「じゃぁ行こっか♪」
「って、何自然に荷台に乗ってんだよ」
さも当然のように荷台に横のりに座ると、女の子特有の甘い香りとシャンプーの香りがふわりと鼻腔くすぐり思わずくらっとしそうになる。リア充真っ只中の折本はもっと香水やら化粧がきついのかと思ったがそうでもないようだ。
「いいじゃん、いいじゃんっ、ねっ?」
屈託のない純粋な笑顔でパチッとウインクされれば大抵の男はコロッとしちゃうんだろうな。
「………あー、わかったよ」
長考の結果折本を乗せて帰ることに決めた。八幡は大抵の男と違うからね?いやまじで、コロッとなんてしてないからね?折本と帰ることはもう避けれないイベントになってしまってるから歩いて帰ると、時間がかかる=誰かに折本と帰ってるところを目撃される恐れがある。
特にお団子ヘアーのアホの子に見つかると厄介だしな。などと思考を巡らせて自転車をこぎ始めた。
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「家の方向一緒なんだな」
「中学一緒だったのに今更ってウケるっ!!」
「いや、ウケねーから」
この返しもクリスマスイベントからデフォルトになってきている。
ってか折本さん近すぎじゃありませんかね?
近いというか密着してますよね?腰に右腕回して背中に抱きつく形で傍から見ればカップルにしか映らないんですけど。由比ヶ浜ほどではないが雪ノ下より大分ある、ブレザー越しでもわかる柔らかな感触に嫌でも背中を意識してしまう。
「比企谷なにキョドってんの?まじウケるっ」
「そりゃ、…二人乗りなんてしてたら傍から勘違いされるだろ?」
信号待ちの時に、あんな目の腐った奴がなんで可愛い子といるのか、回りの男から突き刺さる痛い視線に挙動不審になっていると、不思議そうに俺の顔を覗きこむ折本と偶然顔が鉢合わせしてしまう。
前屈みに覗きこむ態勢なので着崩した制服の胸元からきめ細かで雪のような白い肌と爽やかな薄い水色の下着が嫌でも自然と目に入ってしまう。気づかれたら嫌だからすぐに目線は逸らしたけどね。
「気にしない気にしないっ、ほらっ青になったよ」
「お、おう…」
どうやら俺が胸元に目がいっていたことは気づかれてないようだけど、折本の顔が若干赤くなってたことには触れないようにして自転車を再び走らせた。
「もうこの辺で大丈夫、私の家この近くだから」
「おう、そうか」
時間にして10分くらい、俺にしたらもっと長い体感時間それに誰にも会わなかったのが救いか、知り合いなんて殆どいないから当たり前か。って自虐かよとひとり心の中でツッコミんでいた。
「あとさ…line教えてよ?」
パッと荷台にから降りるとスカートをぱたぱたと払って俺の前に向かい合う形に。
「あいよ、ほれ」
「やけに素直じゃん、何かと理由つけて断られると思ったのに、ってか携帯渡すんだ?」
「別に見られて困るものなんてないしな」
意外って顔で驚かれたが今の折本なら友達になってもなんて思ってしまっている自分がいた。慣れたように数秒でlineの登録を済まして携帯が戻ってくる。今時の女子高生ってlineの友達登録を数秒でできるんだ八幡びっくり。
「lineするからちゃんと返してよ?じゃっ…くしゅんっ、くしゅん…」
「気が向いたらな…って大丈夫かよ?そんな格好してるから……」
顔を合わさずに頬ををぽりぽりと掻きながらマフラーを渡すと。
「あ、ありがとう…」
「お、おう…」
急にしおらしくならないでよまた変に意識しちゃうから。
「じゃねっ、今日はありがとっ」
小走りで少し距離をあけ、くるっと短いスカートを靡かせ振り返り際にパチッとウインクした。折本の姿が見えなくなるまで見送ると俺も家に向けて自転車を走らせる。マフラーを折本に渡したせいで首元が冷えて仕方ないが、何故か心は春のようにポカポカとして悪い気分ではなかった。
はじめまして、ゆうゆうです。
まだまだ表現が下手くそで何書いてるかわからんって方もいらっしゃるかと思いますが我慢してくださいね(汗)
さてさて、第二回の今日は下校編ということでエロ要素は全くといって皆無でしたね(笑)胸チラなどちらほら組み込んでみましたがいかがでしたか?
一話目の冒頭に入るのはまだもう少しかかりそうですが 気長に待ってもらえればと( ´∀`)
次回はまた来週になりそうですが宜しくお願いしますm(__)m