※この作品はR-18です。

遊戯王エロゲモンスターズ   作:アメフト

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第26話 制裁タッグデュエル開幕

彰子とのシャワーを愉しんだ後は当然ながらベットで愉しむこととなった。俺はシャワーでの官能感がさめぬよう前戯をいつもよりも短く済ませ、早速挿入した。彰子はシャワー室での官能を引きずっているのか、性行為への高揚感か、はたまた好きな男のされるがままになるという1つの女の夢を果たせるからか、普段のおどおどした態度はどこへやらテンションが上がりまくっており、端的に言うと完全に出来上がっていた。つまり「女」として「男」を愉しませようと最善を尽くし、また快楽を貪ろうと貪欲な行動を俺との性行為で示したのである。それは俺にとって意外であり、興味深い行為だった。彰子とのつながりで快楽を味わいながら、ふと明日の朝、普段通りの状態に戻ったら今夜のことを言ってからかおうと決意した。

 

 

そうして一夜が明けた。運動したことによる疲れを感じながら、普段よりも早く目を覚ました。これから何をしようかしばらく考えてインスタントコーヒーを作ることにした。食堂に行き水を沸かし、普段よりも贅沢に粉を使ってコーヒーを作った。そのコーヒーを持って部屋に戻った。カップから湯気に乗って香りが部屋一面に充満し始めた。しばらくすると狙い通りに彰子が目を覚ました。

 

「おはよう彰子。朝早くで悪いけどコーヒーを飲んだらすぐに寮に戻った方がいいよ。彰子が戻らなかったということがばれたら大変なことになる。」

 

ツァンを抱いた翌日、何の策も考えずにいたら大変なことになった。同じ過ちは繰り返さない。彰子はまだ十全に頭が働いていないのかボーッとしていた。そして今自分のいる状況がわかると大声をあげそうになった。大声をあげられるのはまずいと思いとっさに俺は彰子めがけて駆け出し、結果として・・・押し倒すような形になった。その結果、彰子の顔は真っ赤になった。

 

それからはコーヒーをお互いに飲みながら説明をした。彰子に昨夜のことを事実として認識させ、俺と彰子の関係がばれないよう今後は人前ではウサミンと呼ぶことやコーヒーを飲んだらすぐに寮に帰るように指示を出した。彰子はすべてを理解し、受け入れた。「これからよろしくお願いします。」そう言い添えて。それからのティータイムは短いが楽しいものだった。コーヒーは苦いという一致した認識の下、半分ほど飲んだコーヒーをカフェオレにして、彰子をからかった。その時の彰子の表情はきわめて楽しかった。これが現実であればよいと思う程度には。

 

 

「ふう。」

「どうしたんだい。明日香。」

 

大徳寺先生の毎度おなじみのセリフを聞きながら朝食を済ませ、教室にやってくると明日香がため息をついていたので話しかけることにした。

 

「遊。ちょうどよかった。あなたのことで悩んでたのよ。」

「俺のことで?」

「ええ、そうよ。あなたどうしてそんなに強いの?」

「強い?」

「あなたは昨日、亮に勝ったでしょ。私にも勝ったし、雪乃にも勝った。もちろん、私たちは人間よ。負ける時もある。だけどあなたはなんだか違う。まるで絶対に勝利することが宿命づけられているようなそんな気がするの。」

 

・・・勝つために少しプレイングを自重しなさすぎたかな。いや違う。多分これは攻略進行度のサインなんだろう。丸藤亮に勝利したことで天上院明日香の攻略を一歩進めることができるようになったということだ。

 

「・・・俺がなぜ強いのかはわからない。だけど一つだけ言えることがある。」

「それはなに?」

「俺が遊、いやデュエルモンスターズが大好きだっていうことだ。少なくとも君と同じぐらいにはね。」

「・・・・・・」

「俺がなぜ強いのかを知り、よりデュエルが強くなりたいと思う君ぐらいはね。」

「・・・明日香。」

「うん?」

「君じゃなくて明日香って名前で呼んでよ!そうしてほしいの!」

 

