※この作品はR-18です。

遊戯王エロゲモンスターズ   作:アメフト

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第43話 vsダークネス

俺はふとあるライトノベルからその存在をしり、妹に勧められて読み、現代文の授業で近ごろ学んだ、夏目漱石の『こころ』の文章を思い出した。

 

「悪い人間という一種の人間が世の中にあると君は思っているんですか。そんな鋳型に入れたような悪人は世の中にあるはずがありませんよ。平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変るんだから恐ろしいのです。だから油断ができないんです。」

 

この一文にあるように「人間」というのは態度を急に豹変させる、『矛盾』と評してもよい理解しがたい生き物だ。刎頸の友にした友人を土壇場で裏切り、一生愛すると誓った恋人を見捨て、自分が許された罪を犯した者を許さない。そんな『不合理』な生き物だ。その点で言えば間違いなく、俺も「人間」だろう。なぜなら、この世界の住人を今まで「登場人物」と思っていたのに、その住人に危害が及ぶと一転して「友人」とみなすのだから。まあ、もしかしたらゲームキャラでハーレムをつくるという目標が達成できなくなるかもしれないといういらだちを「義憤」に見せかけて発散しようとしているかもしれないけれども。それならば、俺は「人間」とは違って首尾一貫した生き物ということになるな。まあ、どうして今憤りを感じているのか、自分ではよくわからないけれども・・・。

 

 

「先行は私がもらう。かまわないな。」

「・・・ああ、かまわない。」

 

彼女、いや彼、ダークネスの言葉に一呼吸ほど遅れて返事をした。返事がおくれた理由をダークネスは意識を乗っ取られたとはいえ、「宮田ゆま」という友人と戦わなくてはならないからだと解釈したようだった。妖艶な笑みを浮かべながら行動した。

 

「私の先行。『未来融合-フューチャー・フュージョン』を発動。『F・G・D』を選択して、墓地に『真紅眼の黒炎竜』、『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』、『黒鋼竜』、『ガード・オブ・フレムベル』、『伝説の黒石』を墓地に送る。」

 

『未来融合-フューチャー・フュージョン』(永続魔法)

自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

 

・・・原作通り【真紅眼】か。だが、昔と違って今は相当強化されているから厄介だな。

 

「続けて『死者蘇生』を発動。墓地から『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を蘇生する。そして効果発動。墓地から『伝説の黒石』を蘇生する。『伝説の黒石』の効果によりこのカードをリリースしてデッキから『真紅眼の黒竜』を特殊召喚。そして魔法カードを発動『黒炎弾』。『真紅眼の黒竜』の元々攻撃力・・・つまり2400のダメージを君に与える。そのデメリットとしてこのターン『真紅眼の黒竜』は攻撃できない。とはいっても先行1ターン目なので元々攻撃はできないがな。」

 

『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』

効果モンスター ☆10 闇属性 ドラゴン族

攻撃力2800 守備力 2400

(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。

(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 

『伝説の黒石』

効果モンスター ☆1 闇属性 ドラゴン族

攻撃力 0 守備力 0

「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードをリリースして発動できる。デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。

 

『真紅眼の黒竜』

通常モンスター ☆7 闇属性 ドラゴン族

攻撃力2400 守備力 2000

真紅の眼を持つ黒竜。怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。

 

『黒炎弾』(通常魔法)

このカードを発動するターン、「真紅眼の黒竜」は攻撃できない。

(1):自分のモンスターゾーンの「真紅眼の黒竜」1体を対象として発動できる。その「真紅眼の黒竜」の元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

小南遊LP4000→1600

 

『真紅眼の黒竜』から黒い炎が俺に向かって放たれた。その炎を見て「火の色は愉しかった」という『1984年』の冒頭を思い出した。炎に包まれるとひどい熱さと衝撃を感じた。「熱い!!痛い!!」と感じる間もなくそれはやってきて過ぎていった。この世界での痛みは「死んだり、後遺症や傷痕が残ることのない範囲」に留まるとはいえ、ひどく痛かった。ダークネスは俺の様子を見て嗤った。

 

「これが、『闇のゲーム』だ。受けるダメージが実際に現実化する。そして敗北すれば『闇』に飲まれる。」

「・・・御託はいい。さっさと続けろ。」

「ふふ。いいだろう。通常魔法『復活の福音』を発動。墓地の『真紅眼の黒炎竜』を蘇生する。そしてレベル7『真紅眼の黒竜』と『真紅眼の黒炎竜』でオーバーレイ。真紅の炎で鍛えられし鋼の肉体で薙ぎ払え!ランク7『真紅眼の鋼炎竜』。そして『真紅眼の飛竜』を墓地に送り『レッドアイズ・インサイト』を発動し、デッキから『真紅眼の鎧旋』を手札に加える。・・・カードを2枚伏せてターンエンドだ。」

