※この作品はR-18です。

幽香さんと僕   作:lime-255

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幽香さんと旧地獄街道を行く②

散々食べ歩いた後は、観光して。

幽香さんが予約した旅館に行った。

 

受付で、幽香さんが話を聞いて、

2階の部屋に案内してもらった。

 

「ふ~ん まあ こんなもんよね」

 

部屋は和室で、真ん中にテーブルが置いてあるだけの

シンプルな部屋だった。

 

僕は、旅館に泊まるのが初めてなので、

部屋の感覚がよくわからいけど、いい部屋な気がした。

 

そんな事より。

 

「う~疲れた~」

 

結構歩いたから、疲れた……。

荷物を置いて、座りこんでしまった。

 

「だいぶ歩いたもんね~」

 

幽香さんも少しは疲れたのだろうか?

膝を崩して座っていた。

 

「遅い時間になると 屋台の雰囲気も変わるから ちょっと休んでましょうね」

 

「そうする~」

 

鞄からお茶を取り出し一口飲んだ

 

「ふわぁ~」

 

涙が出るほどのでかい欠伸が出てしまった。

 

「あら楓 そんなにお疲れだったのね」

 

「いやまぁ……うん……ちょっと……」

 

「気にしなくていいのよ こっちにいらっしゃい」

 

言われるがままに、ほいほい幽香さんに寄った。

 

「ほら膝を貸してあげるか お昼ねしてていいわよ」

 

「わぁ~いやった~」

 

幽香さんの膝に頭を乗っけた。

 

「ふふふ」

 

頭を撫でてくれた、それとほんのり甘い匂いが漂ってきた。

だんだん意識が遠のいって……zzz

 

「お休み♪」

 

――

―――

――――

 

「ふみゅ」

 

「あっ起きた」

 

幽香さんは小説を読んでいた。

 

「外を見てごらんなさい」

 

僕はベランダから外を見てみた。

 

「わぁ~」

 

夜なると、また屋台が増えていた。

 

「外に行きましょうか」

 

「うん!」

 

幽香さんの手と繋いで外に出た。

 

色んな所を回って、

射的や輪投げやくじ引きをやった。

 

「……何かしらあれは?」

 

「ん? あれなんだろう?」

 

とある屋台に人だかりが出来ていた

看板を見てみると……。

 

「うっ腕相撲??」

 

『勝ったら掛け金の1万倍あげます』と書いてあった。

 

「がはははは 今回も負けなしで終わりそうだな」

 

そこには、一本角の鬼がいた……。

 

「勇儀さんだ!」

 

「おっ! この前神社にいた確か……楓だったかな」

 

「はい久しぶりです!」

 

どうやら腕相撲で巻き上げているようだった。

 

「すさまじい妖気があると思ったら あんただったのかい幽香」

 

「すさまじい妖気はあんたの事よ」

 

「それもそうか! あははは!」

 

なんだかすごい楽しそうだった。

 

「どうだい! やっていくか?」

 

「嫌よ あんたと腕相撲なんかして 怪我でもしたら つまらないもの」

 

「まあまあ そう言わずにだな もし勝ったら 今までの売上全部やるよ」

 

「へぇ~今までね~ よし! 乗ったわ!」

 

幽香さんは僕の手を離して、勇儀さんの所へ行った。

 

「楓……離れてた方がいいわよ」

 

「え?」

 

僕は固唾をのんで見守る事にした。

 

幽香さんが勇儀さんの手を掴むと。

空気が震え……周りの人も怯え始めた……。

 

「泣き言は無しよ!」

 

「おう! 望むところだ!」

 

二人の目つきが変わった……お互いの手に力が入った瞬間。

空気の震えが激しくなった……。

肘を置いていた机がひしゃげた……周りの人が座り込んでしまい……。

遠くにいた僕も腰が抜けた。

 

どどどどどうなっちゃうの!?!?

 

「……」

 

「……」

 

両者睨み合っていたが……。

 

「やっぱりやめとくわ」

 

「なんだよ つれね~な~」

 

勇儀さんの手を離してお開きになったようだ。

 

「そう言えば 参加費を払って無かったわね」

 

「なんだ? くれるのか?」

 

幽香さんが勇儀さんの頭に手をやると。

 

「うふふふ 似合ってるわよ」

 

「おっ! なんだ!」

 

勇儀さんの頭に花の飾りが付いた。

とても似合っていて勇儀さんが可愛くなった。

 

「こっちも デートの邪魔した代わりに」

 

「デデデッデートって バババカ」

 

僕もちょっと照れてしまった。

 

「これをやるよ」

 

「……なによこれ?」

 

「それを渡せば大抵の店は半額になるぜ」

 

「へぇ~ ありがたく貰っておくわ」

 

幽香さんは何かを貰っていた。

 

「行きましょう」

 

「うん」

 

――

―――

――――

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