比企谷八幡がイチャラブするのはまちがっている。R 作:暁英琉
「これがお兄ちゃんの……すご……本当に固くなるんだ……」
俺に背を密着させたまま、小町は自分の尻で俺の固くなった半身の感触を確かめる。年相応に小さいが、十分に柔らかい臀部がぐにぐにと大雑把に刺激してきて――
「ぁあっ!」
それが堪らなく、気持ちいい。
複雑な刺激ではない。それどころか、自慰の時のように扱くでもない、ただ押し付けるだけの刺激が、どうしてこうも気持ちいいのか。
妹の背中と俺の胸板の隙間から、時折見える白い布地に包まれた尻が見え隠れする。欲望に従ってズボンに張られたテントを腹部に俺の腹に押し付けるように圧迫するたびに、ぐにゃりといやらしくひしゃげる桃に、思わず生唾を飲み込んだ。
「お兄ちゃん、気持ちいい? 妹のお尻でおちんちんギューってされて……気持ちいい?」
……なんつー言い方するんだよ、こいつ。いや、実際気持ちいいけど。
決して射精に行きつくものではない。しかし、その快感が妹によって与えられていると自覚しているせいか、グラリと視界が歪んでしまいそうだ。
「くふ……ぅぅ、小町、っ……」
亀頭を潰さんばかりに圧迫してきたり、裏筋をピンと引っ張るように下腹部に押し付けたり。イレギュラーな快感に対応ができない。
さっきまでこちらが攻めていたはずなのに、たった一手であっさり防衛線を余儀なくされてしまった。少しでも快感を逃そうと両手を後ろについて身体を倒すが、そんなことでどうにかなるものではない。身体の昂ぶりを抑えることはできない。
そして、そんな俺の様子を攻めに転じている妹が見逃すはずもなく――
「じゃ、じゃあお兄ちゃん。こういうの……どうかな」
「えっ、うわっ……それ……!」
俺の足に両手を乗せて、跳び箱を飛ぶ時のような変則的な前のめりになった小町は横目で狙いを定めると、ズボン越しに俺の怒張を尻の割れ目に挟み、そのままにしごき始めた。
当然潤滑油になるようなものは存在しないが、小町のショーツと俺のズボンとパンツ、三枚の布を挟んでいるせいか、多少引っかかりつつもスムーズに小町の腰が動く。尾てい骨から尻の付け根までを使って擦る様子は、当然のことながら拙い。しかし、拙いが故に予想外の刺激が発生して、抑えようとしているのに声が口から漏れ出るのを抑えられなかった。
「あっ、こま、ち……ちょっと、緩め、ろ……」
「なんか、普段のお兄ちゃんがそんな声出してたら気持ち悪いよ? ってなるのに、今のお兄ちゃんの声……かわいい。ちょっと不思議」
「お前、な……ぁ」
非常に無礼極まりない物言いだが、少なくとも今の状況が情けないのは事実だ。一瞬小町の与える快感に屈服しそうにもなったが、兄たるものこんな情けなくなすがままにされていては癪に障る。
「この……ぐっ……」
倒しかけていた身体を起き上がらせて、小町に覆い被さるように抱き込む。当然その結果、俺の愚息は小町の尻に余計密着することになり、また変な声が漏れたがご愛嬌ということにしておこう。
「お兄ちゃんなにを……あっ! そこは……」
突然抱きしめてきた俺に小町は驚いて腰の動きを止める。さっき横になっていた時と同じように左手を小町の前に回して肩を抱いたので、小町はまともに上半身を動かすことはできない。
そして、残った右手が伸びる先に気づいた小町は――今度は逃げようとはしなかった。
――くちゅっ。
「ふにゃっ!?」
下腹部の下、足の付け根、あまりにも心もとない純白の布が覆うそこに指が触れた途端、小町の身体がビクンと大きく跳ねた。その拍子に勃起の方も刺激されるが、なんとか呻くのを回避する。
それにしても……。
「なんだ小町。ここ、濡れてるじゃねえか。お前も興奮してんだな」
「し、知らない!」
かすかな水音について言及するが、小町はぎゅっと固く目を瞑ると何度も首を横に振った。ま、そういう反応するわな。興奮していること認めるほどオープンなやつでもないし。
そっちの方がいじめがいがあるわけだけど。
「そっかー、そうだよなー。小町はエロくないんだもんなー」
「お、お兄ちゃん……?」
自分でも笑いそうになるくらいの大根演技に、小町の頬が警戒でひくつく。とりあえず、現状がやばいということは理解したようだ。さすが俺の妹、お兄ちゃんのことよく分かってるな。
