※この作品はR-18です。

おいでよ カルデアの森   作:一火

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ビーストなのに角が無い?股間に立派な角が生えているでしょーが。








Fate/Call Dear

 外宇宙の巫術者でもある『降臨者』――アビゲイル・ウィリアムズ。彼女の形容し難い触手に囲まれながら、元人類最後のマスターはクリプター達が会議に使っていた巨大なテーブルの中心にどこから用意したのか、椅子ごと鎮座していた。

 腰かけ、膝の上に少女を乗せる少年。少女の異端なる姿に目を瞑れば仲の良い兄妹に見えない事もないがいかんせん、その当の本人達が凶悪過ぎるし、周りで蠢いている邪神の触手が目の毒過ぎる。

 

「あ、あ、あぁッッ――――!!」

 

「はぁい、SAN値チェック入りまーす。皆さんはダイスを振ってくださいねー。あら、オフェリアちゃんだけが失敗。5減少でーす♡狂気表は2。『パニック状態で逃げ出す』。いやぁー、見え過ぎるのも問題ですよねー」

 

 ケラケラと楽しそうに笑うコヤンスカヤの声と、オフェリアの狂乱した声が木霊する。恐慌状態に陥ったオフェリアはキリシュタリアの身を案ずる事なくそのまま映像ごと消えてしまった。

 

 その様子を見て、悪い事しちゃったかな……と反省するように頬を掻きながら、闖入者は自己紹介を始めた。

 

「あ――コホン、どうも初めまして先輩方。一般枠の補欠マスターです」

 

「……どうやってここに入って来た?虚数空間から浮上するのはそう容易ではな無い筈だが」

 

「ん?コヤンちゃんからは概ねAチームの情報を教えてもらったから、その縁を勝手に辿ってこちらにお邪魔しただけだけど?」

 

 クリプターを代表して問いかけるキリシュタリアにそうあっけらかんと返答する彼。

 

「……お前はどちらの味方なのだ?コヤンスカヤ」

 

「自分の味方に決まっているでしょう。当たり前の事、聞かないでもらえますぅ?」

 

 今ここに確かに実体を伴って存在しているのはキリシュタリアだけ。元人類最後のマスターは彼の事をコヤンスカヤに教えてもらったという、たったそれだけの縁だけで無理矢理キリシュタリアが担当する異聞帯へ割り込んで来たのだ。

 

「アンダーソンちゃんは一体、どこでこんな子をスカウトしてきたのかしら……」

 

「ハハハハッ!これのどこが何の才能も無い一般枠!?査問会の連中は本当にそんな資料を鵜呑みにしたのかよ!!頭の先から爪先まで余す所なく狂っている現物のコイツを見てよぉっ!!」

 

 

 各々、ここにいるクリプター達は又聞きでしかその補欠枠のマスターの事は知らなかった。何の才も血筋もコネクションも無い、魔術師とすら言えない一般人が自分達の代わりに人理を修復したと。

 

 話が違う。自分達が人理を修復出来ずに何もかも終わっていた事ではない。

 目の前にいるこの存在のどこを見て一般人だと思えるのだと。

 

「下がれマスター。黒髪の野郎も確かにやべーけど、下にいるクソガキもさっきからここにいる全員に殺意を向けてんぞ」

 

 そしてサーヴァントとしての責務を果たすようにキリシュタリアのサーヴァント。神霊という普通のサーヴァントとは一線を画す英霊。「お前なんかムラッとしたわ」と言う理由で海神ポセイドンに犯され、男になって、何故かサーヴァントになってまた女に戻っている性別転換なんのそのギリシャ神話に名高き王、カイニスも戦闘体勢に入ったままこの場に現れた。

 

 

「あら?おねーさん、アナルが弱そうな顔をしているわ」

 

「おいこのガキ頭おかしいぞ。どういう教育してんだテメー、マスターだろ」

 

「こらアビー、初対面の人にそんな言葉遣いしちゃいけません」

 