「俺のターン。ドロー。」

 

『復活の福音』(通常魔法)

(1):自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

(2):自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

『真紅眼の鋼炎竜』

エクシーズ・効果モンスター ★7 闇属性 ドラゴン族

攻撃力2800 守備力 2400

レベル7モンスター×2

(1):X素材を持ったこのカードは効果では破壊されない。

(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える。

(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

『レッドアイズ・インサイト』(通常魔法)

「レッドアイズ・インサイト」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):手札・デッキから「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「レッドアイズ・インサイト」以外の「レッドアイズ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

 

『真紅眼の鎧旋』(永続罠)

「真紅眼の鎧旋」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに「レッドアイズ」モンスターが存在する場合、自分の墓地の通常モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

(2):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、自分の墓地の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

 

これまでのプレイングを見て感じたことだが、奴のデッキはおそらく少なくともモンスターに関してはハイランダーだ。そしてドラゴン族オンリーで固めているのだろう。まあ、今回に限って言えば、俺のデッキも大差ないが・・・。メールで与えられた制約に基づいて作ったデッキをみて心の中でそうつぶやく。メールに書いてあったことは次の通りだ。

 

「【E・HERO】デッキでダークネスに勝利しろ。ただし、同じカードを2枚以上入れてはならず、使用できるモンスターは E・HEROのみとする。」

シンクロもエクシーズも、M・HEROさえも使用できない条件だ。だが、やるほかない。

 

「俺は『E・HEROバブルマン』を召喚。召喚時効果発動このカード以外にカードがないので2枚ドローする。」

 

『E・HEROバブルマン』(原作効果)

効果モンスター ☆4 水属性 戦士族

攻撃力800 守備力 1200

手札がこのカード1枚だけの場合、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に自分のフィールド上に他のカードが無い場合、デッキからカードを2枚ドローする事ができる。

 

「しかし、『真紅眼の鋼炎竜』の効果で500ポイントのダメージを受けてもらう。」

「いや、『E・HEROバブルマン』の効果にチェーンして速攻魔法『超融合』を発動。手札1枚を捨て場の『E・HEROバブルマン』と『真紅眼の鋼炎竜』を融合する。『E・HERO エスクリダオ』を融合召喚。『真紅眼の鋼炎竜』は効果発動時と効果解決時の両方の時点でエクシーズ素材を持っていなければバーン効果は使えない。よってバーンはない。」

「ほう。」

「続けて『E・HEROバブルマン』の効果でデッキからカードを2枚ドロー。『超融合』で墓地に捨てた『E・HEROシャドー・ミスト』の効果でデッキから『E・HEROフラッシュ』を手札に加える。」

 

『E・HERO エスクリダオ』

融合・効果モンスター ☆8 闇属性 戦士族

攻撃力2500 守備力 2000

「E・HERO」と名のついたモンスター+闇属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する「E・HERO」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。

 

『E・HEROシャドー・ミスト』

効果モンスター ☆4/闇属性/戦士族/攻1000/守1500

「E・HERO シャドー・ミスト」の(1)(2)の効果は

1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。

(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。

 

ドローとサーチによって今、俺の手札は6枚。『E・HERO エスクリダオ』の攻撃力は墓地に『E・HEROバブルマン』、『E・HEROシャドー・ミスト』がいるので2700。手札に『未来融合-フューチャー・フュージョン』があるということを考えれば、攻撃力2800の『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を超すことはできる。しかし、相手の墓地には『復活の福音』がある。そのため、戦闘破壊できない。このデッキは除去手段が基本的に破壊しかない。このままでは『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を取り除くには2回破壊するしかない。相手の伏せカードは2枚。そのうちの1枚は『真紅眼の鎧旋』であることがほぼ確定だが、もし残りの1枚が『レッドアイズ・バーン』ならば、破壊した時に下手をすれば負ける。『レッドアイズ・バーン』を恐れて手札の『ハーピィの羽箒』を使えば、『真紅眼の鎧旋』の効果で『真紅眼の鋼炎竜』が復活するだろう。そうなれば、残りライフを考えると不利なのはこちらだ。となると、ここはドローあるのみ!!

