『8/29』
紫さんについて行くと
いつもと違う所に着いた。
「あれ?」
「こんにちは~ 楓ちゃ~ん」
「こっこんにちは」
幽々子さんがいた。
「今日と明日は幽々子の所でやってもらうわ~」
そう言って紫さんは消えてしまった。
「では早速~」
「早速掃除を手伝ってもらおうかな」
被せるように妖夢さんが言った。
「もお~妖夢の意地悪~」
「幽々子様はどうせしょうもない事を言おうとしたんでしょ?」
「ほっぺにキスしてもらおうかな~って……キャッ」
「私はあっち側を拭くから楓殿はあっちを頼む」
「わかりました」
「あ~二人とも意地悪~」
「あははっ」
紫さんの所と同じで、掃除を手伝った。
――
―――
――――
「よし! 今度はお昼の手伝いを頼む」
「はい!」
紫さんの所より、大量な料理が出来上がった。
「すごい量……」
「幽々子様はすごい食べるので……」
居間に持って行くと幽々子さんが楽しそうに待っていた。
「「「頂きます」」」
「はふはふ う~ん 美味しい!」
あっと言う間に数多くの料理がなくなった。
「ふっふぇ~」
「ねっすごいでしょ?」
幽々子さんは僕の10倍ぐらい食べていた。
このぐらい食べた方があの豊満なボディを保てるのだろうか?
――
―――
――――
「「「ごちそうさまでした!」」」
お昼を食べ終わり、片づけを手伝った。
「楓殿 食後の運動に一緒に素振りでもするか?」
「素振り?」
「剣の修行だ」
「やってみます」
「よし!」
庭に出て、妖夢さんに渡された刀を持ってみた。
「おっ重い……」
「楓殿にはちょっときついかな?」
「がっ頑張ってみます」
「うんしょっうんしょっ」
ふらふらになりながら何とか振れた。
「よしよし! その調子!」
僕が必死で振っている間に妖夢さんは
ヒュンヒュンと軽く振っていた。
「ふっふっふっ」
「すごいですね こんなに重いものを軽々振って」
「幽々子様を守るためにずっとやっているからね」
「……」
大切な人を守るためか……頑張るぞ~。
――
―――
――――
「ふぅ~」
「つっ疲れた~」
僕の腕が上がらなくなるぐらい疲弊していた。
「お疲れさま」
「お~い」
声の方を見ると、幽々子さんがお茶とお菓子を用意してくれていた。
「わ~い」
「あれ 幽々子様が用意してくれるとは珍しい」
「楓ちゃんがいるからね うふふ」
用意してくれた芋羊羹とお茶を頂いた。
「楓ちゃ~ん この後は私の相手もして~」
「はい」
妖夢さんは変な目で幽々子さんの事を見ていた。
「なによ~」
「いや別に どんなことをするかと思って」
「普通に遊ぶだけよ~」
幽々子さんはどこからか将棋を出してきた。
「楓ちゃん将棋はできる?」
「一通りは」
「じゃあやりましょ!」
「はい」
――
―――
――――
「王手!」
「はわわ 待ってその手は」
「おー 幽々子様に勝つとは……中々」
「むぅ~ なんでそんなに強いのよ~」
「慧音先生に教えてもらった」
「なるほど……それは強いわけよ~ よし今度は……」
「幽々子♪」
「あれ紫どうしたの?」
いきなり紫さんが出てきた。
「時間よ じ・か・ん」
「え~もっと遊びたい~」
「だ~め また明日 ね!」
「むぅ~」
「ほら 楓ちゃん帰りましょ」
僕も、もっと遊んでいたかったが……しょうがない。
「うん! また明日!」
「また明日お願い」
「また明日~」
紫さんに送ってもらい、一日が終わった……。
「明日で終わりか~ 頑張るぞ~」
――
―――
――――