寝ている幽香さん
夏休みが終わって数日たったある日のこと。
「お前たち気をつけて帰れよ~」
寺子屋が終わり、慧音先生に送り出された。
「楓遊ぼうぜ」
「う~ん」
この数日間、幽香さんと会ってないな~
今日は会いに行こうかな。
「ごめん 今日は無理だ」
「なんだよ~ つまんね~の」
「また誘ってね」
「おう!」
僕を誘ってくれた、友達はどこかに行ってしまった。
僕は駆け足で自分の家に帰って荷物を置き
準備をして家を出た。
しばらく歩いていると。
「あれ? 楓じゃないか?」
「あっチルノちゃん!」
「幽香の所へ行くのか?」
「うん チルノちゃんは何してるの?」
「あたいはみんなと待ち合わせ中さ!」
チルノちゃんが一番に来たみたいで誰もいなかった。
「まだ待ち合わせの時間があるから あたいが送って行ってやろうか?」
「えっ? 本当!?」
少しでも早く会いたい僕には朗報だった……でも。
「チルノちゃん僕の事 持てるの?」
「あたいにまかせな!!」
そう言って僕のお腹に手を回して
空高く飛んでくれた。
「わぁー! すごい!」
「だろ! あたいはすごいんだ!」
頼りになるなーと思ったのもつかの間
元気よく飛んだのは最初だけで
どんどん低空になった。
「チっチルノちゃん! もっもういいよ!」
「はぁはぁ……ぜっ全然……よっ余裕だし」
「無理しなくていいよ」
「むっ無理してないし」
「ひええ」
チルノちゃんの手が少し震えていて、
いつ落とされるかわからないのが、すごい恐ろしかった。
――
―――
――――
「はぁはぁ……つっ着いた」
「あっありがとう チルノちゃん助かったよ」
普通に来るよりなぜか疲れた。
「はぁはぁ あっあたいはみんなが来てると思うからもう行くよ」
「じゃあね」
「じゃ……じゃあ……はぁはぁ……」
チルノちゃんは力なく飛んで行った。
「よし」
幽香さんの玄関をノックした。
「……あれ返事がない? いないのかな?」
再びノックをしても、やっぱり返事がない。
「なんだぁ~ 折角来たのに」
ダメもとでドアノブを回すと。
「あれ? 開いた」
怒られるかな? と思いつつも勝手に上がった。
「お邪魔します」
家に上がると、すごく甘いに匂いがした。
「幽香さんいるの?……あっ」
幽香さんがあられもない姿でソファに寝ていた。
ワイシャツはボタン全開ではだけていて
脇は全開で上下とも黒い下着丸出しで……。
近くまで寄ってみると暑いせいか体中汗ばんでいた。
甘い匂いは幽香さんからだった。
「えーと タオルタオル」
濡れタオル持って、幽香さんの顔を拭いてあげた。
「これで良しと」
まじまじと顔を見てみると。
「幽香さんて美人だな~」
つんつんと頬を突っついてみた。
「……んん」
髪も撫でてみた。
「サラサラだ~」
「……ん……う……」
「……可愛い……んっ?」
寝息に沿ってふくよかな胸が揺れているのを凝視してしまった。
やっぱり大きいな~ 触ったら起きちゃうかな?