「あぁ、ごめんなさい座長さん。私ったらイケない娘だわ。はしたない言葉使って……これはまた座長さんにお仕置きしてもらわないといけないわ」

 

 敵陣真っただ中と言えるのにそのマスターは我が家の如くリラックスした雰囲気だった。

 彼が纏う空気の異常性、非凡性、規格外っぷり。テーブルの中心に陣取る彼を見て、クリプター達は多種多様な反応を示していた。

 

 その中で一番、彼の空気に呑まれていたのはカドック・ゼムルプスだった。ついさっきまで抱いていた妬みも遥か彼方へと追いやってしまう程の自分との明確な差。差というよりも生き物として根本から違うような……。

 

「は、ハハ――。一般枠?補欠マスター?僕達を含めて、全員節穴も良い所だったな…………あぁ、そうかよ。世界を救うにはそれぐらいイカれてなきゃいけないって事か」

 

 敵愾心が削がれてしまう程の逸脱ぶりも良い所だった。いま目の前にいるコイツはどちらかと言えば、ベリルやデイビット寄りだ。既存の常識じゃ測れない。成程、それは自分達を舐めるわけだ。コイツにとって僕達は一度負けている敗北者の集まりなんだから――とカドックは自嘲染みた笑みを浮かべた。

 

「ここに来たのは私達に対しての復讐かしら?補欠枠のマスターちゃん」

 

「あぁ――、そういうじゃないんだ。ペペのお姐さん。っていうかオネェキャラって初見だから何か新鮮」

 

「……じゃ、何しに?」

 

「顔見せかな?文学少女チックな先輩。お互いに知ってはいても顔だけはまだ直接会ってないでしょ。そういうのは良くないと思うんだ。相手の事をよく知らないままってのは、無知の放置こそ一番の罪ってね。せっかく、カルデアにいた同じマスターなんだからさ」

 

「随分と友好的だが、それは昔の話だ。元人類最後のマスターよ。お互いに譲れない目的がある以上戦い以外の未来は無い」

 

 キリシュタリアは言う。もう既に異星の神の力を借りて、人理は漂白された。手を取り合えるという分水嶺はとっくに過ぎた。クリプターのほぼ全てがこの星の覇権を目指している以上、最後に残った旧人類であるカルデアとクリプター達は争う以外に道は無いと。

 

「そもそも友好的になりてぇんなら、てめぇのサーヴァントぐらいちっとは抑えておけっつー話だ。ここの連中全員をゴミのような目でしか見てねぇぞ」

 

「座長さんの平穏を奪っておいて、殺気に留めているだけまだ温情がある方だと思うわ、神霊(笑)のおねーさん。メディア・リリィさんだったら、貴方達全員今ここでパンケーキになっていたもの」

 

「……パンケーキって何?」

 

 芥ヒナコの疑問に答える者はいない。

 

「吠えるじゃねぇか。たかだか神性モドキを持ったガキがよぉ」

 

「触手プレイがお好み?それとも座長さんに太ぉぉい丸太でヒィヒィされる方がいいかしら?大丈夫よ、どんなにエッチな顔になってもダ・ヴィンチちゃんさんと北斎さんが可愛く描いてあげるわ」

 

「…………ブチ殺されてぇかクソガキ」

 

「いあ、いあ!いや、よ……ふふ、フフフフフフフ」

 

 どうどうとカイニスとメンチを切り合っていたアビゲイルを落ち着かせる為に彼は彼女の頭を撫でる。まぁ、殺気と挑発に留まっているだけ本人の言う通り、温厚な方なのだろう。白騎士だったり溶岩水泳部の方々だったり、そっち方面の方々だったらもっと場は紛糾していたというか会話すらまず成立していない可能性が。

 

「ここまで来た以上戦い以外の道は無い。けど、俺としては色々と疑問なんだ。確かにコヤンちゃんの言う通り、俺は君達からチャンスを奪ったといえるマスターだけど。だからといって人理を救えなかったから既存の人理を滅ぼして、新しい世界を作り出すという発想に本当に至るのか。だって元々Aチームは人理修復の筆頭として集められたチームでしょ?」

