妖夢さんにお呼ばれ
友達と遊んだ帰り道。
「ふ~んふん♪」
自分の家に戻ると。
「あれ?」
「あっ」
家の前に幽香さんがいた。
「どうしたんですか?」
「さっき妖夢が私の所に来て『この間の約束の事で』って」
「約束?」
なんの事だろう?
「私と同じ反応をしてるわね」
本当になんの事かわからない。
「博麗神社で集まった時に『もし白玉楼に来ることがあれば御馳走を振る舞う事を約束しよう』って言ったらしいの」
そんな事を言ったような気がするけど……。
「私達がいつまでも来ないから あっちから言いに来たってわけ」
「なるほど」
「そんな約束覚えてないけど無料で御馳走が食べれるなら行ってやってもいいかなって……楓ももちろん来るでしょ?」
「僕も行きたい!」
「じゃあ行きましょ」
僕はお母さんに一言伝えた。
いつものように幽香さんに抱きかかえられて妖夢さんの所に向かった。
「到着 久々に来たわね」
「ついた~」
「楓殿 幽香様 お待ちしておりました」
妖夢さんが待っていた。
「食べに来てやったわよ」
「僕すごい楽しみ」
「こちらへどうぞ」
妖夢さんについて行くと、料理屋さんみたいな所へ案内された。
「こんな場所あったのね まるで居酒屋ね」
「僕も始めて来た」
木造で仕上げれらた料理屋みたいだ。
カウンターの向こう側にはお酒の瓶が沢山並べてあった。
僕は居酒屋には行ったことがないけど
こんな感じの店なのだろうか?
「ささ カウンターで待っててください」
妖夢さんはカウンターの向こう側に移動した。
「お飲み物は何にします?」
「僕はウーロン茶」
「そうね……私は梅酒でも貰おうかしら」
「割り方は?」
「ロックで」
梅酒? ロック? どんな飲み物なんだろう?
「はいどうぞ」
僕のウーロン茶と幽香さんの梅酒が出てきた。
「折角なんだから あんたもなんか飲みなさいよ」
「じゃあ私もウーロン茶で」
「楓? こういう場所では『乾杯』をしてから飲む物よ」
「あっわかりました」
「って分けで妖夢頼んだわよ」
「えっ? 私ですか!? じゃあ! かんぱ~い!」
「「「かんぱ~い!!!」」」
3人でグラスをぶつけて『乾杯』をした。
「美味しい!」
「美味しいわね」
「ここの飲み物は全部手作りなので」
「へぇ~ すごい」
「凝ってるわね」
僕は幽香さんの『梅酒』っていう飲み物がすごい気になっていた。
「どうしたの楓?」
「その『梅酒』っていう飲み物が気になって」
「ああこれね……一口飲んでみる?」
「いいんですか?」
「多分きついから 一口ね」
「??? わかりました」
梅酒を飲んでみた。
「!!! ケヘッ! ケヘッ!」
咽てしまった。
「あはははは」
「何これ……きつい……」
「お酒だからね 楓にはまだ早いわよ」
いまの僕には、きつくてまずいだけだった。
いずれは、お酒も美味しく飲める時が来るのだろうか……?