器を手に出来たようだ。剣や拳のスキルも手に入れていた。魔人の特性も持っている。そこそこ頼もしい戦士の卵であり、リアス、ソーナが眷属にと狙っている。

 

魔力もそこそこ有るのだが、呪文は転移、会話、回復系しか持っていないようだった。まぁ、これはこれからの勉強でどうにかなるかな。

 

「一誠をここまでにしてくれて、ありがとうな」

 

誠にお礼を言われた。

 

「こちらこそ。一誠の身体を貸してくれてありがとう。おかげで心は修復できたよ。問題は器だ」

 

「器?」

 

「僕の魔力に対応出来無い。このサナギ状態からどう変化するかだ。魔力の上限も普通の戦闘時には問題ないレベルまで戻ったし」

 

「もしかして、一誠の器を作るために…」

 

誠が心配そうに僕を見た。

 

「一誠には丈夫でタフな戦士になって欲しいからな。僕みたいに、瀕死状態ばかりでは、リアスやソーナ、姉妹達に心配を掛けてしまうから」

 

目の前で一誠と翼紗が格闘戦の鍛錬をしている。

 

「後、どれくらい居られるんだ?」

 

「離脱できるようになっても、ここには来るよ。誠と一香は僕にとっても、大切な両親だからね」

 

「そうか…」

 

-------

 

光をまるで感じ無い場所にいた。みんなの気配も、オーラも感じ無い。これって、大いなる意志の禁固刑かな?何かやらかしたかな?最近、サナギ状態で動けなかったんだけど…過去の報いが今…あり得る。はて?う~ん…

 

禁固刑であるならば、慌てても、足掻いても無駄なことを良く知っている。これまでに何度も禁固刑は受けているから。でも、いつもと様子が違う。走馬燈による映像が無い。いつもなら反省を促す意味で、走馬燈による記憶のぶり返しがあるのだが、それが無い。う~ん…何かやらかしたかな?孤独でこのままいろってことかな?

 

『お前に問う!お前にとって大事で大切な者を一人上げろ!』

 

大いなる意志から質問をされた。一人?難しいことを言う。一人も浮かばない。記憶が無いみたいだ。記憶エリアも真っ黒だし…そうなると魂に問い掛けているのか?

 

「亘はリアス、無邪鬼は亘、僕は…護るべき者だ!」

 

『護るべき者が護れれば良いのか?』

 

「僕はねっ…後は1%の正義を貫く亘にまかせる。僕は、1%の正義と99%のエロを120%の護る心でコーティングしたガーディアンだ。他に何を望んでよいのだ?大いなる意志に問う!」

 

僕は逆訊いてみた。僕の記憶をまっくろくろすけにした本人に。

 

『もう、封印を解いても良いのでは?まだ、自分を責めるのか?』

 

言っている意味がわからない。それは亘だよね?僕では無い…

 

『お前は何者だ?思い出せ!』

 

僕の組成?あれ、違ったのか?僕は誰?僕は…そうだ…エロ神が宿っている。むじゃ君は分離している。だから発現できる。

 

「1%の亘、99%のエロ神、そして120%の神殺し…僕はみんなを護る神…守護神だった!」

 

『能力を解放しよう…愛する心を取り戻せ…護りたいから護るのでは無く、愛しているから護るのだ。お前に足りないものは愛だ!解放に伴い、これからは『術』では無く『能力』として使える。少しは負担が減るだろう』

 

目の前に光が見えた。眩しい光が僕の身体を照らす。身体が燃えている気がする。愛を知らないから火あぶりの刑なのか。受け入れよう。僕に足り無い為に、皆を苦しめたのだ。だから、僕は灰になり、無になる…

 

光の粒子が僕の身体を形創っていく。聖なる光…血管は黒い…闇の血が流れていく。あれは、魔人の血か?筋肉は強靱な物になっていく。鬼の身体かな?神経には聖なるオーラが流れて行く。天使成分が付加されたのか。

 

目の前で何かが二つに割れた。目の前の景色がぼんやりと見える。龍姫と鬼姫かな?僕の手を引いて、暗闇の世界から出る手助けをしてくれていた。暗闇の世界から抜け出ると、僕に幾つもの魂が吸い込まれて行く。仲間達が僕の身体の調整をしてくれ始めた。

 

「まだ出来る♪」

 

「待っているから♪」

 

二人が声を掛けて、姉ちゃんの身体に吸い込まれて行く。自力で動けない僕は、姉ちゃんと交わる。神代の血を分けて貰う。僕の身体の中で、光なる神代の血は、魔なる魔人、聖なる代羽、闇なる鬼門と混じり合い、1つの血を構成していく。そして、姉ちゃんが達したことで発したエネルギーにより、心臓がリブートした。

 

「ここは…」

 

「私達の間よ。おかえりなさい♪」

 

「僕の身体はどうなったの?」

 

「前より頑丈よ。あっちも申し分無いし」

 

顔を赤らめる姉ちゃん。あぁ、アッチか…

 

「記憶は?」

 

「今、リロードする。案件を再開よ♪」

 

姉ちゃんの顔はいつもより嬉しそうだ。

 

 

 

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