 

 汎人類史を救ったマスターは穏やかに朗らかに、親しみを持ってクリプター達に語りかける。

 それは普段の日常なら特別可笑しい所は無いが、今この場にはそぐわない異端の表情。

 だがクリプター達の誰もがその表情に嫌悪感を抱けない。

 

 

「自分の命と天秤にかけられたから仕方なくその神様に従っているのか?それとも蘇生される際に頭の中を弄られたのか?それとも各々、個別の思惑があって今の立場に甘んじているのか?それともマリスビリーが集めたクリプター自体、人理修復以外の意味があったのか?それとも、それとも、それとも…………とまぁ、いくらでも可能性は考えられるけどそれ込みで一度、話合って、戦い合って、面と向かって正喰(正直)にぶつかり合った方がいいと思ったんだ。人間ってのはそうやって相互理解していくべきじゃない?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 飄々と彼は話し続ける。今ここで不意討ちのように君達を問答無用に叩き潰すのは何か違うと。

 

 

「あぁ、成程。そういう事か」

 

 今まで沈黙を守っていたデイビットが口を開く、合点がいったと。

 

「何が成程なのかしらね?」

 

「ソイツにとって俺達は一度敗北した脱落者だ。そしてそれを本気で忍びないと思っている。たった一度のミスで何もかも無かった事にされるのは……あまりにも冷たいと。だからここでチャンスを与えている。敗者復活戦とでも言うべきか……。要するにこれは()()()()()()()()()()()()だ。多少、形式は違うがな」

 

 天才にして、異端。誰も理解しないし、誰からも理解されない異常者デイビット・ゼム・ヴォイドはクリプター達の中で最も正しくこの人類悪候補生の思惑を把握していた。

 

 

 

 

「ならば証明して見せろと言うのだろう?俺達にも世界が救えると吠えるのならば……。()()()()()()()()()()()()、な……」

 

「なっ……!!」

 

 今、コイツは何と言った?デイビットの台詞に他クリプター達が本日一番の爆弾に驚愕する。彼は何でそこまで驚いているのか理解出来ないといった風に言葉を続けた。

 

「あの触手の演出に誤魔化されたな。この場に現れたのはソイツのサーヴァントの能力では無い。ソイツ自身の単独顕現だ。単独顕現を持つなら必然的にビースト以外にあり得ないだろう?」

 

 

 

「おぉ、さすがはダ・ヴィンチちゃんが天才と評するだけの事はある。あぁ、うん。何か言いたい事、大体言われちゃったかな。……………………はは、あはははは――――!まさか、この俺がゲーティアの真似事をするなんて思わなかったけどね!」

 

 

 アビゲイルとこの場に乱入した時の覇気すら前座に過ぎなかったと、クリプターの円卓を包む空気がさらに重苦しく形容し難いモノへ。――――あるいは、目覚めさせてはいけないナニかを目覚めさせてしまった……そんな取り返しのつかない事をしてしまったような感覚に陥っていく。

 

 姿だけはどこにでもいる平凡な少年の外見も目に見えて変化する。

 

 今まで精々、肩までの長さしか無かった彼の黒髪が腰まで伸びる。右手の甲にあった令呪も伸び、服の下で全身の()()を覆う程の画数と成る。先程まで場を圧迫していた彼の威圧、そして魔力……いやそれに準ずる未知のナニかが留まる事を知らずに高まり続ける。

 

 

 

「慢心込みで魔神王ロールプレイだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 遂げる。蛹であった獣は未だ不完全であれど、人類悪へと羽化を遂げる。

 

 

 

「救ってみせろ。抗ってみせろ。俺は俺の手が届く世界を守ろう。その為に君達の世界を取り込もう」

 

 

 

 アビゲイルの概念触手ではない。彼の背後から伸び続ける数多の白き魔手が顕れる。

 

 この瞬間、人類最後のマスターであった彼は存在せざるビーストへと至る。

 

 ()()()で、人類()への昇華の為の供物として捧げられる創作物は五つ。

 

 

 

 

 

 ――お集まりの紳士諸賢、淑女の皆様。 これよりアンデルセンが語りますは一人の男の物語

 

【童話作家 ハンス・クリスチャン・アンデルセン作:『カルデア国物語』解放】 

 

 

 ――人間はなんて美しいんでしょう(How beauteous mankind is!)素晴らしい新世界(O brave new world)。さぁ、さぁ、さぁ、存分に貴方様の業を世界に示すとよろしい!!