だから俺は、答え合わせをするように「それなら」と口を開きながら、普段なかなかしない満面の笑みを用意した。
「俺がどんなに触っても大丈夫だよな?」
小町の秘部に触れたままだった指先をつつ、と上に滑らせていく。ショーツ越しにでも分かるぴっちりと閉じられた二枚貝は、ふにふにとしていて柔らかく、その隙間からジワリと溢れてきているのであろう愛液が再びくちゅりといやらしい音を立てた。
「んっ……ああっ、ひんっ……」
嗅いだことのない匂いが鼻をついてくる。甘いような酸っぱいような、不思議な匂い。
「ぁあ……っ、ん……っ!? そ、それ……っ!」
触れていた指に少し圧をかけてみると、少しの抵抗の後に割れ目が少しだけ開いて、指先が大陰唇に包み込まれた。普段は誰も触れないはずの場所に少しだけ侵入した途端、そこに隠されていた膣口からまた小町の“気持ちいい証”が溢れてきて――また匂いが強くなる。
ああ、そうか。これが“女”の匂いなんだ。
お仕置きから始まったこの行為もまだ一時間程度。だけど、その一時間程度の間に何度も小町の“知らない姿”を見てきた。
それは表情だったり、声だったり、身体だったり。
最初こそ一番長く共に生きてきた女の子のそんな“知らない”に戸惑っていたが、今は新しいそれを見つけるのが、心底楽しい。
ただ、この行為の欠点を上げるとすれば――
「そ、それ……っ、きもち……ひぁっ……」
「うぐ……っ」
せっかくやめさせた小町の腰の動きを、再開させることになってしまったことだろうか。
快感を逃がすためだろうか、小町が身じろぎをするたびに桃に挟まれた肉棒が淡く刺激される。ピリピリと痺れるような甘い快感は、どうしてももどかしくて、自分で腰をすりつけたくなってしまうのだ。
いや、別に嫌ってわけではないんだけど。
たぶん、一度タガが外れたらもう抑えがきかないというか。
「ぁぁっ、ふにゅっ……っ~~!」
すでに抑えなんて効いていない気もするのだが。
膣口を軽くプッシュしてみたり、その上にある尿道口をくすぐってみたり、すでに俺の右手は好き勝手に小町の大事な部分で暴れていた。それなのになぜか自分の腰は動かすまいと必死になっていて、自分のちぐはぐな行動に思わず苦笑が漏れてしまう。
腕の中で鳴く妹の声をもっと聞きたい。けれど、壊したくはない。嫌われたくない。相反する考えが巡り巡っている中、首元に絡んでいた俺の腕を小町がキュッと掴んだ。
「お兄ちゃん……」
「ん?」
何気なく意味のない言の葉で返して、首だけで振り向いた小町の表情に、一瞬呼吸をするのを忘れてしまった。
「このまま、だと……小町だけ気持ちよくなっちゃう、よ……」
まだ慣れていない性的快楽によって今にも泣きそうな表情を浮かべている小町は、快感に震えそうになる身体を抑えながら、いつものように、いやいつも以上にかわいらしく、ドキッとする笑顔を向けてきた。
「だから、さ……一緒に気持ちよく……なろ?」
「っ……ああ」
俺の返事とともに、期待のせいか勝手に跳ねた愚息が小町の臀部を刺激して、小さな身体がピクンと震える。「もう……えっち」なんて恥ずかしげにはにかんだ妹は、両手と生まれたての小鹿のように震える足に力を入れて、ゆっくりと腰を浮かせた。
二日ぶりの小町のお話でした。
今回は少し短めですが、キリがいい感じだったのでこんなところで。
攻めたり攻められたりを一回の行為中に繰り返すのが八小としてはちょうどいいかなと思いつつ、今回の話は半々な感じで書いてみました。最終的には二人とも一緒に~ってなるのが個人的にベスト。
そういえば全く俺ガイル関係ないんですが、ここ数日で何年振りかわかりませんが、急激にコナン×灰原熱が再燃しました。映画を見たせいかもしれないですね。相変わらずいいアクション映画でした((
小学校の頃とか、アニメを見ながらもっと二人ともイチャイチャしろよーとか考えていた記憶があります。当時はSSなんてものの存在を知らなかったので、試しに調べてみたらかなり多くてびっくりしました。
コ哀の短編な話とかも書いてみたいなーと思ったり思わなかったり。
それでは今日はこの辺で。
ではでは。