そう明日香は笑いながらよく通ることで言った。俺は想像以上に攻略ができていることに内心微笑みながらやさしくはっきりと名前を呼んだ。

 

それから明日香との会話を楽しんでいたが、枕田ジュンコと浜口ももえがやってきて「オシリスレッドのくせに明日香様と会話するなんてナマイキー!」などと言われ、離れざるを得なかった。その際に明日香が申し訳なさそうな、そして名残惜しそうな顔をして「それじゃあ。制裁タッグデュエルは頑張って!」と言葉をかけてくれたことは救いだった。

 

 

・・・今日は厄日かもしれない。心からそう思った。明日香と楽しそうに話していたことから雪乃たちが嫉妬をしたのでそれをなだめる必要が生じた。そのため俺は授業を受けるよりも攻略キャラの機嫌を取り、誤解を取り除くことに集中せねばならなかったのである。そのため普段なら1秒もたたずにこたえられる問題に10秒かかるなどといった失態をするほど疲労してしまった。今は昼休み。本来なら攻略のために活動をすべき時間だが、あまりにも疲れがひどかったので1人で食事をすることにした。そこに攻略キャラがやってきた。

 

「・・・ふう。」

「だいじょーぶですか?随分と疲れてそうですけど。」

「・・・大丈夫だよ。宮田さん。ありがとう。」

「そ、それはよかったです。あのここよろしいですか?」

「どうぞ。」

 

そうして俺と宮田ゆまとの密会が始まった。食事をとりながら日常やデュエル、授業などについてお互いに話し合った。

 

「それにしても小南君はすごいです。デュエルのことをとてもよく知ってます。」

「・・・その代わり、一般常識とか一般知識はあまり知らないけどね。」

「そんなことないですよ。実際にデュエルが強いというのにとても憧れますよ。」

「・・・そろそろ本題に入ろうか。どうして俺と話をするために来たの?ここは基本的に誰も来ない。それなのに宮田さんが来たってことは何か話があるんでしょ。」

 

その言葉をきっかけに宮田さんは真剣な表情になっていった。

 

「制裁タッグデュエルに負けないでください。」

そして彼女がアカデミアに来た理由を語り始めた。要約すると彼女はヒーローになりたいからデュエルアカデミアに来たのである。

 

「子供のときにみたアニメのヒーローにすごく憧れて、どうしても私もあんな風に弱きを助け、悪をくじくヒーローになりたくてそのための力をつけるためにこの学園に来たんです。だけどまだまだ力不足で・・・」

 

「だけど」といい、言葉をさらに重ねた。

 

「私が負けたときに駆け付けてくれて助けてくれた小南さんはまるでヒーローみたいでした。私もあなたのようにかっこよくなりたいと思います。ですから私はあなたを手本にこれからヒーローになっていきたい、そう思いますから。」

 

その言葉を聞いて俺は飲んでいた麦茶を吹き出しかけた。受取り方によったら完全な告白だ。それを見て彼女も自分の言葉がどう受け取られたのか気づいてあわてて取り繕った。そんな一幕があったが、端目に見れば友人どおしの楽しい食事会と言われるであろうひとときだった。

 

 

宮田さんとの密会はどうやら明日香のときとは違い誰にも知られなかったようだった。そのため午後からはいつも通り授業を受け、放課後になった。俺は麗華から勉強を教わるために廊下を歩いていた。すると歩く先に3人の先生が話し合っていた。それはオベリスクブルーの担任鮎川恵美先生、オシリスレッドの副担任響みどり先生、そしてラーイエローの副担任加藤友紀先生だった。要するに入学式の日に攻略キャラではないかと疑った人物たちである。これはチャンスなのではないかと考え、盗み聞きをすることにした。そしてわかったことや予測されることは以下の通りである。