 

【劇作家 ウィリアム・シェイクスピア作:『カルデア業物語』解放】

 

 

 ――君は君の道を進めばいい。生憎、それについていく物好きが大勢いるんだよ。私も含めてね?……そろそろ、私も自分がメインの話を書いてみたいな――。だってこんなに美人なんだぜ?

 

【天才芸術家 レオナルド・ダ・ヴィンチ作:『カルデア寝物語』解放】

 

 

 ――これでかなりの世界を敵に回してしまったZE!チェリーボーイやヴァージンには刺激が強いR18の桃色バラエティ!笑いと涙とエロ有りのHBチャンネルはじまりますよ――♡

 

【月の超級AI BB作:『HBチャンネル』解放】

 

 

 ――ふんぐるいふんぐるい、ふたぐんふたぐん……白きに輝くマスター殿の墨を存分に塗りたくるサ!いざいざご賢覧あれ!『蛸女と獣男』!異世界、桃色、肉荒び!

 

【浮世絵師 葛飾北斎作:『官能会之故姦通』解放】

 

 

 

 

 あらゆる媒体で彼の旅路を物語る英霊達の織物。それはまさに宝具とも呼べる代物だろう。

 

 無辜の怪物のように、あるいは物語や人々の口へ口へと移る流言がその人物を形作るように……。

 

 月の裏の海で童話作家が最低最悪の真性悪魔を生み出したように。

 

 捧げられた5つの宝具は誇張無しに間違いなく、カルデアに来てからの彼の人生を記し、表現し、形作るものだとしたら――。

 

 彼の奥底にあった獣性は今、ここで存在せざるビーストとして目覚めかける。

 

『親』しみを持って近づき、『深』きに結び付き、『信』を交わし、『真』の愛を得る。

 

 ストライクゾーンに入るなら『神』様だって愛してみせる。

 

 遠い未来、英霊となった彼が人類悪――『ビースト0』へと至る第七宝具にも当たるその宝具の名は――。

 

 

 

 

 

 

Call Dear(親愛なる 貴方へ)

 

 

 

 

 

 

 彼を最低(最高)の姿へと昇華させる作品達によって異聞帯を喰らい尽くす獣が生まれる。

 

 

「Call Dear…………カル、デア……」

 

 

 クリプターの誰かの呟きを最後に異星の神の尖兵達による会議の場は崩れ出す。

 円卓があった間も、その建造物も、観音像のように伸び続ける彼の白き千手が崩壊させていく。

 

 ――まさに災害。

 

 その悪魔の手はやせ細ったブリテンの土地に作物を芽生えさせる程のエネルギーを持っている。だが、過剰なエネルギーは場合によっては毒になる。有機物だろうと、無機物だろうと、ビースト0が生命力をその気になって止める事なく与え続ければ、キリシュタリアがいた建物は空気を入れ過ぎて破裂した風船のように音を立てて、崩れていく。

 

 人類悪と化した彼の第一宝具『白式官能』。彼が物質と認識すれば、無限に迸る生命力を与える事が出来る。それはこの獣の匙加減で快楽となり、痛みともなり、あるいは死ともなる。

 

「こんな場所にはもういられないわ…………わ、私は自分の異聞帯に引き籠らせてもらう!」

 

「それどうあがいてもフラグよヒナコ」

 

「うっわぁぁおぉ――――、予想以上に凄まじい…………。これはこれは私も転職をちょっと考慮に入れておくべきかしら?ビースト0……貴方、カルデアに所属しているマスターの中で文句無しにダントツ一等賞で愉快だったわ」

