※この作品はR-18です。

幽香さんと僕   作:lime-255

32 / 34
小ネタ 幽香の夜這い
幽香の夜這い


「あ~あ」

 

最近、楓に会ってない……。

そりゃ長期休みじゃないから、あんまり来れないのは分かるけど……。

 

「寂しいな……」

 

週に1回ぐらいしか会えないのはやっぱりな~。

 

「……はぁ~」

 

もう日付を回って深夜になる頃にそんな事を考えてしまった……

 

「会いたいな……」

 

枕に顔を埋めながら、ボソッと呟いた。

 

「行っちゃおうかな……」

 

う~ん。

 

「良し!」

 

『良し』と決めたら行動を起こすのみよ!

私はピンク色のパジャマのまま、月明かりのみが照らす夜空を泳いで楓の家に向かった。

 

――

―――

――――

 

「2階かしら?」

 

外から回って、窓越しに部屋をみた。

 

「zzz」

 

「いた♪」

 

窓を開けて……あれ?鍵が掛っているわね。

 

「えい!」

 

ちょっとしたコツで窓を開けた。

 

「お邪魔しまーす」

 

誰にも聞こえないくらいの、小さな声で言った。

この時間なので、楓は寝ていた。

 

「可愛いなぁ……」

 

部屋を見回すと、綺麗に片付いてた。

 

「ん?」

 

机の上を見ると絵が完成した時にあげた、花が水に浮かべてあった。

 

「大事にしてくれてるのね♪」

 

さてさて。

 

「ふふふ よく寝てるわね」

 

「zzz」

 

「無防備ね」

 

楓の手をとって、自分の手と合わせてみた。

 

「小さい~」

 

「zzz」

 

頭を撫でまわした、男の髪質だと思えないほど、

サラサラしていた。

 

「いい匂いね」

 

楓は私から、いい匂いがすると言っていたが、

楓からもいい香りがする。

 

「ねえ? 楓? もう少し会いに来てくれると嬉しいな……」

 

「zzz」

 

「この前 私の事をお姫様抱っこしたいって言ったでしょ…… 本当に嬉しかったわ」

 

いっその事このまま攫っちゃおうかしら……。

 

「……いやいや」

 

一瞬本気で考えた自分が恐ろしくなった。

 

「でもね~」

 

このまま楓とつつつ付き合っていたら、

けけけけ結婚する事になるわよね……。

 

大勢の前でお姫様だっこをしてもらうの

いまから楽しみ♪

 

う~ん結婚したら、子供は欲しいわね

男の子でも女の子でも、きっと楓に似た可愛い子供が

生まれるわよね♪

 

「いいわね……いや……ちょっと待って……」

 

子供の前に一緒に仕事をするのもいいわね……

太陽の畑の近くで二人でお店を開くの。

 

お店はそうね……『お花屋』がいいかも♪

売れなくてもいいから、二人でずっとやって行くの。

 

「素晴らしいわね……いや……でも」

 

その前に同棲よね!

朝も夜お互いに求め合うような爛れた性活……。

 

『ゆっ幽香さんこれ以上でないよ……』

 

『だ~め まだ寝かさないわよ』

 

『ふええ』

 

いいっ! 実にいい!

考えただけで、体が熱くなった……。

ちょっとイッてしまったわ……。

 

「……違うわね 楓も当然成長するから」

 

楓も大きくなって……

大きくなるっていうのはアソコじゃなくて体や心の事ね。

キャッ! 私ったらはしたない

きっと『幽香さん』じゃなくて『幽香』になるわね。

 

『幽香』いい響きね。

 

そして、立派になった楓に抱きしめられて。

 

『幽香……今日もいっぱい愛してあげるね』

 

『いっぱい愛して……』

 

『幽香!』

 

『楓!』

 

「ぐふふふふ……夢が広がるわ」

 

やばい、妄想が止まらない。

いつまでもここにいるとまずい気がするので。

退散することにしよう。

 

「その前に……んっ」

 

楓の口に軽く口づけをした……大好きよ楓♪

 

「いっぱいしちゃおう♪」

 

起きないようにそっとね♪

 

「チュッチュ♪」

 

耳や首筋やおでこにいっぱいした。

 

「ふぅ~ ちょっとだけ満足したわ……じゃあね~」

 

私は窓から飛び立った。

 

――

―――

――――

 

「ふぁ~ あれ?」

 

なんだか体からいい匂いがする。

幽香さんの匂いがする気が……。

 

「今日は幽香さんの所に行こうかな」

 

そんな事を考えながら、朝の準備をした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。