・俺の予想通りこの3人は攻略キャラである。

・鮎川恵美先生と加藤友紀先生は制裁タッグデュエルの日にくるが、響みどり先生は用事があってこない。このことから鮎川恵美先生と加藤友紀先生の攻略には制裁タッグデュエルに勝利する必要があり、響みどり先生の攻略にはそれ以外のフラグを立てる必要がある。

・3人の会話で「弟の見舞い」という言葉があったことから響みどり先生の攻略条件は漫画版GXと同じく、闇の力で倒れた弟を覚醒させることであると考えられる。

・闇の力で倒れた弟を覚醒させるイベントは原作展開や漫画版GXの展開などを考えるとかなり後、少なくとも三幻魔編が終わったころであると考えられる。

そして・・・

 

(そして先生キャラを攻略すれば、生徒キャラを攻略するのに有利になるか。)

 

3人の話にはどんな警備があるのかやマスターキーを先生は持っており、寮のどの部屋も開けられるといった話もあった。要するに先生を攻略すれば、警備を気にすることなく攻略キャラに襲い掛かることや攻略キャラの部屋に押し掛けることができるということだ。

 

(・・・今後、優先的に攻略する必要があるだろうな。)

 

3人が別れたのを見て、そんなことを考えながら、麗華のもとに向かった。

 

 

盗み聞きの後は、麗華から今日も今日とて勉強を教わっていた。ここ数日の勉強で一般的な中学生程度の知識を身に着けることができた。ようやく今日から高校程度の勉強を開始する。今日は理科の問題である。高校の理科は4科目にわけられている。生物、地学、物理、そして化学である。生物は遊戯王のイラストに写っている生き物がどのような構造をしているのかを知ろうと考えると簡単にできた。地学もまた同じような考えで克服できた。しかし、物理と化学が問題だった。この2つの科目を克服するための猛勉強が始まった。1時間ほどたって、休憩に入った。お茶を飲みながら、質問をすることにした。

 

「ところで、もうそろそろ制裁タッグデュエルですけど、怖くないのですか?」

「怖い?どうしてです?」

「もしも、俺たち3組6人のうち、1組でも敗北したら自動的に退学ですよ。自分の運命を自分で決められない。怖くないのですか。」

 

すると、一点の曇りのない笑顔を浮かべて麗華は言った。

 

「全く怖くありませんよ。だって私は生徒会長ですよ。生徒会長が生徒を信じるのは当たり前でしょう。ただ・・・」

 

少し、声を弱めて続けた。

 

「最近になって不思議なことに小南君に勉強を教えることができなくなるかもしれないと思ったら少し怖いと思ってしまいます。」

 

俺は緑茶をすすりながらその話を聞いた。聞きようによっては「俺を好きだ」と言っているようにも聞こえる。原会長もそのことに気付いたようで顔を赤くさせながらあわてて「た、たぶん、小南君の学力がとても残念だからなのでしょうね!」といってきた。そうした教師と生徒の関係を俺たちは過ごしていた。

 

 

麗華と別れてからは購買のアルバイトをした。購買のアルバイトでもトメさんとセイコさんから「デュエルに勝ってここにいてほしい。」という言葉をもらった。アルバイトを終えた俺は自室に戻って考え込んでいた。

デュエル勝つのは当然だ。そうしないとゲームオーバーになるのだから。ゲーマーとしてゲームにおける最高の選択をし続けるのは当然といえるだろう。だが、どうしてだろう?攻略キャラの話を聞くにつれて普段ゲームに挑んでいるときよりもより一層、勝たないといけないという気になるのは?攻略キャラを攻略することを考えると、現実世界のアイドルとの交際を想像するよりも妄想がたくましくなるのは?この世界は現実ではなく、ゲームの世界にすぎないというのに。そんなよくわからない感情のまま、時を過ごし、とりあえず制裁タッグデュエルの相手をフルボッコにしてこの感情を紛らわせようと結論を出した。

 

そして、制裁タッグデュエルの日がやってきた。

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