 

 

 

 決壊していくその場でもはや個々の異聞帯から映し出しているホログラムも保ってられない。これからのクリプター達の未来を示すかのように一つ、一つ、コヤンスカヤのも含めて、消えていく。唯一、この場で実体を持っているキリシュタリアとカイニスも崩壊している建造物から身を投げ出していった。

 

「馬鹿な――――」

 

「おい、一旦引くぞマスター。この身を裂くほどの屈辱だがあの野郎は本当に只の顔見せみてぇだ。今ここでオレ達と戦り合うつもりはねぇぇ……あひゅぅんぅっ!?」

 

 白き官能手の一つがカイニスの尻を撫でた。そこから与えられるのはもう彼とズブズブの関係になっている眷属(お嫁さん)達からすれば挨拶程度の控え目な快楽。それでも今までまともな官能を知らなかった彼女にとっては衝撃的な物だった。

 

「まぁ、アビーに暴言を吐いたって事でワンセクハラさせてもらったよ。文句があったら君も全力で挑んでくるといい。君みたいな気の強い()の子は大歓迎だ」

 

「あははははっ!『あひゅぅんぅっ』だって!可愛らしいお声だったわおねーさん!今の貴女なら好きになれそうだわぁ」

 

「おっけぇ……そんなに死にてぇかぁっ……!!」

 

 褐色の肌を紅く紅潮させ、怒りと湧き上がってしまった快感で吠えるカイニスの手も宙へ宙へと浮かび上がり続ける人類悪とそれに傅く魔女に届く事は無い。

 

 

 白きに輝く魔手と光り輝く概念触手に包まれたまま、空間の狭間へと戻っていく二人の姿の何と異形な光景の事か。まるで嵐が過ぎ去った後のような惨事だが、これでも彼にとっては只の顔見せだった。

 

 

 

「世界は終わらない。誰か一人の手で滅ぶ物でも、救う物でも無い。それでも君達が諦めず、厚顔無恥に、我こそは人理を救う者だ!と言うのなら、力の限り、叫び、足掻き、(人類悪)に挑んでくるがいい」

 

 怒りも悲しみも絶望もその一切を断って、楽しみと悦びと希望と親しみを持ってその獣は笑う。

 

「――何なのだ、貴様は……?」

 

 

 異界の彼方、別次元の向こうへと消えていく存在せざる人類悪にキリシュタリアは問わずにいられなかった。

 

 

 

「問われたのなら答えよう――。親しみを込めてこう呼ぶがいいさ!『ビースト0/デアー(親愛)』と!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上の過程をもって彼のクラスは決定された。人類最後のマスターなぞ偽りの名。

其は"自身の好きな人と共に生きたいという"人間が誰しも持ちうる当たり前の感情。だがその感情も規模が膨れ上がれば、度が過ぎれば、極限まで昂れば、ここまでの力を――人類に牙を剥く大災害になり得る結果となる。七つの可能性の外で終わりをもたらす番外的かつ平和的な『愛』。

その名もビースト0/デアー。存在せざる人類悪の一人、『親愛』の理を持つ獣である。














Call Dear(親愛なる 貴方へ)

ランク:EX
種別:対人宝具(自身)
使用者:元人類最後のマスター

カルデアに来てからの彼の人生をあらゆる媒体、あるゆる方面から語り、記し、映し、創作し、存在せざるビーストへと至らせる事が出来る。
もし遠い未来、彼が英霊になる事があるとしたら、恐らくこれが第『七』宝具となるだろう。
今回、彼がクリプターへ宣戦布告しに来た時に捧げられた供物は5つ。だがこの数でもまだ彼は完全に人類悪とは成っていない。
かの魔神王が特異点を『七』つ作り出したように。
虚構のセイレムを創り出した魔神柱が『七』度繰り返したように。
マリスビリーがクリプターなる者達を『七』人集めたように。
『七』という不変たる数字は宇宙を含めても万象に関わる特異性を持つ――――。