 

「手札から『未来融合-フューチャー・フュージョン』を発動し、墓地に『E・HEROプリズマー』、『E・HERO エアーマン』、『E・HEROボルテック』を墓地に送り、2ターン後に『E・HERO Core』を融合召喚する。『E-エマージェンシーコール』を発動してデッキから『E・HERO ネオス』を手札に加える。『手札抹殺』を発動。手札を交換する。」

 

『E・HERO Core』

融合・効果モンスター ☆9 地属性 戦士族

攻撃力2700 守備力 2200

「E・HERO」モンスター×3

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

(1):1ターンに1度、このカードが攻撃対象になった時に発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージステップ終了時まで倍になる。

(2):このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

(3):このカードが戦闘・効果で破壊された時、自分の墓地のレベル8以下の「E・HERO」融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。

 

小南遊 手札4枚

 

「『E・HEROフラッシュ』の効果により、俺は墓地から『手札抹殺』を加える。『天使の施し』を発動し、デッキからカードを3枚ドローし、2枚を捨てる。『強欲な壺』でデッキからカードを2枚ドローする。『増援』を発動し、デッキから『E・HEROブレイズマン』を手札に加える。『戦士の生還』をを発動し、墓地から『E・HEROフラッシュ』を加えて『手札抹殺』を発動。5枚交換し、さらに墓地から『強欲な壺』を手札に加える。そして『強欲な壺』を発動。デッキからカードを2枚ドローする。」

 

『E・HEROフラッシュ』(原作効果)

効果モンスター ☆4 光属性 戦士族

攻撃力1100 守備力 1600

墓地に送られた時、墓地の魔法か罠1枚を手札に加える

 

小南遊 手札7枚

 

よし、これなら・・・。

カードをプレイしようとしてダークネスが話しかけてきた。

 

「もうよしたらどうだ?」

「はあ?」

「もう、私と戦うのをよしたらどうだといっている。」

「・・・どうしてだ?」

「簡単なことだ。君も私と同じだからだ。」

「同じ?」

「そうだ。君も私と同く『闇』を抱いた人間・・・。私とともにあるのがふさわしい。」

「・・・・・・」

「君は知られたくないのだろう。自分の正体を・・・。」

「・・・・・・なんの話だ?」

「君がこの世界とは別の世界から来たという話だ。」

 

俺は少し、というよりもかなり驚愕した。

 

「君はこの世界ではいい気になっているが、向こうの世界の君は・・・」

「・・・だまれ・・・」

「今ある立場を失いたくはないだろう・・・永遠に・・・」

「黙れ!!」

「ならば、私と手を組むことだ。」

「・・・なに?」

「私と手を組んですべてを『虚無』にすることだ、そうすればよい。さあ・・・」

 

そういって底知れぬ闇を抱えた瞳でこちらを覗き込んだ。

 

「こちらにきたまえ。」

 

・・・こんなのは考えるまでもない。ドラ○エの「世界の半分をやろう」と同じだ。OKしたらバットエンドイベント確定だ。ゲームオーバー確定だ。間違いない。なのに・・・。なぜか俺の手はサレンダーしようとしている。

 

「そうだ。こちらにきたまえ。」

 

必死に手を押さえつけ、誘惑に打ち勝とうとした。しかし、誘惑は一段と強くなっていく。

 

「どうせゲームなんだし、負けてもいいか」

「この世界にずっといれるなんて・・・」

「従えば、楽になれる」

 

そんなささやきが聞こえ始めた。俺もそれに屈しそうになったとき。

 

『だめ!!』

 

サラが現れた。ポケットを見ると、『墓守の暗殺者』が入っていた。

 

『誘惑に屈したらダメ。あなたは私たち墓守の一族に認められた誇るべき男よ。その自覚を持ちなさい!!』

 

その言葉で俺は正気に返った。そして・・・

 

「断る。」

 

断固たる決意で拒否した。

 

「ほう?なぜだ。」

「決まってるだろ。いったんやりかけたゲームをクリアせずに放置しておくのは嫌いだからだよ!!」

「例えそれが自分が望まなくてもか?」

「ああ、その通りだよ。その通り・・・」

 

事実をただ淡々と述べた。

 

「人間ってのは自分に不利なことをときとしてやっちまう『矛盾』していて『不合理』な存在なんだよ。」

「ふん。ならば、その『矛盾』と『不合理』を抱えて敗北するがよい!トラップ発動『破壊輪』!!」

 

っ!!『レッドアイズ・バーン』ではなくて伏せていたのはそれか!!

 

『レッドアイズ・バーン』(通常罠)

「レッドアイズ・バーン」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドの表側表示の「レッドアイズ」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、破壊されたそのモンスター1体を対象として発動できる。お互いのプレイヤーはそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。

 

『破壊輪』(通常罠・エラッタ前)

フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊し、お互いにその攻撃力分のダメージを受ける。

 

「対象は攻撃力3500となっている『E・HERO エスクリダオ』!!これで互いに3500ポイントのダメージだ。つまり、貴様の負けだ!!」

 

そう、宮田ゆまの普段通りの快活な笑顔で、宮田ゆまが普段見せないような悪意を持ってダークネスは俺に言い放った。俺はできる限り平静を保った。そして某A級スナイパーのようにシリアスに言った。

 

「1ついいことをおしえてやろう・・・」

「なんだ?」

「俺を倒す手段があったなら、さっさと使っておくべきだった・・・」

「なに?」

「チェーンして速攻魔法『禁じられた聖槍』!!これで『E・HERO エスクリダオ』は『破壊輪』の効果を受けない!!」

「なっ!!」

 

『禁じられた聖槍』(速攻魔法)

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が800ダウンし、このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

 

そして、その勢いのままカードを操る。

 

「手札から魔法カード発動『エクストラ・フュージョン』!!エクストラデッキから決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、融合モンスター1体を融合召喚扱いとして特殊召喚する。俺は墓地に『E・HERO フレイム・ウィングマン』と『E・HEROジ・アース』を墓地に送り、『E・HERO Great TORNADO』を融合召喚!!召喚時効果で『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』の攻撃力・守備力を半分にする!!」

 

『エクストラ・フュージョン』(通常魔法・漫画版遊戯王5D’sオリカ)

自分のエクストラデッキから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

 

『E・HERO Great TORNADO』

融合・効果モンスター ☆8 風属性 戦士族

攻撃力2800 守備力 2200

「E・HERO」モンスター+風属性モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力は半分になる。

 

「だが、私の伏せカードの『真紅眼の鎧旋』で墓地のレッドアイズを蘇生できるので私のライフは0にできない!!」

「それはどうかな?」

「何!?」

「魔法カード発動!!『ミラクル・フュージョン』!!墓地の『E・HEROジ・アース』と『E・HERO ネオス』を融合し、『E・HERO ネオス・ナイト』を融合召喚する。攻撃力は3750だ。」

「だが、私の墓地には『復活の福音』がある!!モンスター3体では所詮・・・。」

「『E・HERO ネオス・ナイト』は2回攻撃ができる!!」

「なんだと!?」

 

『E・HERO ネオス・ナイト』(原作効果)

融合・効果モンスター ☆7 光属性 戦士族

攻撃力2500 守備力 2000

「E・HERO ネオス」+戦士族モンスター

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードの攻撃力は融合素材にした戦士族モンスターの元々の攻撃力の半分アップする。このカードは1度のバトルフェイズに2回攻撃できる。

 

「バトルフェイズだ!!『E・HERO ネオス・ナイト』で『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を攻撃!!」

「ト、トラップカード『真紅眼の鎧旋』を発動し、墓地から『真紅眼の黒竜』を守備表示で蘇生する!!」

「ならば、『E・HERO ネオス・ナイト』で2体に攻撃する!!」

「っ『復活の福音』で『真紅眼の黒竜』の破壊を防ぐ!!」

 

ダークネスLP4000→1650

 

「ならば、『E・HERO Great TORNADO』で『真紅眼の黒竜』を攻撃!!」

 

『真紅眼の黒竜』は風の力を操るヒーローの生み出した竜巻によって破壊された。ダークネスを守るものはいなくなった。そして俺の場には攻撃力2700に下がったとはいえ1500のライフを削るのに十分な『E・HERO エスクリダオ』・・・

 

「『E・HERO エスクリダオ』でダイレクトアタック・・・これで俺の勝ちだ・・・」

 

ダークネスLP1500→-1200

 

 

デュエルは俺の勝利で幕を閉じた。

 

「ふふふ・・・」

 

しばらく黙っていたダークネスだったが、突如として嗤いはじめた。俺はただ黙ってそれを観察した。

 

「・・・・・・」

「は、ははは!!見事だ!!だが、ダークネスは滅びぬ・・・必ずや再び貴様の前に現れよう!!」

 

そういうと彼、いや彼女は崩れ落ちた。

俺は彼女を助けに駆け寄ろうとした。すると背後から物音がした。振り返るとコウモリの群れがやってきていた。それは宮田ゆまに近づくと七星門の鍵を持ち去った。一瞬の出来事だった。しかし、俺はそれを黙って見守り、群れが去ると起こったことを気にせず、近寄った。

彼女に近寄ると、静かな息遣いが聴こえた。彼女は生きていた!!胸に触ると心臓の音がした。それに今までにない安堵感を覚えると急に眠気がした。「遊!」という懐かしい声がどこからか聞こえてきた。もしかしたら、三途の川から聞こえてくるのかも・・・。渡し賃は日本円で大丈夫なのだろうか・・・。そんなことを考えた。

 

 

そして・・・俺は目を閉じた。

 

 

七星門の鍵の残り     6個

セブンスターズの鍵の残り 6人

 

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