【童話作家 ハンス・クリスチャン・アンデルセン作:『カルデア国物語』】

【劇作家 ウィリアム・シェイクスピア作:『カルデア業物語』】

【天才芸術家 レオナルド・ダ・ヴィンチ作:『カルデア寝物語』】

【月の超級AI BB作:『HBチャンネル』】

【浮世絵師 葛飾北斎作:『官能会之故姦通』】

【文筆家 ■■■■■■■・デ■■作:『カルデア偽物語』】

【映画監督 ■■■■■・メ■■■作:『女体世界旅行』】

以上の『七』つをもって彼は完全なるビースト0へと到達する。恐れる事なかれ、侮る事なかれ、心を許す事なかれ、彼は親しみを持って君達の大事な世界を奪いに来るぞ。









•ビースト0/デアー


真名:■■ ■■
理:親愛



ステータス
筋力:A
耐久:A+
敏捷:B
魔力:EX
幸運:A
宝具:EX

クラス別スキル
獣の権能:C
単独降臨:A
それは時空どころか、世界、宇宙の壁さえ超えてしまう在り方。いつ如何なる時も気を抜く事なかれ、獣と成った彼はふとした時に隣に――――。



保有スキル
ネガ・ライフ:EX
彼の生き方そのもの。あるいは人理が焼却されようとサーヴァント達と通じ、体を交わし合い、受肉させる程の尽きる事無き生命力そのもの。彼は愛すべき者達と共に生きる為ならどんな無謀も通す。愛すべき者達と楽しんで生きる為ならどんな無茶だって行っていく。その為には人の身は少々脆弱過ぎたのかもしれない。
これは目の前にある壁や試練やシリアスを破壊する為に無限に成長していく最悪の星の開拓者スキル。絶対にボス系には持たせたらダメな奴。


魅了(ゼロ):A+(現在使用不可)
ビーストとなった彼のスキル。
他者にいきなり好意を与えるのではなく、負の感情をゼロにする。敵意や害意、嫌悪感を抱きづらいスキル。人畜無害、人当たりの良さの極致。絆ゼロスタート。隣人の如き平凡な雰囲気に惑わされ、不用意に近づいたら最後、もし彼のお目に適ってしまったら、そこからギュイーンと絆Pが溜まり、人たらし、たぶらかし、口説き、愛撫、ズブズブと最後まで絡め取られてしまう。これに対抗し、彼に敵意を抱くには、それを凌駕する程の大望と意志……それこそ世界に匹敵する想いを抱かないといけない。
――――――。
――――――。





『白式官能』
ランク:EX
種別:対界宝具
使用者:ビースト0/デアー
ついに最悪の観音像が彼の後ろに顕れてしまった……。
ビースト/デアーの背後から伸びる無数の白き手。
それは彼のお眼鏡に叶った対象に快楽を与える対雌宝具。あるいは殲滅すべき対象に無慈悲に生命力を供給し、破裂させ、叩き潰す対界宝具。この手が伸びる範囲は彼の視界に映る所ならどこまでも。
ちなみにCCC編においてマーリンが本気を出した彼が快楽天とヤり合ったら地球が滅びると言っていたのはこの事。キアラさんは「ンきもちぃいいっ……」ってイキ続けるけど、とばっちりでこの宝具を喰らってしまった地球君は「らめぇぇぇっ……」って滅びます。是非も無いネ。



英霊:グダお

第一宝具:『百式官能』
第二宝具:『模倣(まねっこ)宝具』
第三宝具:『人繋ぎの大秘宝庫(マテリアルボックス)
第四宝具:『性神と妻達の部屋(アダム&イブズ)
第五宝具:『這い寄る絶望(リョグダコ・ポテプ)
第六宝具:『この世全ての精(ファビアナ・スペルマ)
第七宝具:『Call Dear(親愛なる 貴方へ)




人類悪:デアー

第一宝具:『白式官能』
第二宝具:――
第三宝具:――
第四宝具:――
第五宝具:――
第六宝具:――
第七宝具:――



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